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4.目撃
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輝美は5年生になっていた。
相変わらず、父親の幸美は定期的に体調を崩していた。
そのときは2階の夫婦の寝室に篭って、鍵をかける。
そこへ行くための階段の入り口にもわざわざゲートをつけていて、鍵をかける。
そこへもう1人の父親の次朗が時々出入りする。
ある朝、輝美は登校してすぐに頭痛と吐き気がして、嘔吐してしまった。
保健室へ行ったが、休んでも体調が回復しないので、早退することになった。
連絡しても幸美は電話にでなかったので、そのまま帰る。
玄関には、出勤したはずの次朗の靴もあった。
階段の前のゲートの鍵が開いている。
輝美は音を立てないように階段を登る。
寝室のドアは開いていた。
ベッドの軋む音がする。
寝室に入ってすぐ、左の壁に大きな鏡が立てかけてある。
入って右の奥にあるベッドにいる両親から見られないような角度から、輝美はベッドの上の両親を見た。
幸美は全裸で四つん這いになり、尻を突き出している。
そこに、もう1人の父親の次朗が、下着のシャツ1枚姿で後ろから覆いかぶさっている。
次朗が腰を動かす度に、パチュッ、とかズブッとかいった水音と幸美の喘ぎ声が響く。
「あ…あんっ…んっ…ああっ!!」
「気持ち良いんだね?幸美…すごく締め付けてくるよ。俺ももうイっちゃいそう…」
次朗の動きがさらに激しくなる。
「ああっ…良いっ!んん…イくっ!…んっ…ああっ!!」
幸美が叫ぶ。幸美のモノから白い液がビュッと出る。
「んんっ…!!」
次朗も叫んで動きを止める。
2人は果てて、体をビクつかせる。
「はあっ…次朗さん…」
幸美は潤んだ瞳で振り返り次朗を見つめる。
「幸美、可愛いよ。中をグチュグチュにして感じていたね」
「ごめんね…仕事中呼び出して…」
「発情期中は仕方ないよ。気にしないで。片付けして俺はまた戻るよ」
次朗はモノを幸美から引き抜く。白くて透明な液がボタボタッとシーツに落ちる。
「幸美、可愛い俺のΩ。愛してるよ」
次朗は幸美を抱きしめておでこにキスをする…
輝美は階段を音を立てないようにして降りる。
1階の自分の部屋に入って、ベッドに潜り込む。
言葉にならない思いが膨らんで、胸を締め付ける。
どうしようもない嫌悪感が身体を毒していく…
その日から、輝美は嫌悪感を抱き続けた。
その嫌悪感は、主に幸美というΩに対して向けられていた。
相変わらず、父親の幸美は定期的に体調を崩していた。
そのときは2階の夫婦の寝室に篭って、鍵をかける。
そこへ行くための階段の入り口にもわざわざゲートをつけていて、鍵をかける。
そこへもう1人の父親の次朗が時々出入りする。
ある朝、輝美は登校してすぐに頭痛と吐き気がして、嘔吐してしまった。
保健室へ行ったが、休んでも体調が回復しないので、早退することになった。
連絡しても幸美は電話にでなかったので、そのまま帰る。
玄関には、出勤したはずの次朗の靴もあった。
階段の前のゲートの鍵が開いている。
輝美は音を立てないように階段を登る。
寝室のドアは開いていた。
ベッドの軋む音がする。
寝室に入ってすぐ、左の壁に大きな鏡が立てかけてある。
入って右の奥にあるベッドにいる両親から見られないような角度から、輝美はベッドの上の両親を見た。
幸美は全裸で四つん這いになり、尻を突き出している。
そこに、もう1人の父親の次朗が、下着のシャツ1枚姿で後ろから覆いかぶさっている。
次朗が腰を動かす度に、パチュッ、とかズブッとかいった水音と幸美の喘ぎ声が響く。
「あ…あんっ…んっ…ああっ!!」
「気持ち良いんだね?幸美…すごく締め付けてくるよ。俺ももうイっちゃいそう…」
次朗の動きがさらに激しくなる。
「ああっ…良いっ!んん…イくっ!…んっ…ああっ!!」
幸美が叫ぶ。幸美のモノから白い液がビュッと出る。
「んんっ…!!」
次朗も叫んで動きを止める。
2人は果てて、体をビクつかせる。
「はあっ…次朗さん…」
幸美は潤んだ瞳で振り返り次朗を見つめる。
「幸美、可愛いよ。中をグチュグチュにして感じていたね」
「ごめんね…仕事中呼び出して…」
「発情期中は仕方ないよ。気にしないで。片付けして俺はまた戻るよ」
次朗はモノを幸美から引き抜く。白くて透明な液がボタボタッとシーツに落ちる。
「幸美、可愛い俺のΩ。愛してるよ」
次朗は幸美を抱きしめておでこにキスをする…
輝美は階段を音を立てないようにして降りる。
1階の自分の部屋に入って、ベッドに潜り込む。
言葉にならない思いが膨らんで、胸を締め付ける。
どうしようもない嫌悪感が身体を毒していく…
その日から、輝美は嫌悪感を抱き続けた。
その嫌悪感は、主に幸美というΩに対して向けられていた。
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