ケモ耳女性達とハーレムライフ

錏陀羅龍

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第四章 料理と仕事

リーネさんとのマッサージプレイと指名依頼♡

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 リーネさんに覆い被さり、綺麗なピンク色の髪を撫でる。手触りもサラサラして、撫でると気持ちいいな。だが少し汗ばんでいる。興奮して気にしてなかったが暑いな。

リーネ「あっ⋯⋯♡ 髪、変じゃないですか?」

「どうして? 透き通るようなピンクで、凄く綺麗だよ。でもやっぱり暑いね。プリムさん、大丈夫?」

プリム「え? あ⋯⋯少し暑いですが、私の身体が熱いのか、部屋が暑いのかわならなくって⋯⋯」

 欲情してるから、体温か気温か判断が付かないんだな。

「気持ち良くセッ⋯⋯マッサージしたいから、ちょっと待って。リーネさん、我慢させてごめんね」

リーネ「い、いえ! タカシさんが気持ち良くなれるなら⋯⋯♡」

 オマンコをイヤらしく広げているから、すぐに挿れて欲しそうなリーネさんを我慢させるのは悪いが、このままだとプリムさんが熱中症になるかも知れないし、気付いたらみんな汗だくだろう。
 俺はチンポをギンギンにしたままベッドから降りて、収納から小さいエアコンを出して、ベッドの方に風が来るようにタンスの上に置いた。

リーネ「わぁぁ、涼しい風が⋯⋯♪」

プリム「気を遣っていただいて、ありがとうございます♪ 凄く気持ちいい風⋯⋯」

 結露しないから、タンスやクローゼットの上に置くだけでもいいな。これなら借家のミーシャ達の部屋にも設置できる。
 エアコンを起動してベッドに戻るが、2人とも俺の勃起チンポをめちゃくちゃ見てる。

リーネ「あの、タカシさん。本当に私の髪、綺麗ですか?」

「うん。初めて見た時から撫でてみたかったんだ。このチンポを見たら、わかるでしょ?」

リーネ「嬉しい⋯♡ 人間男性は、ハーフエルフの髪があまり好きじゃないって聞いていたので⋯」

 なんでだろう? いろんな髪色の人が居て、みんな綺麗だと思うんだが⋯。

「こんなに綺麗な髪色のハーフエルフ女性は、この国に来てから見た事ない。俺は人間以外居ない国から来たからね」

リーネ「そうなんですか? そんな国があるなんて⋯⋯」

 国というか違う世界だ。まあ他の国に行くのは大変な世界だから、知らない国があっても確かめようも無い。でも詳しく聞かれると答えに困るから、あまり言わない方がいいな。
 誤魔化す為に、髪を撫でながら深くキスをして、2本の指で広げたままのオマンコにチンポを擦り付ける。

リーネ「んんっあぁぁ! タカシさん、もう⋯⋯欲しくて⋯♡ 私にも、おチンポマッサージお願いします♡ 欲しい⋯⋯欲しいんです! 我慢できない⋯♡」

 イヤらしいポーズをしてオマンコを広げていたくらいだから、我慢させたら辛そうだ。すぐ挿れた方が良さそうだな。

「奥までマッサージするよ?」

リーネ「はい⋯⋯♡」

 凄く魅力的な表情で返事をしたリーネさんのオマンコに、ガチガチのチンポを挿れていく。ピンクの陰毛がたまらないから、脚を大きく開かせ、自分のチンポがオマンコに入っていくのを見ながらゆっくりと⋯。
 イヤらしいオマンコだ。半分くらい挿れると、中から何本もの触手が俺の亀頭を抱き抱えるように包み込む。例えるなら、イソギンチャクの中に挿れているみたいだ。

「んっ⋯⋯凄く気持ちいい! あっ⋯⋯んあっ、奥まで挿れるよ?」

リーネ「あっ、んふっ、もっと⋯⋯奥まで⋯♡」

 膣の感触を味わいながら奥まで挿れ、リーネさんを抱き締めてまた髪を撫でる。感激して涙を流している綺麗な髪色のハーフエルフ。みんな人間男性とのセックスに憧れて生きているからだろう。

リーネ「んふっ、ああぁぁぁ♡ タカシさんの⋯⋯凄く硬い♡」

「大丈夫?」

 涙を指で優しくぬぐいながら聞くと、更に感激した感じになった。やはりハーフエルフ女性は、欲情すると可愛い感じになるな。

リーネ「はい♡ でも、もう少しだけ、このまま⋯♡」

 人間のチンポを初めて挿れられた快感を味わっていたいんだな。軽く達したのか、中がビクビクッと痙攣してチンポを締め付けてくる。
 俺は髪をサラサラと何度も撫でながら、幸せそうなリーネさんの顔に見とれていた。ハーフエルフ女性の表情は、何か引き込まれるような感じがある。エルフのフィリスさんに会った時も、そんな感覚があったな。
 俺は何故か無意識に、頬に垂れた涙をペロッと舐めてからキスをしていた。

リーネ「あっ⋯♡ そんなキスされたら、嬉しくておかしくなっちゃいます♡」

 イチャイチャしたキスだ。これをやると、みんな凄く喜んでくれるみたいだから、今度ユナ達にもしよう。

「キスじゃなくて、マッサージだよ?」

 少し笑いながら言ってみた。

リーネ「そ、そうでした♡ あの⋯⋯私の中を、マッサージお願いします♡」

 リーネさんが嬉しそうにそう答えたので、唇に軽くキスをしてから半分くらい身体を起こし、感じてる顔を見詰めながら、ゆっくりと腰を動かしていく。

「はっ、はぁぁ、ううっ! リーネさんの中、凄く気持ちいいよ!」

リーネ「あっ、ああんっ、嬉しい⋯♡ いっぱい気持ち良くなって、疲れを癒してください♡ あふっんんっ、あっあっあはっ、んあっ凄い⋯♡」

 ピンクの綺麗な髪で、頬をピンクに染めて切なそうな目で見詰めてくるリーネさん。俺は今気持ち良くてだらしない顔をしているから、少し恥ずかしくなって誤魔化す為に乳首に吸い付いた。

「ちゅるっ、むちゅっれろっぢゅるるる、ここも硬く凝ってるから、いっぱい吸ってあげる」

リーネ「あっ⋯⋯んんっ! あふぅんんっんっ、そんな⋯⋯♡ んあっ、タカシさん、おっぱいマッサージするの、好きなんですね♡ あんっ、嬉しい⋯♡」

 俺がおっぱい星人だとバレているな。もしかして、試着室でみんなのおっぱいを揉んだり吸ったりしていたのがバレていたのかも知れないな。ならみんなにも⋯⋯。
 まあでも今頃、みんなで今日の感想を言い合って、俺が選んだ服や下着のファッションショーが開かれているかも知れないから、バレるのは時間の問題だ。エリダさんとエマちゃんには口止めしてあるから、誰かが発情状態になってしまう事もないだろう⋯⋯⋯たぶん。

 俺は乳首を吸いながら腰の動きを徐々に激しくし、リーネさんのオマンコを味わっていく。

リーネ「あっあっああぁ⋯乳首⋯いいっ♡ んんっうぅっ、あんっもっと⋯⋯もっと奥まで♡ タカシさん、奥が凝ってるんですぅ♡」

 リーネさんは奥が感じるみたいだな。でもさっきから子宮の入口を何度も突いてるんだが⋯⋯。ユナが凄く感じてくれいた子宮の入口の横かな? 確かポルチオという部分だ。女性はここがいいのか。
 俺はチンポに力を込め、意識してチンポを硬くして、ポルチオに亀頭が当たるように腰の角度を調整しながら奥へ突く。なかなか難しいが、何度か腰を振ると狙って出来るようになってきた。
 ユナの時は、俺の精子の美肌効果で綺麗になったユナに興奮して、無意識にポルチオを付いしまったが、今は意識してできる。童貞だった俺も、少しずつセックスが上手くなってきたのかな?
 俺は更にポルチオを突く為、リーネさんをまんぐり返しにして、種付けプレスで激しく腰を振った。

リーネ「あっ、あはっそこ! 凄い⋯⋯凄く気持ちいいです⋯♡ こんなの初めて⋯⋯♡ いいっ、あっ⋯んんっ、だめっ! 凄くイッちゃうぅぅ♡ タカシさん⋯⋯タカシさん⋯飛んじゃうぅぅ⋯♡」

「いいよ! 気持ち良くなって! 俺も一緒に⋯⋯うあぁぁ!」

リーネ「イクッ⋯⋯イクッ⋯⋯あっ⋯、あああぁぁぁんんっ♡♡♡♡」

──ドピュッ!ドクドクッ!ビュルルルルッ!ビュッ⋯⋯ビュルルッ!

「ううっ!あっ、くぅあぁぁぁ!うっくっ!んんっ⋯はぁ⋯んっ⋯⋯」

 リーネさんの絶頂している顔を見詰めながら、種付けプレスのまま奥に射精し続ける。子宮に精子を注いでいる感覚に興奮が止まらない。

リーネ「んっあふぅんんっ、あっ⋯あはぁ⋯⋯出てる⋯♡ タカシさんの精子⋯⋯いっぱい⋯♡♡」

 ビクンビクンと痙攣しながら、幸せそうに絶頂を味わっている感じだ。ポルチオでイッたから、少し意識が飛びそうになっている。クリトリスや膣でイクよりかなり深く達するみたいで、これをやると女性はしばらく動けなくなるな。アイリは確実に失神するだろう。

──ビュッ!⋯⋯ドクンッ!⋯⋯ビュビュッ!⋯⋯

 何度か腰を振って残りを子宮に吐き出し、まだ硬いチンポを引き抜くと、射精したばかりなのにチンポが上を向こうとする反動で、亀頭に着いていた精子がピンクの陰毛に飛んだ。エロいオマンコだなぁ。この陰毛は反則だ。

プリム「タカシさん⋯⋯♡ 私も、リーネみたいに⋯⋯♡」

 リーネさんが動けなくなるほど絶頂している姿に、プリムさんが我慢できなくなったようだ。オマンコから逆流した精子を垂らしながらも、凄く幸せそうな表情をしているから、自分も味わいたくなる気持ちは男の俺でもわかる。
 リーネさんがしばらく動けそうにないので、プリムさんをベッドの淵に座らせて、俺がベッドの下からまんぐり返しでセックスする。ポルチオを突くなら、この方がやり易い。

 そのままプリムさんを中イキさせ、また中に出した後ベッドに寝かせ、リーネさんが抱き付いてきて、それを見たプリムさんも抱き付いてきた。

リーネ「凄く気持ちいいマッサージでした♡」

プリム「はぁ⋯はぁ⋯んっ、あぁっ⋯こんなに深く気持ち良くなったの、初めてです♡」

「2人とも大丈夫? ちょっとやり過ぎちゃったかな?」

リーネ、プリム「「大丈夫です♡」」

 幸せそうだから大丈夫か。だがポルチオセックスは、あまり何度もしない方がいいだろう。気持ちいいみたいだけど、女性の身体に負担がかかる気がする。
 2人に抱き付かれているから、おっぱいの感触が気持ちいい。エッチなベビードールを着たままだから可愛いな。

リーネ「あの⋯⋯もうおチンポの疲れは取れましたか?♡」

 リーネさんが俺の胸の匂いを嗅ぎながらそう聞いて、乳首をペロリと舐めた。まだ欲情が治まってないみたいだ。

プリム「タカシさん⋯♡」

 プリムさんがチンポを握ってシコシコと扱いてきたので、半勃ちだったチンポは2人の欲情に応えるべく硬くなり、睾丸がまた精子の量産を開始する。どうやら俺の精子工場はブラック企業らしい。

 2人に乳首を吸われながら手コキされ、プリムさんにイク時の顔を見られ、リーネさんにはチンポから精子が飛び出す所を見られながら射精した。
 その後、プリムさんの巨乳とリーネさんの美乳でダブルパイズリ、ダブルフェラで2人の顔にぶっかけ、バックや騎乗位をして、満足そうな2人に抱き付かれたまま眠りについた。
 ちなみに、俺の精子の美肌効果がバレないよう、こまめに「洗浄」は掛けてある。


 翌朝起きると、2人は俺に抱き付いたまま幸せそうに眠っていた。いつものようにダブルフェラされているかと思ったが、昨日は遅くまで残業した後にセックス三昧だったから、疲れているのだろう。
 何時くらいかな? まだ朝早いとは思うが、この世界には時計が無いからいつも困る。でもユナ達やジョーイ社長達はわかってるみたいなんだよな。広場に日時計があるのは見たから、みんな体内時計がそこそこ正確なのかも知れない。

 2人に抱き付かれているからか、朝勃ちなのか、チンポが硬くなってきた。今日は仕入れで休みだから、起こしたら悪い。チンポがビンビンだが2度寝するか。


 どれくらい2度寝したのか、チンポが温かく締め付けられる刺激で目が覚めると、リーネさんが俺に跨がって騎乗位をしていて、プリムさんは俺の口に乳首を押し付けていた。俺は寝ながら乳首を吸っていたようだ。

リーネ「あっ、ああんっ、んっふぁ、おはようございますタカシさん♡ んんっあぁぁ♡」

プリム「んっ⋯⋯おはようございます♡」

「ぢゅっ、ちゅぅぅぅっ! おはよう2人とも」

 乳首を強く吸ってから挨拶する。まさか寝起きにチンポが入っているとは⋯⋯。

リーネ「んっ⋯⋯んあっ! タカシさんのおチンポ、また凝っていたみたいなので⋯⋯♡」

「朝からマッサージしてもらってごめんね。うっ⋯⋯でも凄く気持ちいいよ」

 まだマッサージプレイの続きらしい。

プリム「私も、起きたらタカシさんが乳首をマッサージしてくれていたので⋯♡」

 俺はプリムさんの乳首を吸いながら、オマンコを手で擦り上げ、腰を下から突き上げていった。

 そのままリーネさんの中に射精し、まだイッてないプリムさんともセックスして、ベッドと2人に「洗浄」をかけて着替える。俺がセックスした女性は、帰る時に凄く名残惜しそうだから、セックスしてからじゃないと帰れないな。

リーネ「あの、たくさんマッサージしてもらって、ありがとうございました♡」

プリム「昨日タカシさんが、試着室でみんなにしてらしたから、私達我慢できなくって⋯⋯♡」

 やっぱりバレていたのか。まあカーテン1枚だし、俺も一緒に試着室へ入ったからバレるわな。それで大胆に迫ってきたんだな。
 でも他の女性同様、2人は少し申し訳なさそうだ。俺が優しいから、無理をしてセックスしてくれたと思ってるんだな。

「俺も気持ち良くなれたよ。2人の中にいっぱい出しちゃってごめんね」

リーネ「いえ、とっても嬉しかったです♡」

プリム「それに朝から出してもらえるなんて⋯⋯♡」

「この事、ミミさんには内緒にしててくれる? その内ミミさん達にもマッサージするつもりだけど、みんな1度にはできないから⋯」

プリム「そ、そうですね。わかりました」

リーネ「でもタカシさんなら⋯⋯♡」

 昨日だけで20回以上射精してるのに、朝になったら勃起するチンポじゃ言い訳できないな。

 とりあえずセドム村に⋯⋯と思っていると、ミーシャから「念話」がきた。

『タカシさん、ミーシャです』

『おはようミーシャ。どうしたの?』

『おはようございます。寝てらっしゃいました?』

『いや、大丈夫だよ。あ、ちょっと待ってね』

「今知り合いと『テレパシー』で話してるから、ちょっと待ってね」

リーネ、プリム「「あ、はい」」

 言っておかないと固まった変なヤツに見られる。

『ああ、ごめんミーシャ。で、何かあった?』

『はい。今日一緒に、ギルドの指名依頼を受けてもらえませんか?』

 指名依頼か⋯。またギルドが危ない依頼をしてる可能性が高いな。受けなくていいようにお金を渡しているが、何か理由があるみたいだ。

『わかった。とりあえずギルドに行くから、指名依頼を受けておいて』

『はい。ありがとうございます』

 ギルドカードに入金の機能を付けて貰わないといけないから、1度ギルドに行ってミーシャとは外で落ち合おう。ミーシャの指名依頼に俺が一緒に行くと思われない方がいいからな。

「急だけど、ギルドに行かなきゃいけないから、2人ともまたね」

リーネ「あ、はい」

プリム「行ってらっしゃい♪」

 ポテトチップの入った瓶と、リーネさんの部屋用のエアコンを渡して、最後に両手を広げると2人が抱き付いてきたので、長めにキスをしてコレットの街に転移した。


 ギルドまで歩いて行って中に入ると、受付にアイリスが居たので頼んでみる。

「ギルドカードに入金の機能を付けてもらいたんだが⋯」

アイリス「⋯⋯っ!あ、はい。え? ああ、入金機能ですね。⋯⋯⋯ちょっとソファーで待ってもらえますか?」

「⋯⋯わかった」

 アイリスは俺が現れたのでビックリしたみたいだが、すぐに仕事モードで対応した。しかし一瞬何か言いたそうな感じがあった。

 ソファーで待っていると、アイリスから「念話」が飛んできた。

『タカシさん、ギルドカードに入金機能を付けない方がいいと思います』

『そうなの? まあアイリスがそう言うなら止めておくよ』

『はい。訳は仕事が終わってから話します。少しタカシさんに話しておきたい情報もありますから、夕方に連絡しますね』

『わかった。でも怪しまれる事はしなくていいよ』

『気を付けます』

 あまり長く「念話」するとアイリスが怪しまれるから、その方がいいだろう。
 銀行のカードを作るか。ハイデルベルク社長は、ギルドカードか銀行のカードを持ってますか?って言ってたしな。

 戻ってきたアイリスと受付で入金機能キャンセルの話をし、ギルドを出てコレットの街の銀行へ行った。カードを作ろうとしたが、連絡が取れる住所が必要だと言われたので、ユナに「念話」で話して住所を教えてもらい、無事に銀行のカードを作った。
 銀行のカードもギルドカードと同じで、名前などを登録した後、最後に血を1滴垂らすという作り方だった。気になったのでカードを「鑑定」してみると、「レジストレイション」という魔法が付与してあった。
 付与魔法師がいちいち付与しているのかと思ったが、機械のような物で作っているようだったから、魔法を付与できる機械があるみたいだ。

 ミーシャと会う為に「念話」で連絡すると、ギルドで指名依頼を受けた後、街を出た街道に居るらしい。

『前にタカシさんとマダラモンキーを討伐に行った、カルシェ村へ向かう街道です』

『わかった。今から転移するから待っててくれ』

「探索魔法」でミーシャを探すと、アイリの他に獣人女性が3人居る事がわかった。パーティーメンバーかな? 
 一応ミーシャ達の周りも調べたが、誰も近くに居ないので、ギルド職員がつけてきたりしていないようだ。念には念を入れておかないとな。最近、ガーランドの動きが無いからといって、油断していたらダメだ。

 街道に「転移」すると、ミーシャとアイリの他に猫耳の子が3人居て、急に現れた俺に驚いている。

ミーシャ「あ、タカシさん。急にお願いしてすみません」

「いや、大丈夫だよ。指名依頼は危ないから、むしろ遠慮はしないで欲しい」

 ミーシャ達は露出の高い、例の民族衣装の上に胸当てや肩当てだけだし、肌が魅力的になっているからヤバイな。朝からセックスしてきたのに、大丈夫か?俺。他のパーティーメンバーも居るから、何とか我慢しないと⋯⋯。

アイリ「この子達がパーティーメンバーです。ほら、挨拶して」

 アイリがお姉さんぽく挨拶を促すと、黒い猫耳の子が緊張しながら口を開いた。

リリ「は、初めまして! わ、私はリリといいます! 今日はよろしくお願いします!」

キャロ「わ、私はキャロと申します! タカシ様にはいろいろお世話になり、ありがとうございます! お礼が遅れてすみません」

ターニャ「わ、私はターニャです! タカシ様、あり⋯⋯いえ、お礼が⋯⋯お世話で⋯⋯あの⋯⋯ありがとうございます!」

 ターニャさんは緊張し過ぎてよくわからない挨拶をした。今から指名依頼に行くのに大丈夫か?

「俺はアカギ タカシです。タカシでいいよ。ミーシャとアイリと仲良くしてるから、みんなよろしくね」

リリ、キャロ、ターニャ「「「はい!」」」

 かなり緊張してるみたいだから、街道を歩きながらいろいろ話して打ち解けよう。パーティーメンバーだから、仲良くなっておいた方がいい。エッチな意味じゃなく、何かあったら大変だからな。本当だぞ!

ミーシャ「今回の指名依頼はカルシェ村の魔物討伐なんですが、ギルドがこの子達3人に指名依頼してきたんです」

アイリ「しかも断ったらギルドランクを維持できないって言ってきたらしいんです」

 ランクが下がってしまうのか⋯。いや、そんな決まりは無かった気がする。

ミーシャ「それでギルドに、私とアイリも付いて行くって抗議して、何とか了承させたんですが、何か企んでるような表情でした」

「またソフィーって職員?」

ミーシャ「はい⋯⋯」

 やはりあの職員は何かあるな。アイリスが大事な話があると言っていたから、ついでに聞いてみよう。

「今回はどんな依頼? またマダラモンキー?」

ミーシャ「はい。でもカルシェ村がまた魔物に襲われているみたいなのと、ちょっと気になる噂を聞いたもので⋯⋯」

 また? 前に行った時、マダラモンキーの群れをボスごとと、ガイズベアー3匹も討伐した。山の麓に村があるから、また魔吸木を切り倒しておいた方がいいな。魔薄膜の為にも必要だし。それより噂が気になる。

ミーシャ「カルシェ村なんですが、実は獣人女性が2人居なくなったらしいんです」

アイリ「家財道具や洗濯物もそのままらしいので、もしかしたらガーランドの手下に⋯⋯。カルシェ村に行って村長に聞いてみないと何とも言えないですが⋯⋯」

 確かモナミさんがカルシェ村の出身だったから、拐われていても不思議じゃない。ミリアちゃんとアイネさんが拐われかけた時は、俺が助けて脅したし、東区とはいえ王都で何度も誘拐はしにくいだろうから、他の街に手を伸ばしているかも知れない。
 ただ推測の域を出ないから、カルシェ村に行って村長に詳しく聞いてみないとな。あ、ついでにモナミさんの事も聞いてみよう。心配してる人がいるだろうしな。

「俺もかなり気になるけど、とりあえず村長に聞いてみよう」

キャロ「あ、あの⋯タカシ様」

「俺の事はタカシさんでいいよ。様を付けられるほど偉くないから、ちょっとくすぐったくてね」

キャロ「は、はい! タカシさん、カルシェ村の獣人女性も前に拐われているので、私、心配で⋯⋯」

「もしかしてウサギ族のモナミさん?」

キャロ「はいぃ! モナミさんは、私が凄くお世話になったお姉さんなので⋯⋯。でも、どうしてタカシさんはモナミさんの事を⋯⋯?」

「モナミさんは助けだして、今はセドムという村に匿ってる。元気だから心配ないよ。依頼が終わったら逢わせてあげようか?」

キャロ「は、はぁぁぁ! 良かった⋯。2年くらい前に拐われてしまって、ずっと心配だったんです。タカシさん、ありがとうございます!」

 感激して涙目になっているキャロさんを、みんなが嬉しそうに見ている。ミーシャとアイリはモナミさんに会っているが、あの時は1人1人自己紹介したりしなかったからな。
 それより俺は、嬉しそうなミーシャとアイリの笑顔が愛しくて仕方ない。綺麗になってから、露出の高い服を着ているのを見たのは初めてだから、身体を貪りたくて仕方ない。
 でも深刻な事態の可能性もあるから、今はあまり見ないようにしよう。見たら我慢できそうに無い。明日はエマちゃんの誕生日だから、今日はミーシャの家に泊まろうかな。


 綺麗になったアイリとミーシャの身体を見ないように、他の3人と話ながらカルシェ村に向かう。2人も俺の視線には気付いているようで嬉しそうだが、後輩パーティーメンバーの手前、欲情しないように耐えてるみたいだ。
 他のパーティーメンバーに詳しく話を聞くと、3人とも18歳でリリさんは猫族、キャロさんはチーター族、ターニャさんはサーバルキャット族らしい。みんな猫科だが、好きな食べ物がちょっと違うみたいだ。
 リリさんとターニャさんは魚が大好物で、キャロさんは肉が好きらしい。アイリからツレナイの塩焼きの話を聞いたらしく、食べてみたくて仕方ないという。
 一方キャロさんは、トンカツと唐揚げが凄く食べたいらしい。今度食べさせてあげよう。


 いろいろ話している内にカルシェ村に着いたので、村長の家に行って話を聞く。
 
 どうやら嫌な予感が的中したようだ。
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