ケモ耳女性達とハーレムライフ

錏陀羅龍

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第六章 ハーレムライフ(仮)

マミの発情期とリムナとのトラウマ払拭セックス♡

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「あっ、えっと⋯私が欲情して我慢できなくなっちゃって⋯。タカシさん、ごめんなさい!」

 えっ⋯あっ、そうか!
 エリダさんと同じように、自分が発情してしまって、俺が優しいからセックスしてあげたと思って罪悪感があるみたいだ。

「欲情したのは俺のせいなんだから、ナディさんが謝る必要はないよ。俺も海洋人のナディさんとセックスしたくなっちゃったし⋯」

「あはぁぁぁ、タカシさん♡♡」

 俺が素直に白状すると、ナディさんは目をキラキラさせながら嬉しそうにした。

リムナ「タカシさん、私も⋯私にもぉ、ダメ⋯ですか?♡」

マミ「おチンチン⋯♡ んっ、はうっ、あはぁっ、はぁ⋯はぁ⋯んんっ、あっ、精子⋯ほしい♡ はぁ⋯んはぁぁぁ、精子⋯精子⋯」

 ん?
 マミさんの様子がおかしいので「鑑定」すると、「マミ 熊族の獣人 ♀ 25歳 魔法種無し 発情期」と出た。
 25歳だから、俺の勃起チンポを見て発情期が来てしまったみたいだ。

「発情期が来ちゃったみたいだけど、大丈夫?」

ナディ「ええっ!」

リムナ「マミ! あっ⋯タカシさんのおチンチンを見ちゃったから、発情期が早く来ちゃった?」

マミ「うん⋯そう⋯みたい。はぁ⋯んっ、タカシさん、精子⋯んんっ、精子ください♡」

 丁度いいタイミングだと思ったが、俺の勃起チンポを見たせいなんだよな。

「リムナさん、少し我慢してくれる? まずはマミさんの発情期を治すよ」

リムナ「はい、もちろん! 発情期は辛いですから、治してあげ ⋯⋯えっ? あの⋯セックスしてくださるんですか?♡」

 どうやら一瞬、魔法で発情期を治すと思ったみたいだが、俺が「少し我慢して」と言った意味を理解して、リムナさんが満面の笑みを浮かべて聞いてきた。
 熱中症っぽい症状も魔法では治せなかったから無理だろうし、セックスして治してあげたいから試さないでおこう。

「うん。マミさんとセックスして発情期を治した後、リムナさんともセックスするよ」

マミ、リムナ「「あはぁぁぁぁ♡♡」」

 2人がベッドに上がり、リムナさんがマミさんの服を脱がせると、マミさんが四つん這いになってお尻を突き出してきた。
 エマちゃんの時もそうだったが、発情期の時はバックでするものなのかな?

「後ろからがいい?」

マミ「はぁ⋯はぁ⋯んふっ、えっ? あの⋯あっ! セックスだから⋯♡ なら、前からお願いします♡」

リムナ「はぁぁぁ♡♡」

 交尾しかしたことがないから、バックでするものだと思ったみたいだが、エロ本の知識を思い出したのか、2人が歓喜の声を漏らした。

 マミさんが仰向けになり、足をM字に開いて両手でオマンコを広げた。
 発情期になっているから、ピンクの肉ヒダがヒクヒクと誘うように動き、愛液が漏らしたように溢れている。

「すぐ楽にしてあげるからね」

 嬉しそうだが辛そうなので、俺は勃起したチンポをオマンコに擦り付け、一気に奥まで挿れた。

「あっ、あぅぅぅっ♡ あはぁぁ⋯タカシさんのおチンチン、凄く大きくて⋯硬い♡ あんっ、んふっ、精子⋯ください♡」

 発情期なので膣が生き物のようにチンポを刺激してくる。
 早く射精してあげた方がいいので、始めから激しく腰を振っていく。

「あっあっあっ、あはぁんっ、凄い♡ セックス気持ちいい♡ あんっ、精子欲しい⋯んっ、あっイクッ♡ ああんっ、んっあはっ、はうっんっ、精子⋯精子⋯♡」

 マミさんはすぐにイッたようだが、発情期なので子宮に射精しない限り治まらない。

リムナ「凄い⋯♡ あっ、はぁ⋯はぁ⋯あんっ、んっ、ああっ♡」

ナディ「あっ、はぁ⋯んんっ、セックス凄い♡ あっ、んはぁっ♡」

 リムナさんとナディさんが、俺とマミさんのセックスをおかずにオナニーしだして、寝室に複数の喘ぎ声と水音が響く。
 
「あっあっ、んっ、イクッ♡ あっはあぁっ、んふっ、精子⋯欲しい♡ んあっ、おチンチン気持ちいい♡」

 すでに何度もイッているみたいで腰がビクビクと痙攣している。
 早く射精してあげたいので種付けプレスで激しく腰を振ると、オマンコがチンポに吸い付く感触が強くなった。
 睾丸から精子を吸い出そうとしているみたいな感じだ。
 
「ああっ! はぁ⋯はぁ⋯んっ、イキそう⋯。んあっ、はぁ⋯イクッ⋯イクッ! んっ⋯⋯ああっイクッ!!!」

──ドピュッ! ドクドクッ! ビュッ、ビュルルルルルッ!

 子宮に亀頭を突き付けて思い切り射精した。

「あああぁぁぁぁっ♡♡♡ あっ⋯熱い精子⋯いっぱい来てる⋯♡ はぁ⋯んっ、はふっ、んんっ♡ 凄い⋯セックス⋯幸せ⋯♡」

 中出しされると同時に達して幸せそうに感想を言うと、マミさんはそのまま気を失った。
 発情期の後は身体が怠くなるらしいので、チンポを抜いて自分とマミさんに「洗浄」をかけ、マミさんに「回復」の魔法をかけてベッドの端に寝かせた。

 次はリムナさんとセックスだ。
 そう思っただけで再勃起したチンポは、我慢汁まで垂らしている。
 絶倫にも程があるな。

 リムナさんを見ると、呼吸を荒くしながらチンポを見ていた。
 ナディさんはオナニーしてイッたようで、ベッドに横たわって幸せそうしている。

リムナ「タカシさん⋯♡ んっ、はぁ⋯はぁ⋯あふっ、あっ、んんっ、あの⋯おチンチンを舐めていいですか?」

 かなり辛そうだけど、セックスの前にフェラをしたいみたいだ。

「うん。じゃあセックスする前に舐めっこしようか?」

「はい♡」

 俺がベッドに寝転ぶと、リムナさんが俺の顔を跨いでシックスナインの体勢になってくれた。

「はぁ⋯んっ、はふっ、んんっ、すぅ⋯すぅ⋯んっ、あはぁぁぁ♡」

 リムナさんが亀頭に鼻を擦り付けて匂いを嗅いでいる。
 恥ずかしいが、欲情させてしまった俺に拒否権は無い。


 リムナは、タカシの勃起した逞しいチンポを見た瞬間、ガーランドの短小包茎チンポの記憶が吹っ飛んでいた。
 そして今、我慢汁が溢れるタカシのチンポの匂いを嗅ぎ、トラウマになっていたガーランドの短小包茎チンポの匂いも吹っ飛んで、軽く達してしまった。


 尻肉を両手で割り開くと同時に、リムナさんのオマンコから愛液が噴き出してきた。
 チンポの匂いを嗅いだだけでイッてしまったようだ。
 舐め回したいけど、イッたばかりだから落ち着くまで尻肉をムニムニと揉んで、可愛いロバ尻尾を撫でる。
 フサフサしてるし、芯があって撫で心地がいいな。

リムナ「あっ、あふっ、尻尾⋯気持ちいい♡ はぁ⋯すぅぅっんっ、あむっ、ぢゅるるるっ、ちゅぷっ、んふっ、おチンチン美味しい♡」

 リムナさんがチンポを咥え、何度か口を往復させて感想を漏らした。
 みんなセックスもしたいが、まずはフェラチオをしてみたいんだな。
 混血種女性は人間のチンポに憧れがあるから、勃起したチンポを見たいし、匂いや味に興味があっても不思議じゃない。

 リムナさんのクリトリスがプックリ勃起しているので、吸い付いて舌で弾く。
 乳首とは違うプルプルとした食感でヌルヌルだ。

「んっ、んふっ、あはぁんっ、クリ⋯あっあっダメぇぇっ! 気持ちいい♡ んふっ、はむっ、ぢゅるるっ、あはぁんっ、欲しい⋯オマンコにおチンチン⋯欲しい♡」

 発情状態のまま長く我慢しているから、早くチンポを挿れたいみたいだ。
 最後にオマンコをベロンと舐めて起き上がろうとすると、リムナさんがチンポを握ったまま上半身を起こし、俺の顔からお尻をずらして腰に跨がり、素早く器用に振り向いて騎乗位の体勢になった。

「おチンチン、挿れちゃいますね♡ 欲しい⋯欲しいんですぅ♡」

「いいよ。俺も我慢できないから、チンポ挿れて」

「はい♡♡」

 リムナさんが亀頭をクチュクチュとオマンコに擦り付け、一気に奥までチンポを挿れた。
 子宮に亀頭が当たると同時に、強烈な締め付けと竿を包み込む肉ヒダの感触がチンポに走る。

「んんっ♡ あはぁぁんっ、おチンチン⋯硬い♡ 嬉しい⋯んっ、あっ、あはっ、んんっ、イッ、イクッ♡ あっ、イクイクッ♡ あっ⋯あああぁぁぁぁっ♡♡♡」

 亀頭が子宮に到達したと同時に、リムナさんが仰け反りながらイッた。
 発情状態になっているから、感度が上がっているんだろう。


 タカシはそう思っていたが、リムナはタカシのガマン汁だらけのチンポの匂いを嗅ぎ、ガーランドの短小包茎チンポのトラウマが吹き飛んだだけでなく、その後チンポをしゃぶってタカシのガマン汁の味を堪能し、人生で最高の幸せな気持ちになっていた。
 我慢できなくなり、自分ではタカシを犯す勢いでチンポに跨がり、一気にチンポを挿れた。
 理性が飛んで、美男子の人間男性冒険者を犯しているという、リムナが好きなエロ本のプレイを実行してしまい、チンポを挿れただけでイッてしまったのだ。
 
 あまり犯罪を犯すことのない獣人であるリムナの好きなエロ本の内容が、どうして人間男性を犯すエロ本なのかというと、それはガーランドによるトラウマが影響している。
 ガーランドは人間男性に欲情する獣人女性を嫌っているだけでなく、獣人女性の欲情を煽って楽しそうにしている。
 ガーランドの屋敷で、リムナは粗相をしたことが無いのに、理不尽な理由でチンポの匂いを嗅がされていた。
 そのトラウマがタカシのチンポを挿れたことで、何もかもが吹き飛んだ瞬間でもあった。


「んっ、んんっ! 締まるぅ! リムナさんのオマンコ、気持ちいいよ!」

 タカシに自分のオマンコの感想を言われ、イキながら涙を流すリムナ。
 痙攣が落ち着かないのに腰の動きが止まらない。

「んっ、あっあっああっ、気持ち良すぎて止まらない♡ あんっ、あはっ、んんっふぅぅんっ、やぁっ、イッてるのにぃぃっ♡ んふっ、はぁ⋯タカシさん、いっぱい⋯いっぱい、気持ち良くなって♡」

 リムナは欲情してポンコツになり、好きなエロ本が素敵な人間男性冒険者を犯す内容なので、獣人女性が人間男性とセックスするとしたら、騎乗位で激しくチンポを出し入れするものだと勘違いしていた。

「うっくぅぅっ、激しいよリムナさん! んっ、ああっ、だ、大丈夫?」

 初めてなのにチンポを挿れた後すぐにリムナさんが動き出したので、痛くないかと心配になった。

「大丈夫⋯です⋯んっ、私が⋯タカシさんを気持ち良く⋯しますからぁぁっ♡ あんっ、ああんっ、あっあっあっ、イッ、イクぅぅぅっ♡」

 大丈夫みたいだが、どうやらリムナさんは騎乗位で俺を気持ち良くしたいらしい。
 みんな好きな体位があるし、エロ本の影響で憧れのプレイがあるのかも知れない。
 リムナさんが騎乗位で動きたいなら、好きにさせてあげよう。
 巨乳が激しく揺れているので、下から支えるように揉んだ。

「ああっ、んっ、おっぱい、いっぱい揉んでください♡ あんっ、乳首も⋯んっ、乳首も触って⋯弄って♡」

 指の間に乳首を挟んで、おっぱいを鷲掴みにする。
 おっぱいを揉まれながら騎乗位をしたいようだ。
 何となく、リムナさんの憧れのセックスが解ってきたぞ。

マミ「はぁ⋯はぁ⋯んっ、凄い⋯♡」

ナディ「はぁ⋯んっ、あんなに激しく⋯おチンチンが出たり入ったり⋯♡」

 ナディさんと、いつの間にか目を覚ましたマミさんが、俺とリムナさんのセックスを見ながらオナニーしていた。
 
「ああっ、またイクッ♡ あはぁんっ、タカシさんとセックス⋯んっ、あんっイクッ♡」

 ずっとイキっぱなしみたいだが大丈夫かな?
 まあ自分で動いているから、限界がきたら止まるだろう。
 だが俺もそろそろ動きたくなってきたので、リムナさんの動きに合わせて下から腰を突き上げた。

「あうぅんっ、あはぁっ、あんっああっ、タカシさん、そんな⋯♡ あっあっああぁぁっ♡」

 下から突き上げたのが嬉しかったのか、リムナさんの喘ぎ声が大きくなった。
 しかしそろそろ射精しないと発情が治まらないだろうから、リムナさんの腰を掴んで激しく腰を突き上げる。

「あっああっ、はぅっ、いいっ、イクッ⋯あっあっ、イクッ、イクゥゥッ♡」

──ドクッ! ドビュルルッ! ドピュッ! ビュルルルルッ!

 リムナさんがイクと同時に俺も射精したが、子宮に亀頭が吸い付いて、尿道の精子まで吸い取られているようだ。
 リムナさんはアイリと同じように、イッても激しく腰を振っていたから、そういうプレイが好きなのかも知れないが、初めて人間男性の俺とセックスしたんだから、エロ本の影響で勘違いしている可能性もあるな。
 本当にしたいセックスのプレイは何だったんだろう。
 
 何度もセックスしているミーシャでさえ、パイズリ顔射に凄く喜んでいたし、フェラで喉まで突かれるプレイが本当にしてみたかったプレイだった。
 人間男性にイラマチオすることが夢だったみたいだから、リムナさんが変態性癖を持っていても不思議じゃない。

「あっ⋯あああぁぁぁぁっ、はぁ⋯んっ、くぅぅっ♡ はぁっ、んっうふぅぅっ、熱い♡ タカシさんの精子が、たくさん中にぃぃ♡」
 
 仰け反ってビクビクと痙攣した後、脱力して俺の胸に倒れ込んできたので、優しく受け止めて耳を撫でながら余韻に浸る。
 いきなりセックスしまくってしまったが、3人とも喜んでいるから良かった。

 リムナさんが落ち着いたので、キスをしてからチンポを抜く。

「おチンチンをお口で綺麗にしますね♡」

 やはりお掃除フェラはエロ本で当たり前なのかな?

「ぢゅぷっ、ぢゅるるるっ、んくっちゅっ、れろれるっぢゅるっ、ちゅぅっぷふ⋯綺麗になりました♡」

「ありがとう。気持ち良かった?」

「はい♡ タカシさんにセックスしてもらえるなんて、まだ夢みたいですぅ♡」

 満足そうで何よりだが、今度はナディさんが物欲しそうに近付いてきた。
 もう1回ずつくらいセックスした方が良さそうだな。


 そのままナディさんとセックスして、途中で我慢できなくなったマミさんとリムナさんも交ざり、文字通り4Pをした。
 マミさんとリムナさんにダブルパイズリをしてもらいながら、ナディさんの乳首を吸いまくり、最後はナディさんのおっぱいでもパイズリした。

「みんなが心配してるかも知れないから、そろそろ戻ろうか?」

 気付くと4時半だし、名残惜しそうだが発情状態は治まったようなので、みんなと自分とベッドに「洗浄」をかけた。

リムナ「そ、そうですね。タカシさんのおチンチンをおっぱいで挟めるなんて凄く幸せで、ガーランドに酷い目に遭わされたことを忘れられました♡」

 前から気になっていたので聞いてみると、リムナさんはガーランドの包茎短小チンポの匂いを嗅がされたことがあるらしい。
 それは嫌だよな。
 だから俺のチンポに鼻を擦り付けて嗅いでいたのか。
 俺のチンポの匂いで上書きできたなら良かった⋯のか?

マミ「今日のこと、一生忘れません♡」

ナディ「拐われて怖かったことが、全部幸せに変わりました♡」

 みんな本当に幸せそうだ。
 セックスしたら感謝される、相変わらず凄い世界だ。

「俺も気持ち良かったし、みんなが喜んでくれて嬉しいよ」

 両手を広げると、みんなが抱き付いてきたので、最後にキスしながらおっぱいの感触を堪能し、服を着て外へ出た。
 家屋へみんなを送りながら、「みんなが1度に発情してしまうといけないから、一応今日のことは内緒してほしい」とお願いすると、確かにと納得してくれた。
 まあバレたらバレたで、その時は全員とセックスしよう。

 家屋へ送った後、休憩所に行くと、パイズリ専用椅子とタコ焼き屋の屋台が完成していたので収納した。
 予想通りパイズリ専用椅子のことを聞かれたが、マッサージ用の椅子だと言って何とか誤魔化した。
 流石にパイズリ専用の椅子だとは分からないだろう。
 ラルフさん達にお礼を言って帰ろうとすると、ミケさんから「念話」が入った。

『タカシ様。聞こえますか?』

『はい、聞こえてますよ。姫様のご様子はどうですか?』

『それが⋯まだ眠っておられて、起きられる様子がないのです』

 もう夕方なのに、まだ眠ったままなのか⋯。
「催眠」の呪いは解けたはずだが、他に原因があるのかも知れない。

『状態異常があるなら光魔法で治せると思います。姫様に会うのに都合が良い時間帯とかありますか? 王城の軍隊関係者が姫様の近くに居ない時とか⋯』

『姫様の護衛は近衛騎士団の役目ですし、軍隊の者は姫様に呼ばれない限り側へ来ません。それに私達の部屋なら何時でも大丈夫ですよ』

 何故か分からないが、軍隊の奴らは姫様に近付かないみたいだ。
 近衛騎士団の方には、ランスさんやドリンさんから俺の話が通っているだろう。
 別に夜中にコソコソ行かなくても大丈夫そうだな。

『じゃあ、今からミケさん達の部屋へ行きますね』

ミケ『はい』

「念話」を切ってミケさん達の部屋へ「転移」した。


「タカシ様⋯♡」

 俺が来ただけで欲情している感じだな。
 それより姫様のことが気になる。
 他の2人は居ないが、何処かに行っているんだろうか?

「姫様の部屋へ行っても大丈夫ですか?」

「あっ、はい。ティアナ姫様のことをよろしくお願いします」

 軍隊の奴らは居ないと言うので、ミケさんと隣の姫様の部屋へ行った。


 姫様は昨日俺が寝かせたままの感じで眠っている。
 どうして眠ったままなのか分からないので「鑑定」してみたが、状態異常は表示されなかった。
 疲れて爆睡しているような感じだな。

「魔法で確認したのですが、状態異常は無いようです。でも凄く疲れていらっしゃるようですね。そのうち目を覚まされると思いますが、一応体力が回復する魔法をかけておきます」

 疲れているとか、働き過ぎとかは「鑑定」で分からない。
 だが姫様は疲れて爆睡しているようだから、「回復」をかければ大丈夫だろう。
 長年の「呪い」による疲れかも知れない。

 姫様に「回復」の魔法をかけると、寝顔が穏やかになり、顔色も少し良くなった。
 だが今起きられると俺が不審者扱いされてしまう。
 ミケさん達が姫様に俺のことを説明してから自己紹介した方がいいだろう。

 姫様が起きない内にミケさん達の部屋へ戻った。

「タカシ様、姫様は大丈夫でしょうか?」

「病気などの症状は無いので、長年の呪いによる疲れだと思います。体力が回復する魔法をかけましたから、姫様が起きるのを待ちましょう」

 姫様があの状態なら、宰相も眠ったままだろうな。
 でもどうして軍隊の奴らは居ないのだろう。
 姫様や宰相が、少なくとも今日1日は眠ったままなのに、この国の政治的なことは大丈夫なのかな?

「軍隊の者は、どうして姫様や宰相様の側に居ないのですか?」

「軍隊の者は、普段は魔王様の見張りや、騎士団の監視に回っているようで、姫様や宰相様に呼ばれない限り近付きません」

 魔王様や騎士団が変な動きをしないよう監視しているのは、ガーランドの命令かもな。
 姫様や宰相は、他国への侵略を軍隊に命令しているらしいが、頻繁に命令している訳じゃないのかな?
 その辺りを詳しく聞くと、普段は姫様も宰相も、まるで意識が無いような様子で部屋に引き籠っていて、たまに軍隊の者を呼んで命令していたという。
「催眠」の魔法をかけられていたから、普段は朦朧もうろうとしていて、「催眠」をかけた黒幕が操った時だけ命令を出すといった感じだろう。
 名前の通り「催眠術」みたいな魔法だな。
 だがそれなら俺も動きやすいし、姫様の呪いが解けたとバレにくい。

「姫様が目を覚まされたら、また連絡をお願いします。体力が落ちていて、回復の魔法が効いた後は空腹になってしまうのですが、姫様が好きな料理とかありますか?」

「そうなんですね。姫様は肉料理がお好きで、特に牛肉が好みです。あと甘い物も食後に召し上がっていらっしゃいました。でも呪いをかけられてからは、必要最低限の料理しか口にされなくなりまして⋯」

 結構食いしん坊なのかな?
 女性だが、魔族だから牛肉が好きなのかも。
 なら凄くお腹が空くかも知れない。
 王城だから料理は用意してもらえるだろうが、急に食欲が戻ったとなると、軍隊の奴らに怪しまれてガーランドの耳に入るかも知れない。

「起きられた時に姫様が空腹なら、たくさん食べてもらった方がいいので、姫様が好きそうな料理を置いていきます」

 収納から空箱を出して収納箱を作り、バッカローのハンバーガーとトンカツバーガー、バッカローのステーキを挟んだステーキドッグ、ファプール強炭酸ジュース、あとプリンも入れておく。

「しゅ、収納魔法が付与された魔道具なんて凄すぎますぅ!」

「あまり知られると有象無象が寄ってくるので、収納魔法のことは内密にお願いします」

「は、はい。それはもちろんです」

 姫様が起きたら俺のことを説明して、姫様が精神的に落ち着いてから俺と会うように打ち合わせをして、俺はカルシェ村に「転移」した。


 カリフさんを魔法で探して空き家へ向かうと、ベンさんが空き家の改装をしてくれていた。

「あっ、タカシさん。村長に聞いて、直しが必要な箇所を直したり、水の出る魔道具を取り付けているところです」

「そうなんですね。ありがとうございます」

 何も言わなくても必要なことやってくれて、本当に助かるな。

 空き家の中へ入るとカリフさんの家族も居たので、タコ焼き屋の屋台の説明をした。
 奥さんも真剣に聞いてくれている。

「タコ焼きの材料とタコ焼きの鉄板を渡しておくので、タコ焼きを焼く練習をしておいてください」

「はい!」

 キッチンにタコ焼き用の鉄板を設置して、さっき狩ったオクトパースケベの足を1本出して一口サイズに捌いていく。
 次に鰹出汁の取り方や、タコ焼きの生地の作り方を説明する。
 カリフさんが丁寧にメモを取りながら聞いていて、奥さんも聞き逃さないよう手順を見ていた。
 生地が出来たので鉄板に流し入れ、タコを入れて火が通るのを待つ。

「外側が焼けて固まったら、串を刺して上手くひっくり返します。ちょっとコツがいるので、そこは頑張って練習してください」

「はい!」

 俺が手早くタコ焼きをひっくり返しているのを驚きながら見ている。

「早くやっているのは、焼きムラが出来ないようにする為です。難しく思うでしょうが、何度も焼けば出来るようになりますよ」

「頑張ります!」

 材料はたくさんあるけど、ソースがあまり無いから、それも考えておこう。
 明石焼きみたいに出汁で食べてもいいしな。

 材料を収納箱に入れて、ゆっくり練習するよう言って、ユナの家に「転移」して帰った。


「ただいま~」

「あっ、お帰りなさい、タカシさん♪」

 リビングに居たユナが、俺に駆け寄って抱き付いてきた。
 そのままお帰りのキスをして、おっぱいを少し揉ませてもらって、ユナと2人でリビングのソファーに座る。

「マヤおばさんに仕入れのことを説明しておきました」

 ヘイラスからの仕入れの説明をユナに頼んでいたが、上手く説明してくれたようだ。

「ありがとう。何か言ってた?」

「収納箱を渡すだけなのに、手数料を貰っていいのかって不思議がっていましたけど、上手く説明しておきました。タカシさん、ありがとうございます」

 ユナは俺の意図が分かっているようだ。
 俺が「転移」魔法を使えることをマヤおばさんは知らないから、マヤおばさんに意図はバレないだろう。

「マヤおばさんはユナやエマちゃんの親代わりみたいな人だろう? だから少しでもね」

「⋯⋯タカシさん♡」

 俺の気持ちが伝わって、ユナが愛しそうに見つめてくる。

「ミーシャ達は、まだ寝てるの?」

「ミーシャは寝てますが、アイリは森へ狩りに行っていて、ホロリ鳥が狩れたらしくて、もうすぐ帰るって連絡がありました」

 ミーシャよりアイリの方が狩りは得意みたいだな。
 明後日はミーシャの誕生日だから、起きたら何がしたいか聞いてみよう。

 エマちゃんは7時くらいまでリカさんの店を手伝うだろうから、帰ってくるまで時間がある。

「タコ焼き屋の屋台も初めようかと思ってて、また寺院の子供達に入れ物を作ってほしいから、明日の朝に寺院へ一緒に行ってほしい。笹籠は『クリーン』で綺麗にして再利用するから、傷んだ物を直してくれるだけでいい」

「そうなんですね。あの子達、仕事があるのは嬉しいって言ってましたから、喜んで引き受けてくれますよ」

 子供なのに、仕事をするのが嬉しいのか。
 
「タカシさんに仕事をもらってから、生活が楽しいって言ってました」

 生活環境を良くしたけど、当たり前な生活だ。
 ラルフさん達に、寺院の子供達が遊べるけん玉や竹トンボを作ってほしいとお願いしたから、遊び道具もたくさんプレゼントしよう。
 寺院の側にブランコや砂場を作ってもいいな。

「寺院の子供達には、楽しく遊んでもほしいから、遊び道具をいろいろ考えてるんだ。仕事は少しでいいから、元気に暮らしてほしい。遠慮されるだろうけど、寺院に毎月お金を渡したいから、ユナからミランさんに言ってくれないか? マヨネーズやプリン、あと便利な道具の権利を取ったから、お金の使い道に困ってるんだ」

「はい! ミランさんも、タカシさんが遠慮されるのを困ることは言ってありますから、私から上手く言ってみます」

「ありがとう」

 ユナには感謝しかないな。
 最近いろいろ頼んでいるが、逆に嬉しそうだから、俺も遠慮しないでおこう。

 ソファーでちょっとイチャイチャしてから、キッチンでタコ焼きとお好み焼きの準備をする。
 オクトパースケベの足を1本出すと、ユナが凄く驚いていた。

 鰹出汁を取り、タコを捌き、タコ焼きとお好み焼きの生地を作っていると、アイリが狩りから帰ってきた。

「ただいま~」

「「お帰り~」」

 俺はアイリを玄関まで迎えに行き、お帰りのキスをした。

「あっ、んちゅっ、ちゅるるっ、んふ♡」

「ちゅっ、んっ、ちゅるっ、お帰り」

「嬉しい⋯♡」

 やはりお帰りのキスは嬉しいみたいだ。

「ホロリ鳥が狩れたらしいな」

「はい。東の森でたくさん居る所を見付けたんですけど、魔物も居るので穴場みたいです」

 東の森は寺院がある動物が多い森だ。
 魔物避けの木があるから大丈夫みたいだが、やっぱり何か対策も必要だな。

「大丈夫だったか?」

「魔物が襲って来たんですが、タカシさんがくれた指輪の『バリア』が発動したので、全く問題なかったです。あの指輪があれば無敵かも知れません。あっ、でもミーシャに、バリアが無いと討伐できない魔物とは戦わないようキツく言われているので、心配しないでくださいね」

 流石リーダーのミーシャだな。
 確かに無敵かも知れないが、バリアに頼った戦闘は油断になる。

「まあ何かあったら『テレパシー』で呼んでくれ。大事なアイリ達に何かあったら大変だからな」

「はい♡」

「それよりオグリさん達の護衛依頼だけど、あの街道に以前から出没していた盗賊は、俺がこの間会った奴らとは違うみたいなんだ。後でミーシャにも言うけど、凄腕の元剣士が率いる盗賊団らしいから、もし襲われたらすぐ連絡してくれ」

「そうなんですね。わかりました」

 アイリは狩りから帰ったばかりなので、「洗浄」をかけてから一緒に夕食の準備をする。
 この間の盗賊はどうなったのか聞かれたので、カリフさん達のことを説明した。

 それからオクトパースケベのことも聞かれた。
 アイリが、「こんなに大きなオクトパースなら、大きなニンチンが作れますね!」と目をキラキラさせて言うと、ユナも目をキラキラさせていた。
 理由を聞くと、俺のチンポサイズのニンチンは、普通のオクトパースの骨では作れないらしく、オクトパースケベの骨なら作れると思ったからだった。
 俺、勃起したチンポの型を取られたりしないよな?

 ちょっと不安になりながら、夕食の準備を進めるタカシであった。
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