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第3章 本格的侵攻開始 か?
第30話 続・いつもの騒動
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私の頭上で、力比べが続いていたが、次に聞こえた声で消滅した。
「お客さんの前で、何をやっているの? 二人とも」
声のした方に振り向くと、中学生くらいの女の子が仁王立ちして腕を組んでいた。
体を向き直すと、もうすでに力比べは終わり、二人は仲良くソファーに座っていた。
その子が自己紹介をしてきた、
「えーと初めまして。兄たちがご迷惑をかけてすいません。少林真魚です。あなたは?」
そう聞いて、はっと気が付き、
「私は、瀬尾みゆき。少林くんのクラスメートなのよろしくね。この前、神崎さんに小旅行に行くからと誘われてお邪魔をしてます」
真魚ちゃんは、ニコッと笑って、
「頼りない兄ですが、よろしくお願いします」
と頭を下げてきた。
うう、かわいい。
「床に座っていないで、ソファーにどうぞ。お茶を入れますので。ねえ美月ねえちゃん」
「うんああ、手伝うわ」
と、部屋から、出て行ってしまった。
なんだか、頭の中がぐるぐるしている。
「なんだか疲れたわ」
言うつもりはなかったが、声に出たらしい。
「ああごめんな。さっき瀬尾さんが来たのを、美月さんが気付いちゃって、2階に行こうとしていたのを抑えていたんだ」
「ふーん、それにしては大きな胸に、顔を埋めて楽しそうだったわよ」
彼は焦った感じで、言い訳をして来る。
「いや喜んでいたって。いや、喜んでいたけどさ。しょうがないじゃないか、男なんだから」
その言い草にちょっとムカッと来た。
「ふーん。胸なら何でもいいんだ。誰でもいいんだ。そうなの」
今度はそれに、少林がムカッと来たらしく。
「仕様がねえじゃん。彼女なんかもいないし。触らせてくれる奴なんかも居ねえし」
「なんでそんなに必死なの? おかしいんじゃない?」
そう言ってしまった。
その時、後ろから足音がして、真魚ちゃんたちが帰って来た。
「兄ちゃんは、マザコンなのよきっと、お母さん出て行ったから恋しいのよねぇ」
「なっ、真魚おまえ、そんなことねえよ」
あちゃあ。
「少林くんたち、お母さんが居ないの?」
あたふたしていた、芳雄が復活して、
「ああ親父がとんでもない奴でな。つい最近、社長に引き取ってもらうまで、まともに飯も食えなくて、かあさんは5年位前に出て行ったんだ」
うわー、思ったより重い話だった。
食べられなかったって。そうそれで転校なのね。
「それで、この家で共同生活なのね。でもさっきのあなたの部屋って……」
そこまで言って、聞いちゃダメなのかと思い。口をつぐんでしまった。
「ああ、さっき不味いと気が付いたんだけど、あの部屋、実は使っていないんだよ」
へっ?
「なんで使ってない部屋にわざわざ…… でも、あなたの名前のネームプレートがかかっていたわよ」
困った感じで、頭をかく彼。
そんな、答えに困っていた芳雄の後ろに、フェンとフレイヤを抱えた一司が現れる。
さっきまでダンジョンを潰していて、威圧と殺気を垂れ流しながら登場。
それに気が付いた、芳雄は
「おかえりなさい。社長、瀬尾さんのダンジョン認証してください」
「うん? ああいいぞ。でもいま彼女。ちょっと、見ない方がいい」
ぽたぽたと、床に垂れるお水。
源流は瀬尾みゆきさん。その人であった。
向くなと言われると、向いてしまう。人間だものと、芳雄はのちに語った。
振り返りばっちり彼女と目が合う。
芳雄の視線は下へ…… 濡れたジーンズと、液体がたまったソファー、隙間から垂れた液体が床に広がっていく。
彼女は止めようと思ったようだが、出だしたしっこは急に止まらない。
叫ぶでもなく、彼女が言った言葉は
「お願い、見ないで」
だった。
その言葉で、正気に戻る芳雄。
やっと顔をそむける。
「心配しなくていいわよぉ、お風呂に行きましょ」
と、美月が言うが、
その言葉に、反論する芳雄。
「だめだ、絶対に美月さんはだめだ。真魚頼む」
「うん。おねえちゃん。バスタオル巻いてズボン脱ごう。お兄ちゃんは出て行って。一司さんは認証して」
「ああ分かった、芳雄、彼女の荷物を、先に脱衣所へ持っていけ」
「はっはい」
走っていく芳雄。
廊下の突き当り。
ダンジョンの入り口で、認証モードにしていると、真魚達がやって来る。
瀬尾さんは、うつむいている。
「ここに、手を当てて」
と一司に言われて、顔をあげる。
「壁に、ですか?」
「うん、そう」
私は、何でと思いながら壁に手をつく。
「良し、できた」
そんなことを、神崎さんが言った瞬間。
私の手が、壁へともぐりこんだ。
「ひゃあ」
と言いながら、思わず手を引いた。
すると壁から真魚ちゃんが顔を出してきて、
「大丈夫だから、入って」
と言ってくる。
入って? 聞きなれた言葉が、何かの謎の言葉に聞こえた。
壁に消えて行く真魚ちゃん。
私の手は真魚ちゃんに握られていて、引かれているため、当然壁に入って行く。
気が付けば、どこかのリビングに居た。
連れられたまま、奥へと進む。
扉を開けて中に入ると、私のキャリーケースがなぜかあった。
「上は濡れていない? 大丈夫ですか?」
と聞かれて、ぱたぱたと確認する。
「裾の方が、濡れている」
と答えると、
「洗濯をするので、脱いじゃってください」
と言われて、全部脱いだ。
奥の扉に、真魚ちゃんに手を引かれて入ると、大きなお風呂だった。
「洗濯は、私がするのでごゆっくり」
そう言って私を一人残して、真魚ちゃんは、出て行ってしまった。
お風呂場で呆然とする私。……ココハドコ。
「お客さんの前で、何をやっているの? 二人とも」
声のした方に振り向くと、中学生くらいの女の子が仁王立ちして腕を組んでいた。
体を向き直すと、もうすでに力比べは終わり、二人は仲良くソファーに座っていた。
その子が自己紹介をしてきた、
「えーと初めまして。兄たちがご迷惑をかけてすいません。少林真魚です。あなたは?」
そう聞いて、はっと気が付き、
「私は、瀬尾みゆき。少林くんのクラスメートなのよろしくね。この前、神崎さんに小旅行に行くからと誘われてお邪魔をしてます」
真魚ちゃんは、ニコッと笑って、
「頼りない兄ですが、よろしくお願いします」
と頭を下げてきた。
うう、かわいい。
「床に座っていないで、ソファーにどうぞ。お茶を入れますので。ねえ美月ねえちゃん」
「うんああ、手伝うわ」
と、部屋から、出て行ってしまった。
なんだか、頭の中がぐるぐるしている。
「なんだか疲れたわ」
言うつもりはなかったが、声に出たらしい。
「ああごめんな。さっき瀬尾さんが来たのを、美月さんが気付いちゃって、2階に行こうとしていたのを抑えていたんだ」
「ふーん、それにしては大きな胸に、顔を埋めて楽しそうだったわよ」
彼は焦った感じで、言い訳をして来る。
「いや喜んでいたって。いや、喜んでいたけどさ。しょうがないじゃないか、男なんだから」
その言い草にちょっとムカッと来た。
「ふーん。胸なら何でもいいんだ。誰でもいいんだ。そうなの」
今度はそれに、少林がムカッと来たらしく。
「仕様がねえじゃん。彼女なんかもいないし。触らせてくれる奴なんかも居ねえし」
「なんでそんなに必死なの? おかしいんじゃない?」
そう言ってしまった。
その時、後ろから足音がして、真魚ちゃんたちが帰って来た。
「兄ちゃんは、マザコンなのよきっと、お母さん出て行ったから恋しいのよねぇ」
「なっ、真魚おまえ、そんなことねえよ」
あちゃあ。
「少林くんたち、お母さんが居ないの?」
あたふたしていた、芳雄が復活して、
「ああ親父がとんでもない奴でな。つい最近、社長に引き取ってもらうまで、まともに飯も食えなくて、かあさんは5年位前に出て行ったんだ」
うわー、思ったより重い話だった。
食べられなかったって。そうそれで転校なのね。
「それで、この家で共同生活なのね。でもさっきのあなたの部屋って……」
そこまで言って、聞いちゃダメなのかと思い。口をつぐんでしまった。
「ああ、さっき不味いと気が付いたんだけど、あの部屋、実は使っていないんだよ」
へっ?
「なんで使ってない部屋にわざわざ…… でも、あなたの名前のネームプレートがかかっていたわよ」
困った感じで、頭をかく彼。
そんな、答えに困っていた芳雄の後ろに、フェンとフレイヤを抱えた一司が現れる。
さっきまでダンジョンを潰していて、威圧と殺気を垂れ流しながら登場。
それに気が付いた、芳雄は
「おかえりなさい。社長、瀬尾さんのダンジョン認証してください」
「うん? ああいいぞ。でもいま彼女。ちょっと、見ない方がいい」
ぽたぽたと、床に垂れるお水。
源流は瀬尾みゆきさん。その人であった。
向くなと言われると、向いてしまう。人間だものと、芳雄はのちに語った。
振り返りばっちり彼女と目が合う。
芳雄の視線は下へ…… 濡れたジーンズと、液体がたまったソファー、隙間から垂れた液体が床に広がっていく。
彼女は止めようと思ったようだが、出だしたしっこは急に止まらない。
叫ぶでもなく、彼女が言った言葉は
「お願い、見ないで」
だった。
その言葉で、正気に戻る芳雄。
やっと顔をそむける。
「心配しなくていいわよぉ、お風呂に行きましょ」
と、美月が言うが、
その言葉に、反論する芳雄。
「だめだ、絶対に美月さんはだめだ。真魚頼む」
「うん。おねえちゃん。バスタオル巻いてズボン脱ごう。お兄ちゃんは出て行って。一司さんは認証して」
「ああ分かった、芳雄、彼女の荷物を、先に脱衣所へ持っていけ」
「はっはい」
走っていく芳雄。
廊下の突き当り。
ダンジョンの入り口で、認証モードにしていると、真魚達がやって来る。
瀬尾さんは、うつむいている。
「ここに、手を当てて」
と一司に言われて、顔をあげる。
「壁に、ですか?」
「うん、そう」
私は、何でと思いながら壁に手をつく。
「良し、できた」
そんなことを、神崎さんが言った瞬間。
私の手が、壁へともぐりこんだ。
「ひゃあ」
と言いながら、思わず手を引いた。
すると壁から真魚ちゃんが顔を出してきて、
「大丈夫だから、入って」
と言ってくる。
入って? 聞きなれた言葉が、何かの謎の言葉に聞こえた。
壁に消えて行く真魚ちゃん。
私の手は真魚ちゃんに握られていて、引かれているため、当然壁に入って行く。
気が付けば、どこかのリビングに居た。
連れられたまま、奥へと進む。
扉を開けて中に入ると、私のキャリーケースがなぜかあった。
「上は濡れていない? 大丈夫ですか?」
と聞かれて、ぱたぱたと確認する。
「裾の方が、濡れている」
と答えると、
「洗濯をするので、脱いじゃってください」
と言われて、全部脱いだ。
奥の扉に、真魚ちゃんに手を引かれて入ると、大きなお風呂だった。
「洗濯は、私がするのでごゆっくり」
そう言って私を一人残して、真魚ちゃんは、出て行ってしまった。
お風呂場で呆然とする私。……ココハドコ。
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