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第二話 モンブランは地味だけど
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「お姉さん、ミハトちゃんっていうの? かわいい名前だね」
レジでお会計をしていると、ふたりで来ていた会社員風の男性のうち、財布を出したほうのひとりが胸の名札を指さして言った。
スーツを着ているのに茶髪、耳にはピアス。いかにも遊び慣れてるタイプだけれど、顔はけっこう悪くない。
「はい、佐倉美波斗(さくらみはと)って言います。ちょっとキラキラネームっぽいですよね」
「えー、今どきそれくらいでキラキラネームとか言わないでしょ。てか、名前だけじゃなくて顔もかわいい」
「おい、お前」
連れの男性が脇腹を小突き、遠くにいた先輩ウエイトレスが不審そうにこちらを窺っている。心配してくれているのだろう。
でもあたしはこんなの平気。そりゃ、誰もいない路地裏で声をかけられて、車に引きずり込まれそうになったら恐怖だろうけど、ここはバイト先で今は勤務中。ナンパなんて慣れっこ。
あたしは男から向けられる好意以上に、気持ちのいいものを知らない。
「よかったらこれ、連絡して。俺のID」
男性はさくっとメモにラインIDを書いて渡してきて、あたしは連絡しますともなんとも言わず、ありがとうございましたー、とウエイトレスらしきお辞儀をして送り出した。
大学生になってすぐに、地元鎌倉にあるこのファミレスでバイトを始めたけれど、週に一度はこんなことがある。別に、ちっとも嫌じゃない。
そりゃ、汚いおじさんとかキモオタだったらウザいけど、今みたいに恰好いい人だったら大歓迎。恰好いい人からナンパされちゃうあたしすごい、ってなるもん。
もっとも、こうやって強引に連絡先を渡されても、その後つながったことなんてない。いくらあたしだって、顔に惹かれてその場で声をかけてくるような男と、付き合うつもりはない。今日もメモは退勤時、ロッカーで着替えた後にゴミ箱の中へ。時計は二十二時を少し過ぎている。
バイトは平日に二日、夕方から夜にかけての五時間と、土日どちらかのランチタイム。大学生のバイトはこれくらいがちょうどいい。今はお金を稼ぐことより、プライベートを充実させたいし。
「お疲れ様でしたー」
従業員用の裏口から出て、彼氏の江端(えばた)泰(たい)治(じ)にラインするけれど、一向に既読にならない。
泰治と知り合ったのは一年と三カ月前、大学生になってはじめての夏。友だちの浮島有紗(うきしまありさ)と一緒に行った合コンで、あたしから声をかけた。
いかにもこういう場に慣れていなさそうな、真面目でおどおどした感じが、今まで付き合ってきた男たちと違って、かわいいなと思った。
話してみると泰治があたしよりひとつ年上の、医大生だということがわかった。
こんなのもう、逃すテはない。なんせ相手は将来のお医者様、これ以上ない優良物件だ。
女の子に慣れてないのか、デートに持ち込んでも泰治は手すらつないでこないし、それどころか最初は会話するのもひと苦労だったけれど、押して、押して、押しまくって、三カ月後なんとか付き合うことができた。
そしてもうすぐ一年。
最近、泰治はあまり会ってくれない。地元鎌倉の女子大に通うあたしにはうまく想像できないけれど、医学部って本当に授業がハードで忙しいらしく、特に三年生になってからは実験ばかりで、ついていくのが大変なのだという。
だから会うのは週に一度から三週間に一度に減ったし、ラインの返事も遅れてくることが多い。それに対して不満はあるけれど、医者になりたいのは泰治の夢だし、彼女として応援しないテはない。
「よし、たまには労ってやらなきゃね」
あたしは家に向かいかけたけど、方向転換して鎌倉駅を目指した。
泰治は京急シーサードラインの福浦駅に近いマンションに住んでいて、鎌倉からだとまずはJRで逗子に出て、さらに京急逗子線で金沢八景へ、そしてモノレール、という距離の割に面倒くさい行き方をしなきゃいけない。
改札を出ると、海からの風がふんわりと髪を撫でる。まだ秋の盛りだけど、あと一カ月もすればすっかり風が冷たくなって、冬が来る。
今年のクリスマスだってぜったい泰治と一緒に過ごすんだから、その前にしっかり彼女らしいことをしておこう。
途中で買ったワインとおつまみが入ったビニール袋を片手に、うきうきとインターフォンを押す。返事がない。
ラインだって一向に既読にならないし、もしかして寝てる? いやいや、まだ二十三時だ。今どきの大学生が寝る時間じゃない。
もう一度鳴らすけど応答はなく、どこか出かけてるのかなあ、と残念な気持ちでUターンしかけると、扉の向こうで音がした。
「泰治、いるのー?」
なかに向かって声を張る。なんとなくだけど、悪い予感がした。ぱたぱたと音がして、ゆっくり扉が開かれる。
寝ていたって感じじゃなかった。寝ぐせもついてないし、服だって清潔なシャツを着ている。人の良さそうな奥二重の目が、ちょっと怯えるようにあたしを見ている。
「どうしたの、こんな時間に」
「どうしたのって。あたし彼女だよ? いきなり来たって別にいいじゃん」
「いや、悪いなんて言ってないよ」
「とにかく入れてー? 今ひとりでしょ?」
「い、いや」
「いやって何? 誰かいるの?」
「そういうわけじゃないけど、今は……」
泰治の様子はぎこちなく、あきらかに何かを隠している。まさか、と思って玄関の三和土に目をやると、ぼろぼろのスニーカーが見えた。
泰治が履くには小さすぎるサイズ。どう考えても女物。しかもこのスニーカー、なんとなく見覚えがある……。
「美波斗、待って!」
叫ぶように言った泰治を押しのけるように、靴を脱ぐのももどかしく押し入った。泰治の家はワンルームで、キッチンとリビング兼寝室の間をドアが塞いでいる。そのドアを開けると、フローリングの隅にぺたりと座り込んでいる女がいた。
「千和子……?」
信じられない思いで、あたしはその名を呼んだ。自分の声がみっともなく震えていた。
千和子はあたしの高校時代からの同級生で、同じ部活だったこともあって仲が良く、大学に入っても腐れ縁。もっとも今は、そんなにひんぱんに連絡を取り合ったり、お茶したりすることもない。
学部が違うっていうのもあるけれど、千和子はあたしとは価値観もタイプもまるで違う。
常にすっぴんで牛乳瓶の底みたいなダサダサ眼鏡、おしゃれにだってまったく気を遣わない。はっきり言って一緒に歩くのにも躊躇するような子。
あたしが高校時代から浮き名を流し、彼に浮気されただの、フラれただの、そんな話をしていても、「恋愛って大変なんだね」って他人事みたいなコメントをするだけで、だからまさか千和子がこんなことをするなんて、想像だにしなかったのだ。
「ごめん、美波斗ちゃん」
千和子が真っ青な唇でそう言って、あたしは反射的に掴みかかろうとした。その前に泰治が千和子の前に立ちふさがり、思いきり頭を下げた。
「美波斗、ごめん、本当にごめん!!」
「ごめんじゃないわよ、ちゃんと説明してよ! どうして千和子がここにいるのよ、あんたたち今まで何してたの!?」
「それは……すべて美波斗が想像しているとおりだよ」
「何それ……」
世界がたちまち色を失って、ただのモノトーンになる。
あたしは泰治の彼女でい続けるために、あらゆる努力をしてきた。メイク、髪型、ネイルや脱毛処理だって手を抜いたことがない。バイト代だって半分以上、エステにつぎ込んでいる。
すべては泰治にかわいいあたしを見てもらいたいから、なのに……。
「あたしというものがありながら、こんな地味ブスと浮気するとか何考えてるの!?」
叫ぶように言ったあたしに泰治も千和子も、何も言い返さない。黙ってひたすら、怒りを受け止めているだけ。そんな態度を取られると、余計止まらなくなる。
「へえそうなんだ、いつからそうなったか知らないけど、あんたたちふたりであたしのこと笑ってたんでしょ? 美波斗はなんにも知らない、馬鹿だから気づかないって思ってたわけ?
そうよ、そりゃそうよ、あたしよりかわいくてきれいな子ならさておき、千和子だもん! 泰治の趣味、サイテーだね! こんな三流のお笑い芸人にもなれないような子と浮気するとか、目が腐ってるんじゃないの?」
「美波斗、それ以上は……」
黙らせる代わりに、買ってきたワインボトルを思いきり壁にぶち当てた。派手な音がして破片と、血痕みたいな赤い液体が飛び散る。嗅ぐだけで酔いそうな匂いがあたりに立ち込め、泰治も千和子も唖然としていた。
ドラマとかだとよく、この後ぎざぎざに割れた瓶を凶器にして、殴りかかるんだけど。意外ときれいに割れないもんだな。だいたいそんなことしたって、あたしが傷害罪とかで訴えられるだけ。
警察で友だちに彼氏を盗られましたなんて証言して、警察官にハナで笑われるの嫌だし。
「断言するけどあんたたち、地獄に落ちるから! あたしにこんなひどいことしたんだもん、とうぜんだよね! あたしはあんたらの幸せなんて祈らないし、徹底的に呪ってやる!
たとえあんたらが結婚して子どもができたとしても、その子どもまで不幸になるように、子孫延々呪い続けてやるから!!」
千和子が名前のとおりチワワみたいな真っ黒い目を、ぶるぶる泳がせている。今にも泣きだしそう。
地味ブスのくせになんてことしてんのよ、あんた。
レジでお会計をしていると、ふたりで来ていた会社員風の男性のうち、財布を出したほうのひとりが胸の名札を指さして言った。
スーツを着ているのに茶髪、耳にはピアス。いかにも遊び慣れてるタイプだけれど、顔はけっこう悪くない。
「はい、佐倉美波斗(さくらみはと)って言います。ちょっとキラキラネームっぽいですよね」
「えー、今どきそれくらいでキラキラネームとか言わないでしょ。てか、名前だけじゃなくて顔もかわいい」
「おい、お前」
連れの男性が脇腹を小突き、遠くにいた先輩ウエイトレスが不審そうにこちらを窺っている。心配してくれているのだろう。
でもあたしはこんなの平気。そりゃ、誰もいない路地裏で声をかけられて、車に引きずり込まれそうになったら恐怖だろうけど、ここはバイト先で今は勤務中。ナンパなんて慣れっこ。
あたしは男から向けられる好意以上に、気持ちのいいものを知らない。
「よかったらこれ、連絡して。俺のID」
男性はさくっとメモにラインIDを書いて渡してきて、あたしは連絡しますともなんとも言わず、ありがとうございましたー、とウエイトレスらしきお辞儀をして送り出した。
大学生になってすぐに、地元鎌倉にあるこのファミレスでバイトを始めたけれど、週に一度はこんなことがある。別に、ちっとも嫌じゃない。
そりゃ、汚いおじさんとかキモオタだったらウザいけど、今みたいに恰好いい人だったら大歓迎。恰好いい人からナンパされちゃうあたしすごい、ってなるもん。
もっとも、こうやって強引に連絡先を渡されても、その後つながったことなんてない。いくらあたしだって、顔に惹かれてその場で声をかけてくるような男と、付き合うつもりはない。今日もメモは退勤時、ロッカーで着替えた後にゴミ箱の中へ。時計は二十二時を少し過ぎている。
バイトは平日に二日、夕方から夜にかけての五時間と、土日どちらかのランチタイム。大学生のバイトはこれくらいがちょうどいい。今はお金を稼ぐことより、プライベートを充実させたいし。
「お疲れ様でしたー」
従業員用の裏口から出て、彼氏の江端(えばた)泰(たい)治(じ)にラインするけれど、一向に既読にならない。
泰治と知り合ったのは一年と三カ月前、大学生になってはじめての夏。友だちの浮島有紗(うきしまありさ)と一緒に行った合コンで、あたしから声をかけた。
いかにもこういう場に慣れていなさそうな、真面目でおどおどした感じが、今まで付き合ってきた男たちと違って、かわいいなと思った。
話してみると泰治があたしよりひとつ年上の、医大生だということがわかった。
こんなのもう、逃すテはない。なんせ相手は将来のお医者様、これ以上ない優良物件だ。
女の子に慣れてないのか、デートに持ち込んでも泰治は手すらつないでこないし、それどころか最初は会話するのもひと苦労だったけれど、押して、押して、押しまくって、三カ月後なんとか付き合うことができた。
そしてもうすぐ一年。
最近、泰治はあまり会ってくれない。地元鎌倉の女子大に通うあたしにはうまく想像できないけれど、医学部って本当に授業がハードで忙しいらしく、特に三年生になってからは実験ばかりで、ついていくのが大変なのだという。
だから会うのは週に一度から三週間に一度に減ったし、ラインの返事も遅れてくることが多い。それに対して不満はあるけれど、医者になりたいのは泰治の夢だし、彼女として応援しないテはない。
「よし、たまには労ってやらなきゃね」
あたしは家に向かいかけたけど、方向転換して鎌倉駅を目指した。
泰治は京急シーサードラインの福浦駅に近いマンションに住んでいて、鎌倉からだとまずはJRで逗子に出て、さらに京急逗子線で金沢八景へ、そしてモノレール、という距離の割に面倒くさい行き方をしなきゃいけない。
改札を出ると、海からの風がふんわりと髪を撫でる。まだ秋の盛りだけど、あと一カ月もすればすっかり風が冷たくなって、冬が来る。
今年のクリスマスだってぜったい泰治と一緒に過ごすんだから、その前にしっかり彼女らしいことをしておこう。
途中で買ったワインとおつまみが入ったビニール袋を片手に、うきうきとインターフォンを押す。返事がない。
ラインだって一向に既読にならないし、もしかして寝てる? いやいや、まだ二十三時だ。今どきの大学生が寝る時間じゃない。
もう一度鳴らすけど応答はなく、どこか出かけてるのかなあ、と残念な気持ちでUターンしかけると、扉の向こうで音がした。
「泰治、いるのー?」
なかに向かって声を張る。なんとなくだけど、悪い予感がした。ぱたぱたと音がして、ゆっくり扉が開かれる。
寝ていたって感じじゃなかった。寝ぐせもついてないし、服だって清潔なシャツを着ている。人の良さそうな奥二重の目が、ちょっと怯えるようにあたしを見ている。
「どうしたの、こんな時間に」
「どうしたのって。あたし彼女だよ? いきなり来たって別にいいじゃん」
「いや、悪いなんて言ってないよ」
「とにかく入れてー? 今ひとりでしょ?」
「い、いや」
「いやって何? 誰かいるの?」
「そういうわけじゃないけど、今は……」
泰治の様子はぎこちなく、あきらかに何かを隠している。まさか、と思って玄関の三和土に目をやると、ぼろぼろのスニーカーが見えた。
泰治が履くには小さすぎるサイズ。どう考えても女物。しかもこのスニーカー、なんとなく見覚えがある……。
「美波斗、待って!」
叫ぶように言った泰治を押しのけるように、靴を脱ぐのももどかしく押し入った。泰治の家はワンルームで、キッチンとリビング兼寝室の間をドアが塞いでいる。そのドアを開けると、フローリングの隅にぺたりと座り込んでいる女がいた。
「千和子……?」
信じられない思いで、あたしはその名を呼んだ。自分の声がみっともなく震えていた。
千和子はあたしの高校時代からの同級生で、同じ部活だったこともあって仲が良く、大学に入っても腐れ縁。もっとも今は、そんなにひんぱんに連絡を取り合ったり、お茶したりすることもない。
学部が違うっていうのもあるけれど、千和子はあたしとは価値観もタイプもまるで違う。
常にすっぴんで牛乳瓶の底みたいなダサダサ眼鏡、おしゃれにだってまったく気を遣わない。はっきり言って一緒に歩くのにも躊躇するような子。
あたしが高校時代から浮き名を流し、彼に浮気されただの、フラれただの、そんな話をしていても、「恋愛って大変なんだね」って他人事みたいなコメントをするだけで、だからまさか千和子がこんなことをするなんて、想像だにしなかったのだ。
「ごめん、美波斗ちゃん」
千和子が真っ青な唇でそう言って、あたしは反射的に掴みかかろうとした。その前に泰治が千和子の前に立ちふさがり、思いきり頭を下げた。
「美波斗、ごめん、本当にごめん!!」
「ごめんじゃないわよ、ちゃんと説明してよ! どうして千和子がここにいるのよ、あんたたち今まで何してたの!?」
「それは……すべて美波斗が想像しているとおりだよ」
「何それ……」
世界がたちまち色を失って、ただのモノトーンになる。
あたしは泰治の彼女でい続けるために、あらゆる努力をしてきた。メイク、髪型、ネイルや脱毛処理だって手を抜いたことがない。バイト代だって半分以上、エステにつぎ込んでいる。
すべては泰治にかわいいあたしを見てもらいたいから、なのに……。
「あたしというものがありながら、こんな地味ブスと浮気するとか何考えてるの!?」
叫ぶように言ったあたしに泰治も千和子も、何も言い返さない。黙ってひたすら、怒りを受け止めているだけ。そんな態度を取られると、余計止まらなくなる。
「へえそうなんだ、いつからそうなったか知らないけど、あんたたちふたりであたしのこと笑ってたんでしょ? 美波斗はなんにも知らない、馬鹿だから気づかないって思ってたわけ?
そうよ、そりゃそうよ、あたしよりかわいくてきれいな子ならさておき、千和子だもん! 泰治の趣味、サイテーだね! こんな三流のお笑い芸人にもなれないような子と浮気するとか、目が腐ってるんじゃないの?」
「美波斗、それ以上は……」
黙らせる代わりに、買ってきたワインボトルを思いきり壁にぶち当てた。派手な音がして破片と、血痕みたいな赤い液体が飛び散る。嗅ぐだけで酔いそうな匂いがあたりに立ち込め、泰治も千和子も唖然としていた。
ドラマとかだとよく、この後ぎざぎざに割れた瓶を凶器にして、殴りかかるんだけど。意外ときれいに割れないもんだな。だいたいそんなことしたって、あたしが傷害罪とかで訴えられるだけ。
警察で友だちに彼氏を盗られましたなんて証言して、警察官にハナで笑われるの嫌だし。
「断言するけどあんたたち、地獄に落ちるから! あたしにこんなひどいことしたんだもん、とうぜんだよね! あたしはあんたらの幸せなんて祈らないし、徹底的に呪ってやる!
たとえあんたらが結婚して子どもができたとしても、その子どもまで不幸になるように、子孫延々呪い続けてやるから!!」
千和子が名前のとおりチワワみたいな真っ黒い目を、ぶるぶる泳がせている。今にも泣きだしそう。
地味ブスのくせになんてことしてんのよ、あんた。
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