運命の人

noraneko

文字の大きさ
6 / 8

お願い

しおりを挟む
3日後、妹からようやく電話がきた。

「もしもし?お姉ちゃん?」

「美香子、電話待ってたよ」

妹の声は本当に心地よく聞こえる。

「お待たせしました。お姉ちゃん、この前亜衣ちゃんって子に知り合った?」

「数日前よ。道に迷ってた子よ」

「だからか、何か急に話しかけられて梨花さんのお知り合いですかって、なんか色が同じだったらしいよ。 ありがとうって言ってた。お父さんも一緒に挨拶されて、かわいい子だった。」


「同じ色を放ってるんだ。それは初めて聞いたよね。」


「うん。前に言われた時は違ってたもんね。
あのさ、私が生きてた頃はうちらの前に急に向こうからみんな現れてきてたじゃん。

でも、それは完全にこっちにくる前じゃない?死んで迷ってたり、生きてるけど違う悪い感情が迷ってたりとか。

でも、私は完全にこっちにいるけど、色々とコンタクトをはかるのをためしたら携帯を通してなら今の所出来てるのよ。もちろんこっちには携帯ないからね。そっちの携帯に意識を通してるの。

でも、違う方法もとれないか試してみたの、何故かテレビはダメだったんだよね~。

携帯でコンタクトとる方法も色々と試して1ヶ月かかったけど。


だから、私も出来るならお姉ちゃんからもコンタクト取れるかもしれないよ。心でコンタクトとか………わかんないけど。色んな方法これから試すからびっくりしないでね。ハハハ」


「美香子は完全にそっちにいるけど、コンタクトとれてるのは、生きてる時にお互いの能力があったからなんだろうね。今も完全に上がった人は現れないとこみると出来ないのか、用がないのかだよね」


「用がないことはないね。他の皆も私みたいに見てはいるから、ただコンタクトがとれないだけだよ。
でも、みんながお姉ちゃんととれたらそれはそれで体力持たないからね。」


「そう、亜衣ちゃんって子がこの前に来た時も久々だから、ものすごい疲れちゃったもん。身が持たない。」


運動と似ている。普段動かさない筋肉を使うと筋肉痛が襲ってくる。
でも、同じ運動をしていると慣れてくる。

それと同じように、別の世界の人物と話すことを少しずつ繰り返すと慣れて疲れも楽なのだ。

美香子のことがあり、私は能力を封じた。
気づいても、それどころではなく、気持ちの余裕がなかった。

叔母はこの二人の力を信じてくれていた。
他の人にない能力を授けられたのは意味があるから役立てなさいと。

私はそれさえも妹の事で頭がいっぱいで忘れていた。

「あ、そうそう。お姉ちゃん、お願いがあるの。」

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

壊れていく音を聞きながら

夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。 妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪 何気ない日常のひと幕が、 思いもよらない“ひび”を生んでいく。 母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。 誰も気づきがないまま、 家族のかたちが静かに崩れていく――。 壊れていく音を聞きながら、 それでも誰かを思うことはできるのか。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

わたしのことがお嫌いなら、離縁してください~冷遇された妻は、過小評価されている~

絹乃
恋愛
伯爵夫人のフロレンシアは、夫からもメイドからも使用人以下の扱いを受けていた。どんなに離婚してほしいと夫に訴えても、認めてもらえない。夫は自分の愛人を屋敷に迎え、生まれてくる子供の世話すらもフロレンシアに押しつけようと画策する。地味で目立たないフロレンシアに、どんな価値があるか夫もメイドも知らずに。彼女を正しく理解しているのは騎士団の副団長エミリオと、王女のモニカだけだった。※番外編が別にあります。

処理中です...