8 / 56
第一話 あの子と食べたかぼちゃプリン
7
しおりを挟む
決行は金曜日、終業後。
僕と宗川さんは専務である越野さんに時間を取ってもらった。
越野さんはディズニーキャラクターの熊にそっくりの、でっぷりお腹が突き出たおじさんで、矢嶋に比べるとずっと穏やかでのそのそ歩き、しゃべり方も穏やかだ。
穏やかだからこそ、何を考えているのかよくわからない怖さがある。
僕と宗川さん、越野さんで会議室に入り、スマートフォンに録音されていた音声を流す。垂れ流される矢嶋の怒号、聞くのも憚られるような言葉の数々。越野さんの眉間の皺が、みるみるうちに深くなる。
「今は音声だけですが、これだけじゃありません。書類を投げつけるとか、机を叩く、椅子を蹴るなんてしょっちゅう。営業三課の全員が被害に遭っています。これは立派なパワハラです」
そして僕は、退職届を机の上に置いた。退職願より強く退職の意思を表せる退職届は、最後の切り札だった。
「僕はもうこれ以上は我慢できませんし、辞めることを決めています。
でもこのままやめたら越野さんはこのことを知らず、課の体質は変わらない。
うちの課の退職率は、異常ですよ。四月に入ってから、もう五人も辞めている。
そのせいで他の人たちの負担は重くなるばかり。これは会社にとって大きな損失です」
「……言いたいことは、よくわかるんだけどね」
越野さんが子どもに噛んで含めるような声を出した。
「矢嶋の言ってることもやってることもあきらかにパワハラだし、今の時代にはそぐわない。
でもね、僕や彼の若い頃なんて、この比じゃなかったんだよ。
胸倉を掴まれることもふつうにあったし、何日も家に帰らせてもらえないこともあった。
それでも誰も、訴えることなんてなかったんだ」
「つまり、自分たちは我慢したんだから、お前たちも我慢しろよということですか?」
宗川さんがぴしゃりと言った。
僕は意外だった。この人がこんなにはっきりと怒りを口にするなんて。越野さんが目を泳がせる。
「そういうことは言ってない、言ってないんだけど。
僕は、矢嶋は君たちに期待しているだけだと思うんだ。期待しているからあえて厳しくして、苦言も吐く。
今はなんでもかんでもパワハラだなんだって言うけれど、それはおかしいと思うんだよ。
愛の鞭まで制裁されて、言いたいことも言えない。結果、若い社員たちは伸びていかず、ちょっと嫌なことがあればすぐ辞めてしまう。
君たちの言い分はわかるけど、陰でこそこそこんなことをするのは、ちょっとやり過ぎじゃないのかね」
気が付いたらふるふると指先が震えていた。
期待しているからあえて厳しくしている? 愛の鞭だ? 冗談じゃない。
厳しくされているのと、単に当たられているのと、それぐらい僕だって見分けがつく。
矢嶋は部下の成長を見込んで、あえて嫌われ役を買って出ているような殊勝な上司じゃない。ただ自分の怒りの矛先を、僕たちでストレス発散しているだけだ。
「やり過ぎ、ですか。でもこちらはどうでしょう」
今度は宗川さんが自分のスマホを取り出した。画面に表示されるのはラインのスクリーンショット。
そのやり取りに、僕は思わず息を呑んだ。
『おつかれさん』既読
『おーい無視すんなよ』既読
『無視するなって言ってるだろ!』既読
『すみませんお風呂に入っていました、用件は何でしょうか』既読
『宗川さんって彼氏いるの?』既読
『それは業務に関係あることでしょうか』既読
『は?お前何言ってんの?聞かれたことに答えろよ』既読
『いませんが、それを矢嶋さんに話す必要がありますか』既読
『かわいくねえ女だな、どうせ処女だろ』既読
『相当こじらせてんだろうなお前』既読
『なあ胸見せろよ』既読
『どうせ誰にも見せたことないし、これからも見られる予定ないんだろ?一生それじゃ可哀想だし、俺が相手してやんよ』既読
『やめてください』既読
『本当にやめてください』既読
『訴えますよ?』既読
『訴えるってどこに?wお前みたいな貧相な女にセクハラしてるって言っても、誰も信じねえよw』既読
『いいからさっさと写真送れよ』既読
「これは……」
さすがの越野さんも絶句していた。矢嶋が部下のことを思って厳しくしている上司、という仮説は、これで完全に成り立たなくなった。
宗川さんが唇を真一文字に引き結んで続ける。
「一度だけじゃないです。何度もこんなことがあったんですよ。これでも矢嶋を庇いますか?」
「……ちょっと、本人を呼ぼう」
越野さんが矢嶋を呼び出し、現れた本人は越野さんの前なので、いつもよりは低姿勢ではあったけれど、それでもセクハラについては頑なに否定した。
「越野さん、こんなの信じてるんすか!? こいつ俺をハメようとしてるんですよ!」
「信じてるも何も、どう見ても君とのやり取りじゃないか。このアカウント、あきらかに君のだろう?」
「アカウントだけならいくらでも偽造できます! 宗川は俺をハメて、セクハラ男だってレッテルを貼って、この会社から締め出す気なんですよ! そんな計略に騙されるんですか!?」
「いやしかしね君……」
がたん、と扉が開いて、ひとりの女性がつかつかとこちらに歩み寄ってくる。矢嶋の顔がみるみる青くなっていく。
「お前、なんでここに……」
「宗川さんから相談を受けて、あなたのスマホをチェックしていたの。あなた、パスワードを自分の誕生日にしているでしょう。ロック解除するの、かんたんだったわ。
だから私の写真フォルダにも、このスクリーンショットと同じものがある」
はじめて会う矢嶋の奥さんが、自分のスマホを突き出す。今にもその場に崩れ落ちそうな矢嶋に、奥さんの怒号が突き刺さる。
「あなたは家でも横柄で、私も子どももずっと我慢していたけれど、まさか会社でもこんなことをしていたなんて! しかもこんな若い子にセクハラ! ありえないわ!!」
「ご、ごめん……その、これは本心じゃ……」
「本心じゃないっていうの? さかのぼってトーク履歴を見たけれど、この宗川さんに私の悪口をずいぶん吹き込んでたみたいね?
若い頃は美人だったのに今ではすっかりおばさんだの、家具を買い替えるみたいに妻もリサイクルショップに引き取ってもらえたらいいのにだの、ずいぶんひどいことを言ってくれたじゃない!!」
「す……すまない、本当に。反省しています……」
矢嶋はみっともなく震えながらその場に腰をつき、奥さんに向かって土下座した。
プライドが高いタイプだと思っていたが、危機的状況にあるとあっけなく態度を翻すようだ。奥さんはふん、と鼻を鳴らす。
「こんなの許せるわけないでしょう! 既にあなたがあちこちのキャバクラでお姉ちゃんたちに貢いで、子どもたちの進学費を使いこんでいることも調べがついてるのよ!
ちゃんと弁護士をつけて、離婚させていただきます。慰謝料と養育費は、しっかり払ってもらいますからね!!」
どうかそれだけは、お許しください、と矢嶋は顔を真っ赤にし、涙目で訴えたが、奥さんは頑として聞き入れなかった。
宗川さんがにやっと笑って、僕を見上げた。
僕と宗川さんは専務である越野さんに時間を取ってもらった。
越野さんはディズニーキャラクターの熊にそっくりの、でっぷりお腹が突き出たおじさんで、矢嶋に比べるとずっと穏やかでのそのそ歩き、しゃべり方も穏やかだ。
穏やかだからこそ、何を考えているのかよくわからない怖さがある。
僕と宗川さん、越野さんで会議室に入り、スマートフォンに録音されていた音声を流す。垂れ流される矢嶋の怒号、聞くのも憚られるような言葉の数々。越野さんの眉間の皺が、みるみるうちに深くなる。
「今は音声だけですが、これだけじゃありません。書類を投げつけるとか、机を叩く、椅子を蹴るなんてしょっちゅう。営業三課の全員が被害に遭っています。これは立派なパワハラです」
そして僕は、退職届を机の上に置いた。退職願より強く退職の意思を表せる退職届は、最後の切り札だった。
「僕はもうこれ以上は我慢できませんし、辞めることを決めています。
でもこのままやめたら越野さんはこのことを知らず、課の体質は変わらない。
うちの課の退職率は、異常ですよ。四月に入ってから、もう五人も辞めている。
そのせいで他の人たちの負担は重くなるばかり。これは会社にとって大きな損失です」
「……言いたいことは、よくわかるんだけどね」
越野さんが子どもに噛んで含めるような声を出した。
「矢嶋の言ってることもやってることもあきらかにパワハラだし、今の時代にはそぐわない。
でもね、僕や彼の若い頃なんて、この比じゃなかったんだよ。
胸倉を掴まれることもふつうにあったし、何日も家に帰らせてもらえないこともあった。
それでも誰も、訴えることなんてなかったんだ」
「つまり、自分たちは我慢したんだから、お前たちも我慢しろよということですか?」
宗川さんがぴしゃりと言った。
僕は意外だった。この人がこんなにはっきりと怒りを口にするなんて。越野さんが目を泳がせる。
「そういうことは言ってない、言ってないんだけど。
僕は、矢嶋は君たちに期待しているだけだと思うんだ。期待しているからあえて厳しくして、苦言も吐く。
今はなんでもかんでもパワハラだなんだって言うけれど、それはおかしいと思うんだよ。
愛の鞭まで制裁されて、言いたいことも言えない。結果、若い社員たちは伸びていかず、ちょっと嫌なことがあればすぐ辞めてしまう。
君たちの言い分はわかるけど、陰でこそこそこんなことをするのは、ちょっとやり過ぎじゃないのかね」
気が付いたらふるふると指先が震えていた。
期待しているからあえて厳しくしている? 愛の鞭だ? 冗談じゃない。
厳しくされているのと、単に当たられているのと、それぐらい僕だって見分けがつく。
矢嶋は部下の成長を見込んで、あえて嫌われ役を買って出ているような殊勝な上司じゃない。ただ自分の怒りの矛先を、僕たちでストレス発散しているだけだ。
「やり過ぎ、ですか。でもこちらはどうでしょう」
今度は宗川さんが自分のスマホを取り出した。画面に表示されるのはラインのスクリーンショット。
そのやり取りに、僕は思わず息を呑んだ。
『おつかれさん』既読
『おーい無視すんなよ』既読
『無視するなって言ってるだろ!』既読
『すみませんお風呂に入っていました、用件は何でしょうか』既読
『宗川さんって彼氏いるの?』既読
『それは業務に関係あることでしょうか』既読
『は?お前何言ってんの?聞かれたことに答えろよ』既読
『いませんが、それを矢嶋さんに話す必要がありますか』既読
『かわいくねえ女だな、どうせ処女だろ』既読
『相当こじらせてんだろうなお前』既読
『なあ胸見せろよ』既読
『どうせ誰にも見せたことないし、これからも見られる予定ないんだろ?一生それじゃ可哀想だし、俺が相手してやんよ』既読
『やめてください』既読
『本当にやめてください』既読
『訴えますよ?』既読
『訴えるってどこに?wお前みたいな貧相な女にセクハラしてるって言っても、誰も信じねえよw』既読
『いいからさっさと写真送れよ』既読
「これは……」
さすがの越野さんも絶句していた。矢嶋が部下のことを思って厳しくしている上司、という仮説は、これで完全に成り立たなくなった。
宗川さんが唇を真一文字に引き結んで続ける。
「一度だけじゃないです。何度もこんなことがあったんですよ。これでも矢嶋を庇いますか?」
「……ちょっと、本人を呼ぼう」
越野さんが矢嶋を呼び出し、現れた本人は越野さんの前なので、いつもよりは低姿勢ではあったけれど、それでもセクハラについては頑なに否定した。
「越野さん、こんなの信じてるんすか!? こいつ俺をハメようとしてるんですよ!」
「信じてるも何も、どう見ても君とのやり取りじゃないか。このアカウント、あきらかに君のだろう?」
「アカウントだけならいくらでも偽造できます! 宗川は俺をハメて、セクハラ男だってレッテルを貼って、この会社から締め出す気なんですよ! そんな計略に騙されるんですか!?」
「いやしかしね君……」
がたん、と扉が開いて、ひとりの女性がつかつかとこちらに歩み寄ってくる。矢嶋の顔がみるみる青くなっていく。
「お前、なんでここに……」
「宗川さんから相談を受けて、あなたのスマホをチェックしていたの。あなた、パスワードを自分の誕生日にしているでしょう。ロック解除するの、かんたんだったわ。
だから私の写真フォルダにも、このスクリーンショットと同じものがある」
はじめて会う矢嶋の奥さんが、自分のスマホを突き出す。今にもその場に崩れ落ちそうな矢嶋に、奥さんの怒号が突き刺さる。
「あなたは家でも横柄で、私も子どももずっと我慢していたけれど、まさか会社でもこんなことをしていたなんて! しかもこんな若い子にセクハラ! ありえないわ!!」
「ご、ごめん……その、これは本心じゃ……」
「本心じゃないっていうの? さかのぼってトーク履歴を見たけれど、この宗川さんに私の悪口をずいぶん吹き込んでたみたいね?
若い頃は美人だったのに今ではすっかりおばさんだの、家具を買い替えるみたいに妻もリサイクルショップに引き取ってもらえたらいいのにだの、ずいぶんひどいことを言ってくれたじゃない!!」
「す……すまない、本当に。反省しています……」
矢嶋はみっともなく震えながらその場に腰をつき、奥さんに向かって土下座した。
プライドが高いタイプだと思っていたが、危機的状況にあるとあっけなく態度を翻すようだ。奥さんはふん、と鼻を鳴らす。
「こんなの許せるわけないでしょう! 既にあなたがあちこちのキャバクラでお姉ちゃんたちに貢いで、子どもたちの進学費を使いこんでいることも調べがついてるのよ!
ちゃんと弁護士をつけて、離婚させていただきます。慰謝料と養育費は、しっかり払ってもらいますからね!!」
どうかそれだけは、お許しください、と矢嶋は顔を真っ赤にし、涙目で訴えたが、奥さんは頑として聞き入れなかった。
宗川さんがにやっと笑って、僕を見上げた。
11
あなたにおすすめの小説
(学園 + アイドル ÷ 未成年)× オッサン ≠ いちゃらぶ生活
まみ夜
キャラ文芸
年の差ラブコメ X 学園モノ X オッサン頭脳
様々な分野の専門家、様々な年齢を集め、それぞれ一芸をもっている学生が講師も務めて教え合う教育特区の学園へ出向した五十歳オッサンが、十七歳現役アイドルと同級生に。
子役出身の女優、芸能事務所社長、元セクシー女優なども登場し、学園の日常はハーレム展開?
第二巻は、ホラー風味です。
【ご注意ください】
※物語のキーワードとして、摂食障害が出てきます
※ヒロインの少女には、ストーカー気質があります
※主人公はいい年してるくせに、ぐちぐち悩みます
第二巻「夏は、夜」の改定版が完結いたしました。
この後、第三巻へ続くかはわかりませんが、万が一開始したときのために、「お気に入り」登録すると忘れたころに始まって、通知が意外とウザいと思われます。
表紙イラストはAI作成です。
(セミロング女性アイドルが彼氏の腕を抱く 茶色ブレザー制服 アニメ)
題名が「(同級生+アイドル÷未成年)×オッサン≠いちゃらぶ」から変更されております
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写と他もすべて架空です。
物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜
丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。
与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。
専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、
失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。
そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、
セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。
「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」
彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、
彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。
嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、
広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、
独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。
栄養と愛情を取り戻したセレナは、
誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、
社交界で注目される存在となる。
一方、セレナを失った伯爵家は、
彼女の能力なしでは立ち行かず、
ゆっくりと没落していくのだった――。
虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。
竜華族の愛に囚われて
澤谷弥(さわたに わたる)
キャラ文芸
近代化が進む中、竜華族が竜結界を築き魑魅魍魎から守る世界。
五芒星の中心に朝廷を据え、木竜、火竜、土竜、金竜、水竜という五柱が結界を維持し続けている。
これらの竜を世話する役割を担う一族が竜華族である。
赤沼泉美は、異能を持たない竜華族であるため、赤沼伯爵家で虐げられ、女中以下の生活を送っていた。
新月の夜、異能の暴走で苦しむ姉、百合を助けるため、母、雅代の命令で月光草を求めて竜尾山に入ったが、魔魅に襲われ絶体絶命。しかし、火宮公爵子息の臣哉に救われた。
そんな泉美が気になる臣哉は、彼女の出自について調べ始めるのだが――。
※某サイトの短編コン用に書いたやつ。
書籍化の打診が来ています -出版までの遠い道のり-
ダイスケ
エッセイ・ノンフィクション
ある日、私は「書籍化の打診」というメールを運営から受け取りました。
しかしそれは、書籍化へと続く遠い道のりの一歩目に過ぎなかったのです・・・。
※注:だいたいフィクションです、お察しください。
このエッセイは、拙作「異世界コンサル株式会社(7月12日に電子書籍も同時発売)」の書籍化の際に私が聞いた、経験した、知ったことの諸々を整理するために書き始めたものです。
最初は活動報告に書いていたのですが「エッセイに投稿したほうが良い」とのご意見をいただいて投稿することにしました。
上記のような経緯ですので文章は短いかもしれませんが、頻度高く更新していきますのでよろしくおねがいします。
後宮の偽花妃 国を追われた巫女見習いは宦官になる
gari@七柚カリン
キャラ文芸
旧題:国を追われた巫女見習いは、隣国の後宮で二重に花開く
☆4月上旬に書籍発売です。たくさんの応援をありがとうございました!☆ 植物を慈しむ巫女見習いの凛月には、二つの秘密がある。それは、『植物の心がわかること』『見目が変化すること』。
そんな凛月は、次期巫女を侮辱した罪を着せられ国外追放されてしまう。
心機一転、紹介状を手に向かったのは隣国の都。そこで偶然知り合ったのは、高官の峰風だった。
峰風の取次ぎで紹介先の人物との対面を果たすが、提案されたのは後宮内での二つの仕事。ある時は引きこもり後宮妃(欣怡)として巫女の務めを果たし、またある時は、少年宦官(子墨)として庭園管理の仕事をする、忙しくも楽しい二重生活が始まった。
仕事中に秘密の能力を活かし活躍したことで、子墨は女嫌いの峰風の助手に抜擢される。女であること・巫女であることを隠しつつ助手の仕事に邁進するが、これがきっかけとなり、宮廷内の様々な騒動に巻き込まれていく。
あやかし警察おとり捜査課
紫音みけ🐾書籍2冊発売中!
キャラ文芸
※第7回キャラ文芸大賞にて奨励賞を受賞しました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
【あらすじ】
二十三歳にして童顔・低身長で小中学生に見間違われる青年・栗丘みつきは、出世の見込みのない落ちこぼれ警察官。
しかしその小さな身に秘められた身体能力と、この世ならざるもの(=あやかし)を認知する霊視能力を買われた彼は、あやかし退治を主とする部署・特例災害対策室に任命され、あやかしを誘き寄せるための囮捜査に挑む。
反りが合わない年下エリートの相棒と、狐面を被った怪しい上司と共に繰り広げる退魔ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる