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第4章 少しずつ変わって行く世界
第22話 家に来る娘は、普通じゃない
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「ただいま」
そう言って元気よく、壮二が帰って来た。
ただし女の子を連れて。
「一司兄ちゃん。この子、鵜戸神音(うとかぐね)さんと言うんだけど、修行させてくれないかって言うんだけど、良い?」
「修行?」
そう言って俺が、怪訝そうな顔をすると、
「初めまして。私、鵜戸神音と申します。少林君に修学旅行先で助けてもらって、その時に少林君の気力に驚いてしまって。話を聞くと、モンスターを倒して力を付けたみたいなので、ぜひ私も修行させてください」
「壮二に助けてもらった?」
そう聞かれた鵜戸さんは、にこやかに説明を始めた。
「……それで、ひとにらみで相手が腰を抜かしちゃって。それで普通じゃないと確信したんです」
「ほーう。壮二やるなあ。それで君は、壮二に惚れたと」
「はい」
聞いた一司兄ちゃんも、俺も驚いた。
「ほんとに?」
一司兄ちゃんが、念押しで聞くが。
「はい」
そう毅然と答える、鵜戸さん。
「じゃあ良いか。しかし修行ねえ。お家は何屋さんなの?」
「神社で、父は宮司を務めています」
その瞬間に、一司兄ちゃんの顔が曇る。
スマホを取り出し何かを調べて、
「ここじゃないよな?」
そう言って、鵜戸さんに地図を見せる。
「違います。此処の宮司さんも知合いですが、家はもっとまともです。もう少し山側に鵜戸神社と言うのがあるはずです。ここですね」
そう言って、一司さんに画面を見せる。
「ならいいか。でも、宮崎県日南市に有名な鵜戸神宮があるけれど、かかわりがあるの?」
「いえ、ありません。苗字になっている鵜戸は洞穴みたいなとか窪んだみたいな意味があって、家は地獄につながる穴を封じていると聞いています。社の後ろに、一般の方は入れませんが穴があります」
「へーぇ。ダンジョンにはなっていないの?」
「大丈夫だと思います。昔、学者さんが調べに来て、このあたりが海だった時にできた海蝕洞窟だろうということです。深さは結構あるようですけれど」
そう言った彼女の言葉に、何かを考えている一司兄ちゃん。
「そうなんだ。まあいいや。いつからにする?」
「いつでも。心は常に常在戦場(じょうざいせんじょう)が家の家訓ですから」
「そうか、ずいぶん物騒な家だな」
「お父さんは信じていませんけれど。穴から鬼が這い出して来ると、おじいちゃんは言っていました。それで、この家訓が決まったようです。そのおかげで、恒常的に力を出す。それが基本とされて、恥ずかしくて力が出せないなんて言う事がないようにと、子供の頃は裸で修業させられたんですよ」
その言葉を聞いて思わず、壮二と顔を見合わせてしまった。
「それはまた、気合が入っているなあ」
「冬場の稽古で、組手から薙刀まで通して、その後木の間を躱しながら走って、あっその時はわらじを履いています。最後は滝行で終了。もう寒くて辛くて泣きながらやっていました」
「どこかの、武士か忍者かという感じだな」
「それでも、壮二君の気力にはかないません。ぜひお願いします」
「ああ分かった。向こう側に部屋も用意しよう」
「向こう側? 部屋?」
「家のダンジョンだ。秘密だよ」
そう言って、壁に手をつき入口を登録モードにする。
「ここに手をついて」
「ここの壁ですか?」
「そう。うんできたな。じゃあ、部屋を作ろう。壮二の隣でいいな」
そう言って、一司さんは壁に入っていった。
「魔法?」
「大丈夫。僕らも行こう」
手を繋いで、中へと入って行った。
中にはリビングがあって、犬と猫が居たけれど、ただならぬ気配を持っている。
前を行く一司さんの後について行き、ドアが並んだ所へやって来た。
奥側が壮二の部屋で手前に作ると間違えそうだから、さらに奥側に作ろう。
そう言うと、一司さんが手をつくとドアの間隔が広がり、そこに新たな入口が、口を開ける。
「ドアは後でつける。中はどんな感じがいい?」
「どんな感じでもいいんですか?」
「いいよ」
「じゃあここにトレーニングルームと居間を兼用で、壁にボルダリング のホールドを付けるのでネジ径はM10のメスが欲しいです。こう、グルーっと一周」
そう言って、壁から天井を通り反対の壁まで指をさす彼女。
「おおうっ。わかったM10ならピッチが1.5だよな。並目だよな」
「そうです。ここって、ほかの部屋に音が聞こえます?」
「閉空間だから聞こえないよ。ドアの所は選択できるけれど」
「ドアの所?」
「完全に閉じると、ノックの音が聞こえなくなるんだ」
「許可した人だけが、通れるようにできるんですよね」
「そうだな」
「じゃあ、完全でお願いします。これで木人も持ち込める」
これは少し、脳筋なのか? 風呂は必要だな。
「じゃあこっちに、風呂場とトイレ。洗面所と洗濯機も設置しよう。向こう側にはベッドやら机、それに本立てを作って」
できたと思ったら、さっそく本立てで懸垂しているよ。倒れることは無いから大丈夫だけれど。
壮二に近づき、
「この子。見た目と違い、ちょっと変わった子だな」
というと、
「ここまでとは、思わなかった」
と肩を落としていた。
その後、彼女と壮二を連れて、頼まれていた蜘蛛のダンジョンと蟻のダンジョンをいくつか潰して回った。ついでに管理クリスタルも持たせて、荷物を持ち込む為に亜空間収納を取らせた。まあ部屋も閉じたから、念話が必要だしな。
ふらつく彼女を、家の神社までゲートで送っていく。
俺が抱えている彼女を見て、作務衣を着て箒を持っていた爺さんの目が光る。
「そこのお方。その子はうちの孫娘だが、どうしてそんな状態に? なんぞ、よからぬ薬でも盛ったのか?」
「家族の方か。よかった。彼女に頼まれて、今日から修行を始めたんだが、レベル酔いでこんなになっちゃって。一晩寝れば元気になりますから」
「レベル酔い? やはり一服盛ったか。なら言葉は要らんな。言い訳無用。死ね」
爺さんはそういうと、箒の柄が仕込みだったようだ。
いきなり真剣を抜いて袈裟懸けに振り下ろしてきやがった。
見た感じ、直刀の両刃。
一応刃ではなく側面。
刀身部分で打ち付けるつもりのようだが、当たると痛そうだ。
左の小脇に、彼女を抱えているので、右手の手のひらを外側にして刀身に添えると放り投げるように体の外の方へと流す。
すると爺さん、流された刀を、そのまま振り上げてきやがった。
刃がついているから切れるというのに。
かわすのもしゃくだな。
もう一度、右手のこぶし。
手の甲部分で強めに刀身を弾く。
さすがに放しはしなかったが、体の正面が開く、突っ込もうとしたら、ちゃっかり膝が出て来てやがる。
軽く折れない程度に、軸足の脹脛(ふくらはぎ)へとカーフキックを決める。
それでも爺さん、歯を食いしばり刀を振ろうとしやがったから、刀を持っている左手を抑えるように、刀身の普通なら鍔が付くあたり、上身(かみ)と茎(なかご)の境目辺りを踏みつける。
さすがに動けまい。
だが、右手の一本貫手(いっぽんぬきて)で刀を踏んでいる俺の右足脹脛(ふくらはぎ)を穿ちに来た。
「はあっ?」
その根性に驚いた俺は、やれやれと呆れながら、
「スタン」
と雷魔法を爺さんに打ち込む。
「うぎゃ」
と言って、動かなくなった。
死んでないよな。
彼女を、壮二に渡して、爺さんを抱える。
刀を、箒に戻そうとしたが、刀身が歪んでいて途中までしか刺さらなかった。
全部を抱えて、社務所へと向かう。
また襲ってこないよな?
その頃、ヨーロッパのある国。
〔ええい何とかしろ。アメリカの思い通りになるものか。我が国の防衛はわが国で何とかしろ〕
〔通常弾では効率が悪すぎます。アメリカの発表した、モンスター用スペシャル弾を購入してみてはどうでしょう?〕
〔あの弾一発で、3ユーロもするんだ。通常弾の3倍だぞ〕
〔しかし、このままでは、農産物もブドウも被害が大きすぎます。特にブドウはダメージを食らうと、数年は使い物にならなくなります〕
〔ううむ。背に腹は代えられん。依頼するか。うろついている野良さえいなくなれば何とかなるんだな?〕
〔はい〕
〔わかった。下がっていい〕
そう言って元気よく、壮二が帰って来た。
ただし女の子を連れて。
「一司兄ちゃん。この子、鵜戸神音(うとかぐね)さんと言うんだけど、修行させてくれないかって言うんだけど、良い?」
「修行?」
そう言って俺が、怪訝そうな顔をすると、
「初めまして。私、鵜戸神音と申します。少林君に修学旅行先で助けてもらって、その時に少林君の気力に驚いてしまって。話を聞くと、モンスターを倒して力を付けたみたいなので、ぜひ私も修行させてください」
「壮二に助けてもらった?」
そう聞かれた鵜戸さんは、にこやかに説明を始めた。
「……それで、ひとにらみで相手が腰を抜かしちゃって。それで普通じゃないと確信したんです」
「ほーう。壮二やるなあ。それで君は、壮二に惚れたと」
「はい」
聞いた一司兄ちゃんも、俺も驚いた。
「ほんとに?」
一司兄ちゃんが、念押しで聞くが。
「はい」
そう毅然と答える、鵜戸さん。
「じゃあ良いか。しかし修行ねえ。お家は何屋さんなの?」
「神社で、父は宮司を務めています」
その瞬間に、一司兄ちゃんの顔が曇る。
スマホを取り出し何かを調べて、
「ここじゃないよな?」
そう言って、鵜戸さんに地図を見せる。
「違います。此処の宮司さんも知合いですが、家はもっとまともです。もう少し山側に鵜戸神社と言うのがあるはずです。ここですね」
そう言って、一司さんに画面を見せる。
「ならいいか。でも、宮崎県日南市に有名な鵜戸神宮があるけれど、かかわりがあるの?」
「いえ、ありません。苗字になっている鵜戸は洞穴みたいなとか窪んだみたいな意味があって、家は地獄につながる穴を封じていると聞いています。社の後ろに、一般の方は入れませんが穴があります」
「へーぇ。ダンジョンにはなっていないの?」
「大丈夫だと思います。昔、学者さんが調べに来て、このあたりが海だった時にできた海蝕洞窟だろうということです。深さは結構あるようですけれど」
そう言った彼女の言葉に、何かを考えている一司兄ちゃん。
「そうなんだ。まあいいや。いつからにする?」
「いつでも。心は常に常在戦場(じょうざいせんじょう)が家の家訓ですから」
「そうか、ずいぶん物騒な家だな」
「お父さんは信じていませんけれど。穴から鬼が這い出して来ると、おじいちゃんは言っていました。それで、この家訓が決まったようです。そのおかげで、恒常的に力を出す。それが基本とされて、恥ずかしくて力が出せないなんて言う事がないようにと、子供の頃は裸で修業させられたんですよ」
その言葉を聞いて思わず、壮二と顔を見合わせてしまった。
「それはまた、気合が入っているなあ」
「冬場の稽古で、組手から薙刀まで通して、その後木の間を躱しながら走って、あっその時はわらじを履いています。最後は滝行で終了。もう寒くて辛くて泣きながらやっていました」
「どこかの、武士か忍者かという感じだな」
「それでも、壮二君の気力にはかないません。ぜひお願いします」
「ああ分かった。向こう側に部屋も用意しよう」
「向こう側? 部屋?」
「家のダンジョンだ。秘密だよ」
そう言って、壁に手をつき入口を登録モードにする。
「ここに手をついて」
「ここの壁ですか?」
「そう。うんできたな。じゃあ、部屋を作ろう。壮二の隣でいいな」
そう言って、一司さんは壁に入っていった。
「魔法?」
「大丈夫。僕らも行こう」
手を繋いで、中へと入って行った。
中にはリビングがあって、犬と猫が居たけれど、ただならぬ気配を持っている。
前を行く一司さんの後について行き、ドアが並んだ所へやって来た。
奥側が壮二の部屋で手前に作ると間違えそうだから、さらに奥側に作ろう。
そう言うと、一司さんが手をつくとドアの間隔が広がり、そこに新たな入口が、口を開ける。
「ドアは後でつける。中はどんな感じがいい?」
「どんな感じでもいいんですか?」
「いいよ」
「じゃあここにトレーニングルームと居間を兼用で、壁にボルダリング のホールドを付けるのでネジ径はM10のメスが欲しいです。こう、グルーっと一周」
そう言って、壁から天井を通り反対の壁まで指をさす彼女。
「おおうっ。わかったM10ならピッチが1.5だよな。並目だよな」
「そうです。ここって、ほかの部屋に音が聞こえます?」
「閉空間だから聞こえないよ。ドアの所は選択できるけれど」
「ドアの所?」
「完全に閉じると、ノックの音が聞こえなくなるんだ」
「許可した人だけが、通れるようにできるんですよね」
「そうだな」
「じゃあ、完全でお願いします。これで木人も持ち込める」
これは少し、脳筋なのか? 風呂は必要だな。
「じゃあこっちに、風呂場とトイレ。洗面所と洗濯機も設置しよう。向こう側にはベッドやら机、それに本立てを作って」
できたと思ったら、さっそく本立てで懸垂しているよ。倒れることは無いから大丈夫だけれど。
壮二に近づき、
「この子。見た目と違い、ちょっと変わった子だな」
というと、
「ここまでとは、思わなかった」
と肩を落としていた。
その後、彼女と壮二を連れて、頼まれていた蜘蛛のダンジョンと蟻のダンジョンをいくつか潰して回った。ついでに管理クリスタルも持たせて、荷物を持ち込む為に亜空間収納を取らせた。まあ部屋も閉じたから、念話が必要だしな。
ふらつく彼女を、家の神社までゲートで送っていく。
俺が抱えている彼女を見て、作務衣を着て箒を持っていた爺さんの目が光る。
「そこのお方。その子はうちの孫娘だが、どうしてそんな状態に? なんぞ、よからぬ薬でも盛ったのか?」
「家族の方か。よかった。彼女に頼まれて、今日から修行を始めたんだが、レベル酔いでこんなになっちゃって。一晩寝れば元気になりますから」
「レベル酔い? やはり一服盛ったか。なら言葉は要らんな。言い訳無用。死ね」
爺さんはそういうと、箒の柄が仕込みだったようだ。
いきなり真剣を抜いて袈裟懸けに振り下ろしてきやがった。
見た感じ、直刀の両刃。
一応刃ではなく側面。
刀身部分で打ち付けるつもりのようだが、当たると痛そうだ。
左の小脇に、彼女を抱えているので、右手の手のひらを外側にして刀身に添えると放り投げるように体の外の方へと流す。
すると爺さん、流された刀を、そのまま振り上げてきやがった。
刃がついているから切れるというのに。
かわすのもしゃくだな。
もう一度、右手のこぶし。
手の甲部分で強めに刀身を弾く。
さすがに放しはしなかったが、体の正面が開く、突っ込もうとしたら、ちゃっかり膝が出て来てやがる。
軽く折れない程度に、軸足の脹脛(ふくらはぎ)へとカーフキックを決める。
それでも爺さん、歯を食いしばり刀を振ろうとしやがったから、刀を持っている左手を抑えるように、刀身の普通なら鍔が付くあたり、上身(かみ)と茎(なかご)の境目辺りを踏みつける。
さすがに動けまい。
だが、右手の一本貫手(いっぽんぬきて)で刀を踏んでいる俺の右足脹脛(ふくらはぎ)を穿ちに来た。
「はあっ?」
その根性に驚いた俺は、やれやれと呆れながら、
「スタン」
と雷魔法を爺さんに打ち込む。
「うぎゃ」
と言って、動かなくなった。
死んでないよな。
彼女を、壮二に渡して、爺さんを抱える。
刀を、箒に戻そうとしたが、刀身が歪んでいて途中までしか刺さらなかった。
全部を抱えて、社務所へと向かう。
また襲ってこないよな?
その頃、ヨーロッパのある国。
〔ええい何とかしろ。アメリカの思い通りになるものか。我が国の防衛はわが国で何とかしろ〕
〔通常弾では効率が悪すぎます。アメリカの発表した、モンスター用スペシャル弾を購入してみてはどうでしょう?〕
〔あの弾一発で、3ユーロもするんだ。通常弾の3倍だぞ〕
〔しかし、このままでは、農産物もブドウも被害が大きすぎます。特にブドウはダメージを食らうと、数年は使い物にならなくなります〕
〔ううむ。背に腹は代えられん。依頼するか。うろついている野良さえいなくなれば何とかなるんだな?〕
〔はい〕
〔わかった。下がっていい〕
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