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第4章 大陸統一に向けて
第49話 領地の発展
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さて、そんな色々な方面の画策や騒動は放っておいて、女神から言われた他の大陸。
そして宇宙をこの手に??
そう考えると、色々な記憶の中で、軍艦を宇宙に飛ばす映画が思い出される。
―― だが。
「宇宙はさておき、船は必要だよな」
この周囲の川と、運河で船は稼働している。
だけど、海と言っても、この世界。
へたをすれば、恐竜がまだ住んでいてもおかしくはない。
それならば、いまある木造ではなくて、最低でも第二次世界大戦クラスの船が欲しい。
だが石炭なり、石油なり燃料が必要だし。
そして、重要なエンジン。
「ユキ、教えてくれないか?」
ゴーレムのときに、使った技を利用する。
「んんっ、なに?」
「魔法の道具で、こんな感じ」
そう言うと、考え始める。
「創れると思う」
その言葉を聞いて、計画は始まる。
そして富国強兵。
国を富ませて、兵を強くする。
まず税率を下げて、各領地ごとに制定されていた、いい加減な法や税を撤廃させた。
事務方に丸投げだが、基本骨子の策定と布告。
領主や代官の身分を明文化をして、余分な権力を放棄させた。
まあ言えば、全員が代官となり、自由裁量部分は大きく削った。
まあ、ざっくり言えば中央集権化を推し進めた。
そして、戸籍法の制定と徹底。
一部の国にあった奴隷制は廃止させ、犯罪奴隷は単純に犯罪者の労働刑として決まりを作った。
そして、街道の整備と、安全な宿泊所。
場所によって、ぼったくりな宿があったので、宿場に領主直営宿を設置。
上中下で基準価格を大陸全体で共通化。
ついでに、案内所を作って評判の悪い所は、案内リストから除外。
そして、通信インフラの整備を優先的に進める。
どうしても、あの連絡遅れが気になる。
意外と俺は、せっかちだったようだ。
電線を引っ張るのは鬱陶しい、ユキに聞くと念話という概念があり、それで魔導具化ができる。
俺の意見でカードタイプじゃなく、昔在ったという折りたたみ型携帯電話。
この世界ではこれが主流となる。
そう思ったのもつかの間、ファックス機能がつけられ、カメラ機能が作られ、魔道式印刷機が設置されると、すぐにスマホ型の魔道板となった。
同じ進化が、数日で起こる。
そして他の大陸で戦闘するときのため、戦術インターフェイスが開発される。
でだ、ゴーレムで培った動力を使い、船を造る。
ついでに、魔道馬車も改造。
そうこの国、今新旧の技術革新が早くなり、好景気に沸く。
税金を下げたことで、商人達も走り回る。
おかげで税率は下がったのに、税収は大幅増となる。
「これが船……」
カンカンと、船体をノックするロニー。
「これは鉄ですか?」
そうだ。
一応、お試しで五十ミリの鉄板を使った。
昔テレビで、大波でタンカーが折れるというのを見たことがある。
その時に興味を持って調べたら、タンカーの外板は確か三十八ミリだったと思う。
有名な大和は、外板が四百十ミリほどもあったそうだ。
まあ今は、小さめの船で先端の形状バルバスバウと船底、そしてスクリューと、シャフトの防水機構を確立すること。
ある程度は、油と木をテーパー付きのリングにして、ずらして固定することで防水をしている。
ゴムー…… ゴムが欲しい。
あれは木の樹液だったよな、小学校くらいで習った気がする。
現各領では、布告があって国の在り方ががらりと変わったとき、騒動というか、一部で内乱の計画もあったようだ。
そう失われる既得権益。
だがそこで、ヴァルデマル帝国やベルンハルト王国。
その情報とあわせて、真の神教国が、俺が使徒様であると流した。
実際即位のときには、女神が現れて祝福をしたと……
無論そんな事実はない。
だが、ヴァルデマル帝国での一件が悔しかったらしく、マリーナがでっち上げた。
その噂が流れて以降、皆おとなしい。
この世界、意外と皆信仰心が強いらしい。
そう思ったら、定期的にあの女神、地上に干渉をしていた形跡がある。
大きなものから、小さなものまで、奇蹟があふれていた。
ユキに聞いたが、知りませんとの回答。
じっと目を見ながら擦り寄り、色々しながら聞く。
「あの人、暇になるとふっと消えるから。その時かも……」
そんな回答を頂いた。
最近ユキは、じゃれ合うのがお好き。
あっという間に、三年の月日が流れる。
「今日の良き日に、進水の式典を開けることを嬉しく思う」
軽く挨拶をして、手を上げる。
長さ五十メートル。
丁度ガレオン船と同じくらい?
そう、船大工が最大でこのくらいの船しか造ったことがなく、そのまま材質を鉄に変えた。
一番苦労をしたのは、シャフトの防水と、錆防止の塗料。
鉄板は、熱を掛けて冷やせば曲がると教えたら、魔法で作業をしていた。
コロが動き始めて、船が水に浸かる。
すると湧き上がる声。
「鉄が浮いた」
まあ、第一声がそれ。
無論小型のもので、実験はしてある。
だが兵達は、そんな事など知らない。
そしてその船は、テストモデルとして造っただけで漁船として使い、今度は本物を造る。
せめて百メートル級。
そして、今開発中の魔道砲を艦首につける。
特に意味はないけれど、『ま』だからね、『は』じゃないからセーフ。
そして宇宙をこの手に??
そう考えると、色々な記憶の中で、軍艦を宇宙に飛ばす映画が思い出される。
―― だが。
「宇宙はさておき、船は必要だよな」
この周囲の川と、運河で船は稼働している。
だけど、海と言っても、この世界。
へたをすれば、恐竜がまだ住んでいてもおかしくはない。
それならば、いまある木造ではなくて、最低でも第二次世界大戦クラスの船が欲しい。
だが石炭なり、石油なり燃料が必要だし。
そして、重要なエンジン。
「ユキ、教えてくれないか?」
ゴーレムのときに、使った技を利用する。
「んんっ、なに?」
「魔法の道具で、こんな感じ」
そう言うと、考え始める。
「創れると思う」
その言葉を聞いて、計画は始まる。
そして富国強兵。
国を富ませて、兵を強くする。
まず税率を下げて、各領地ごとに制定されていた、いい加減な法や税を撤廃させた。
事務方に丸投げだが、基本骨子の策定と布告。
領主や代官の身分を明文化をして、余分な権力を放棄させた。
まあ言えば、全員が代官となり、自由裁量部分は大きく削った。
まあ、ざっくり言えば中央集権化を推し進めた。
そして、戸籍法の制定と徹底。
一部の国にあった奴隷制は廃止させ、犯罪奴隷は単純に犯罪者の労働刑として決まりを作った。
そして、街道の整備と、安全な宿泊所。
場所によって、ぼったくりな宿があったので、宿場に領主直営宿を設置。
上中下で基準価格を大陸全体で共通化。
ついでに、案内所を作って評判の悪い所は、案内リストから除外。
そして、通信インフラの整備を優先的に進める。
どうしても、あの連絡遅れが気になる。
意外と俺は、せっかちだったようだ。
電線を引っ張るのは鬱陶しい、ユキに聞くと念話という概念があり、それで魔導具化ができる。
俺の意見でカードタイプじゃなく、昔在ったという折りたたみ型携帯電話。
この世界ではこれが主流となる。
そう思ったのもつかの間、ファックス機能がつけられ、カメラ機能が作られ、魔道式印刷機が設置されると、すぐにスマホ型の魔道板となった。
同じ進化が、数日で起こる。
そして他の大陸で戦闘するときのため、戦術インターフェイスが開発される。
でだ、ゴーレムで培った動力を使い、船を造る。
ついでに、魔道馬車も改造。
そうこの国、今新旧の技術革新が早くなり、好景気に沸く。
税金を下げたことで、商人達も走り回る。
おかげで税率は下がったのに、税収は大幅増となる。
「これが船……」
カンカンと、船体をノックするロニー。
「これは鉄ですか?」
そうだ。
一応、お試しで五十ミリの鉄板を使った。
昔テレビで、大波でタンカーが折れるというのを見たことがある。
その時に興味を持って調べたら、タンカーの外板は確か三十八ミリだったと思う。
有名な大和は、外板が四百十ミリほどもあったそうだ。
まあ今は、小さめの船で先端の形状バルバスバウと船底、そしてスクリューと、シャフトの防水機構を確立すること。
ある程度は、油と木をテーパー付きのリングにして、ずらして固定することで防水をしている。
ゴムー…… ゴムが欲しい。
あれは木の樹液だったよな、小学校くらいで習った気がする。
現各領では、布告があって国の在り方ががらりと変わったとき、騒動というか、一部で内乱の計画もあったようだ。
そう失われる既得権益。
だがそこで、ヴァルデマル帝国やベルンハルト王国。
その情報とあわせて、真の神教国が、俺が使徒様であると流した。
実際即位のときには、女神が現れて祝福をしたと……
無論そんな事実はない。
だが、ヴァルデマル帝国での一件が悔しかったらしく、マリーナがでっち上げた。
その噂が流れて以降、皆おとなしい。
この世界、意外と皆信仰心が強いらしい。
そう思ったら、定期的にあの女神、地上に干渉をしていた形跡がある。
大きなものから、小さなものまで、奇蹟があふれていた。
ユキに聞いたが、知りませんとの回答。
じっと目を見ながら擦り寄り、色々しながら聞く。
「あの人、暇になるとふっと消えるから。その時かも……」
そんな回答を頂いた。
最近ユキは、じゃれ合うのがお好き。
あっという間に、三年の月日が流れる。
「今日の良き日に、進水の式典を開けることを嬉しく思う」
軽く挨拶をして、手を上げる。
長さ五十メートル。
丁度ガレオン船と同じくらい?
そう、船大工が最大でこのくらいの船しか造ったことがなく、そのまま材質を鉄に変えた。
一番苦労をしたのは、シャフトの防水と、錆防止の塗料。
鉄板は、熱を掛けて冷やせば曲がると教えたら、魔法で作業をしていた。
コロが動き始めて、船が水に浸かる。
すると湧き上がる声。
「鉄が浮いた」
まあ、第一声がそれ。
無論小型のもので、実験はしてある。
だが兵達は、そんな事など知らない。
そしてその船は、テストモデルとして造っただけで漁船として使い、今度は本物を造る。
せめて百メートル級。
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