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第四章「陽を見あげる向日葵のように」
第十五話「テントは一〇分以内!」
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下校のチャイムが鳴り響き、生徒が続々と校門から帰っていく。
その後姿を見送りながら、私たちは校庭のすみっこに集合していた。
四人ともジャージに身を包み、足元にはテントが入った大きなザックが四つ転がっている。
そしてグランドには、五メートル四方の線で囲まれた四角い枠。
この線の中がテントを張る審査会場となるのだ。
「千景さん、大丈夫そうですか?」
千景さんはさっきから私の背中に隠れて周囲を伺っている。
校庭でテントを張るとどうしても目立つので、恥ずかしがり屋の千景さんはずっとオドオドとしていた。
私としては、この背中にくっついてくれている温かさが心地よくて、ずっとこのままでもいいと思えてくるけれど……。
「うん。みんな帰ったので、問題ない」
千景さんは校庭に誰もいなくなったことを確認して、私の背中からようやく出てきた。
「じゃ、やるっすよ!」
美嶺はそう言いながら、腕をぐるぐると回して鼻息を荒くしている。
「あらあら。剱さんは気合がたっぷりねぇ」
「一度やったことを何度も繰り返すわけにはいかないっすからね。一発で一〇分を切るつもりっす」
美嶺の気合を受けて、ほたか先輩も大きくうなづく。
「じゃあ、開始前の作戦を練ろっか。……テントの袋を開けたら、お姉さんと千景ちゃんが広げる係。ましろちゃんと美嶺ちゃんはポールを組み立てる係。テントの場所と向きはお姉さんが決めちゃうね。ポールは地面に放置すると土が噛んじゃう問題もあるから減点対象になるの。注意しようね!」
「オッケーっす」
「ポールをテントにさして膨らますところまでは一気に行けるとして、問題はそのあとですよね……。フライシートとペグ打ちをどう短縮するかが分かれ目になりそうです……」
私が不安を漏らすと、ほたか先輩が腕組みをして考え始めた。
「そうだねえ……。じゃあ、お姉さんと美嶺ちゃんがフライシート係になろっか。背が高いからテントの上まで手が届きやすいし」
「了解す」
「ボクとましろさんは、ペグで。……ハンマーは二つがいいと思う」
「わかりました! ハンマーさばきは任せてください!」
「ましろは手が器用だからな。やれるよ」
美嶺がニカッと歯を見せて笑う。
以前も褒めてくれたけど、素直に嬉しい。何度でも言って欲しいぐらいだ。
私たちの作戦会議が終わったのを見計らって、先生がストップウォッチを大きく振り上げた。
「じゃあ、改めて大会での設営ルールを説明するわよぉ。制限時間は一〇分間。区画を示すロープの中でのみ作業を行うこと。もちろん設営中のポールのはみだしは隣のテントの迷惑になるので減点です。作業中の軍手の着用も必須。ペグと張り綱がすべてしっかりついていることを重視します。そして設営後はチームメンバー全員が区画外に出て、整列できた時点で完了とみなします。……以上ですけど、質問はありますかぁ?」
「開始までは区画に入っちゃダメなんすよね」
「そうよぉ。あと、軍手も始まるまではつけちゃダメだから、注意してね~」
このルールの内容は過去の大会の記録にも書かれてたけど、競技だからなのか、結構細かい。
テント自体もザックにしまい込まれた時点から始めるルールがあったり、テントを張った後はザックをテントの中にきれいにしまってチャックを閉めるというルールもある。
審査開始が近づくと、だんだん不安になってきた。
私はうるさく鼓動する心臓を鎮めようと、胸に手を当てた。
その時、隣に立っていたほたか先輩が私の肩に触れる。
「ましろちゃん。大丈夫だよ。……競争だって思わなくていいの。キャンプはあくまでも楽しむものだから」
「ほたか先輩……」
「テントの審査も安全登山のためにあるだから、焦る必要はないんだよ。遅くなっても、きれいに張ることを目指そうね」
そして、にっこりと微笑んでくれる。
その笑顔ですっかり緊張感が解けて、私は平常心に戻ることができた。
「行くわよ~」
あまちゃん先生が手を挙げる。
そして、開始の笛がグランドに鳴り響いた。
私たちはいっせいに軍手をはめ、ザックからテントとペグ一式を取り出す。
ほたか先輩と千景さんはグランドシートとテントを運び、区画の真ん中で広げ始めた。
私と美嶺も一気にポールを組み立てていく。
「慌ててポールに手を挟むなよ!」
「ありがと! だいじょーぶ!」
そして組み立てたポールをテントの穴に次々と差し込んでいった。
全員がアイコンタクトを取りながら、テントの角にきれいにばらける。
「じゃあ、膨らませるよ~」
ほたか先輩の掛け声と共に一気にポールを押し込むと、テント本体がきれいに膨らんでいった。
先輩はテントの中に銀色のマットを敷き、早々とザックをしまい込んでいく。
私と千景さんはペグ係だ。
本番では打ち込んだペグが抜けにくいかのチェックもされるので、気を抜けない。
千景さんと一緒にハンマーとペグを握り、うなづきあう。
「ボクが右側。ましろさんは、左側を」
「はい!」
短い言葉のやり取りだけで左右に分かれ、テント本体の角をペグで固定し始めた。
でも、さすがに焦ってしまい、ハンマーで自分の左手を叩いてしまう。
「いててっ」
「ましろ! 大丈夫か?」
美嶺が血相を変えて呼びかけてくれた。
「ありがと美嶺。……うん、さすがにあせると手を打っちゃうね……」
「ましろの手は大切なんだ。慎重にな」
なんと、美嶺は私の手を心配してくれていたのだ。
絵描きの手だからだろうか。
私の絵が好きだと言ってくれたことを思い出して、ついつい赤面してしまう。
「えへへ。照れちゃうなぁ」
しかし、時間は刻々と過ぎていっているようだ。
あまちゃん先生が「あと一分よぉ~」と宣言した。
手元に残っているペグはあと三本。
これを打ち込み終わった後、時間内にテントのスペースから離れなければいけない。
もう一刻の猶予もなかった。
(やばい……)
私は一心不乱にハンマーを叩き続けた。
「あぅぅー。これで最後!」
最後のひと叩きを打ち込み終わり、ペグはしっかりとグランドに突き刺さった。
「ましろ! 区画から離れて整列だ!」
「うん!」
そうだ。
区画から出なければ審査は終わらない。
私は慌てて立ち上がり、地面を蹴った。
すると、何かが転がっていく感触が足を伝わる。
振り向くと、地面に転がるハンマーが見えた。
「あぅぅ……しまった……」
その瞬間、私の横を風が通り過ぎる。
それはほたか先輩だった。
先輩は素早く駆け付けるとハンマーを拾い、Uターンしながら私の手を握る。
「行くよ!」
「……はいっ」
私は先輩と手を取り合って、走った。
後ろから見えるほたか先輩の横顔は、とてもかっこよかった。
△ ▲ △ ▲ △
一〇分の経過を告げる笛が鳴る。
その時、私たち四人は区画の外で見事に整列できていた。
テントもきれいに張られている。
あまちゃん先生は大きくガッツポーズを繰り出した。
「素晴らしい連携だわぁ~。一〇分以内で完璧よぉ」
私たちはお互いの顔を見合う。
「やりました! ほたか先輩がハンマーを拾ってくれたおかげです!」
「お姉さんは走っただけ。みんなの連携があったからだよぉ」
「連携は……ほたかのおかげ」
「そっすよ! 悩まず動けたのがよかったです」
ほたか先輩はみんなに囲まれ、目をうるませ始める。
「タッチ。……みんなでハイタッチしよっ」
そう言って右手を大きく上げた。
みんなも手を振り上げる。
背の低い千景さんは思いっきりジャンプした。
「やったぁーっ!」
みんなで叫ぶ。
思いっきりハイタッチして、抱きしめ合うのだった。
その後姿を見送りながら、私たちは校庭のすみっこに集合していた。
四人ともジャージに身を包み、足元にはテントが入った大きなザックが四つ転がっている。
そしてグランドには、五メートル四方の線で囲まれた四角い枠。
この線の中がテントを張る審査会場となるのだ。
「千景さん、大丈夫そうですか?」
千景さんはさっきから私の背中に隠れて周囲を伺っている。
校庭でテントを張るとどうしても目立つので、恥ずかしがり屋の千景さんはずっとオドオドとしていた。
私としては、この背中にくっついてくれている温かさが心地よくて、ずっとこのままでもいいと思えてくるけれど……。
「うん。みんな帰ったので、問題ない」
千景さんは校庭に誰もいなくなったことを確認して、私の背中からようやく出てきた。
「じゃ、やるっすよ!」
美嶺はそう言いながら、腕をぐるぐると回して鼻息を荒くしている。
「あらあら。剱さんは気合がたっぷりねぇ」
「一度やったことを何度も繰り返すわけにはいかないっすからね。一発で一〇分を切るつもりっす」
美嶺の気合を受けて、ほたか先輩も大きくうなづく。
「じゃあ、開始前の作戦を練ろっか。……テントの袋を開けたら、お姉さんと千景ちゃんが広げる係。ましろちゃんと美嶺ちゃんはポールを組み立てる係。テントの場所と向きはお姉さんが決めちゃうね。ポールは地面に放置すると土が噛んじゃう問題もあるから減点対象になるの。注意しようね!」
「オッケーっす」
「ポールをテントにさして膨らますところまでは一気に行けるとして、問題はそのあとですよね……。フライシートとペグ打ちをどう短縮するかが分かれ目になりそうです……」
私が不安を漏らすと、ほたか先輩が腕組みをして考え始めた。
「そうだねえ……。じゃあ、お姉さんと美嶺ちゃんがフライシート係になろっか。背が高いからテントの上まで手が届きやすいし」
「了解す」
「ボクとましろさんは、ペグで。……ハンマーは二つがいいと思う」
「わかりました! ハンマーさばきは任せてください!」
「ましろは手が器用だからな。やれるよ」
美嶺がニカッと歯を見せて笑う。
以前も褒めてくれたけど、素直に嬉しい。何度でも言って欲しいぐらいだ。
私たちの作戦会議が終わったのを見計らって、先生がストップウォッチを大きく振り上げた。
「じゃあ、改めて大会での設営ルールを説明するわよぉ。制限時間は一〇分間。区画を示すロープの中でのみ作業を行うこと。もちろん設営中のポールのはみだしは隣のテントの迷惑になるので減点です。作業中の軍手の着用も必須。ペグと張り綱がすべてしっかりついていることを重視します。そして設営後はチームメンバー全員が区画外に出て、整列できた時点で完了とみなします。……以上ですけど、質問はありますかぁ?」
「開始までは区画に入っちゃダメなんすよね」
「そうよぉ。あと、軍手も始まるまではつけちゃダメだから、注意してね~」
このルールの内容は過去の大会の記録にも書かれてたけど、競技だからなのか、結構細かい。
テント自体もザックにしまい込まれた時点から始めるルールがあったり、テントを張った後はザックをテントの中にきれいにしまってチャックを閉めるというルールもある。
審査開始が近づくと、だんだん不安になってきた。
私はうるさく鼓動する心臓を鎮めようと、胸に手を当てた。
その時、隣に立っていたほたか先輩が私の肩に触れる。
「ましろちゃん。大丈夫だよ。……競争だって思わなくていいの。キャンプはあくまでも楽しむものだから」
「ほたか先輩……」
「テントの審査も安全登山のためにあるだから、焦る必要はないんだよ。遅くなっても、きれいに張ることを目指そうね」
そして、にっこりと微笑んでくれる。
その笑顔ですっかり緊張感が解けて、私は平常心に戻ることができた。
「行くわよ~」
あまちゃん先生が手を挙げる。
そして、開始の笛がグランドに鳴り響いた。
私たちはいっせいに軍手をはめ、ザックからテントとペグ一式を取り出す。
ほたか先輩と千景さんはグランドシートとテントを運び、区画の真ん中で広げ始めた。
私と美嶺も一気にポールを組み立てていく。
「慌ててポールに手を挟むなよ!」
「ありがと! だいじょーぶ!」
そして組み立てたポールをテントの穴に次々と差し込んでいった。
全員がアイコンタクトを取りながら、テントの角にきれいにばらける。
「じゃあ、膨らませるよ~」
ほたか先輩の掛け声と共に一気にポールを押し込むと、テント本体がきれいに膨らんでいった。
先輩はテントの中に銀色のマットを敷き、早々とザックをしまい込んでいく。
私と千景さんはペグ係だ。
本番では打ち込んだペグが抜けにくいかのチェックもされるので、気を抜けない。
千景さんと一緒にハンマーとペグを握り、うなづきあう。
「ボクが右側。ましろさんは、左側を」
「はい!」
短い言葉のやり取りだけで左右に分かれ、テント本体の角をペグで固定し始めた。
でも、さすがに焦ってしまい、ハンマーで自分の左手を叩いてしまう。
「いててっ」
「ましろ! 大丈夫か?」
美嶺が血相を変えて呼びかけてくれた。
「ありがと美嶺。……うん、さすがにあせると手を打っちゃうね……」
「ましろの手は大切なんだ。慎重にな」
なんと、美嶺は私の手を心配してくれていたのだ。
絵描きの手だからだろうか。
私の絵が好きだと言ってくれたことを思い出して、ついつい赤面してしまう。
「えへへ。照れちゃうなぁ」
しかし、時間は刻々と過ぎていっているようだ。
あまちゃん先生が「あと一分よぉ~」と宣言した。
手元に残っているペグはあと三本。
これを打ち込み終わった後、時間内にテントのスペースから離れなければいけない。
もう一刻の猶予もなかった。
(やばい……)
私は一心不乱にハンマーを叩き続けた。
「あぅぅー。これで最後!」
最後のひと叩きを打ち込み終わり、ペグはしっかりとグランドに突き刺さった。
「ましろ! 区画から離れて整列だ!」
「うん!」
そうだ。
区画から出なければ審査は終わらない。
私は慌てて立ち上がり、地面を蹴った。
すると、何かが転がっていく感触が足を伝わる。
振り向くと、地面に転がるハンマーが見えた。
「あぅぅ……しまった……」
その瞬間、私の横を風が通り過ぎる。
それはほたか先輩だった。
先輩は素早く駆け付けるとハンマーを拾い、Uターンしながら私の手を握る。
「行くよ!」
「……はいっ」
私は先輩と手を取り合って、走った。
後ろから見えるほたか先輩の横顔は、とてもかっこよかった。
△ ▲ △ ▲ △
一〇分の経過を告げる笛が鳴る。
その時、私たち四人は区画の外で見事に整列できていた。
テントもきれいに張られている。
あまちゃん先生は大きくガッツポーズを繰り出した。
「素晴らしい連携だわぁ~。一〇分以内で完璧よぉ」
私たちはお互いの顔を見合う。
「やりました! ほたか先輩がハンマーを拾ってくれたおかげです!」
「お姉さんは走っただけ。みんなの連携があったからだよぉ」
「連携は……ほたかのおかげ」
「そっすよ! 悩まず動けたのがよかったです」
ほたか先輩はみんなに囲まれ、目をうるませ始める。
「タッチ。……みんなでハイタッチしよっ」
そう言って右手を大きく上げた。
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