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刑務所で僕が感じたコト
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皆さんは刑務所と聞いてどんな事を想像しますか?どんなイメージがありますか?
看守が怖そう、ルールが厳しそう、喧嘩が多そう、色々なイメージを映画などで見て持っていると思います。
まず、僕が少年院や刑務所に入って思ったこと。それは「案外厳しくないんだな」という事でした。
自由を奪われて死にたくなるくらい辛いのだろうなと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
テレビを観れたりイベント事があったり、エロ本を観れたりと意外に自由や楽しみがそこにはありました。
皆さんは、刑務所に入っている人たちがどのような事を考え、どのような生活を送っていこうと思っているのか、想像できますか?反省して真っ当に生きようと思っている人たちが多くいると思いますか?
答えとしてはNOです。
そのように真っ当に頑張っている人たちもいますが、ほとんどの人は仮釈放という刑務所から早く出れる制度のために頑張っています。
特に僕の心に残っていて、ある意味人生の恩人でもある拘置所で出会ったおじさんなんかは、反省どころか
「俺は刑務所に10回以上入った。N刑務所は俺の家だ」
と刑務所に入った事を自慢のように話していました。
僕はその言葉を聞いた時、これからの自分の人生が怖くなりました。ゾッとしました。
「俺もこのままいけばこうなるのか?」「刑務所に入った事やしてきた悪さが自分の勲章になってしまうような人生を歩むのか?」
それだけは絶対に嫌だと僕は思いました。
そこで初めて自分の人生に危機感を持ち、自分で初めて気付く事ができたんです。これが僕の一つ目の気付きです。
でも、ここからどうやって這い上がればいいのか?俺が真面目な人生を送る事ができるのか?自分に自信がなかった僕はまだ自分の気付きを行動に移す事ができませんでした。
「悪い世界で名を売ってきた自分が、真面目になったら何が残る?」「誰が俺を求めてくれる?」
そんな想いが溢れてきて、何もない自分に気付き、初めて現実を直視しました。
今まで自分だと思っていた自分は、ただの空想で、現実を見れば中卒で貯金もない仕事もしていない何の特技もない自分がいるだけでした。
その自分を見た時はただただ惨めで、情けなかった。死んでしまいたいとさえ思った。いきなり生きる目的がなくなったみたいで、無気力にもなりました。
だけれど振り返れば、初めて現実を見る事ができ、ここでようやくスタートラインに立てたと思っています。
変わるために1番必要な事、それは『現実を認めること、現実から逃げないこと』だと僕は思っています。
世界は、服や金、車など、自らを着飾ることができるもので溢れています。自分がすごくなったと勘違いしてしまうようなもので溢れています。
ですが、何もない塀の中にに入れられ、全てを奪われた僕は気づいたんです。
『僕は何者でもない』『何もない事は恥ずかしい事ではなく、何もない事を認められない事が恥ずかしいんだ』と。
そして人生の意味も人それぞれ違うんだと言うことにも気付きました。
正解なんて1つじゃないし、生きる目的も1つじゃない。大切なのは『自分がどう生きたいか』そして『何をやりたいか』だと。
そう思ってからは、一から何かを頑張っていく事が楽しいと思い始めました。
拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
次は、僕が非行に走り始めたきっかけや理由、僕の周りにいた不良交友たちの壮絶な話について書こうと思います。
指摘や意見があればじゃんじゃん送っていただけると嬉しいです。
看守が怖そう、ルールが厳しそう、喧嘩が多そう、色々なイメージを映画などで見て持っていると思います。
まず、僕が少年院や刑務所に入って思ったこと。それは「案外厳しくないんだな」という事でした。
自由を奪われて死にたくなるくらい辛いのだろうなと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
テレビを観れたりイベント事があったり、エロ本を観れたりと意外に自由や楽しみがそこにはありました。
皆さんは、刑務所に入っている人たちがどのような事を考え、どのような生活を送っていこうと思っているのか、想像できますか?反省して真っ当に生きようと思っている人たちが多くいると思いますか?
答えとしてはNOです。
そのように真っ当に頑張っている人たちもいますが、ほとんどの人は仮釈放という刑務所から早く出れる制度のために頑張っています。
特に僕の心に残っていて、ある意味人生の恩人でもある拘置所で出会ったおじさんなんかは、反省どころか
「俺は刑務所に10回以上入った。N刑務所は俺の家だ」
と刑務所に入った事を自慢のように話していました。
僕はその言葉を聞いた時、これからの自分の人生が怖くなりました。ゾッとしました。
「俺もこのままいけばこうなるのか?」「刑務所に入った事やしてきた悪さが自分の勲章になってしまうような人生を歩むのか?」
それだけは絶対に嫌だと僕は思いました。
そこで初めて自分の人生に危機感を持ち、自分で初めて気付く事ができたんです。これが僕の一つ目の気付きです。
でも、ここからどうやって這い上がればいいのか?俺が真面目な人生を送る事ができるのか?自分に自信がなかった僕はまだ自分の気付きを行動に移す事ができませんでした。
「悪い世界で名を売ってきた自分が、真面目になったら何が残る?」「誰が俺を求めてくれる?」
そんな想いが溢れてきて、何もない自分に気付き、初めて現実を直視しました。
今まで自分だと思っていた自分は、ただの空想で、現実を見れば中卒で貯金もない仕事もしていない何の特技もない自分がいるだけでした。
その自分を見た時はただただ惨めで、情けなかった。死んでしまいたいとさえ思った。いきなり生きる目的がなくなったみたいで、無気力にもなりました。
だけれど振り返れば、初めて現実を見る事ができ、ここでようやくスタートラインに立てたと思っています。
変わるために1番必要な事、それは『現実を認めること、現実から逃げないこと』だと僕は思っています。
世界は、服や金、車など、自らを着飾ることができるもので溢れています。自分がすごくなったと勘違いしてしまうようなもので溢れています。
ですが、何もない塀の中にに入れられ、全てを奪われた僕は気づいたんです。
『僕は何者でもない』『何もない事は恥ずかしい事ではなく、何もない事を認められない事が恥ずかしいんだ』と。
そして人生の意味も人それぞれ違うんだと言うことにも気付きました。
正解なんて1つじゃないし、生きる目的も1つじゃない。大切なのは『自分がどう生きたいか』そして『何をやりたいか』だと。
そう思ってからは、一から何かを頑張っていく事が楽しいと思い始めました。
拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
次は、僕が非行に走り始めたきっかけや理由、僕の周りにいた不良交友たちの壮絶な話について書こうと思います。
指摘や意見があればじゃんじゃん送っていただけると嬉しいです。
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