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第二章 動き出した人生
男性陣②
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「煮え切らないやつだな。自分の意思はないのか?」
唯志は若干呆れながら拓哉に聞いた。
(そう言われたって・・・俺なんて巻き込まれただけの一般人だぞ。どうしろってんだよ・・・)
拓哉は見当違いな言い訳を脳内で繰り広げ始めた。
(そもそも自分だってなにも出来ないんじゃないのか?)
何故か逆ギレする始末だ。脳内だけど。
「あのな、お前がそんなんじゃ、俺らもどう協力したもんかわからんぞ。帰る方法探す方向で良いのか?」
「多分、それでいいと思う・・・」
なんとも歯切れの悪い返事だったが、拓哉自身自分がどうしたいのかわかっていなかった。
「おーけー。ならプランCかな。」
と唯志が言った。
「プランC?」
野村が聞き返した。
(Cってことは少なくとも3パターンはプランがあったのか?)
と拓哉は思った。そして唯志に問いかけた。
「プランCってどんなの?」
「まぁざっくり言うと、ひかりんに決めさせる無責任なプランだな。」
「決めさせる?光ちゃんは帰るって言ってるけど。」
拓哉は疑問を口にしたが、すぐさま唯志が答える。
「そう。だからとりあえずは帰る方向で俺らも協力するよ。」
「でも、決定権はひかりんに委ねるから、基本傍観スタイル。それがプランC」
「傍観かー。良いのかなそれで・・・」
拓哉は何の案も出さない割に、これには若干否定的だった。
「しゃーないだろ。どの道一般人の俺らじゃ帰る方法を見つけるのは無理だしな。」
(それは確かに。)
拓哉も野村も深々と頷いた。
「お前の意思もいまいちわからんからな。とりあえず現状維持しつつ、少し前に進めるのがプランCだ。」
これには野村だけ深々と頷いた。
拓哉は内心ちょっとムッとした。
自業自得だとは思うが。
「かといって何もしないってわけでもないさ。当面の目標はひかりんが本当に未来人かどうかの調査って感じかな。」
と唯志が言った。
「まだ疑ってるの?」
と拓哉が聞いたが、唯志は否定した。
「疑ってるんじゃなくて、本当に未来から来たのか調べる必要が有るんだよ」
拓哉も野村も何を言ってるか理解できてない。
「どういう意味?」
拓哉も野村もそれでもよくわかっていなかった。
「つまり、ひかりんの帰るところって本当に未来なのかってことだ。」
「未来じゃないの?未来人なのに。」
野村が質問した。
「ひかりんが未来人ってのは、状況からの予想だろ。証拠も何もない。なら未来から来たのかはわからないだろ。」
「でも未来以外なくない?」
拓哉も反論した。
「なんで?例えば異世界かもよ?」
「異世界!?流石にありえなくない!?」
拓哉がまたも反論したが、
「なんで未来人はあり得るのに、異世界人はあり得ない?」
と論破されてしまった。確かにその通りだ。
未来人って確証はないし、異世界から転生してきた可能性だってあるんだ。
「未来人だったとしても、この世界と地続きな未来なのかわからんぞ?」
「パラレル的な?」
「そうそう。その辺ちゃんと調べないと、実は異世界人なのに未来に行っちゃった~とかなるぞ。」
「それは・・・困るな。」
流石に拓哉も野村も言いたいことはわかった。
「だから先に帰る先を調べる必要があるってわけ。おーけー?」
拓哉はこれには納得したようで素直に頷いていた。
ただ、未来に帰る方法を探すより難易度は下がったような気がするが、具体案は全く思いついてない。
「で、どうやって調べるの?」
と唯志に質問した。全く持って人頼りである。
「具体案は無くもないが・・・とりあえずひかりんの話を聞いてみないと何ともだな。」
「話聞いたらなんかあるのー?」
野村も疑問に思ったのか質問していた。
「ひかりんの記憶次第では・・・割と簡単にこの世界の未来人かはわかるかもよ。最悪の場合は金がめっちゃいるかも。」
とりあえず唯志には考えがあるようだ。
それを聞いて拓哉は少しだけ安心した。
そして少し気になったことを質問した。
「そういえば、別のプランならどんなことするつもりだったの?」
「ん?そうだな。例えば何が何でも帰す、帰るってんならプランAかな。まぁそれにしても未来人かは調べるつもりだったけど・・・」
唯志の話は続く
「並行して研究機関とか大学の研究所とか、それっぽいところに探りを入れて、それとなく協力者を探すつもりだったな。」
「なるほど。」
「プランBは?」
「あー、それはあれだ。お前が帰って欲しくないってんなら全力で引き留める方向にするつもりのやつだ。忘れろ。」
(なるほど・・・なんか色々考えてはくれてるんだな。)
唯志は何も考えてない拓哉よりは余程考えていた。
「それより、そろそろ良い感じの時間だな。いったん合流することも考えるか。」
唯志が言い出した。
「そういえば、あれからもう2時間くらい経ったね。合流してどうするの?」
野村が疑問を口にした。
「とりあえず別の店で話聞きつつ飲み直し。あいつらの買い物もまだ終わってないだろうし。」
「いったん外に出て、状況確認して合流するってことね。おっけい。」
そう言って3人はそそくさと帰り支度を始めた。
いや、唯志だけは残っていた飲み物を飲んでいた。
野村は「会計は任せろー」と言って出て行った。
拓哉はというと・・・
(俺ってなんか役に立ったのか?)
と自問自答していた。
財力をフル活用している野村。これはこれですごく助かる。
色々考えてきて行動までしてくれる唯志。
(俺は?俺は未来人に偶然会っただけ。その後何も・・・)
拓哉は自分の無力さに少し悲しくなっていた。
唯志は若干呆れながら拓哉に聞いた。
(そう言われたって・・・俺なんて巻き込まれただけの一般人だぞ。どうしろってんだよ・・・)
拓哉は見当違いな言い訳を脳内で繰り広げ始めた。
(そもそも自分だってなにも出来ないんじゃないのか?)
何故か逆ギレする始末だ。脳内だけど。
「あのな、お前がそんなんじゃ、俺らもどう協力したもんかわからんぞ。帰る方法探す方向で良いのか?」
「多分、それでいいと思う・・・」
なんとも歯切れの悪い返事だったが、拓哉自身自分がどうしたいのかわかっていなかった。
「おーけー。ならプランCかな。」
と唯志が言った。
「プランC?」
野村が聞き返した。
(Cってことは少なくとも3パターンはプランがあったのか?)
と拓哉は思った。そして唯志に問いかけた。
「プランCってどんなの?」
「まぁざっくり言うと、ひかりんに決めさせる無責任なプランだな。」
「決めさせる?光ちゃんは帰るって言ってるけど。」
拓哉は疑問を口にしたが、すぐさま唯志が答える。
「そう。だからとりあえずは帰る方向で俺らも協力するよ。」
「でも、決定権はひかりんに委ねるから、基本傍観スタイル。それがプランC」
「傍観かー。良いのかなそれで・・・」
拓哉は何の案も出さない割に、これには若干否定的だった。
「しゃーないだろ。どの道一般人の俺らじゃ帰る方法を見つけるのは無理だしな。」
(それは確かに。)
拓哉も野村も深々と頷いた。
「お前の意思もいまいちわからんからな。とりあえず現状維持しつつ、少し前に進めるのがプランCだ。」
これには野村だけ深々と頷いた。
拓哉は内心ちょっとムッとした。
自業自得だとは思うが。
「かといって何もしないってわけでもないさ。当面の目標はひかりんが本当に未来人かどうかの調査って感じかな。」
と唯志が言った。
「まだ疑ってるの?」
と拓哉が聞いたが、唯志は否定した。
「疑ってるんじゃなくて、本当に未来から来たのか調べる必要が有るんだよ」
拓哉も野村も何を言ってるか理解できてない。
「どういう意味?」
拓哉も野村もそれでもよくわかっていなかった。
「つまり、ひかりんの帰るところって本当に未来なのかってことだ。」
「未来じゃないの?未来人なのに。」
野村が質問した。
「ひかりんが未来人ってのは、状況からの予想だろ。証拠も何もない。なら未来から来たのかはわからないだろ。」
「でも未来以外なくない?」
拓哉も反論した。
「なんで?例えば異世界かもよ?」
「異世界!?流石にありえなくない!?」
拓哉がまたも反論したが、
「なんで未来人はあり得るのに、異世界人はあり得ない?」
と論破されてしまった。確かにその通りだ。
未来人って確証はないし、異世界から転生してきた可能性だってあるんだ。
「未来人だったとしても、この世界と地続きな未来なのかわからんぞ?」
「パラレル的な?」
「そうそう。その辺ちゃんと調べないと、実は異世界人なのに未来に行っちゃった~とかなるぞ。」
「それは・・・困るな。」
流石に拓哉も野村も言いたいことはわかった。
「だから先に帰る先を調べる必要があるってわけ。おーけー?」
拓哉はこれには納得したようで素直に頷いていた。
ただ、未来に帰る方法を探すより難易度は下がったような気がするが、具体案は全く思いついてない。
「で、どうやって調べるの?」
と唯志に質問した。全く持って人頼りである。
「具体案は無くもないが・・・とりあえずひかりんの話を聞いてみないと何ともだな。」
「話聞いたらなんかあるのー?」
野村も疑問に思ったのか質問していた。
「ひかりんの記憶次第では・・・割と簡単にこの世界の未来人かはわかるかもよ。最悪の場合は金がめっちゃいるかも。」
とりあえず唯志には考えがあるようだ。
それを聞いて拓哉は少しだけ安心した。
そして少し気になったことを質問した。
「そういえば、別のプランならどんなことするつもりだったの?」
「ん?そうだな。例えば何が何でも帰す、帰るってんならプランAかな。まぁそれにしても未来人かは調べるつもりだったけど・・・」
唯志の話は続く
「並行して研究機関とか大学の研究所とか、それっぽいところに探りを入れて、それとなく協力者を探すつもりだったな。」
「なるほど。」
「プランBは?」
「あー、それはあれだ。お前が帰って欲しくないってんなら全力で引き留める方向にするつもりのやつだ。忘れろ。」
(なるほど・・・なんか色々考えてはくれてるんだな。)
唯志は何も考えてない拓哉よりは余程考えていた。
「それより、そろそろ良い感じの時間だな。いったん合流することも考えるか。」
唯志が言い出した。
「そういえば、あれからもう2時間くらい経ったね。合流してどうするの?」
野村が疑問を口にした。
「とりあえず別の店で話聞きつつ飲み直し。あいつらの買い物もまだ終わってないだろうし。」
「いったん外に出て、状況確認して合流するってことね。おっけい。」
そう言って3人はそそくさと帰り支度を始めた。
いや、唯志だけは残っていた飲み物を飲んでいた。
野村は「会計は任せろー」と言って出て行った。
拓哉はというと・・・
(俺ってなんか役に立ったのか?)
と自問自答していた。
財力をフル活用している野村。これはこれですごく助かる。
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