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10 六芒星の刺青
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「志摩屋の前で捨てられていた時からあったと拾ってくれた旦那様が言っておられました。きっと母親が自分では育てられないけれど、子供の幸せを願って背守り代わりに入れたんだろうって」
「背守り? 母親が子供に魔が寄り付かないようにと、背中の縫い目のない子供の着物に魔除けとして縫い付けるあれか?」
「はい。僕に着物を縫うことはできないけれど、きっとどこかで幸せを願ってくれてるはずだって」
「たしかに六芒星は、背守りには多く使われる汎用的な紋様だが……」
究竟は細く長い指でゆっくりと、六芒星の印の線の上を一筆書きするように撫でていった。
「どうだ? 何か感じるか?」
「き、気持ちいい……」
「ふふ。感じてくれるのは嬉しいが、呪術的な何かっていう意味だったんだが」
まるで自分がいやらしいことしか考えていないみたいで恥ずかしくなって枕に顔を埋める。
「普段から痛みとか違和感はないのか?」
「全然。印があるのも忘れているくらい」
「そうか」
今度は六芒星を舌先でなぞられた。指先よりさらに気持ち良かったがさっきのことを思い出して、枕に顔を埋めたまま感じていないふりをした。
そのまま究竟は蒼衣の脇腹をさすりながら背骨の溝に沿うように下へ下へと舌先を滑らせていった。
最下部まで舌先が来て双丘が究竟の両手でやさしく撫でられたかと思うと、ぐいと左右に開かれて究竟の舌先は割れ目に到達した。
「やっ、そんなとこ……」
蒼衣は顔を上げて振り向いたがそれには構わず究竟は舌先だけでなく舌全体でねっとりと大きく舐めだした。
「―――いやっ、いやっ」
嫌と言いつつ本当は嫌じゃないことは蒼衣も究竟もわかっていた。
舌で中を抉じ開けられていくと、それまで固く閉まっていたのに長い眠りから目覚めたかのように動き出す。
「腰、上げて」
腰の左右に究竟の両手が宛がわれた。蒼衣は枕に片頬を埋めたまま両膝を立てて腰を上げた。
「こんな姿勢……恥ずかしい」
「もう遅い」
放射状の皺に沿って究竟の指で撫でられる。
そうかと思うと指が侵入してきて、少しずつ奥へ奥へと金鉱を採掘するかのように内壁を押し進んでいった。
「んっ……はあ……んっ」
「力抜いて」
そう言われてもはじめてのことで身体が言うことを聞かない。
身体を固くして大きく肩で息をする蒼衣を労わるかのように、もう一方の手の指で乳首を弄られた。その刺激が下半身にも伝導される。
「まだ1本だが、痛かったら我慢しないで言え」
「あっ、ああ……」
攻められているのかやさしくされているのかもうわからない。
しかし少しずつ肉壁への動きが気持ちよく感じられてきた時、指が抜かれた。
枕に頬を埋めている蒼衣の口にその指を入れて舐めさせた究竟が耳元で囁いた。
「だいぶ良くなってきたよ。次は2本だ」
「えっ!?」
蒼衣の口から取り出された指が2本、侵入した。思いのほかすんなり入ったそれらが奥へ入った時、蒼衣の身体に脳天まで突き抜けるような凄まじい快感が走った。
「ああっ! ああ!」
「ここか」
同じ箇所を押し付けるように指で擦られるたび、おかしくなりそうほどの快感に襲われる。究竟は蒼衣の腰の下で反応しているそれをもう一方の手で握った。
「それだめっ!」
手で扱かれたそれと比例するように内壁がきゅうと締め付ける。
「あっ、あっ……」
前も後ろも攻められて壊れそうなくらい気持ちいい。
「ああ、だめ……さっきイッたばかりなのに……」
「遠慮するな。何回でもイけばいい」
「ああ!」
言葉とは裏腹に究竟がさらに動きを速めた瞬間、蒼衣の精は究竟の掌の中に飛び出した。
脱力した蒼衣はやっと腰を下ろすと仰向けになって布団の上に寝転んだ。
究竟は蒼衣の身体の上に跨ると、掌の中の白濁した精を舐めはじめた。
蒼衣は額に腕を置いて果てながらそれを見ていたが、すべて舐め終えた究竟は満足そうに言った。
「今日はこれでおしまい」
「えっ!? だって、また僕だけで究竟様は一度も……」
「まだお前には無理だ」
究竟を受け入れる覚悟はできたのにと上半身を起こして目にしたものは、湯屋で見た時とは比べ物にならないほど太く逞しく力強かった。
「ああ……」
「今のお前に俺を受け入れることはできない。無理矢理して心も身体も傷つけるようなことはしたくない」
「でも……」
究竟は蒼衣をやさしく抱き締めた。
「お前が気持ち良かったならそれでいい」
蒼衣は意を決したようにその逞しい究竟の下半身を掴み、口に含んだ。
「馬鹿! お前っ」
単純に究竟にも悦んでもらいたかった。自分と一緒にいて楽しいと思ってほしかった。
蒼衣は究竟にされて気持ち良かったことを見様見真似でやってみたが息苦しいくらいだった。
「すごくいいよ……」
褒められて嬉しくなってもっと頑張ろうとしたが、究竟は蒼衣の口から逃れると蒼衣の両頬を両手で包み込み口付けした。蒼衣も唇を返し究竟の首に両手を回して抱きついた。
すると究竟は蒼衣の片手で自分を掴ませると、その上から自分の手も置いて一緒に激しく扱きはじめた。
口付けしたまま何度も何度も一緒に扱き続けた。
究竟は天を仰ぐように首を仰け反らせて絶頂すると、蒼衣を強く抱きしめた。蒼衣も究竟の胸にしがみつく。
蒼衣は究竟の胸に抱きしめられながら考えた。
この男とは昨日出会ったばかりで、人間でもないし本当は何者なのかもわからない。
でも、ただひとつだけ、はっきりとわかっていることがある。
それはもう、自分の身体はこの男の虜で、決して逃れることはできないだろうことを。
「背守り? 母親が子供に魔が寄り付かないようにと、背中の縫い目のない子供の着物に魔除けとして縫い付けるあれか?」
「はい。僕に着物を縫うことはできないけれど、きっとどこかで幸せを願ってくれてるはずだって」
「たしかに六芒星は、背守りには多く使われる汎用的な紋様だが……」
究竟は細く長い指でゆっくりと、六芒星の印の線の上を一筆書きするように撫でていった。
「どうだ? 何か感じるか?」
「き、気持ちいい……」
「ふふ。感じてくれるのは嬉しいが、呪術的な何かっていう意味だったんだが」
まるで自分がいやらしいことしか考えていないみたいで恥ずかしくなって枕に顔を埋める。
「普段から痛みとか違和感はないのか?」
「全然。印があるのも忘れているくらい」
「そうか」
今度は六芒星を舌先でなぞられた。指先よりさらに気持ち良かったがさっきのことを思い出して、枕に顔を埋めたまま感じていないふりをした。
そのまま究竟は蒼衣の脇腹をさすりながら背骨の溝に沿うように下へ下へと舌先を滑らせていった。
最下部まで舌先が来て双丘が究竟の両手でやさしく撫でられたかと思うと、ぐいと左右に開かれて究竟の舌先は割れ目に到達した。
「やっ、そんなとこ……」
蒼衣は顔を上げて振り向いたがそれには構わず究竟は舌先だけでなく舌全体でねっとりと大きく舐めだした。
「―――いやっ、いやっ」
嫌と言いつつ本当は嫌じゃないことは蒼衣も究竟もわかっていた。
舌で中を抉じ開けられていくと、それまで固く閉まっていたのに長い眠りから目覚めたかのように動き出す。
「腰、上げて」
腰の左右に究竟の両手が宛がわれた。蒼衣は枕に片頬を埋めたまま両膝を立てて腰を上げた。
「こんな姿勢……恥ずかしい」
「もう遅い」
放射状の皺に沿って究竟の指で撫でられる。
そうかと思うと指が侵入してきて、少しずつ奥へ奥へと金鉱を採掘するかのように内壁を押し進んでいった。
「んっ……はあ……んっ」
「力抜いて」
そう言われてもはじめてのことで身体が言うことを聞かない。
身体を固くして大きく肩で息をする蒼衣を労わるかのように、もう一方の手の指で乳首を弄られた。その刺激が下半身にも伝導される。
「まだ1本だが、痛かったら我慢しないで言え」
「あっ、ああ……」
攻められているのかやさしくされているのかもうわからない。
しかし少しずつ肉壁への動きが気持ちよく感じられてきた時、指が抜かれた。
枕に頬を埋めている蒼衣の口にその指を入れて舐めさせた究竟が耳元で囁いた。
「だいぶ良くなってきたよ。次は2本だ」
「えっ!?」
蒼衣の口から取り出された指が2本、侵入した。思いのほかすんなり入ったそれらが奥へ入った時、蒼衣の身体に脳天まで突き抜けるような凄まじい快感が走った。
「ああっ! ああ!」
「ここか」
同じ箇所を押し付けるように指で擦られるたび、おかしくなりそうほどの快感に襲われる。究竟は蒼衣の腰の下で反応しているそれをもう一方の手で握った。
「それだめっ!」
手で扱かれたそれと比例するように内壁がきゅうと締め付ける。
「あっ、あっ……」
前も後ろも攻められて壊れそうなくらい気持ちいい。
「ああ、だめ……さっきイッたばかりなのに……」
「遠慮するな。何回でもイけばいい」
「ああ!」
言葉とは裏腹に究竟がさらに動きを速めた瞬間、蒼衣の精は究竟の掌の中に飛び出した。
脱力した蒼衣はやっと腰を下ろすと仰向けになって布団の上に寝転んだ。
究竟は蒼衣の身体の上に跨ると、掌の中の白濁した精を舐めはじめた。
蒼衣は額に腕を置いて果てながらそれを見ていたが、すべて舐め終えた究竟は満足そうに言った。
「今日はこれでおしまい」
「えっ!? だって、また僕だけで究竟様は一度も……」
「まだお前には無理だ」
究竟を受け入れる覚悟はできたのにと上半身を起こして目にしたものは、湯屋で見た時とは比べ物にならないほど太く逞しく力強かった。
「ああ……」
「今のお前に俺を受け入れることはできない。無理矢理して心も身体も傷つけるようなことはしたくない」
「でも……」
究竟は蒼衣をやさしく抱き締めた。
「お前が気持ち良かったならそれでいい」
蒼衣は意を決したようにその逞しい究竟の下半身を掴み、口に含んだ。
「馬鹿! お前っ」
単純に究竟にも悦んでもらいたかった。自分と一緒にいて楽しいと思ってほしかった。
蒼衣は究竟にされて気持ち良かったことを見様見真似でやってみたが息苦しいくらいだった。
「すごくいいよ……」
褒められて嬉しくなってもっと頑張ろうとしたが、究竟は蒼衣の口から逃れると蒼衣の両頬を両手で包み込み口付けした。蒼衣も唇を返し究竟の首に両手を回して抱きついた。
すると究竟は蒼衣の片手で自分を掴ませると、その上から自分の手も置いて一緒に激しく扱きはじめた。
口付けしたまま何度も何度も一緒に扱き続けた。
究竟は天を仰ぐように首を仰け反らせて絶頂すると、蒼衣を強く抱きしめた。蒼衣も究竟の胸にしがみつく。
蒼衣は究竟の胸に抱きしめられながら考えた。
この男とは昨日出会ったばかりで、人間でもないし本当は何者なのかもわからない。
でも、ただひとつだけ、はっきりとわかっていることがある。
それはもう、自分の身体はこの男の虜で、決して逃れることはできないだろうことを。
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