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始まった新世界
第79話 外交
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国外に出る準備のため、今週は夕方からの特訓や、男どもの修行は休みと聞いた。
彼女達は久しぶりに、真面目に授業に出る。
普段は夜間や休日に特訓を受けていたのだが、今回は国が絡み平日に潜っていた。
無論、大学には通達している。
ざわざわしている講義室。
その中に妙に目立つ一団。
そう、彼女達と司のセット。
あまり真面目に授業を受けている様子はないのに、テストは完璧なのだ。
それは、ステータスの成せる技。
「食事は?」
「面倒だし、学食で良いだろ」
これまでは、彼女達も貧乏だったので、学食がメインだった。
だが、ちょっとだけ余裕が出来たし、あそこには邪魔者達がいるのだ。
ひろみ達、赤の救済者は、基本貧乏なので昼は学食にいる。
なるべく近寄ってはいけない。
たまにトワイライトウォーリア達も居るし、会えばなぜかかれらが周りに来て、体育会系の挨拶合戦が始めるのだ。
「司さん。ちわっす」
先輩に囲まれて挨拶をされる一年。
噂になった事がある。
「何者なんですか?」
「バカ。あの人を怒らせるな。消されるぞ」
とまあすっかり、反社な人だと思われている。
でまあ、様々な理由があり、なるべくなら行きたくない学食。
「喫茶店に行きましょ」
近くには学生相手の喫茶店があり、そこは喫茶店と言うより定食屋のような感じになっていた。マスターは大学の随分先輩に当たる。
店の名前堕落者の烙印というのは、落第を喰らったから……
落第などしても生きていけると、現役生に解いて回っている。
メニューの裏にも直筆で『若人よ思い悩む事はない。今だけしかできないことを優先し、青春を謳歌せよ。なあに、大学はそれを判ろうともせず、落第などと言う暴挙に出ることがある。だが、それなど些細な事。今のかけがえのない時間こそが、重要なのだ。二十歳の歳は、その時にしか味わえない上質なうま味があるのだ。それを逃せば取り戻せない。後に同じことをしても、砂をはむようなむなしさしか味わえないのだ。若人よ恐れるな!!』みたいな文言が、ずらずらと書かれている。
問題は幾人かはそれを見て感化されて、同じようなことをする者が後を絶たない。
教官は、暗黒落ちの二年生と呼んでいる。
「いらっしゃぃ。四人ね。今日の定食は、豚の生姜焼き定食」
そんな感じで、前は八百八十円で、食後のドリンクまでついていた。
今は物価高で、税込み千円ポッキリ。
ただ、男子学生がメインの客。そのため、一品一品の量が多い。
デカ盛りまでは行かないのだが、前までの結衣達なら食べられなかった。
だが今は、なぜか食べられるようになってしまった。
探査のせいなのか、魔力回路のせいなのか食費は増えた。
そこで、驚愕の事実を知る。
「あっこれ?」
使われていた豚ロースがダンジョン産だ。
一口で判るその旨さ。
人前なのにがっついてしまう。
「美味しい」
「うん。外道のラーメンと同じくらい」
「いや、あっちは別格でしょう」
とまあ楽しく食事中に、司が思い出す。
「そう言えば、今回の遠征、移動には民間機ではなく、軍用の輸送機のようだよ。中は少し改造されてそんなに悪くないらしい」
「へえ?」
そう答えながら、あまり彼女達も飛行機など乗ったことがない。
だから、情報から民間機内は新幹線とかと同じ感じだと思っていた。
実際そんなものだが。
だが、軍用機の内部など誰もしらない。
本来は大きなカーゴスペースの両サイド。
壁際に、椅子が張り付いているのが基本。
だが今回、政府関係者も乗るしC-2の内部を、少し改造して専用機を造ったらしい。
リヤの貨物用ハッチはあるし、防音なども基本されていないのだが、シートレイアウトを変更して、貨物室と部屋を分けたらしい。
そして、まともなトイレが造られているとか。
彼女達のために、かなり便宜を図ってくれたらしい。
「今回だけではないし」
そんな聞き捨てられない言葉が、今回の改装に関わった、政府関係者から漏らされたとか。
無論、司達は聞かされていない。
大学での授業。
帰り道に寄り道をして、ゲームセンターとかを経由してお買い物。
無論司が用心棒として一緒にいる。
そんな大学生らしい、幸せな一週間を過ごして、飛行機に乗った。
周囲を探査して、モンスターがいれば撃破。
それは訓練の一環として、司からの命令。
トランプや、リバーシ彼等は楽しく旅を楽しむ。
パイロット達は、周囲で起こる不思議な現象に驚きながら指定空路を飛んでいく。
「また落ちたぞ」
たまに光点がレーダーに映り込む。
それはすぐに撃墜されず、こちら側に敵意を向けた瞬間に燃え上がる。
護衛をする、他国の軍もお前達がやったのかと聞いてくるのだが、明確な答えは返せない。
やがて、着陸をしてインドネシアとの会談中、彼等も散策をする。
新首都側ではなくジャカルタでの会談。
思惑があるのだろうと、外務省担当官脇路 紡さんは言っていた。
そして司達は、町中で買い物中スリを捕まえ、移動中スリを捕まえ、帰りの暗くなった頃には強盗を捕まえて、ホテルへと帰った。
ガイドブックに書かれているときよりも、治安は悪化しているようだ。
彼女達は久しぶりに、真面目に授業に出る。
普段は夜間や休日に特訓を受けていたのだが、今回は国が絡み平日に潜っていた。
無論、大学には通達している。
ざわざわしている講義室。
その中に妙に目立つ一団。
そう、彼女達と司のセット。
あまり真面目に授業を受けている様子はないのに、テストは完璧なのだ。
それは、ステータスの成せる技。
「食事は?」
「面倒だし、学食で良いだろ」
これまでは、彼女達も貧乏だったので、学食がメインだった。
だが、ちょっとだけ余裕が出来たし、あそこには邪魔者達がいるのだ。
ひろみ達、赤の救済者は、基本貧乏なので昼は学食にいる。
なるべく近寄ってはいけない。
たまにトワイライトウォーリア達も居るし、会えばなぜかかれらが周りに来て、体育会系の挨拶合戦が始めるのだ。
「司さん。ちわっす」
先輩に囲まれて挨拶をされる一年。
噂になった事がある。
「何者なんですか?」
「バカ。あの人を怒らせるな。消されるぞ」
とまあすっかり、反社な人だと思われている。
でまあ、様々な理由があり、なるべくなら行きたくない学食。
「喫茶店に行きましょ」
近くには学生相手の喫茶店があり、そこは喫茶店と言うより定食屋のような感じになっていた。マスターは大学の随分先輩に当たる。
店の名前堕落者の烙印というのは、落第を喰らったから……
落第などしても生きていけると、現役生に解いて回っている。
メニューの裏にも直筆で『若人よ思い悩む事はない。今だけしかできないことを優先し、青春を謳歌せよ。なあに、大学はそれを判ろうともせず、落第などと言う暴挙に出ることがある。だが、それなど些細な事。今のかけがえのない時間こそが、重要なのだ。二十歳の歳は、その時にしか味わえない上質なうま味があるのだ。それを逃せば取り戻せない。後に同じことをしても、砂をはむようなむなしさしか味わえないのだ。若人よ恐れるな!!』みたいな文言が、ずらずらと書かれている。
問題は幾人かはそれを見て感化されて、同じようなことをする者が後を絶たない。
教官は、暗黒落ちの二年生と呼んでいる。
「いらっしゃぃ。四人ね。今日の定食は、豚の生姜焼き定食」
そんな感じで、前は八百八十円で、食後のドリンクまでついていた。
今は物価高で、税込み千円ポッキリ。
ただ、男子学生がメインの客。そのため、一品一品の量が多い。
デカ盛りまでは行かないのだが、前までの結衣達なら食べられなかった。
だが今は、なぜか食べられるようになってしまった。
探査のせいなのか、魔力回路のせいなのか食費は増えた。
そこで、驚愕の事実を知る。
「あっこれ?」
使われていた豚ロースがダンジョン産だ。
一口で判るその旨さ。
人前なのにがっついてしまう。
「美味しい」
「うん。外道のラーメンと同じくらい」
「いや、あっちは別格でしょう」
とまあ楽しく食事中に、司が思い出す。
「そう言えば、今回の遠征、移動には民間機ではなく、軍用の輸送機のようだよ。中は少し改造されてそんなに悪くないらしい」
「へえ?」
そう答えながら、あまり彼女達も飛行機など乗ったことがない。
だから、情報から民間機内は新幹線とかと同じ感じだと思っていた。
実際そんなものだが。
だが、軍用機の内部など誰もしらない。
本来は大きなカーゴスペースの両サイド。
壁際に、椅子が張り付いているのが基本。
だが今回、政府関係者も乗るしC-2の内部を、少し改造して専用機を造ったらしい。
リヤの貨物用ハッチはあるし、防音なども基本されていないのだが、シートレイアウトを変更して、貨物室と部屋を分けたらしい。
そして、まともなトイレが造られているとか。
彼女達のために、かなり便宜を図ってくれたらしい。
「今回だけではないし」
そんな聞き捨てられない言葉が、今回の改装に関わった、政府関係者から漏らされたとか。
無論、司達は聞かされていない。
大学での授業。
帰り道に寄り道をして、ゲームセンターとかを経由してお買い物。
無論司が用心棒として一緒にいる。
そんな大学生らしい、幸せな一週間を過ごして、飛行機に乗った。
周囲を探査して、モンスターがいれば撃破。
それは訓練の一環として、司からの命令。
トランプや、リバーシ彼等は楽しく旅を楽しむ。
パイロット達は、周囲で起こる不思議な現象に驚きながら指定空路を飛んでいく。
「また落ちたぞ」
たまに光点がレーダーに映り込む。
それはすぐに撃墜されず、こちら側に敵意を向けた瞬間に燃え上がる。
護衛をする、他国の軍もお前達がやったのかと聞いてくるのだが、明確な答えは返せない。
やがて、着陸をしてインドネシアとの会談中、彼等も散策をする。
新首都側ではなくジャカルタでの会談。
思惑があるのだろうと、外務省担当官脇路 紡さんは言っていた。
そして司達は、町中で買い物中スリを捕まえ、移動中スリを捕まえ、帰りの暗くなった頃には強盗を捕まえて、ホテルへと帰った。
ガイドブックに書かれているときよりも、治安は悪化しているようだ。
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