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繰り返された戦い。
第3話 波乱
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「何をやっとんじゃ。あやつは?」
国世禍津荒神は、様子を見て頭を抱える。
そもそも、戦わなければ話しは始まらない。
俗世の民は、嬉々としてゲームをやっていた。
人同士でも平気で戦っていたではないか?
ところがこいつは、倒すどころか、幾度か棍棒で叩かれていきなりピンチ。
逃げ腰のおかげで、クリティカルな打撃は喰らっていないようだが……
何くそと頑張って戦えば良いのに、「やめてくれぇ」とか、「あっちへ行けよ」とか言って頭を抱えている状態。泣きながら、頭を抱えて走り回っている。
「ええい。ふぬけが」
そう言うと、中の人なのに表に出てしまう。
「何をやっとるのだ。お前は!!」
登場をしたのは、百七十センチちょっとくらいの、細マッチョで口ひげを生やしたオッサン。聖徳太子のような感じだが、もう少し髭は短く、イラストの泥棒?
服装は、マト○ックス? この暖かいのに黒いロングコートを着ている。
「へっ? おじさん誰? いてっ。こらゴブリン。やめて……」
一瞬気を抜いて、結構な打撃を貰い、また泣きながらぐるぐると逃げ始める。
「さっきまで、おまえに説明をしていただろ」
それを聞いて司は理解をする。やっぱりそうだと思ったのだが、ネカマだった。
「女神じゃないじゃん。痛て痛て痛て。ゴブリンと一緒になって蹴らないで」
「やかましい。ふがいなさすぎる。見ておれ」
すると、オッサンが手を向けただけで、ゴブリンは黒い霧となって霧散をする。
後には、棍棒と赤い石がコロンと転がる。
「お前の知っている生き物は、このように黒き霧となって消えるのか? もしそうなら、他の神が何かをした事になるが」
当然そんな事はない。
司は、首をブンブンと振る。
「じゃあ問題は無いだろう。単なる敵キャラだ。戦え。そして倒せ。ほら次はスライムだ。透明な体の奥。体の真ん中にある丸いのが核だ。棍棒であれを潰せ。ただ、近寄ると飛びかかってくるからな、張り付かれると息ができなくなるぞ」
相手はオッサン。
それに対して、中学一年の司は身長百五十六センチで、体重四十五キロ。おまけに懸垂が五回でリミット。そう、女子にも負ける自信がある。
オッサンに睨まれて、仕方なく司はスライムに近寄っていく。だが、近くに行くと、体の端がめくれるように持ち上がり、見た目はまるで王冠。だがそれは、もうちょっとだけ進むと、めくれは大きくなり投網のように広がって、こっちを襲う気が満々に見える。
「怖いんだけど……」
そう言いながら、ちらっとオッサンを見る。
「馬鹿者、広がっているときは核の守りも薄くなる。今がチャンスじゃ。逝け」
そう言って、手で追い払うようにぴらぴらとさせながら、攻撃を促される。
「なんか今ニュアンスが…… 行けじゃなかったよね?」
「ええい。そんな細かな事を気にするな。今お前が気にするのは、目の前にいるスライムじゃ」
そう言って神は、突然シャドウボクシングをし始める。
「うううぅっ。えいっ」
飛びかかってくる前に、核を棍棒の先で突っつくように押し当てて、そのまま地面へと押しつける。
わずかな手応え。そして、プチッと何かが潰れる感触がした。
「やったぁ」
人型ではない、スライムの方が心が痛まない。
単純に倒せたことが嬉しい。
その時、スライムが黒い霧となり、ぽわっと温かな何かが体に入り込んできた。
だが、喜んだのもつかの間……
「ふぐあぁっ」
司は、胸を押さえて苦しみ始める。
「これ。気持ちが悪りぃ」
その様子を見て、神はアレッという顔をする。
「ああ。そうか、新たに体内で発生する魔導回路。胸を中心にして、新たな器官が創られておるのじゃ。我慢しろ。じゃがその間にも…… ほれ、気を抜くな。ゴブリンが来たぞ。戦え」
「えええっ。むりぃ」
まだ胸を抱えて、ゴロゴロと転がっている司。
「ええい、世話のやける」
またゴブリンが煙となる。
司は、胸が急に痛くなり、そこから何かが這い出して、体の中を広がっていくのを感じていた。
皮膚の下を、何かが這いずっていく気持ち悪さと痛みに耐える。
痛い。気持ちが悪い。なんだよこれぇ……
である。
それは体の隅々に広がり、指先や顔ではその感覚がさらに明確にわかった。
我慢をしていても、脂汗が滲む。
実質、十分ほどで体中に広がったようだがこれで終わりではない。
実際に魔法を使うには、魔力循環を行い、手などに意思をのせた魔力を集めて発動する第一弾と、周りの空間に存在する魔素に干渉して発動をする第二段階が存在する。
無論、細胞を活性化させて、筋力アップなどもできる。
だが、素人が身体強化を行えば、その弊害として、九十九パーセントの確率で、筋断裂を起こして動けなくなる。
そう…… 今ここである。
おっさんが、ため息を付きながら、モンスターを払ってくれなければ、確実に死んでいた。
あれから魔法の使い方を教えながら、まだ神は横についていた。
思った以上に、変化するときに発生をする、身体的なダメージが大きかったようだ。苦しみもだえる姿を見て、見ていられなかったのだ。
仕方ないと諦めて、そこそこ慣れるまで、つきっきりで教えることにした。
「寝るときも、魔力を広げて探査。敵の反応があれば、すぐに目を覚まさねば死ぬぞ」
「えええっ。そんなの無理」
ええい。また無理とか、できないとか、やったことが無いとか……
「ガキかお前は? 無理でもやれ。死にたいのか?」
「まだ中学生のガキだよ。死にたくないけれど、眠れないって無理ゲーだよ。誰だよ。こんなシステムを考えたのは?」
そう言って、神を睨み付ける。
俺のせいかよ……
他責主義者め。甘えるなよ…… だが、まあ。尤もだ。
いきなりは無理か。
「むっ。甘えんぼのガキめ。ちょっと面を貸せ」
そう言ったのに、自分から近寄ってきて、頭をむんずと捕まえられる。
「ちょっと何? あがっ。おげっ。頭のにゃかをかき混じぇないでぇ」
「黙っていろ」
その時、成人でもない成長途中の子どもを連れてきたことを、少し後悔をしていたのだが、体が変化中の個体の方が、新たなる仕組みに対応しやすいという理由があった。
成長期が終わり、出来上がった大人は、かなり成長や順応が制限される。
この試練で、丁度良いのが小学生の高学年から中学生の第二次成長期の頃。
メンタル的にもこの頃は、かっこをつけたり、新たな物に興味を持ったり、都合が良かったのだ。
親に何を言われても、指無しのグローブやメリケンサック。そして自宅にサンドバッグが欲しくて、どう考えてもすぐに飽きるだろうが、かっこよくて、欲しくてほしくて仕方が無い年頃。
そう、興味さえ持ってくれれば、ひたすら難しい漢字を覚えてみたり、バカみたいに突進をして行くお年頃。
「これで良いだろう。寝ていろ」
そう言いながらも、神は横で見張りをしている。
そして、探査範囲内に敵性生物が来た瞬間、司の頭の中でアラートが鳴り響く。
『敵、接近アラート発動。敵です、敵です。危険、危険……』
「うわあぁ。やかましい」
その反応を見て、神はニヤニヤ。
「意識的に、音量も曲も変えられるぞ」
さっきいじったときに、そんな機能を埋め込まれたらしい。
そんな感じで、面倒を見て貰う。
一緒にいるのが楽しくなって、結局は最後まで……
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そもそも、戦わなければ話しは始まらない。
俗世の民は、嬉々としてゲームをやっていた。
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「ええい。ふぬけが」
そう言うと、中の人なのに表に出てしまう。
「何をやっとるのだ。お前は!!」
登場をしたのは、百七十センチちょっとくらいの、細マッチョで口ひげを生やしたオッサン。聖徳太子のような感じだが、もう少し髭は短く、イラストの泥棒?
服装は、マト○ックス? この暖かいのに黒いロングコートを着ている。
「へっ? おじさん誰? いてっ。こらゴブリン。やめて……」
一瞬気を抜いて、結構な打撃を貰い、また泣きながらぐるぐると逃げ始める。
「さっきまで、おまえに説明をしていただろ」
それを聞いて司は理解をする。やっぱりそうだと思ったのだが、ネカマだった。
「女神じゃないじゃん。痛て痛て痛て。ゴブリンと一緒になって蹴らないで」
「やかましい。ふがいなさすぎる。見ておれ」
すると、オッサンが手を向けただけで、ゴブリンは黒い霧となって霧散をする。
後には、棍棒と赤い石がコロンと転がる。
「お前の知っている生き物は、このように黒き霧となって消えるのか? もしそうなら、他の神が何かをした事になるが」
当然そんな事はない。
司は、首をブンブンと振る。
「じゃあ問題は無いだろう。単なる敵キャラだ。戦え。そして倒せ。ほら次はスライムだ。透明な体の奥。体の真ん中にある丸いのが核だ。棍棒であれを潰せ。ただ、近寄ると飛びかかってくるからな、張り付かれると息ができなくなるぞ」
相手はオッサン。
それに対して、中学一年の司は身長百五十六センチで、体重四十五キロ。おまけに懸垂が五回でリミット。そう、女子にも負ける自信がある。
オッサンに睨まれて、仕方なく司はスライムに近寄っていく。だが、近くに行くと、体の端がめくれるように持ち上がり、見た目はまるで王冠。だがそれは、もうちょっとだけ進むと、めくれは大きくなり投網のように広がって、こっちを襲う気が満々に見える。
「怖いんだけど……」
そう言いながら、ちらっとオッサンを見る。
「馬鹿者、広がっているときは核の守りも薄くなる。今がチャンスじゃ。逝け」
そう言って、手で追い払うようにぴらぴらとさせながら、攻撃を促される。
「なんか今ニュアンスが…… 行けじゃなかったよね?」
「ええい。そんな細かな事を気にするな。今お前が気にするのは、目の前にいるスライムじゃ」
そう言って神は、突然シャドウボクシングをし始める。
「うううぅっ。えいっ」
飛びかかってくる前に、核を棍棒の先で突っつくように押し当てて、そのまま地面へと押しつける。
わずかな手応え。そして、プチッと何かが潰れる感触がした。
「やったぁ」
人型ではない、スライムの方が心が痛まない。
単純に倒せたことが嬉しい。
その時、スライムが黒い霧となり、ぽわっと温かな何かが体に入り込んできた。
だが、喜んだのもつかの間……
「ふぐあぁっ」
司は、胸を押さえて苦しみ始める。
「これ。気持ちが悪りぃ」
その様子を見て、神はアレッという顔をする。
「ああ。そうか、新たに体内で発生する魔導回路。胸を中心にして、新たな器官が創られておるのじゃ。我慢しろ。じゃがその間にも…… ほれ、気を抜くな。ゴブリンが来たぞ。戦え」
「えええっ。むりぃ」
まだ胸を抱えて、ゴロゴロと転がっている司。
「ええい、世話のやける」
またゴブリンが煙となる。
司は、胸が急に痛くなり、そこから何かが這い出して、体の中を広がっていくのを感じていた。
皮膚の下を、何かが這いずっていく気持ち悪さと痛みに耐える。
痛い。気持ちが悪い。なんだよこれぇ……
である。
それは体の隅々に広がり、指先や顔ではその感覚がさらに明確にわかった。
我慢をしていても、脂汗が滲む。
実質、十分ほどで体中に広がったようだがこれで終わりではない。
実際に魔法を使うには、魔力循環を行い、手などに意思をのせた魔力を集めて発動する第一弾と、周りの空間に存在する魔素に干渉して発動をする第二段階が存在する。
無論、細胞を活性化させて、筋力アップなどもできる。
だが、素人が身体強化を行えば、その弊害として、九十九パーセントの確率で、筋断裂を起こして動けなくなる。
そう…… 今ここである。
おっさんが、ため息を付きながら、モンスターを払ってくれなければ、確実に死んでいた。
あれから魔法の使い方を教えながら、まだ神は横についていた。
思った以上に、変化するときに発生をする、身体的なダメージが大きかったようだ。苦しみもだえる姿を見て、見ていられなかったのだ。
仕方ないと諦めて、そこそこ慣れるまで、つきっきりで教えることにした。
「寝るときも、魔力を広げて探査。敵の反応があれば、すぐに目を覚まさねば死ぬぞ」
「えええっ。そんなの無理」
ええい。また無理とか、できないとか、やったことが無いとか……
「ガキかお前は? 無理でもやれ。死にたいのか?」
「まだ中学生のガキだよ。死にたくないけれど、眠れないって無理ゲーだよ。誰だよ。こんなシステムを考えたのは?」
そう言って、神を睨み付ける。
俺のせいかよ……
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いきなりは無理か。
「むっ。甘えんぼのガキめ。ちょっと面を貸せ」
そう言ったのに、自分から近寄ってきて、頭をむんずと捕まえられる。
「ちょっと何? あがっ。おげっ。頭のにゃかをかき混じぇないでぇ」
「黙っていろ」
その時、成人でもない成長途中の子どもを連れてきたことを、少し後悔をしていたのだが、体が変化中の個体の方が、新たなる仕組みに対応しやすいという理由があった。
成長期が終わり、出来上がった大人は、かなり成長や順応が制限される。
この試練で、丁度良いのが小学生の高学年から中学生の第二次成長期の頃。
メンタル的にもこの頃は、かっこをつけたり、新たな物に興味を持ったり、都合が良かったのだ。
親に何を言われても、指無しのグローブやメリケンサック。そして自宅にサンドバッグが欲しくて、どう考えてもすぐに飽きるだろうが、かっこよくて、欲しくてほしくて仕方が無い年頃。
そう、興味さえ持ってくれれば、ひたすら難しい漢字を覚えてみたり、バカみたいに突進をして行くお年頃。
「これで良いだろう。寝ていろ」
そう言いながらも、神は横で見張りをしている。
そして、探査範囲内に敵性生物が来た瞬間、司の頭の中でアラートが鳴り響く。
『敵、接近アラート発動。敵です、敵です。危険、危険……』
「うわあぁ。やかましい」
その反応を見て、神はニヤニヤ。
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