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第二章 異物混入
第17話 闇術士の実験
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颯司達とは違い、闇に生きる者達も千年前から存在をしていた。
呪文や札を使い闇の者達を従え、暗殺や災害を起こす。
そんな中にも、世代の交代と継承がある。
一般人にすれば迷惑な話。
地脈の関係でこの町は闇のものも湧きやすい。
そのため、祭家が居を構えている。
その子どもは何時の頃からか、公園の土管型遊具に住み着いた。
町に連絡をして、職員が担当するがわずかな間に逃げ出してしまう。
服もボロボロ、体はガリガリ、目はくぼみ、生きているのが不思議な感じだった。
そして、その公園は気が付けば、蜘蛛の巣が例年より多くなっていた。
「通路を歩いても、朝晩引っかかる何とかしてくれ」
殺虫剤を片手に、町の職員地が走っていった。
だけど、その蜘蛛たちは駆除ができず、目立つところの他で密かに大蜘蛛が育っていた。
引っかかり、ミイラとなった死体。
繭になって中身は見られないが、五体程度が転がっている。
物の怪。
土蜘蛛たちが湧き、獲物を捕らえ育っていく。
「また行方不明者だ」
「多いな」
所轄の警察に日々行方不明者の相談が来る。
年寄りが増え、徘徊や、子どもの迷子。
忙しいのにてんてこ舞い。
やがて、警官は見つけてしまう。
公園の奥。
奥には、旧市街があり細い路地がある。
駅から公園を突っ切り、飲み屋街への近道で知る人ぞ知る所。
そこに蜘蛛の巣と、それに引っかかっている大きな繭。
「なんだありゃ?」
だが繭は、意外と丈夫で、壊せない。
一個持ち帰り、署へと運び込まれる。
そこで被害者を発見をする。
思い出す警官達。
まだあった。
人数を集めて、急行をする。
トーチを使い延焼をしないように気を付け、糸を焼いていく。
だが蜘蛛の方も、繭が無くなったことに気がついて、怒っていた。
集まってきたやかましい者達。
パトカーが、蜘蛛を引き寄せる。
「あっちだ」
「繭を支持している糸だけを焼け。繭は焼くな」
あちこちで、叫び声が聞こえる。
そして……
「ぎゃああぁ、助けてくれぇ」
一人の署員が顎で噛まれ持ち上げられる。
全長六メートルほどの蜘蛛。
それが周囲から幾つも降りてくる。
「なんだあれは、発砲許可。対象大グモ。全長は五メートル以上」
一般道路の白線の長さは五メートル、そして間隔も五メートルだそれを参考に蜘蛛の長さを測る。
「撃てぇ」
発砲許可が下りたようだ。
警察は本来、犯人の逮捕や逃亡の防止並びに公務執行妨害等じゃ無ければ、拳銃は使用できない。だが、この頃、相次ぐ害獣が人を襲うため法が変わり、威嚇なりの発砲が許可されていた。
無論、この蜘蛛の情報は、祭家に届く。
各家の親に命令が行われる。
だけど、命令を聞いていない学生達も、町中を歩くことくらいある。
「あれは何かな?」
まだ小さい三十センチくらいだが、のっしのっしと道路を歩いている。
見た瞬間、風が吹き頭がなくなった蜘蛛が転がる。
すぐに周囲に探査の風が吹き抜ける。
「いやーん」
なぜかそう言いながら、颯司に向かい、朱莉はスカートを捲る。
赤いパンツが煌めく。
「気が散るからやめてくれ」
横で雫も持ち上げようとしてやめた。
颯司の向こう側で、陸斗がスチャッとスマホを構えたからだ。
「なんだか大量にいるし、でかいのもいるぞ」
「どっち?」
朱莉は張り切っていた。
圧倒的に増した力。
制御が出来るようになって、使いたくて仕方が無い。
口で言うより早いため、一斉に走り始める。
途中の小さいのは指示をして、朱莉が焼いていく。
そのスピードと威力。
明らかに違う。
雫は気が付いた。
あの日に起こった発火現象。朱莉は制御が出来ないと言っていた。
だが今、見えている炎は前と違い早くて濃度が濃い。
ナパームのような粘り気のある炎。
「あれは、私の水でも簡単には消せない」
記憶にあるのは、そう、父親達の使う一段上の力。
「いつの間に……」
そして、やはりすごいのは颯司。
幾つもの風が同時に吹き荒れる。
朱莉に任せる必要の無い小物は、瞬間的に切り刻まれていく。
やめてよみんな。
何が…… はっまさか、二人で大人の階段を?
半分当たりだが、半分は外れ。
耳年増な同級生により、えっちな話を聞いてしまっていた。
ずるい、するなら混ぜてくれても良いのに。
雫の感性は少しズレているようだ。
みんな仲良く…… 一部を除き。
物の怪退治なら、みんな仲良く出良いけどね。
などとくだらないことを言っていると、見えだしたのは大型。
毛のびっしり生えた足。
わしゃわしゃと動く足が、本体の向きを変える。
「ひぃぃ。あれは無理任せる」
雫は、朱莉を前に押し出す。
朱莉も嫌いだが、一応燃やす。
その威力はものすごく、一瞬で体が無くなる。
「休憩をするな、まだ居るぞ」
「「ひいぃぃ」」
悲鳴が増えた。
それに、細い路地で火焔は使えない。
颯司が風を放つ。
だが最後だけ残して、様子を見る。
蜘蛛の向こうに、人が塊でいる。
「ジャマだな」
反射する光からすると警察っぽい。
「みんな隠れろ」
脇の路地に逃げ込みながら、術を放つ。
「なっ、なああぁ」
驚いたのは警察官。
そしてその奥には、無数の切断された蜘蛛がわしゃわしゃしていた。
「何が一体?」
知らないのは下っ端ばかり……
呪文や札を使い闇の者達を従え、暗殺や災害を起こす。
そんな中にも、世代の交代と継承がある。
一般人にすれば迷惑な話。
地脈の関係でこの町は闇のものも湧きやすい。
そのため、祭家が居を構えている。
その子どもは何時の頃からか、公園の土管型遊具に住み着いた。
町に連絡をして、職員が担当するがわずかな間に逃げ出してしまう。
服もボロボロ、体はガリガリ、目はくぼみ、生きているのが不思議な感じだった。
そして、その公園は気が付けば、蜘蛛の巣が例年より多くなっていた。
「通路を歩いても、朝晩引っかかる何とかしてくれ」
殺虫剤を片手に、町の職員地が走っていった。
だけど、その蜘蛛たちは駆除ができず、目立つところの他で密かに大蜘蛛が育っていた。
引っかかり、ミイラとなった死体。
繭になって中身は見られないが、五体程度が転がっている。
物の怪。
土蜘蛛たちが湧き、獲物を捕らえ育っていく。
「また行方不明者だ」
「多いな」
所轄の警察に日々行方不明者の相談が来る。
年寄りが増え、徘徊や、子どもの迷子。
忙しいのにてんてこ舞い。
やがて、警官は見つけてしまう。
公園の奥。
奥には、旧市街があり細い路地がある。
駅から公園を突っ切り、飲み屋街への近道で知る人ぞ知る所。
そこに蜘蛛の巣と、それに引っかかっている大きな繭。
「なんだありゃ?」
だが繭は、意外と丈夫で、壊せない。
一個持ち帰り、署へと運び込まれる。
そこで被害者を発見をする。
思い出す警官達。
まだあった。
人数を集めて、急行をする。
トーチを使い延焼をしないように気を付け、糸を焼いていく。
だが蜘蛛の方も、繭が無くなったことに気がついて、怒っていた。
集まってきたやかましい者達。
パトカーが、蜘蛛を引き寄せる。
「あっちだ」
「繭を支持している糸だけを焼け。繭は焼くな」
あちこちで、叫び声が聞こえる。
そして……
「ぎゃああぁ、助けてくれぇ」
一人の署員が顎で噛まれ持ち上げられる。
全長六メートルほどの蜘蛛。
それが周囲から幾つも降りてくる。
「なんだあれは、発砲許可。対象大グモ。全長は五メートル以上」
一般道路の白線の長さは五メートル、そして間隔も五メートルだそれを参考に蜘蛛の長さを測る。
「撃てぇ」
発砲許可が下りたようだ。
警察は本来、犯人の逮捕や逃亡の防止並びに公務執行妨害等じゃ無ければ、拳銃は使用できない。だが、この頃、相次ぐ害獣が人を襲うため法が変わり、威嚇なりの発砲が許可されていた。
無論、この蜘蛛の情報は、祭家に届く。
各家の親に命令が行われる。
だけど、命令を聞いていない学生達も、町中を歩くことくらいある。
「あれは何かな?」
まだ小さい三十センチくらいだが、のっしのっしと道路を歩いている。
見た瞬間、風が吹き頭がなくなった蜘蛛が転がる。
すぐに周囲に探査の風が吹き抜ける。
「いやーん」
なぜかそう言いながら、颯司に向かい、朱莉はスカートを捲る。
赤いパンツが煌めく。
「気が散るからやめてくれ」
横で雫も持ち上げようとしてやめた。
颯司の向こう側で、陸斗がスチャッとスマホを構えたからだ。
「なんだか大量にいるし、でかいのもいるぞ」
「どっち?」
朱莉は張り切っていた。
圧倒的に増した力。
制御が出来るようになって、使いたくて仕方が無い。
口で言うより早いため、一斉に走り始める。
途中の小さいのは指示をして、朱莉が焼いていく。
そのスピードと威力。
明らかに違う。
雫は気が付いた。
あの日に起こった発火現象。朱莉は制御が出来ないと言っていた。
だが今、見えている炎は前と違い早くて濃度が濃い。
ナパームのような粘り気のある炎。
「あれは、私の水でも簡単には消せない」
記憶にあるのは、そう、父親達の使う一段上の力。
「いつの間に……」
そして、やはりすごいのは颯司。
幾つもの風が同時に吹き荒れる。
朱莉に任せる必要の無い小物は、瞬間的に切り刻まれていく。
やめてよみんな。
何が…… はっまさか、二人で大人の階段を?
半分当たりだが、半分は外れ。
耳年増な同級生により、えっちな話を聞いてしまっていた。
ずるい、するなら混ぜてくれても良いのに。
雫の感性は少しズレているようだ。
みんな仲良く…… 一部を除き。
物の怪退治なら、みんな仲良く出良いけどね。
などとくだらないことを言っていると、見えだしたのは大型。
毛のびっしり生えた足。
わしゃわしゃと動く足が、本体の向きを変える。
「ひぃぃ。あれは無理任せる」
雫は、朱莉を前に押し出す。
朱莉も嫌いだが、一応燃やす。
その威力はものすごく、一瞬で体が無くなる。
「休憩をするな、まだ居るぞ」
「「ひいぃぃ」」
悲鳴が増えた。
それに、細い路地で火焔は使えない。
颯司が風を放つ。
だが最後だけ残して、様子を見る。
蜘蛛の向こうに、人が塊でいる。
「ジャマだな」
反射する光からすると警察っぽい。
「みんな隠れろ」
脇の路地に逃げ込みながら、術を放つ。
「なっ、なああぁ」
驚いたのは警察官。
そしてその奥には、無数の切断された蜘蛛がわしゃわしゃしていた。
「何が一体?」
知らないのは下っ端ばかり……
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