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#27 人を好きになるということ
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突きつけられたコップを握りしめ、アルフレッドはじっと地面を見つめていた。顔を上げられなかったのは彼の背中を目で追ってしまえば、そのまま追いかけてしまいそうだったからだ。川沿いは冷たい風が容赦なく吹き付ける。自分から言い出したことだ。泣きそうになるのをぐっと堪えた。
これでヴィンセントとの関係も終わりを迎えただろう。自分から彼に近づくこともなければ、彼が声を掛けてくれることもない。アルフレッドが声を掛けるとわずかに面倒くさそうな顔をするが、何に関しても丁寧に対応してくれた。
勉強を教えてと言えば教えてくれたし、遊ぼうと言えば遊んでくれた。そんなヴィンセントが大好きだった。
でも結局のところ、自分は男でヴィンセントも男だ。最後に別れを迎えなければならないなら、いっそ、今、終わらせてしまったほうがいい。すれば傷だって浅く済むと思ったのに、予想以上に堪えた。今日が楽しかったから、余計だ。
最後の思い出なんて作ろうとしなければよかった。そうすれば自分の気持ちをさらけ出す必要もなかったし、ヴィンセントを困らせることもなかった。
辛い。もう声を掛けてくれることも、楽しそうに笑ってくれることもないと思うと、胸が張り裂けそうだ。押し付けられた木製のコップに目を落とす。ホットワインはまだ温かった。
恐る恐るそれに口をつける。飲みなれたはずのワインはアルフレッドが知っている味よりも酷く甘く感じた。
いつしか人が居なくなっていて、周囲はがらんとしていた。新年祭では夜中だろうが賑わいがあるけれど、誕生祭は家族と団欒を楽しむ人も多い。アルフレッドも家に帰ろうと立ち上がる。休暇に入ってから店の手伝いをしていたが、今日は母一人に任せっきりだった。母は気にしないで、と言っていたが、朝から皇女が押しかけてきたりなど色々あったから気がかりだった。
明日からはいつも通りに店の手伝いをしよう。何も無かったように。だから今日だけは彼を想って泣くことを許して欲しかった。
ぐずぐずと鼻を啜りながら家路につく。一頻り泣いたらすっきりして、明日からは何事もなく過ごせそうだ。この思いを抱え続ければいつかは我慢できなくなっていただろうし、このタイミングは本当に良かった、と自分に言い聞かせた。
もうほとんどの店が閉まっている。開いているのは酒場程度だ。市場の中央に酒場はないので家の付近はもうかなり暗くなっている。寒くもなってきたので足早に家へ向かうと、家の裏口にフードを被った数人が立ちふさがっていた。
「……どなたですか」
ここは皇都の中でも中心だ。市場の中心部と言うのもあって治安はいいほうだ。だから母も大金をはたいてここに店を構えたのだが、いかにも不審者然とした彼らはアルフレッドが声を掛けるとくるりと振り返る。中心に立っていた人がパッとフードを外してアルフレッドを見た。
「皇女、殿下」
彼女を見ると今朝を思い出す。ヴィンセントとの約束があるのに彼女は護衛を引き連れて店までやってくると、アルフレッドに対して「出かけるわよ」とこちらの都合などお構いなしにそう言った。無理だと断っても自分のために時間を作るべきだとよく分からないことを言い出し、終いには身分を笠に命令してきた。
それでもアルフレッドは彼女の誘いを何とか断り、三十分も遅れて公園へ向かった。てっきり帰ってしまったかと思ったが、ヴィンセントは待ち合わせ場所のベンチに座って自分を待ってくれていた。嬉しくて嬉しくてつい抱き付いてしまいそうだった。
最後は悲しく終わってしまったが、楽しいこともたくさんあった。ヴィンセントのことを思い出すと笑いそうになると同時に心臓が締め付けられそうなぐらい苦しくもなる。
「どうしたんですか、こんな時間に。もう遅いじゃないですか」
「あなたこそ、こんな時間まで何をしていたの? お母さまを一人にして」
「母に何かしたんですか?」
僅かに嫌な予感が過る。収穫祭以降、彼女に対してきっぱりと断ってきたけれど、アルフレッドが思い通りに動かなくて苛立ちを抱えているのは気付いていた。
「まさか。あなたの大事なお母さまですもの、何もしていないわ」
「じゃあ、なぜ……」
皇女は薄っすらと笑みを浮かべてアルフレッドを見ている。
「あなた、好きな人がいたのね」
「…………え?」
「驚いたわ。しかもわたしの婚約者なんですもの」
皇女は相変わらず冷たさを覚えるような笑顔を浮かべている。今朝、必死になって断ったと言うのに、彼女は諦めきれなかったのかアルフレッドの後を付いてきていたのだろう。
「た、確かにヴィンセント様とは遊ぶ約束をしていました。でも……」
「見てたわ、全部」
アルフレッドはごくりと息を呑む。
「ねえ、どうして彼なの? あれは男じゃない」
「それは……」
同性だとか異性だとか考える前に好きになってしまった。婚約者を奪われ、何もしていないのにいじめの主犯にされて、生徒会の役員から外されて、学校で行われる舞踏会には他の男が婚約者をエスコートしていた。そんな場面を目の当たりにしてもヴィンセントは毅然としていて、他の生徒からイジメられているアルフレッドを助けてくれた。あれこれ噂されるのが嫌だから人前では助けないと言っていたのに。誰もアルフレッドを助けてくれなかったのに、一番の被害者であるヴィンセントだけがアルフレッドに手を差し伸べてくれた。
好きにならないはずがなかった。
「確かに公爵家っていうのは魅力的よ。でも男同士だし、彼がいいなら、わたくしでもいいじゃない」
「どういう、ことですか?」
「わたくしは皇女よ? 彼より、身分が上なの」
その言葉を聞いた瞬間、心底、彼女に落胆した。
「わたくしのほうがあなたを幸せにしてあげれるわ。よく考えて、アルフレッド」
「そう……、ですね」
呆れながらそう答えると、皇女の顔が少し明るくなるのが見えた。
「皇女殿下は、俺のどこが好きなんですか?」
「え?」
「俺はヴィンセント様が男だって言うことを忘れてしまうぐらい好きなんです。あの人が貴族だからとか、そういうことは一つも考えたことがありません。俺はあの人が貴族じゃなくても、きっと好きになっていました」
結局のところ、皇女はアルフレッドが好き、と言うよりも、この顔を持つアルフレッドを装飾品としか思っていないのだ。だからどこが好きなのか、と尋ねられても答えられない。
アルフレッドはヴィンセントの好きなところがいくらでも出てくる。本気で人を好きになったからこそ、彼女の好意がどれほど薄っぺらいのか気付かされてしまう。
「皇女殿下。俺よりいい男はたくさんいますよ」
そう言ってアルフレッドは一歩下がって皇女に頭を下げる。
「申し訳ありません。あなたの気持ちには答えられません」
視界に映る皇女の手がプルプルと震えているのが見えた。平民にここまで言われるのは彼女にとって恥だったのだろう。これまで皇女という立場で手に入らないものはなかったのだろう。
「覚えていなさいよ」
「……え?」
「何でもないわ」
そう言って皇女は護衛を引き連れてアルフレッドの前から去って行った。
これでヴィンセントとの関係も終わりを迎えただろう。自分から彼に近づくこともなければ、彼が声を掛けてくれることもない。アルフレッドが声を掛けるとわずかに面倒くさそうな顔をするが、何に関しても丁寧に対応してくれた。
勉強を教えてと言えば教えてくれたし、遊ぼうと言えば遊んでくれた。そんなヴィンセントが大好きだった。
でも結局のところ、自分は男でヴィンセントも男だ。最後に別れを迎えなければならないなら、いっそ、今、終わらせてしまったほうがいい。すれば傷だって浅く済むと思ったのに、予想以上に堪えた。今日が楽しかったから、余計だ。
最後の思い出なんて作ろうとしなければよかった。そうすれば自分の気持ちをさらけ出す必要もなかったし、ヴィンセントを困らせることもなかった。
辛い。もう声を掛けてくれることも、楽しそうに笑ってくれることもないと思うと、胸が張り裂けそうだ。押し付けられた木製のコップに目を落とす。ホットワインはまだ温かった。
恐る恐るそれに口をつける。飲みなれたはずのワインはアルフレッドが知っている味よりも酷く甘く感じた。
いつしか人が居なくなっていて、周囲はがらんとしていた。新年祭では夜中だろうが賑わいがあるけれど、誕生祭は家族と団欒を楽しむ人も多い。アルフレッドも家に帰ろうと立ち上がる。休暇に入ってから店の手伝いをしていたが、今日は母一人に任せっきりだった。母は気にしないで、と言っていたが、朝から皇女が押しかけてきたりなど色々あったから気がかりだった。
明日からはいつも通りに店の手伝いをしよう。何も無かったように。だから今日だけは彼を想って泣くことを許して欲しかった。
ぐずぐずと鼻を啜りながら家路につく。一頻り泣いたらすっきりして、明日からは何事もなく過ごせそうだ。この思いを抱え続ければいつかは我慢できなくなっていただろうし、このタイミングは本当に良かった、と自分に言い聞かせた。
もうほとんどの店が閉まっている。開いているのは酒場程度だ。市場の中央に酒場はないので家の付近はもうかなり暗くなっている。寒くもなってきたので足早に家へ向かうと、家の裏口にフードを被った数人が立ちふさがっていた。
「……どなたですか」
ここは皇都の中でも中心だ。市場の中心部と言うのもあって治安はいいほうだ。だから母も大金をはたいてここに店を構えたのだが、いかにも不審者然とした彼らはアルフレッドが声を掛けるとくるりと振り返る。中心に立っていた人がパッとフードを外してアルフレッドを見た。
「皇女、殿下」
彼女を見ると今朝を思い出す。ヴィンセントとの約束があるのに彼女は護衛を引き連れて店までやってくると、アルフレッドに対して「出かけるわよ」とこちらの都合などお構いなしにそう言った。無理だと断っても自分のために時間を作るべきだとよく分からないことを言い出し、終いには身分を笠に命令してきた。
それでもアルフレッドは彼女の誘いを何とか断り、三十分も遅れて公園へ向かった。てっきり帰ってしまったかと思ったが、ヴィンセントは待ち合わせ場所のベンチに座って自分を待ってくれていた。嬉しくて嬉しくてつい抱き付いてしまいそうだった。
最後は悲しく終わってしまったが、楽しいこともたくさんあった。ヴィンセントのことを思い出すと笑いそうになると同時に心臓が締め付けられそうなぐらい苦しくもなる。
「どうしたんですか、こんな時間に。もう遅いじゃないですか」
「あなたこそ、こんな時間まで何をしていたの? お母さまを一人にして」
「母に何かしたんですか?」
僅かに嫌な予感が過る。収穫祭以降、彼女に対してきっぱりと断ってきたけれど、アルフレッドが思い通りに動かなくて苛立ちを抱えているのは気付いていた。
「まさか。あなたの大事なお母さまですもの、何もしていないわ」
「じゃあ、なぜ……」
皇女は薄っすらと笑みを浮かべてアルフレッドを見ている。
「あなた、好きな人がいたのね」
「…………え?」
「驚いたわ。しかもわたしの婚約者なんですもの」
皇女は相変わらず冷たさを覚えるような笑顔を浮かべている。今朝、必死になって断ったと言うのに、彼女は諦めきれなかったのかアルフレッドの後を付いてきていたのだろう。
「た、確かにヴィンセント様とは遊ぶ約束をしていました。でも……」
「見てたわ、全部」
アルフレッドはごくりと息を呑む。
「ねえ、どうして彼なの? あれは男じゃない」
「それは……」
同性だとか異性だとか考える前に好きになってしまった。婚約者を奪われ、何もしていないのにいじめの主犯にされて、生徒会の役員から外されて、学校で行われる舞踏会には他の男が婚約者をエスコートしていた。そんな場面を目の当たりにしてもヴィンセントは毅然としていて、他の生徒からイジメられているアルフレッドを助けてくれた。あれこれ噂されるのが嫌だから人前では助けないと言っていたのに。誰もアルフレッドを助けてくれなかったのに、一番の被害者であるヴィンセントだけがアルフレッドに手を差し伸べてくれた。
好きにならないはずがなかった。
「確かに公爵家っていうのは魅力的よ。でも男同士だし、彼がいいなら、わたくしでもいいじゃない」
「どういう、ことですか?」
「わたくしは皇女よ? 彼より、身分が上なの」
その言葉を聞いた瞬間、心底、彼女に落胆した。
「わたくしのほうがあなたを幸せにしてあげれるわ。よく考えて、アルフレッド」
「そう……、ですね」
呆れながらそう答えると、皇女の顔が少し明るくなるのが見えた。
「皇女殿下は、俺のどこが好きなんですか?」
「え?」
「俺はヴィンセント様が男だって言うことを忘れてしまうぐらい好きなんです。あの人が貴族だからとか、そういうことは一つも考えたことがありません。俺はあの人が貴族じゃなくても、きっと好きになっていました」
結局のところ、皇女はアルフレッドが好き、と言うよりも、この顔を持つアルフレッドを装飾品としか思っていないのだ。だからどこが好きなのか、と尋ねられても答えられない。
アルフレッドはヴィンセントの好きなところがいくらでも出てくる。本気で人を好きになったからこそ、彼女の好意がどれほど薄っぺらいのか気付かされてしまう。
「皇女殿下。俺よりいい男はたくさんいますよ」
そう言ってアルフレッドは一歩下がって皇女に頭を下げる。
「申し訳ありません。あなたの気持ちには答えられません」
視界に映る皇女の手がプルプルと震えているのが見えた。平民にここまで言われるのは彼女にとって恥だったのだろう。これまで皇女という立場で手に入らないものはなかったのだろう。
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