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出会いを楽しむ吸血少女
探索中に思う事
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スノウに乗りながら移動していると唐突に隣にアストライアーさんが現れた。
「アストライアーさん?」
「お邪魔するわね。ちょっと報告があったから」
「邪聖教ですか……?」
アストライアーさんからの報告と言うと、邪聖教関連としか考えられない。
「ええ。関連施設を探したけれど、もう見当たらないわ。あなたが調べたものが全部ね」
「そうなんですか?」
「ええ。所詮は過去の組織ね。現代まで残っている組織も次々に潰されているわ」
「え? それって最近ですか?」
「そうみたいね」
この話から考えるに、邪聖教から変わった組織は、他のプレイヤーが壊滅させてしまったらしい。それと知って壊滅させたのか、それとも何も知らずにクエストで壊滅させたのかな。どちらにせよ、私が壊滅させたかった。
「何か情報って残ってました?」
「全部持っていかれていたわね。残念ながら何も残っていないわ」
「そうですか……まぁ、仕方ないですね。大体の事は終わっているので、あまり気にしないでいきましょう。これから見つけられたらそれで良しで」
邪聖教への復讐自体は終わっている。私が気にしていたのは、あいつらの遺志が受け継がれている事。それが途絶えたのなら問題はない。
「じゃあ、ここにもそういう施設はないって事ですか?」
「ええ。一応、私が調べた限りではね。取り敢えず、それだけ報告しておこうと思って来たのよ」
「ありがとうございます」
私が探索を再開したから、そう言う場所はないという事を伝えるために来てくれたらしい。そういう意識を割かないでも良いというのは有り難い事だ。見つけたら、その時に考えれば良い。
「それじゃあ、また向こうで」
アストライアーさんがギルドエリアへと戻っていく。本当にそれを教えてくれるだけに来てくれたみたい。
『お姉さん。この先に氷の山があるみたい』
「山? 全部氷で出来てるの?」
『うん。中に空洞もないけど』
「そっか。なら、別に良いかな。スノウ、山は避けるようにね」
『ガァ』
少し経つと、レインが教えてくれた氷の山が私にも見えてくる。本当に大きな山だけど、全体が氷で出来ている。大地を感じ取る事が出来る私でも、氷の山の中に普通の山があるという感覚はない。全部氷で出来ているみたい。
『砕く?』
グラキがわくわくしながら訊いてくる。大きな氷を見て砕きたくなったみたい。私が返事をする前にレインが注意する。
『お姉さんは、別に良いって言っていたでしょ? 中から何が出て来るかも分からないから、お姉さんからの指示がないなら壊しちゃ駄目』
『は~い』
グラキは不満そうな表情もせずに返事をしてレインに抱きついて甘える。レインがしっかりと親を出来ているようで、ちょっと嬉しく感じる。
そんな中で急にモンスターの気配を感知した。そのモンスターは氷の山から出て来た。いや、氷の山から身体を生成して飛び出してきたみたい。氷蛇というモンスターでかなり大きい。
スノウは慌てる事なく、氷蛇の突撃を避けた。そして、グラキが手を伸ばして、手のひらを閉じると、氷蛇の全身が砕け散った。同時に【氷化】のスキルを獲得した。グラキが倒した事で、吸血の対象になり、スキル獲得に繋がった。口の中が冷たいけど、それくらいは問題ない。さっきから常に冷たいし。
────────────────────
【氷化】:身体を氷に変える事が出来る。
────────────────────
ただ氷になれるだけのスキルだ。装備しないと使えないから、あまり利用する事はないかな。今の装備スキルが、一番バランスが良いから。
「ありがとう、グラキ。良い子だね」
『うん!!』
私が褒めると、グラキは嬉しそうに笑って私に抱きついた。レインとヒョウカの良いところを引き継いでいるからか、凄く可愛い。そんなグラキとレインを撫でていると、人の頭頂部にアスタロトが頬ずりしてきた。まぁ、背もたれにしているからそのくらいは許そう。
それにしてもモンスター以外に何かがあるような感じはしない。本当にレベル上げエリアという感じなのかな。北エリアにはこういう場所が多い。寒さという厳しい環境を乗り越える事が出来れば、一気にレベル上げを行えるという点では、かなり良い場所だ。西の廃城下町エリアのゾンビ達もレベル上げをするのに良いけど、あそこは相手が弱すぎるから、経験値の入りが悪い。ゲームを進めている人達からすれば物足りない場所となっている。
モンスターが強い分負けるというリスクが存在するけど、そのくらいのリスクを取れないようじゃゲーマーとしてはやっていけないと思う。
まぁ、私はそのリスクを全く負っていないのだけど。レインやグラキが一定範囲内のモンスターを全て倒しているし、そうして倒したモンスターの数が多くなればなるほど、私のスキル全部に経験値が入るようになっている。さらに言えば、その手に入る経験値も多くなっているので、こうしているだけでも普通のスキルなら簡単にレベルを最大値まで上げる事が出来る。
良くない点で言えば、倒したモンスターの全てを吸血するので口の中が最悪という点だ。今は氷結鳥と氷冷騎士の二種類から血と氷の二種類を口の中に突っ込まれている。おかげで、血の味が広がりながら口の中は冷たいという状態だった。
このレインとグラキの働きがあるから、私達は安全に探索を続けられているので文句はない。
その中で下の方にプレイヤーが見えた。プレイヤー達はスノウを見てこっちを指差していた。武器を手に持って追いかけようとしていたけれど、すぐにスノウがテイムモンスターだと分かったのか、追いかけるのをやめた。ちゃんとテイムモンスターだと分かるようになっているらしいので、正常な判断が出来るプレイヤーだったみたいだ。
「やっぱり、世の中って悪い人ばかりじゃないよね」
「そうねぇ」
アスタロトは不満げに言った。まぁ、アスタロトからすれば悪い人間が多い程気分が良いものなのかもしれない。それでも私に迷惑が掛かったら怒るのだけど。
久しぶりにまともな探索……いや、まともではないか。まぁ、普通のエリアを探索しているけど、襲撃とか被害はない。やっぱり害悪プレイヤーは全体数から考えると少ないのかな。
「アストライアーさん?」
「お邪魔するわね。ちょっと報告があったから」
「邪聖教ですか……?」
アストライアーさんからの報告と言うと、邪聖教関連としか考えられない。
「ええ。関連施設を探したけれど、もう見当たらないわ。あなたが調べたものが全部ね」
「そうなんですか?」
「ええ。所詮は過去の組織ね。現代まで残っている組織も次々に潰されているわ」
「え? それって最近ですか?」
「そうみたいね」
この話から考えるに、邪聖教から変わった組織は、他のプレイヤーが壊滅させてしまったらしい。それと知って壊滅させたのか、それとも何も知らずにクエストで壊滅させたのかな。どちらにせよ、私が壊滅させたかった。
「何か情報って残ってました?」
「全部持っていかれていたわね。残念ながら何も残っていないわ」
「そうですか……まぁ、仕方ないですね。大体の事は終わっているので、あまり気にしないでいきましょう。これから見つけられたらそれで良しで」
邪聖教への復讐自体は終わっている。私が気にしていたのは、あいつらの遺志が受け継がれている事。それが途絶えたのなら問題はない。
「じゃあ、ここにもそういう施設はないって事ですか?」
「ええ。一応、私が調べた限りではね。取り敢えず、それだけ報告しておこうと思って来たのよ」
「ありがとうございます」
私が探索を再開したから、そう言う場所はないという事を伝えるために来てくれたらしい。そういう意識を割かないでも良いというのは有り難い事だ。見つけたら、その時に考えれば良い。
「それじゃあ、また向こうで」
アストライアーさんがギルドエリアへと戻っていく。本当にそれを教えてくれるだけに来てくれたみたい。
『お姉さん。この先に氷の山があるみたい』
「山? 全部氷で出来てるの?」
『うん。中に空洞もないけど』
「そっか。なら、別に良いかな。スノウ、山は避けるようにね」
『ガァ』
少し経つと、レインが教えてくれた氷の山が私にも見えてくる。本当に大きな山だけど、全体が氷で出来ている。大地を感じ取る事が出来る私でも、氷の山の中に普通の山があるという感覚はない。全部氷で出来ているみたい。
『砕く?』
グラキがわくわくしながら訊いてくる。大きな氷を見て砕きたくなったみたい。私が返事をする前にレインが注意する。
『お姉さんは、別に良いって言っていたでしょ? 中から何が出て来るかも分からないから、お姉さんからの指示がないなら壊しちゃ駄目』
『は~い』
グラキは不満そうな表情もせずに返事をしてレインに抱きついて甘える。レインがしっかりと親を出来ているようで、ちょっと嬉しく感じる。
そんな中で急にモンスターの気配を感知した。そのモンスターは氷の山から出て来た。いや、氷の山から身体を生成して飛び出してきたみたい。氷蛇というモンスターでかなり大きい。
スノウは慌てる事なく、氷蛇の突撃を避けた。そして、グラキが手を伸ばして、手のひらを閉じると、氷蛇の全身が砕け散った。同時に【氷化】のスキルを獲得した。グラキが倒した事で、吸血の対象になり、スキル獲得に繋がった。口の中が冷たいけど、それくらいは問題ない。さっきから常に冷たいし。
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【氷化】:身体を氷に変える事が出来る。
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ただ氷になれるだけのスキルだ。装備しないと使えないから、あまり利用する事はないかな。今の装備スキルが、一番バランスが良いから。
「ありがとう、グラキ。良い子だね」
『うん!!』
私が褒めると、グラキは嬉しそうに笑って私に抱きついた。レインとヒョウカの良いところを引き継いでいるからか、凄く可愛い。そんなグラキとレインを撫でていると、人の頭頂部にアスタロトが頬ずりしてきた。まぁ、背もたれにしているからそのくらいは許そう。
それにしてもモンスター以外に何かがあるような感じはしない。本当にレベル上げエリアという感じなのかな。北エリアにはこういう場所が多い。寒さという厳しい環境を乗り越える事が出来れば、一気にレベル上げを行えるという点では、かなり良い場所だ。西の廃城下町エリアのゾンビ達もレベル上げをするのに良いけど、あそこは相手が弱すぎるから、経験値の入りが悪い。ゲームを進めている人達からすれば物足りない場所となっている。
モンスターが強い分負けるというリスクが存在するけど、そのくらいのリスクを取れないようじゃゲーマーとしてはやっていけないと思う。
まぁ、私はそのリスクを全く負っていないのだけど。レインやグラキが一定範囲内のモンスターを全て倒しているし、そうして倒したモンスターの数が多くなればなるほど、私のスキル全部に経験値が入るようになっている。さらに言えば、その手に入る経験値も多くなっているので、こうしているだけでも普通のスキルなら簡単にレベルを最大値まで上げる事が出来る。
良くない点で言えば、倒したモンスターの全てを吸血するので口の中が最悪という点だ。今は氷結鳥と氷冷騎士の二種類から血と氷の二種類を口の中に突っ込まれている。おかげで、血の味が広がりながら口の中は冷たいという状態だった。
このレインとグラキの働きがあるから、私達は安全に探索を続けられているので文句はない。
その中で下の方にプレイヤーが見えた。プレイヤー達はスノウを見てこっちを指差していた。武器を手に持って追いかけようとしていたけれど、すぐにスノウがテイムモンスターだと分かったのか、追いかけるのをやめた。ちゃんとテイムモンスターだと分かるようになっているらしいので、正常な判断が出来るプレイヤーだったみたいだ。
「やっぱり、世の中って悪い人ばかりじゃないよね」
「そうねぇ」
アスタロトは不満げに言った。まぁ、アスタロトからすれば悪い人間が多い程気分が良いものなのかもしれない。それでも私に迷惑が掛かったら怒るのだけど。
久しぶりにまともな探索……いや、まともではないか。まぁ、普通のエリアを探索しているけど、襲撃とか被害はない。やっぱり害悪プレイヤーは全体数から考えると少ないのかな。
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