ケモ耳女性達とハーレムライフ

錏陀羅龍

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第四章 料理と仕事

振動クリボーと忙しいタカシ

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 服屋を出て、時々他の店に寄りながらいろいろ見ていると、雑貨屋にトランプが売っていた。10個くらいしか無かったが、客が次々買っていて、すぐに売り切れてしまった。
 魚屋にも寄ったが、やはり海が近くにないので、川魚しか売っていない。猫族の為に海の魚を手に入れておきたいし、タルタルソースも作ったから、フィッシュフライも作ってみたいな。
 鶏肉ソテードッグが予想外に好評だったから、ハンバーガーも試してみたい。仕事に困っている東区やセドム村の人達の為に、屋台販売できる料理をいろいろ作っておいた方がいい。
 あ、ハイデルベルク社長のとこにも行かないと⋯⋯。意外に忙しいな、俺。ミーシャの家には暗くなってから行くとして、いろいろ用事を済ませておくか。


 みんなとの買い物デートを終え、とりあえずユナの家に「転移」して帰ってきた。

ユーリ「タカシさんは今からどうするんですか?」

 ソファーで寛いでいると、ユーリが少し欲情した感じで話し掛けてきた。ユーリとは、前にパイズリしまくって以来エッチしてないから、我慢させてしまっている。だが今日はミーシャの家に泊まるし、明日はエマちゃんの誕生日だからなぁ⋯。

「ちょっといろいろ用事を片付けておかないといけないから、王都やセドム村に行ってくるよ」

ユーリ「そうなんですか⋯⋯。あまり無理しないでくださいね」

 少し落ち込んでしまった。ユーリが綺麗になってから、我慢できなくなるから爆乳に触れないようにしているので、それも寂しいんだろうな。俺も触りたくて仕方ないが、前に触ったら一瞬でフル勃起してしまったから、挟まない自信がない。

「ごめんねユーリ。う~ん、今日はミーシャの家に泊まる約束してて、明日はエマちゃんの誕生日で、夜は一緒に寝る約束してるんだ。だからユーリの家には明後日以降に泊まるから、それまで我慢してくれるか? 綺麗になったみんなとは、1度1人ずつエッチしないと、本当に理性が飛びそうで心配なんだ」

 本当は今から6Pエッチをしたいくらいだし、いつもみんなで集まった時はそんな流れになる。でもエマちゃんか居るから、1人だけセックスしないで素股というのは可哀想だ。

ユーリ「ふふっ、そうだったんですね。確かに、前に私のおっぱいを触ってくれた時、服の上から触っただけなのに、おチンチンがスボンを突き破りそうなくらい大きくなっていましたもんね♡」

「そうなんだ。でもその代わりユーリの家に泊まった時は、ユーリのして欲しい事をたくさんしてあげるから、どんな事したいか考えておいて。変態な事でもいいからね」

ユーリ「⋯⋯はい♪ ワクワクしてきました」

「そう言えばユーリって、結構簡単に仕事を休めるの?」

ユーリ「あ、私は本屋でエッチな本の担当責任者なんです。この街は獣人女性やハーフエルフ女性が多いですから、エッチな本の売り上げが凄くて、忙しくない訳じゃないんですが、売れ筋の本の仕入れさえしておけば、後は私のする事はあまりないんです」

 エッチな本の担当責任者なのか! 凄いな。ユーリくらいになると、売れそうなエッチな本がわかるんだろう。

ユーリ「それにこの間、タカシさんがエッチな本を200冊も買ってくれたので、社長が私を凄く褒めてくれたんです。あとタカシさんがエッチな本を買っていってから、売り上げ伸びているんですよ」

「な、なんで?」

ユーリ「たぶんお客さんが、獣人女性用のエッチな本を買っていった人間男性のタカシさんの事をいろいろ想像して、妄想を膨らませているから、自分のした妄想に似たエッチな本を探しているのかも。私もそうでしたから」

 俺はこの街の獣人女性達のオカズにされているのか。まるで思春期男子のような感じだな。

 ユーリやアイリを我慢させて悪いので、今日買ったクリボーに魔法を付与してプレゼントする為、俺は無種魔法の魔法書を取り出して目的の魔法を探していく。
 ⋯⋯⋯⋯⋯あった。「バイブレーション」 ⋯⋯人や物を震わせる魔法。込める魔力量で震える速度を変えられる。と書いてある。
 人にも使えるのか。しかし人を震わせて何の意味があるんだ? やはりローター以外に使い道が無い魔法だな。
 無種魔法の魔法書は、こんな魔法ばかりだから読むのが大変だ。爪を伸ばす魔法とか、どんな時に使うんだろう。

 俺が収納からローターを出すと、みんなが興味津々な顔で覗き込んできた。「バイブレーション」だから、そのままだろう。
「振動」と念じて、「対象指定」を「クリボー」にすると、クリボーがブルブルと震え出した。成功だ! みんなビックリしているが、そのまま「振動」の魔法を付与した。元々込める魔力量で震える速度を変えられる魔法だから、「設定」しなくても大丈夫みたいだ。

アイリ「クリボーが⋯⋯動いてる」

ユーリ「え? ど、どういう魔法なんですか?」

ユナ「なんかブルブルしてますね」

 俺はクリボーを指で摘まんで、魔力を込めたまま服の上からユーリの乳首に当てた。

ユーリ「んっ、あっああぁん! こ、これ⋯⋯凄い♡ やっ、タカシさん、だめぇぇ♡」

 服の上から右の乳首に当ててるだけなのに、左の乳首まで勃起して服の中から主張している。

アイリ「気持ち良さそう⋯⋯。タカシさん、あたしにもしてください♡」

 俺はユーリの乳首からクリボーを離し、アイリの乳首に当てて少し多めに魔力を込めた。

アイリ「あっ、んふっ、あっ、す、凄いこれ♡ やぁっんんっ! 乳首が⋯⋯あっああっ♡」

 凄い威力だな。シャワーが気持ち良かったなら、クリボーも気持ちいいはずだ。あまりやるとアイリはイッてしまうので、そろそろ止めておく。

アイリ「あふっ、はぁ⋯はぁ⋯初めての刺激でした♡」

ユーリ「こんなの、クリトリスに当てたら⋯⋯♡」

 ユーリの言葉を聞いたユナが、何故か寝室に走っていった。どうしたんだろう? エッチな道具は嫌いなのかな?

 少し心配していると、走って戻ってきた。

ユナ「タカシさん! こ、これに同じ魔法を付与してくれませんか?」

 2人の感じ方を見て欲しくなったのか。心配して損したな。ユナはエッチな道具を寝室に隠しているみたいだ。流石に悪いから、「探索魔法」で探したりしない方がいいな。プライバシーは大事だ。

「う、うん」

 ユナの持ってきたクリボーに「振動」の魔法を付与する。このクリボーをユナが使っていると思うと、凄く興奮するな。匂いを嗅いだら、恥ずかしさで泣いちゃうかも知れないから止めておこう。

ミーシャ「きょ、今日家に来られた時、私もお願いしていいですか?」

「いいよ。そのままちょっと使わせてくれる?」

ミーシャ「⋯⋯はい♡」

 みんな欲情しているというより、早く使ってみたそうな雰囲気になっている。エマちゃんも興味津々だ。バイブは怖いけど、ローターなら大丈夫みたいだな。

エマ「タカシさん。私も⋯⋯欲しいです♡」

 顔を真っ赤にして、恥ずかしそうにエマちゃんが言った。本当にいちいち可愛過ぎる美少女だ。しかしクリボーは2つしか買ってないんだよな。この2つは我慢させているアイリとユーリの分だし⋯⋯。

「ごめんエマちゃん。クリボー2つしか買わなかったから⋯⋯」

アイリ「クリボーなら、新品が収納鞄に入っていますから、それはエマちゃんにあげてください」

 流石変態アイリだ。ニンチンやウィードネクターだけじゃなく、クリボーまで持ち歩いているのか。まあペニスバンドも収納鞄に入れていたくらいだから当然か。

「はい、エマちゃん。でも明日の夜までは使わないでね」

エマ「あっ⋯⋯はい♡」

 それからアイリが収納鞄から出したクリボーにも魔法を付与した。みんな満足そうだ。大量に買って、エリダさん達にプレゼントしようかな。
 オナニーする場所に困っているかも知れないから、ジョーイ社長に使用目的は内緒にして、ベッドが1つ置けるくらいの小さな部屋を2部屋ほど作ってもらうか。ベッドに「洗浄」の魔法を付与して、部屋に「防音」の魔法を付与すれば、快適なオナニー部屋の完成だ。
 自分がオナニーするならって考えると、アイデアが簡単に浮かんでくるもんだな。

ユーリ「こんなの、絶対売れますよ!」

アイリ「オナニーに革命が⋯⋯」

 何でも商売になるな。オナニーの革命って何だ? よくわからないが、振動するクリボーがあれば、アイリとユーリも我慢できるだろう。
 俺の勃起したチンポの写真でも渡しておけばオカズに困らないと思うが、カメラが無いんだよな。似たような物が無いか、ハイデルベルク社長に聞いてみよう。印刷会社だから、そういう物を持っているかも知れない。

 もう3時を過ぎたくらいだから、急いで用事を片付けなければ。何をするか紙にメモしておいて、効率良く片付けないと夜まで時間がない。

「ユナ。また薄味のパンを焼いておいてくれないか? 丸い形のも欲しい」

ユナ「あ、はい。細長いのはたくさん焼いて収納箱にあるので、丸いパンを焼いておきます」

「ありがとう。じゃあちょっと用事を全部片付けてくるよ。夕食は、またみんなで食べよう」

みんな「「「はい♪」」」

アイリ「あ、えあこん?っていう魔道具をお願いできますか? あたしも暑さに弱くて⋯⋯」

 いつも元気だから忘れていたが、アイリも尻尾がフサフサしてるから、暑さにかなり弱いはずだな。
 俺は収納からエアコンを3つ出して、アイリとミーシャとユーリに渡した。

アイリ達「「「ありがとうございます」」」

「タンスの上に置いたら大丈夫だと思うけど、なるべく高い位置に置いた方が部屋が冷えやすいと思う。あとタンスに風が当たって水滴が付くかも知れないから気を付けてね。一応建築屋の人に頼んで、対策を考えておくから」

アイリ「「「はい」」」

 みんなに手を振りながら、王都近くの森に「転移」した。


 森で「探索魔法」を使い、今度は西区の人の居ない路地に「転移」し、グーテンベルクへ歩いていく。
 いつものように受付で社長を呼んでもらうと、すぐに出てきてくれた。

「タカシさん。丁度連絡しなければいけない事があったんですよ」

「なかなか来れなくてすみません。内緒にしてもらえるなら、連絡が取れる魔道具を渡しておきましょうか?」

 この社長は信頼できるし、西区の会社の社長が個人情報を漏らしたりしないだろう。

「連絡が取れる魔道具? そんな物をお持ちなんですか?」

 俺はフローライトの石を出して、社長しか使えないように「念話」を付与し、使い方を説明した。
 ユナにフローライトの事を聞くのを忘れてたから、また夕食の時に聞こう。
 
「凄い魔道具ですね! こんな便利な物、西区のお店でも見た事ないですよ」

「社長しか使えないようにしてあるので、失くしたり盗まれたりしても大丈夫です。俺も連絡に困るので、それは持っていてください」

「はい。ありがとうございます。それで、ギルドカードに入金の機能を付けるという話ですが⋯⋯」

「ああ、それなら銀行のカードを作ったので、そっちでお願いできますか?」

「そうでしたか。それは良かった。ギルドカードに入金の機能を付けない方がいいとお伝えしたかったんです」

 社長までアイリスと同じ事を言っている。何か理由がありそうだな。

「金額が少なければ大丈夫なんですが、権利金は多額になるので⋯⋯。あ、それよりトランプが予想以上に売れて、生産が追い付かないくらいなんですよ」

 急に話を変えたな。ギルドの事だから言いにくいんだろう。あとでアイリスに聞くから、無理に聞かないでおこう。

「そうなんですか? この会社で生産が追い付かないって相当ですね」

「はい。タカシさんがおっしゃった、遊び方を書いた説明書を付けたのも良かったんだと思います。でもこのままでは生産が大変なので、工場を増築するか迷っています」

「もし増築するなら、俺の知り合いの建築会社に任せてもらえませんか? 凄腕の職人ばかりですし、工場の作業場を涼しくする魔道具とかも格安で取り付けられます」

「作業場を涼しく⋯⋯。それ、凄いですね! 印刷は暑いと上手くいかないんですよ」

 エアコンを見せた方が早いな。ここでジョーイ建築会社を売り込んでおかないと⋯⋯。

「ちょっと今から使う魔法も内緒にしてもらえますか?」

「は、はい。それはもちろん⋯」

 収納から小さいエアコンを出して、社長の前で起動する。

「しゅ、収納魔法ですか!? 流石SSランクの冒険者ですね! それに凄く冷たい風が⋯⋯」

「これはエアコンといって、部屋を涼しくする魔道具なんです。広い場所用の天井に取り付ける大きな物もありますから、作業場全体を涼しくできますし、込める魔力量で風の強さを変えられます」

「凄い魔道具ですね! これがあれば作業が捗りますよ!」

「まあ社長にも都合があると思いますから、判断はお任せします。別にエアコンだけの設置でも構いませんから」

 知り合いの建築会社があるかも知れないから、無理強いは出来ない。王都の建築会社に、仕事を奪ったとか言われても困るしな。
 だがエアコンの設置だけでも、ジョーイ社長達の仕事をアピールできる。腕のいい建築会社だとわかれば、次から仕事を頼んでくれるかも知れない。営業って大変だな。

「いえ、是非お願いします! あまり大きな声では言えませんが、王都の建築会社のほとんどは、軍隊に嫌がらせを受けているんです」

 なんだと! いや、ジョーイ社長達は、給料を軍隊に吸い上げられると言っていた。嫌がらせをされたくなかったら金を払えって事だろうか。まるで昔のヤクザだな。だが何で建築会社を狙うんだろう?

「俺の知り合いの建築会社なら大丈夫ですよ。何かあったら俺が責任を取ります」

「それなら安心です。でも軍隊にはくれぐれも気を付けください。あ、増築するか迷っているので、少し待ってもらえますか?」

「もちろん。エアコンだけでも今の作業場に取り付けましょうか? 値段は⋯⋯設置料込みで1台金貨15枚でどうでしょう? この小さいエアコンなら、金貨4枚で」

「や、安過ぎませんか!? こんなに便利な魔道具を、そんな値段で⋯⋯」

 呆れられてしまった。魔道具自体が高いし、エアコンには2つの魔法が付与してある。同じ2つの魔法が付与してあるお湯の出る魔道具なんて、金貨130枚くらいするらしいしな。やっちまったか?
 だがエアコンなんて、安いのは家電量販店で5万くらいだし、業務用でも確か30万くらいだったはずだ。

「試供品って事で安くしておきますよ」

 こう言っておけば、後で値段を変えても大丈夫だろう。我ながら嘘が上手くなったもんだ。

「なら、是非お願いします! 作業場に2つと、事務所に小さいのが欲しいです」

「ありがとうございます。建築会社に言って、また連絡しますね。それと1つ聞きたい事があるんですが、人や物、風景なんかを記録できるガジェットってありますか?」

「ガジェットというか、キャメラという魔道具ならありますよ。かなり高価だったんですが、印刷会社には絶対必要な物なので⋯」

 カメラじゃなくて、キャメラなのか。だが魔道具なら、「鑑定」すれば何の魔法が付与してあるか解る。

「少しだけ見せてもらう事って出来ますか?」

「作動させるとお金が掛かるので、見るだけならいいですよ」

 社長に付いていくと、撮影現場のような部屋に案内され、白い壁の前に四角い箱があった。たぶんこれがキャメラだろう。

「この白い壁の前に物を置いて、キャメラに魔力を込めながら詠唱するんです。その後、キャメラを紙の上に置いて違う詠唱をすれば、下の紙に物の画像が印刷される、という魔道具です」

 何かややこしいが、ポラロイドカメラみたいな物か。暗室で現像するようなイメージをしていたが、魔道具だからフィルムみたいな物は無いんだな。
「鑑定」してみると、「カメラ」と「デベロッピング」という2つの魔法が付与されていた。この2つの魔法が連動しているみたいだな。というか「キャメラ」じゃなくて「カメラ」じゃないか。たぶん読む人によって違うだけだろう。

「ありがとうございます。どうしても見たかったので助かりました」

「いえいえ、タカシさんはうちに仕事をくれたお客様ですから」

 それからまた応接室に戻り、銀行のカードを登録してもらってから会社を出た。

 次は海に魚を採りに行くが、その前に浜さんの漁場を確認しておくか。間違って漁場で魚を採ってしまったら怒られるだろうからな。


 南区に「転移」して、「探索魔法」で「浜さん」を探すと、やはり南区の端の方にたくさん居るのがわかった。
 王都は城壁に囲まれているが、海に船で出られるように、城壁が下半分無い場所が南区と西区にある。そこにも無断で王都へ入れないように、警備員が常駐しているらしい。俺は「転移」を使って無断で出入りしているから、バレたらヤバいだろうな。

 浜さんの居住区へ向かうと、魚屋だらけだった。前に見た「海洋人」がたくさん居るが、やはり女性はみんな美人だ。混血種の女性は美人なのか?
 魚屋がたくさんあるから、ここで魚を買った方が早いな。

「いらっしゃい! あら、素敵な人間男性ね。 お兄さんなら安くしておくよ~♪」

 魚屋らしく、勢いのある声を掛けられたと思ったが、すぐに欲情したような声になった。やはり海洋人女性も人間男性に欲情するのか。
 並んでいる魚を見てみると、カツオやブリ、サバやアジなんかがあって、横の木箱にはサザエやハマグリ、ホタテといった貝類が入っている。おお! 伊勢海老まであるな。
 とりあえずフライにするならアジだな。カツオはタタキとカツオブシ、ブリは刺身と照り焼き、サバは味噌が無いから煮付けだな。アジをたくさんと、他の魚を少しずつ、後はホタテと伊勢海老を買っておくか。

「じゃあこの魚を30匹と、こっちを5匹ずつ、これは2匹ください。あ、あとこっちの海老を5匹と、この貝を10個お願いします」

 魚の名前が違うかも知れないので、指を差しながら指定した。

「そんなに買ってくれるの? ありがとうお兄さん。じゃあ言った通り安くしておくよ。捌いてあげるから、ちょっと待っててね」

 店主の海洋人女性が、凄く嬉しそうに魚を捌いてくれる。見ていると、水をかけながら小さな出刃包丁で綺麗に鱗を取り、頭を落として内蔵と血合いも取って、そのまま箱に氷を入れて詰めていく。
 しまった。どうやって収納するか⋯。こういう時の為に、荷車を持っておいた方がいいな。木箱3つくらいだから、無理矢理担いで路地まで走るか。

「はい、捌けたよ。全部で金貨2枚でいいよ。持って帰れるかい? なんなら小さい荷車を貸そうか?」

 ブリが5キロくらいだし、伊勢海老が高いから、そんなもんだな。誤魔化す為に荷車を借りるか。でも返しにくるのが面倒だ。

「近くに荷車置いてるから、すぐに返しにきます」

「そうなの? じゃあ荷車に積んでおくね」

 金貨2枚を渡し、荷車を引いて近くの路地まで行き、木箱を全部収納してから荷車を返した。

「ありがとうお兄さん。また来てね~♪」

 満面の笑みで見送られながら魚屋から離れたが、周りの魚屋が羨ましそうな顔で俺を見ていた。また来た時は違う魚屋で買った方がいいな。

 次は南区の酒屋へ行く。ラルフさんにエールと唐揚げを用意しておくと約束したのを思い出したからだ。唐揚げはあるが、エールがないからな。
 酒屋へ入ってエールを探すと、俺が思っていた通り、前に中華屋で飲んだコーラみたいな酒だった。俺もちょっと欲しいから、4ケースくらい買っておこう。
 
 会計してもらい、また荷車を借りて同じように収納してから返した。いちいち面倒だが、あまり収納魔法が使える事を知られると、「一緒にギルドの依頼に行って、魔物の死体を持って帰ってくれ」というヤツが寄ってきそうだから仕方ない。
 ギルドも約束通り、他の冒険者にバラしてないみたいだしな。

 よし、後はセドム村だな。ジョーイ社長にグーテンベルクの事を相談しておかないと⋯⋯。路地に入って、今度はセドム村に「転移」した。


 ビニールハウスも気になるが、時間が無いのでそのまま休憩所に向かう。

「こんにちは~」

 休憩所の扉を開けて挨拶したが、誰も居なかった。みんな仕事をしてるから、休憩所に居なくても不思議じゃない。
「探索魔法」でジョーイ社長を探そうとしていると、「念話」が入った。

『タカシさん。ジョーイですが、今大丈夫ですか?』

『はい、丁度社長を探していたんです』

『そうでしたか。魔吸木の実がそろそろ無くなりそうなので、採ってきてもらえますか?』

『魔吸木の実なら、また魔吸木ごと2本切り倒してきたので、今からそっちに向かいます』

『えぇ!  そ、そうなんですか? ならお願いします』

 俺は「探索魔法」でジョーイ社長を探し、魔薄膜を作っている作業場に「転移」した。

 作業場には魔薄膜を作る道具が3台あって、魔吸木の実を磨り潰す→魔薄膜を作る→出来た魔薄膜を干す→乾燥した魔薄膜を切る、という流れで、みんなそれぞれ作業をしていた。

ジョーイ「こんにちは、タカシさん」

「ジョーイ社長、みなさん、お疲れ様です」

みんな「「「お疲れ様です」」」

 俺が作業場に来ただけで、みんなが嬉しそうにしてくれた。こういうのは大事だな。

「美味しいお菓子を作ったので、手が空いたら食べてください」

みんな「「「ありがとうございます」」」

 差し入れも大事だ。週末に唐揚げとエールを渡したら、凄く喜んでくれそうだな。

ジョーイ「セドム村の復興工事は終わりましたから、ファプールを作る建物が完成したら、私は営業活動をしてみます」

「あ、丁度その事で話があるんですよ。社員以外で次の仕事を探している人にも、俺から仕事の提案がありまして⋯⋯」

 そう言うと、作業をしていたみんなが驚いた顔で俺を見た。

「まだセドム村に作って欲しい物があるのと、王都や街で売ったら流行りそうなお菓子や料理があるので、作って店に卸したり、屋台販売をしてみてはどうですか?」

ジョーイ「タカシさんが考えたお菓子や料理なら、絶対流行りますね!」

「お、俺、屋台販売をやってみたいです!」

 魔薄膜を切っていた獣人男性が、勢い良く手を上げて言った。まだ社員以外の作業員を「鑑定」してないから、正直名前がわからない。「鑑定」して名前を知っているように振る舞わないと、今更失礼過ぎる。
「鑑定」すると、『サム 猿族の獣人 ♂ 28歳 魔法種火魔法』と出た。同じ猿族でも、ニールさんは人間と同じような耳だったが、サムさんの耳は毛が生えていて、頭の上にある。

「サムさん。もう夕方なので、今度また販売する料理を食べて、それから判断してもらっていいですよ」

サム「は、はい! ちょっと焦ってしまいました」

 少し恥ずかしそうに頭を掻くサムさん。みんなも少し笑っている。
 なんか授業中に先生の話を遮って、先走った質問をする生徒、みたいな感じだ。

「あとセドム村で酪農や、お菓子を作る工場とかを考えていますから、今度詳しくお話します」

みんな「「「おおぉぉ!」」」

 みんな期待した感じで、まだ詳しく話してないのに嬉しそうだ。

「作業を止めてしまってすみません。ジョーイ社長、今から少し話せますか?」

 そう言うと、みんなまた作業を再開したが、何かヤル気満々になってしまった。次の仕事が心配だったのかも知れないな。

「はい。じゃあ休憩所に行きましょうか?」

「そうですね」

 俺はジョーイ社長の肩を掴んで休憩所に「転移」した。


「前に西区の会社で、トランプを作って販売するって話したでしょう?」

「はい。ミリアに凄くねだられたって、マイアが買って来てました。私もやってみたんですが、凄く楽しかったですよ。流石タカシさんが考えた遊びですね!」

 俺が考えた遊びじゃないが、もうミリアちゃんまで知っているならバカ売れしてるみたいだな。

「楽しく家族団欒してくれて嬉しいです。実はトランプが予想外に売れて、生産が追い付かないらしいので、西区の印刷会社の社長が作業場を増築するかも知れないと言っていて、その増築工事をジョーイ建築会社にお願いできないかと思いましてね」

「た、タカシさん、営業をしてきてくれたんですか!? しかも西区の会社の増築工事って⋯⋯」

「ええ。ただ増築するかまだ考え中なので、糠喜びさせたらすみません。でも今の作業場にエアコンを設置する仕事を頼まれたので、今度ベンさん達と一緒に行きましょう」

「はい! ありがとうございます。タカシさんに恥をかかせないよう、完璧な仕事をしてみせますよ!」

 ジョーイ社長が舞い上がっている。トランプが売れてるみたいだし、エアコンを付けたら増築工事をする気になってくれるだろう。
 トランプなんてずっと売れる物な気がするし、まだカルタとか花札とか、印刷会社で作れるカード遊びあるから、それも作ってもらったら、増築せざるを得ないだろう。
 ラルフさんに頼んで、ジェンガを作っても売れそうだ。ユナ達と遊びたいから、1つ作ってもらおう。

「印刷会社の社長に聞いたんですが、王都の増築会社は軍隊に嫌がらせを受けているんですか?」

「⋯⋯はい。正確には軍隊に雇われた盗賊やチンピラです。そいつらが建築作業の邪魔をしたり、資材を盗んだりして、軍隊に金を払わないと止めさせられない流れになっているみたいです」

 舞い上がっていたジョーイ社長が、急に暗い顔になってしまった。なるほど。チンピラが嫌がらせをして、軍隊が取り締まるって流れか。本当に昔のヤクザみたいなやり方だな。

「騎士団みたいな組織は無いんですか?」

 普通チンピラを取り締まるのは騎士団だろう。

「騎士団もあるのですが、昔ガーランドの横暴に謀反を起こして、団長が幽閉されてしまい、それ以来軍隊のやりたい放題になってしまったんです」

 団長が幽閉って、謀反を起こしたから当然だろうが、謀反を起こして当然な理由だ。軍隊のというより、ガーランドのやりたい放題なんだろう。どうなってるんだこの国は。宰相や姫様の事はわからないが、ガーランドがクソ野郎なのはわかる。

「チンピラの対応は俺に任せて、ジョーイ社長は仕事に集中してください」

「は、はい。でも軍隊には気を付けてください。タカシさんに何かあったら耐えられません」

 仕事に困るとかじゃなく、俺の事を心配してくれているんだな。チンピラと軍隊は繋がりがない前提だから、チンピラをぶっ飛ばしても軍隊は何も言えないだろう。

「しかし何故建築会社だけが狙われるんですか?」

「王都の南区では、建築の仕事が1番儲かるからだと思います。他の儲かる仕事は北区や西区と繋がりがあるので、北区の貴族の手前、何もできないんだと思います」

 そういう事か。ケイトさんの店は南区で1番の女性服屋だが、西区と繋がりがあるから嫌がらせされないんだな。仕事を頑張って儲けても、貴族と繋がりがないと嫌がらせされるって事か。
 だが貴族が権力を持っているという訳じゃなく、ガーランドだけが悪い気がする。幽閉された騎士団長の事も気になるから、1度調べてみよう。

「先にみんなを匿っている家屋を少し増築して欲しいんです。あと村長に相談してみないとわかりませんが、セドム村でホロリ鳥の酪農をしたいので、鶏小屋を建てて欲しいです」

「増築って、まさかまた拐われたのですか?」

「ええ。でも今夜助け出して、その人達は住んでいた村に匿ってもらいます。増築して欲しいのは別の用途でして、ベッドが1つ置けるくらいの部屋を2つ作ってもらえますか?」

「ベッドを1つ⋯⋯。わかりました。地下は大変なので、リビングを増築しましょう」

 え? バレてないよな? ベッドを1つと言っただけだから大丈夫だと思うが、もしかしたら獣人あるあるなのかも知れない。


 オナニー部屋の話が終わった頃、ラルフさん達社員が休憩所に入ってきた。そろそろ今日の仕事も終わりだろう。

コリン「ラルフに聞いたんですが、さっき言ってらしたお菓子を⋯⋯」

 ラルフさんに聞いたから食べたくなったんだな。俺は収納からポテトチップとポップコーンの入った瓶を取り出した。

「夕食前なので少しだけにして、残りは明日の休憩中にしてください」

コリン「はい。でも凄く美味しいそうな匂いが⋯⋯」

ベン「コリン。ぢゅるるっ、ヨダレが垂れてるぞ!」

ジョーイ「いや、ベンもだぞ!」

 みんなが一口ずつ食べると、少しだらしない顔になった。

ベン「んん! ラルフの言った通り、酒に合いそうだな!」

コリン「ヤベッ、手が止まらなくなりそうだ」

ジョーイ「甘いお菓子はあまり食べないんですが、これは塩気があって凄く美味しいですね」

ラルフ「でしょ? こんなの絶対売れますよ」

ニール「んんっ、んぐっ、むぐ、めちゃくちゃうめぇ!」

 1番食いしん坊なのはニールさんだな。キャラが崩れている。

ジョーイ「みんな夕食前だから、そのくらいにしておけ」

「週末にエールと、エールに合う料理も用意しておきますから、今度の休みもお酒を飲んで満喫してください」

コリン「凄く楽しみでヤル気が出ますよ!」

ジョーイ「ありがとうございます」

 みんな凄く嬉しそうだ。どんどん普通の幸せな生活に近付いてる気がするから、俺も嬉しいな。

「あ、水の出るパイプやエアコンなんですが、借家に付けられるようにできませんか?」

ベン「借家に設置するなら、水の出るパイプはクランプを付けて挟めば大丈夫ですよ」

コリン「エアコンは脚を付ければいいと思いますが、倒れたら危ないですねぇ⋯⋯」

ニール「柱にクランプで挟めないか?」

ベン「柱があればいいが、エアコンは風が部屋全体に広がる、なるべく高い位置に設置しないとダメなんだ」

ニール「そうなのか。借家じゃ難しいな」

「俺に考えがあります」

 また絵を描いて、突っ張り棒の説明をする。

ニール「へぇ~! ネジを回す要領で、緩めると逆に固定できるって構造ですか! 凄い発想だ。これって狭い場所なら、壁に2本平行に付けて、その上に板を置いたら棚になりますね!」

 流石ニールさんだな。突っ張り棒の別の使い方にすぐ気が付いた。

「そうです。あまり重い物は乗せられませんが、向かい合った狭い場所なら借家でも棚が作れます」

ラルフ「凄い道具だ。流石タカシさんですね!」

ニール「でもそれなら、その棒に横向きに棒を付けて、それを2本を床と天井で突っ張って板を置いたらいいんじゃないですか? その方がある程度重い物でも置けるでしょう」

 そうか。そういう大きな突っ張り棒もあるな。洗濯物を干したりするヤツだ。

ベン「え? どういう事だ? ちょっと絵を描いてくれないか?」

 だがみんな理解できないみたいだ。説明が難しいよな。俺は知ってるから理解できたけど、普通は無理だろう。
 ニールさんが絵を描きながら説明すると、みんな納得した。

ラルフ「横を縦にする所が、ニールらしいな」

ニール「いや、俺はタカシさんの発想に足しただけだから、凄いのはタカシさんだよ。それにタカシさんは絵に描かなくても理解できてましたよね?」

「まあ⋯。それに横の棒を付けて、雨の日に部屋で洗濯物を干したりできますから、使う人によって発想はいろいろあると思います」

ジョーイ「それ、凄く面白い商品になりますね! みんなが考えていろんな用途で買っていくなんて、私達建築屋と同じ事をみんなが自然に、しかも知った人が自分なりの便利な使い方を考えいく。凄すぎる商品になりますよ!」

 言われて気付いたが、突っ張り棒って凄いな。トランプもこんな感じで遊び方が増えていったんだろう。しかし次から次へと商品にしたら、俺の口座がパンクする。
 魔物をギルドに持って行くだけで暮らせるから、住む場所にも食べ物にも困らない。その上エッチな事をいつでもしていいという、美人でスタイル抜群なケモ耳女性が俺には5人も居る。贅沢過ぎる悩みだが、これ以上お金要るかな?

「商品にするかどうかは置いといて、水の出るパイプを挟んで設置できる物を、3つだけ作ってもらえますか?」

 とりあえずアイリ達の分が欲しい。

ラルフ「クランプはあるので、すぐ作れますよ」

ベン「ちょっと待ってくださいね。えーっと⋯⋯、これをここに付けてしまえば⋯⋯」

 ベンさんがまたドヤ顔で、インパクトドライバーを使ってクランプをパイプの付根に取り付けていく。めっちゃ簡単そうに改造していると思ったら、固定する部品を外して、そこに挟める部品を付けているだけだった。インパクトドライバー要るのか?

ベン「出来ました。どうです? これなら流し台の端に、簡単に設置できますよ」

 またドヤ顔で言ってくる。よほどインパクトドライバーが欲しかったんだな。

コリン「ベン⋯。今の作業に、スクリュー要るか? 嬉しいのはわかるが、その顔は止めておけ」

 コリンさんから厳しいツッコミが入った。俺も我慢してるんだから、それは言わないでやってくれ。というかスクリューという道具なのか。

ベン「こ、この方が早いだろう? 仕事は早い方がいいに決まってる」

ジョーイ「もちろんそうだが、丁寧さも大事だぞ! 早ければいい訳じゃないし、そんな顔してたらお客さんが反応に困ってしまうぞ!」

 ジョーイ社長がそう言うと、みんなケタケタ笑いだし、俺も釣られて笑ってしまった。いいな、こういうの。信頼し合える男同士って楽しいな。
 俺も週末一緒に酒飲みたいかも。エールなら結構飲めると思うから、そういう飲み会も楽しそうだ。


 久しぶりに男同士の楽しい談笑をして、みんなは家に帰るので、俺もユナの家に帰る。
 夕食を食べたら、綺麗になったミーシャと⋯⋯。楽しみで仕方ない。あの美人でカッコイイパーティーリーダーを押し倒して、めちゃくちゃ子宮と顔に射精したい。あの美脚も楽しみだな。

 どう考えても意味がない気がするが、明日エマちゃんと優しくセックスできるように、今夜はミーシャでいっぱい射精しよう。
 今日買った軽装鎧姿で、美人なミーシャを犯すプレイをしたら喜んでくれそうだ。


 そんな事を考えながら、少し勃起したままユナの家に「転移」した。
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