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古道具屋ツクモ(1)
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『古道具屋ツクモ』
見上げた店の、どことなく古ぼけた小さな看板には、そう書いてある。
メモを片手に、もう片手に小さな包みを抱えながら、ビクトルはここだよな、とひとりごちる。
がっしりとした体つきの青年だった。短い茶色の髪に、くるりと動く萌黄色の瞳。表情がのんびりとしているせいかともすればいかつくなりそうな顔立ちも、どことなく愛嬌がある。
彼の服装は、この街では一目見て衛兵と分かる。濃灰と臙脂が身頃で切り替わる、襟付きの官服にベルトを巻き、生成り色のズボンに革のブーツ。剣を差している。
彼は街を警邏する隊のもので、また生まれたときからこの街に住んでいるため、家の近く一帯では彼を知らないものはない。
ビクトルもまた、街をそれなりに知っていると自負していたが――
この、今から訪ねようとする店のことは、まったく知らなかった。
まあ、ビクトルが動き回る区画というのも、賑わう商業区画と下町と呼ばれる平民でもやや貧しい階層のものが住む部分だ。この店一帯は商業区でもなければ下町でもなく、普段行かない裕福層の区画である。
人通りが少ない、開けた通りの角で、なんとなく居心地は悪い。
店はこざっぱりした外装で、一見何の建物かわからない。民家とも違うが、だからといって店屋だと思うものもたぶんいない。
「……入ってみるか」
その控えめすぎて見落としそうな吊り看板がかかった店に、とりあえず入らなければ話は進まない。
ドアを押すと、チリン、とちいさなベルの音がする。
中は、薄暗かった。
まず目に入ってきたのは、奥のちいさいカウンターと、手前の机だ。……そこだけは、きれいに片付けられていたから。
あとは、店のどこも、色んなものが置いてあって……これは足の踏み場もないというやつだ。
どこか埃っぽい。自分の部屋のほうがマシだと思えるほどの乱雑さに、ビクトルは思わず顔をしかめた。
なるほど、古道具屋。
聞いてもよく分からなかったのだが、これを見れば一発だ。
色んな道具は、すべて使い古されたようなものだった。
10年ほど前から見かけなくなった水がめに、古い裁縫箱、糸紡ぎ機ももう家庭にはない。ほうきらしいものは絵本の魔女が持っているような、はさみがまとめてどんと籠に入れてある。ペン立てに、よく分からないネズミのような豚のようなオブジェ。手入れのされていない剣もある。戦闘用のナイフとペティナイフが一緒に並んでいるのは……
「いらっしゃい」
見入っていたビクトルは、いきなりかかった声にびくっと肩を震わせる。
「あ、ども……」
振り返ると、いつの間にかカウンターの中に人がいた。
そこにいるなら店主だろうと、なんとなく思っていて……予想と違っていて、驚いて目を瞬かせた。
そこにいたのは、自分とそう変わらない歳の青年だった。
妙に店に馴染んでいるから、店員なのだろう。古ぼけた空間に似合う青年というのは、どうなのか。
黒髪の、どこかぼんやりとした濃い色の目をしている。顔立ちはやや細いが、身体も中肉中背と普通なのでそんなものか。
清潔感のあるシャツに、ローブのような羽織を着ている。
「……何をお求めで?」
すこしかすれ気味の、高くも低くもない声。
それに促されて、ようやく目的を思い出した。
「あ、ああ、ここでは、何でも引き取ってもらえると聞いて」
「……」
カウンターの青年は一度ビクトルの頭からつま先まで見て、それから腕に抱えた包みに目を留める。
「……また、すごいものをお持ちですね」
「分かるのか!?」
びっくりして、ビクトルは彼に詰め寄った。
カウンター越しに正面に立ったビクトルから逃げるように一歩下がった彼は、表情を変えず、頷く。
「ええ、分かります。なかなかのものだ。それを?」
「ああ、迷惑だろうけど、俺じゃこういうのはちょっと……」
「もちろんです。では、引き取りと言うことで」
立ち話もなんですから、と彼はすっとカウンターの奥の方へ腕を指し示した。
「中へどうぞ」
青年に連れられて中に入ると、そこは応接間のような部屋だった。
質素な造りで調度もないが、ソファーとテーブルは置いてあり、商談に使っているのだろう。
座って待っていてくれと言われて、ソファーに腰掛ける。持ち込んだものはテーブルの上に置いた。
一度さらに続きの部屋に入った青年は、それほどかからず戻ってきた。
「どうぞ」
「あ、あざっす」
出されたのは、黒い飲み物……コーヒーだ。裕福層の飲み物で、最近庶民にも出回って来たが……なかなかこの店はいい趣味らしい。
「拝見させていただく」
彼が座ってすぐに、目の前の包みに手を伸ばす。思い切りがいいな、と思ったが、包みを見て分かるほどの人間だ、大丈夫なんだろう。
そのへんの手ぬぐいで包んだそれが、姿を現す。
見るだけなら、ただの小箱だ。
大きさはビクトルの手のひらの一回り大きい。装飾は上品な彫り模様と、金属でかたどった花模様。鳥も描かれていて、新品だったらさぞや美しい品だっただろう。もうだいぶ古びていて、色が剥げたり装飾が欠けたりしている。
「なるほど」
何が分かったのか、青年はひとつ頷いて、おもむろに懐から取り出した紙切れを、その上に置く。
何やら落書きのような不思議な絵が見えた気がしたが、手ぬぐいで包み直そうとしたのですぐに隠れてしまった。
「なあ!何置いたんだそれ!?」
気になる。
こういうのは、とても。
わくわくするビクトルに、ふっと、青年は目を細めた。
「それは、検閲かなにかで?」
「は?」
ものすごく、一気に警戒されたのが、肌で感じた。
「そんなんじゃないけど?」
「……衛兵さん、もう少しご自分の職業を自覚なさってくださいね」
「うわーそういうこと言われたの初めてだなー」
びっくりした。
大人しそうに見えた青年だったが、そうでもないらしい。
そして、彼の言うことももっともだった。
「すまねえ、ただの好奇心だった。忠告ありがたい。今後気をつける」
「……ええ、こちらもすみません。すこしうちは、難しい扱いなもので」
「ああ、魔法関係なんだろ?」
「……」
「あっ、容赦のない表情!悪かったって!」
ものすごい睨まれた。
なかなか難しい人間らしい。
今までも調子に乗るな、とは冗談交じりで言われたことは何度もある。自分でも自覚しているから、これは軽率としかいいようがない。
「すまない、もう聞かない」
「これは、御札というものです」
「オフダ?」
……意外と、あっさり教えてくれた。
しかし、聞いたことがない言葉だ。
「細工箱に置いたものです。これは、封印の役割を果たします」
「細工箱?封印?」
「……」
青年は指先で目頭を揉んだ。
どことなく、自分が新人時代に面倒をかけたときの隊長の仕草と似ている。
「……まず、これは細工箱です。知らないということは、開けることが出来なかったのですか?」
「ああ、家族総出で開けようと頑張ったんだが」
「この、蓋に見える部分は蓋ではないんです」
再び広げて見せてくれた箱を、指先でつつく。
「え?」
「そうですね……」
青年はまた御札というものを何枚も出し、小箱を中心にして机に並べた。
それから、箱を斜めに持ち上げ、側面の方を調べて……
「うわ!?開いた!?」
カタン、と棒状のものがいくつか出てきて、ぱか、と底板と上の部分が完全に分離した。
蓋だと思っていたところは、そう見せかけてあっただけだったのか。
底板を覆うようにあった上部分が取り払われ、現れたのは……
「宝石?」
青と白、それと黒っぽい筋が幾重にも走った、丸い石だった。
それが、中央の台座にはまっている。
「ええ、ですが、そこまで値打ちはないですね、きっと」
じっと見た青年はそう判断した。やはり、鑑定などもするのだろう。
「ですが、とても大事に……大事にされすぎたようです」
「され過ぎた?」
不思議な言葉だ。
それが悪いことのように彼は言った。
「……怨念がこもっています。人の強い想いが、この品に宿っている」
「あ!?」
幽霊みたいなものだろうか。
本当に、怪奇現象だったようだ――家族が怖がって訴えたように。
青年の濃い茶の瞳が、じっとビクトルを見つめた。
「これはあなたの持ち物ではないんですよね」
「ああ……」
「できるだけ手に入れたときのことを詳しく教えてくださいますか」
「分かった」
見上げた店の、どことなく古ぼけた小さな看板には、そう書いてある。
メモを片手に、もう片手に小さな包みを抱えながら、ビクトルはここだよな、とひとりごちる。
がっしりとした体つきの青年だった。短い茶色の髪に、くるりと動く萌黄色の瞳。表情がのんびりとしているせいかともすればいかつくなりそうな顔立ちも、どことなく愛嬌がある。
彼の服装は、この街では一目見て衛兵と分かる。濃灰と臙脂が身頃で切り替わる、襟付きの官服にベルトを巻き、生成り色のズボンに革のブーツ。剣を差している。
彼は街を警邏する隊のもので、また生まれたときからこの街に住んでいるため、家の近く一帯では彼を知らないものはない。
ビクトルもまた、街をそれなりに知っていると自負していたが――
この、今から訪ねようとする店のことは、まったく知らなかった。
まあ、ビクトルが動き回る区画というのも、賑わう商業区画と下町と呼ばれる平民でもやや貧しい階層のものが住む部分だ。この店一帯は商業区でもなければ下町でもなく、普段行かない裕福層の区画である。
人通りが少ない、開けた通りの角で、なんとなく居心地は悪い。
店はこざっぱりした外装で、一見何の建物かわからない。民家とも違うが、だからといって店屋だと思うものもたぶんいない。
「……入ってみるか」
その控えめすぎて見落としそうな吊り看板がかかった店に、とりあえず入らなければ話は進まない。
ドアを押すと、チリン、とちいさなベルの音がする。
中は、薄暗かった。
まず目に入ってきたのは、奥のちいさいカウンターと、手前の机だ。……そこだけは、きれいに片付けられていたから。
あとは、店のどこも、色んなものが置いてあって……これは足の踏み場もないというやつだ。
どこか埃っぽい。自分の部屋のほうがマシだと思えるほどの乱雑さに、ビクトルは思わず顔をしかめた。
なるほど、古道具屋。
聞いてもよく分からなかったのだが、これを見れば一発だ。
色んな道具は、すべて使い古されたようなものだった。
10年ほど前から見かけなくなった水がめに、古い裁縫箱、糸紡ぎ機ももう家庭にはない。ほうきらしいものは絵本の魔女が持っているような、はさみがまとめてどんと籠に入れてある。ペン立てに、よく分からないネズミのような豚のようなオブジェ。手入れのされていない剣もある。戦闘用のナイフとペティナイフが一緒に並んでいるのは……
「いらっしゃい」
見入っていたビクトルは、いきなりかかった声にびくっと肩を震わせる。
「あ、ども……」
振り返ると、いつの間にかカウンターの中に人がいた。
そこにいるなら店主だろうと、なんとなく思っていて……予想と違っていて、驚いて目を瞬かせた。
そこにいたのは、自分とそう変わらない歳の青年だった。
妙に店に馴染んでいるから、店員なのだろう。古ぼけた空間に似合う青年というのは、どうなのか。
黒髪の、どこかぼんやりとした濃い色の目をしている。顔立ちはやや細いが、身体も中肉中背と普通なのでそんなものか。
清潔感のあるシャツに、ローブのような羽織を着ている。
「……何をお求めで?」
すこしかすれ気味の、高くも低くもない声。
それに促されて、ようやく目的を思い出した。
「あ、ああ、ここでは、何でも引き取ってもらえると聞いて」
「……」
カウンターの青年は一度ビクトルの頭からつま先まで見て、それから腕に抱えた包みに目を留める。
「……また、すごいものをお持ちですね」
「分かるのか!?」
びっくりして、ビクトルは彼に詰め寄った。
カウンター越しに正面に立ったビクトルから逃げるように一歩下がった彼は、表情を変えず、頷く。
「ええ、分かります。なかなかのものだ。それを?」
「ああ、迷惑だろうけど、俺じゃこういうのはちょっと……」
「もちろんです。では、引き取りと言うことで」
立ち話もなんですから、と彼はすっとカウンターの奥の方へ腕を指し示した。
「中へどうぞ」
青年に連れられて中に入ると、そこは応接間のような部屋だった。
質素な造りで調度もないが、ソファーとテーブルは置いてあり、商談に使っているのだろう。
座って待っていてくれと言われて、ソファーに腰掛ける。持ち込んだものはテーブルの上に置いた。
一度さらに続きの部屋に入った青年は、それほどかからず戻ってきた。
「どうぞ」
「あ、あざっす」
出されたのは、黒い飲み物……コーヒーだ。裕福層の飲み物で、最近庶民にも出回って来たが……なかなかこの店はいい趣味らしい。
「拝見させていただく」
彼が座ってすぐに、目の前の包みに手を伸ばす。思い切りがいいな、と思ったが、包みを見て分かるほどの人間だ、大丈夫なんだろう。
そのへんの手ぬぐいで包んだそれが、姿を現す。
見るだけなら、ただの小箱だ。
大きさはビクトルの手のひらの一回り大きい。装飾は上品な彫り模様と、金属でかたどった花模様。鳥も描かれていて、新品だったらさぞや美しい品だっただろう。もうだいぶ古びていて、色が剥げたり装飾が欠けたりしている。
「なるほど」
何が分かったのか、青年はひとつ頷いて、おもむろに懐から取り出した紙切れを、その上に置く。
何やら落書きのような不思議な絵が見えた気がしたが、手ぬぐいで包み直そうとしたのですぐに隠れてしまった。
「なあ!何置いたんだそれ!?」
気になる。
こういうのは、とても。
わくわくするビクトルに、ふっと、青年は目を細めた。
「それは、検閲かなにかで?」
「は?」
ものすごく、一気に警戒されたのが、肌で感じた。
「そんなんじゃないけど?」
「……衛兵さん、もう少しご自分の職業を自覚なさってくださいね」
「うわーそういうこと言われたの初めてだなー」
びっくりした。
大人しそうに見えた青年だったが、そうでもないらしい。
そして、彼の言うことももっともだった。
「すまねえ、ただの好奇心だった。忠告ありがたい。今後気をつける」
「……ええ、こちらもすみません。すこしうちは、難しい扱いなもので」
「ああ、魔法関係なんだろ?」
「……」
「あっ、容赦のない表情!悪かったって!」
ものすごい睨まれた。
なかなか難しい人間らしい。
今までも調子に乗るな、とは冗談交じりで言われたことは何度もある。自分でも自覚しているから、これは軽率としかいいようがない。
「すまない、もう聞かない」
「これは、御札というものです」
「オフダ?」
……意外と、あっさり教えてくれた。
しかし、聞いたことがない言葉だ。
「細工箱に置いたものです。これは、封印の役割を果たします」
「細工箱?封印?」
「……」
青年は指先で目頭を揉んだ。
どことなく、自分が新人時代に面倒をかけたときの隊長の仕草と似ている。
「……まず、これは細工箱です。知らないということは、開けることが出来なかったのですか?」
「ああ、家族総出で開けようと頑張ったんだが」
「この、蓋に見える部分は蓋ではないんです」
再び広げて見せてくれた箱を、指先でつつく。
「え?」
「そうですね……」
青年はまた御札というものを何枚も出し、小箱を中心にして机に並べた。
それから、箱を斜めに持ち上げ、側面の方を調べて……
「うわ!?開いた!?」
カタン、と棒状のものがいくつか出てきて、ぱか、と底板と上の部分が完全に分離した。
蓋だと思っていたところは、そう見せかけてあっただけだったのか。
底板を覆うようにあった上部分が取り払われ、現れたのは……
「宝石?」
青と白、それと黒っぽい筋が幾重にも走った、丸い石だった。
それが、中央の台座にはまっている。
「ええ、ですが、そこまで値打ちはないですね、きっと」
じっと見た青年はそう判断した。やはり、鑑定などもするのだろう。
「ですが、とても大事に……大事にされすぎたようです」
「され過ぎた?」
不思議な言葉だ。
それが悪いことのように彼は言った。
「……怨念がこもっています。人の強い想いが、この品に宿っている」
「あ!?」
幽霊みたいなものだろうか。
本当に、怪奇現象だったようだ――家族が怖がって訴えたように。
青年の濃い茶の瞳が、じっとビクトルを見つめた。
「これはあなたの持ち物ではないんですよね」
「ああ……」
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