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二人旅の始まり
次の街に向かうための準備
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アリサと冒険者を始めてから二週間が経った。アリサも人の身体での戦闘に慣れてきて、狩りの効率も上昇していた。
それと並行してアリサの私服を買い足し、アリサの寝具の予備も購入する。加えて、依頼を沢山受けていたので、アリサはEランクに、私はDランクに上がった。
そんな風に旅支度を調えている間にハヤトさん達が廃教会の調査をしてくれた。廃教会の地下は、蟻の巣状に広がっていたそうだ。私が調べていない扉の向こうに通路があったらしい。そのせいで調査が長引いたけど、情報は沢山手に入ったらしい。
それこそ無駄な寄り道が嫌いなジェーンが閉口する程のものだったとユーリさんから聞いた。詳しくは教えてくれなかった事から、子供である私には言えないくらいのものと予想される。あの記録以上にヤバい事があったのかと思うと、ハヤトさんに同情してしまう。向こうの世界で、こんな事に直面する事などなかっただろうから。【精神耐性】が最大まである私とは感じ方が異なるだろうし。
そんな生活の中でも、二回程ミナお姉さんの元に行けたし、空き時間にミモザさんと過ごす事も出来た。ちょっと予定外だったのは、受付のお姉さんであるカトリーナさんとギルド以外で会う事が何度かあった事かな。アリサの事とかをギルド内で周知して貰ったり、色々と便宜を図って貰ったりする中でちょっとそういう風な感じになった。その結果、カトリーナさんっぽいエルフの狩人のぬいぐるみを購入する事にした。
アリサはそういう事にあまり詳しくないらしく、普通に接していたけど、ミモザさんにはバレていたから色々と大変になった。互いに私の取り合いというか、さりげなく対抗しているような感じだった。
まぁ、私としては楽しかったから良かったのだけど。
そして、今日はハヤトさん達がヌートリアを発つ日だ。ハヤトさんとミモザさんが挨拶に来てくれた。
「それでは、これでお別れです。またいつか会うことがあれば」
「はい。また」
ミモザさんがキスをするので、アリサが驚いていた。まぁ、そのくらいは良いか。
「一応、アリサの呪いに関しては、俺の方でも各方面のギルドに伝えておく。それとアリサの素性に関しても軽く調べておこう。次に会えた時に何か話せる事があれば良いけどな」
「ありがとうございます。お気を付けて」
「ああ。ありがとう」
ハヤトさん達が出立した後、私は宿のベッドで横になっていた。その私をアリサが見下ろす。
「大丈夫?」
「ん? うん。大丈夫だよ。今日はこれから健康診断だね。ここまで問題ないから大丈夫だと思うけど、しっかりと確認しておかないとね」
「うん」
追加で宿泊費を払っているので、後二週間は滞在出来る。アリサの様子を見るために、少し滞在期間を延ばしたのだ。大分長く戦闘をしているけど、今のところ問題はないので、大丈夫だとは思いたいけど、万が一を考えて長めに検査の時間を取る事にしたのだ。
おかげで、レパとかにも沢山手紙を書けた。色々と正直に書き過ぎた気もするけど大丈夫なはず。前に来た手紙でも何もなかったし。レパの近況とかは結構順調みたいなので安堵している。
「次に行く街の下調べもしないと。やる事はいっぱい。良し! 取り敢えず病院に行こうか」
「うん」
アリサの擬態も慣れたもので、スムーズに羽を動かす事が出来ている。あの羽から繰り出される軽い裏拳は、マッチョボアの身体を粉砕骨折させる威力を持っている。結構簡単な攻撃だけど、ステータスのせいで凄まじい威力になっているのだ。
そういう意味でもちゃんと擬態になっているのかな。
アリサと一緒にイヴナイアさんのところに行って健康診断をして貰う。普通にアリサだけで良いのだけど、何故か私も受ける事になっていた。
「はい。二人とも健康体ね。アリサちゃんは、身体を動かしている時に違和感を覚える事は一度もないで良いのね?」
「うん」
「じゃあ、もう大丈夫そうね。運動能力もヒナちゃんから見て問題ないなら、特に大きな問題は残ってなそうね。聖女様から定期的に『浄化』を受けても呪いに大きな影響がないという事から安定化しているとも言えるわ」
アリサは、あれから定期的にミモザさんによる『浄化』を受けていた。こべりついている呪いを引き剥がすためなのだけど、特に大きな影響はなく、身体が綺麗になったくらいだった。なので、イヴナイアさんも現状で安定化したという診断を下すしかない。
「それなら良かったです。後は呪いを掛けた元凶の解決ですね」
「それしか完全に呪いを解く術はないわね。アリサちゃんの身元は分かったの?」
「いえ、行方不明者の中にもアリサはいなかったので」
「そう……残念ね。アリサちゃんの情報は、色々な街に広がるようにしておいたから、そこは安心して。馬鹿は絡んで来るかもしれないから、基本的にはヒナちゃんと一緒にいるように」
「うん」
アリサの情報が広まる事で、アリサが普通に歩いていても大きな問題がなくなる。ただし、馬鹿が絡んで来る等の小さな問題は残る。そこは私が一緒に行動して脅せば良い。最悪裏で始末すれば良い。そういう輩は生きている意味がないと思うから。
「まだしばらくはヌートリアにいるので、定期的に診てもらいに来ますね」
「ええ。ヒナちゃんもね」
「私は普通に健康体なので必要ないと思うんですが……」
「何を言っているの。健康体だって思っている時が一番危ないのだから、今の内に受けておきなさい。ヒナちゃんも色々と危ない経験をしているのでしょう?」
イヴナイアさんは、私の短くなっている方の髪を触りながらそう言う。雷撃で髪が焼け落ちなかったのだけは、本当に運が良かったと思う。これも耐性スキルの効果なのかな。
それどころか、あの時の再生でまた髪が伸びていた。長い方の髪はミモザさんが切ってくれた。まだ短い方が短すぎるから、長い方は軽く整えたくらいだ。
「再生の力で大分伸びたんですが、再生にはそういう力があるという認識良いんでしょうか?」
丁度良いので、医者であり研究者でもあるイヴナイアさんから話を聞いてみる事にした。
「死に近しい重傷からの生還で怪我以外の場所で変化が起こる事はあり得るわね。特に体毛と爪ね。爪の方はそこまで一気に伸びないから分かりにくいけれど、髪は大分目に見えて現れる変化ね。ヒナちゃんの場合……髪を失ってから二回程死にかけた感じかしら」
「わぁ……大正解です……」
まさか、死んだ回数を当てられるとは思わなかった。いや、結局あの教会の通路では死んではいないのかな。それでも死に近しい場所に行った事は間違いないから、イヴナイアさんの分析は正しかった。
「強い再生の力で、身体全体が活性化されるからというのが学説ね」
「なるほど」
私の髪の伸び方に対して、しっかりとした事が分かったところで、そろそろ帰る事にした。まだやる事があるからね。
「じゃあ、そろそろ失礼しますね」
「ええ。またね」
私は、アリサを連れて昼食を食べてから、ギルドに向かい中にある雑貨店で周辺の地図等を購入して宿に戻ってきた。ベッドの上で地図を広げてアリサと一緒に見る。
「さてと、次に行く街は……ここだね」
「マンチカン?」
「うん。マンチカン」
何で猫の名前なのだろうかと思ったけど、ヌートリアも動物の名前だし、そういう街の名前が多いのかもしれない。
「近くに大きな花畑が広がってるんだって。アリサって、結構花が好きでしょ?」
外で採取依頼を受けている時にアリサが近くの花をジッと見ていた事があったので、花を見るのが好きなのかなと思った。私の確認にアリサは首を傾げてから頷いた。
「うん。多分好き」
曖昧なのは、自分でも自信がないからだろう。でも、ジッと見ていたのは事実なので気にはなっているはず。
「だから、ここが良いかなってね」
「ありがとう」
アリサは嬉しそうに微笑んでいた。その笑顔は凄く綺麗で可愛かった。こんな姿になっても、アリサはアリサの可愛らしさと綺麗さを保っている。だから、アリサも魅力的な女性に見える。でも、アリサが望まない限りは、私から手出しはしない。そもそも私は手を出す方じゃないし。
視線を地図に戻して、ルート取りを決める。
「ここら辺は山が多いらしくてね。どの町に行くにも山を迂回する形で平原と森を進むルートがあるんだけど、マンチカンに行くためのルートだと山の方が安全なんだって。モンスター的な意味だけどね」
「道は危ないの?」
「まぁ、山なら当然付きまとってくる危険だけどね。そこら辺はしっかりと注意すれば良いし、私達は荷物を持たずに歩けるから、その危険も限りなく低く出来るよ」
「そっか。私がいれば崖から落ちるっていうのも避けられるし、こっち側が良いんだね」
「そういう事」
アリサは羽で空を飛ぶ事が出来る。どこまでの距離を飛べるかは検証していないから分からないけど、軽く浮いていられるくらいには飛ぶ事は出来るから、崖から落ちても大丈夫だ。まぁ、そもそも私達は【不死】を持っているから落ちても死ぬ事はないけど。
「二週間後に出発ね。それまでお金をたっぷり稼ごうね」
「うん」
マンチカンへと向かうための準備を進めるための二週間は、淡々と過ぎていった。ちょっとだけ刺激的な日もあったけどね。
それと並行してアリサの私服を買い足し、アリサの寝具の予備も購入する。加えて、依頼を沢山受けていたので、アリサはEランクに、私はDランクに上がった。
そんな風に旅支度を調えている間にハヤトさん達が廃教会の調査をしてくれた。廃教会の地下は、蟻の巣状に広がっていたそうだ。私が調べていない扉の向こうに通路があったらしい。そのせいで調査が長引いたけど、情報は沢山手に入ったらしい。
それこそ無駄な寄り道が嫌いなジェーンが閉口する程のものだったとユーリさんから聞いた。詳しくは教えてくれなかった事から、子供である私には言えないくらいのものと予想される。あの記録以上にヤバい事があったのかと思うと、ハヤトさんに同情してしまう。向こうの世界で、こんな事に直面する事などなかっただろうから。【精神耐性】が最大まである私とは感じ方が異なるだろうし。
そんな生活の中でも、二回程ミナお姉さんの元に行けたし、空き時間にミモザさんと過ごす事も出来た。ちょっと予定外だったのは、受付のお姉さんであるカトリーナさんとギルド以外で会う事が何度かあった事かな。アリサの事とかをギルド内で周知して貰ったり、色々と便宜を図って貰ったりする中でちょっとそういう風な感じになった。その結果、カトリーナさんっぽいエルフの狩人のぬいぐるみを購入する事にした。
アリサはそういう事にあまり詳しくないらしく、普通に接していたけど、ミモザさんにはバレていたから色々と大変になった。互いに私の取り合いというか、さりげなく対抗しているような感じだった。
まぁ、私としては楽しかったから良かったのだけど。
そして、今日はハヤトさん達がヌートリアを発つ日だ。ハヤトさんとミモザさんが挨拶に来てくれた。
「それでは、これでお別れです。またいつか会うことがあれば」
「はい。また」
ミモザさんがキスをするので、アリサが驚いていた。まぁ、そのくらいは良いか。
「一応、アリサの呪いに関しては、俺の方でも各方面のギルドに伝えておく。それとアリサの素性に関しても軽く調べておこう。次に会えた時に何か話せる事があれば良いけどな」
「ありがとうございます。お気を付けて」
「ああ。ありがとう」
ハヤトさん達が出立した後、私は宿のベッドで横になっていた。その私をアリサが見下ろす。
「大丈夫?」
「ん? うん。大丈夫だよ。今日はこれから健康診断だね。ここまで問題ないから大丈夫だと思うけど、しっかりと確認しておかないとね」
「うん」
追加で宿泊費を払っているので、後二週間は滞在出来る。アリサの様子を見るために、少し滞在期間を延ばしたのだ。大分長く戦闘をしているけど、今のところ問題はないので、大丈夫だとは思いたいけど、万が一を考えて長めに検査の時間を取る事にしたのだ。
おかげで、レパとかにも沢山手紙を書けた。色々と正直に書き過ぎた気もするけど大丈夫なはず。前に来た手紙でも何もなかったし。レパの近況とかは結構順調みたいなので安堵している。
「次に行く街の下調べもしないと。やる事はいっぱい。良し! 取り敢えず病院に行こうか」
「うん」
アリサの擬態も慣れたもので、スムーズに羽を動かす事が出来ている。あの羽から繰り出される軽い裏拳は、マッチョボアの身体を粉砕骨折させる威力を持っている。結構簡単な攻撃だけど、ステータスのせいで凄まじい威力になっているのだ。
そういう意味でもちゃんと擬態になっているのかな。
アリサと一緒にイヴナイアさんのところに行って健康診断をして貰う。普通にアリサだけで良いのだけど、何故か私も受ける事になっていた。
「はい。二人とも健康体ね。アリサちゃんは、身体を動かしている時に違和感を覚える事は一度もないで良いのね?」
「うん」
「じゃあ、もう大丈夫そうね。運動能力もヒナちゃんから見て問題ないなら、特に大きな問題は残ってなそうね。聖女様から定期的に『浄化』を受けても呪いに大きな影響がないという事から安定化しているとも言えるわ」
アリサは、あれから定期的にミモザさんによる『浄化』を受けていた。こべりついている呪いを引き剥がすためなのだけど、特に大きな影響はなく、身体が綺麗になったくらいだった。なので、イヴナイアさんも現状で安定化したという診断を下すしかない。
「それなら良かったです。後は呪いを掛けた元凶の解決ですね」
「それしか完全に呪いを解く術はないわね。アリサちゃんの身元は分かったの?」
「いえ、行方不明者の中にもアリサはいなかったので」
「そう……残念ね。アリサちゃんの情報は、色々な街に広がるようにしておいたから、そこは安心して。馬鹿は絡んで来るかもしれないから、基本的にはヒナちゃんと一緒にいるように」
「うん」
アリサの情報が広まる事で、アリサが普通に歩いていても大きな問題がなくなる。ただし、馬鹿が絡んで来る等の小さな問題は残る。そこは私が一緒に行動して脅せば良い。最悪裏で始末すれば良い。そういう輩は生きている意味がないと思うから。
「まだしばらくはヌートリアにいるので、定期的に診てもらいに来ますね」
「ええ。ヒナちゃんもね」
「私は普通に健康体なので必要ないと思うんですが……」
「何を言っているの。健康体だって思っている時が一番危ないのだから、今の内に受けておきなさい。ヒナちゃんも色々と危ない経験をしているのでしょう?」
イヴナイアさんは、私の短くなっている方の髪を触りながらそう言う。雷撃で髪が焼け落ちなかったのだけは、本当に運が良かったと思う。これも耐性スキルの効果なのかな。
それどころか、あの時の再生でまた髪が伸びていた。長い方の髪はミモザさんが切ってくれた。まだ短い方が短すぎるから、長い方は軽く整えたくらいだ。
「再生の力で大分伸びたんですが、再生にはそういう力があるという認識良いんでしょうか?」
丁度良いので、医者であり研究者でもあるイヴナイアさんから話を聞いてみる事にした。
「死に近しい重傷からの生還で怪我以外の場所で変化が起こる事はあり得るわね。特に体毛と爪ね。爪の方はそこまで一気に伸びないから分かりにくいけれど、髪は大分目に見えて現れる変化ね。ヒナちゃんの場合……髪を失ってから二回程死にかけた感じかしら」
「わぁ……大正解です……」
まさか、死んだ回数を当てられるとは思わなかった。いや、結局あの教会の通路では死んではいないのかな。それでも死に近しい場所に行った事は間違いないから、イヴナイアさんの分析は正しかった。
「強い再生の力で、身体全体が活性化されるからというのが学説ね」
「なるほど」
私の髪の伸び方に対して、しっかりとした事が分かったところで、そろそろ帰る事にした。まだやる事があるからね。
「じゃあ、そろそろ失礼しますね」
「ええ。またね」
私は、アリサを連れて昼食を食べてから、ギルドに向かい中にある雑貨店で周辺の地図等を購入して宿に戻ってきた。ベッドの上で地図を広げてアリサと一緒に見る。
「さてと、次に行く街は……ここだね」
「マンチカン?」
「うん。マンチカン」
何で猫の名前なのだろうかと思ったけど、ヌートリアも動物の名前だし、そういう街の名前が多いのかもしれない。
「近くに大きな花畑が広がってるんだって。アリサって、結構花が好きでしょ?」
外で採取依頼を受けている時にアリサが近くの花をジッと見ていた事があったので、花を見るのが好きなのかなと思った。私の確認にアリサは首を傾げてから頷いた。
「うん。多分好き」
曖昧なのは、自分でも自信がないからだろう。でも、ジッと見ていたのは事実なので気にはなっているはず。
「だから、ここが良いかなってね」
「ありがとう」
アリサは嬉しそうに微笑んでいた。その笑顔は凄く綺麗で可愛かった。こんな姿になっても、アリサはアリサの可愛らしさと綺麗さを保っている。だから、アリサも魅力的な女性に見える。でも、アリサが望まない限りは、私から手出しはしない。そもそも私は手を出す方じゃないし。
視線を地図に戻して、ルート取りを決める。
「ここら辺は山が多いらしくてね。どの町に行くにも山を迂回する形で平原と森を進むルートがあるんだけど、マンチカンに行くためのルートだと山の方が安全なんだって。モンスター的な意味だけどね」
「道は危ないの?」
「まぁ、山なら当然付きまとってくる危険だけどね。そこら辺はしっかりと注意すれば良いし、私達は荷物を持たずに歩けるから、その危険も限りなく低く出来るよ」
「そっか。私がいれば崖から落ちるっていうのも避けられるし、こっち側が良いんだね」
「そういう事」
アリサは羽で空を飛ぶ事が出来る。どこまでの距離を飛べるかは検証していないから分からないけど、軽く浮いていられるくらいには飛ぶ事は出来るから、崖から落ちても大丈夫だ。まぁ、そもそも私達は【不死】を持っているから落ちても死ぬ事はないけど。
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