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Glorious_Flotte1939/09/11
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大日本帝国は、尚もハルハ河事変を継続していた。一方で、諸国列強もまたソビエト戦争を開始した。通称、「反紅戦争」と称されるそれは而して、ほぼその年の内には決着が付くことになる……。
「レニングラードを砲撃で落とす!?」
「正気か」
ドイツの将校団はあるニュースで持ちきりだった。何でも、レーダー提督がヒトラー総統に対して自信満々に海軍によるレニングラード陥落作戦を進言したというのだ。無論、彼も名誉欲や派閥争いだけで狂言を演じるわけではなかった。この作戦には、重要なキーコードが存在した。それは……。
「イギリスが局外中立を表明しています、大丈夫でしょう」
……イギリスの局外中立を前提とした作戦であった。つまりは、どうせイギリスと打ち合ったり潜水艦による通商破壊をすると判断して戦力配置をしていたクリーグス・マリーネ達であったが、それをせずに済むのであればその分だけ海軍戦力の負担は減ることになる。負担が減ったら当然、他の戦線に戦力を割ける。つまりは、そういうことだった。
「しかしだな……」
さすがに、難色を示すある将校。それに対して他の将校はこんなことを言い出した。
「そんなことより、空軍こそ大丈夫なんですか?」
「何がだ」
「噂に寄れば、同盟国から買い取った空母の設計すら行うというではありませんか、流石に、飛行機の設計と艦艇の設計は根本から異なりますぞ?」
同盟国から買い取った空母。正確には色々と違うのだが、関東大震災によりほぼスクラップになってしまった赤城型二番艦「天城」はこんな所に姿形を変えて存在していた。ドイツでは後にこの艦を「グラーフ・ツェッペリン」と名付けるのだが、それを知る者は誰も居ない。
「そのことなんだがな……」
そして、海軍将校に問い詰められた空軍将校はある「噂話」を遂に白状した。その、「噂話」とは……。
「それ、ゲーリング国家元帥は御存知なんですか?」
「知ってるならばこんなひそひそ声で話すかよ」
「あっ、あー……」
……ゲーリング追放計画であった。それが、政局からなのかあるいはドイツからなのか、それともこの世からなのかは、まだ誰も知らない。
「ま、そういうことだ。一説には、なんだがな……」
そして、この「噂話」にはまだ続きがあった。それは……。
「……本当ですか、それ」
「さてな、あくまで噂だ。でなくば、総統自らの口から「ワルキューレ作戦」への指図が出るわけ無かろう」
「うわぁ…………」
……「ワルキューレ作戦」とは本来ヒトラー暗殺計画なのだが、なぜかヒトラーはそれを知っており、それを逆にゲーリング相手への罠に仕組みを変えるように命じていた。それだけ、ゲーリングという存在はこの当時危ういものだったようだ。
……かくて、1939年9月。クリーグス・マリーネはキールを出航、一路バルト海へ向かいスオミの援護砲撃に向かった。その艦隊の内訳は主力艦艇だけでもビスマルク、ティルピッツ、アトミラール・グラーフ・シュペー、シャルンホルスト、グナイゼナウ、アドミラル・シェーア、そして国名を冠したドイッチュラントとドイツの大型艦艇がほぼそろい踏みであった。
そして、現地時間に直して9月11日10時45分。クリーグス・マリーネは作戦を開始した! ……後に「グロリアス・フロッテ」と称されるドイツの大型艦艇が一同に顔を合わせた敵要塞拠点、レニングラードに対する一大砲撃作戦である……。
「レニングラードを砲撃で落とす!?」
「正気か」
ドイツの将校団はあるニュースで持ちきりだった。何でも、レーダー提督がヒトラー総統に対して自信満々に海軍によるレニングラード陥落作戦を進言したというのだ。無論、彼も名誉欲や派閥争いだけで狂言を演じるわけではなかった。この作戦には、重要なキーコードが存在した。それは……。
「イギリスが局外中立を表明しています、大丈夫でしょう」
……イギリスの局外中立を前提とした作戦であった。つまりは、どうせイギリスと打ち合ったり潜水艦による通商破壊をすると判断して戦力配置をしていたクリーグス・マリーネ達であったが、それをせずに済むのであればその分だけ海軍戦力の負担は減ることになる。負担が減ったら当然、他の戦線に戦力を割ける。つまりは、そういうことだった。
「しかしだな……」
さすがに、難色を示すある将校。それに対して他の将校はこんなことを言い出した。
「そんなことより、空軍こそ大丈夫なんですか?」
「何がだ」
「噂に寄れば、同盟国から買い取った空母の設計すら行うというではありませんか、流石に、飛行機の設計と艦艇の設計は根本から異なりますぞ?」
同盟国から買い取った空母。正確には色々と違うのだが、関東大震災によりほぼスクラップになってしまった赤城型二番艦「天城」はこんな所に姿形を変えて存在していた。ドイツでは後にこの艦を「グラーフ・ツェッペリン」と名付けるのだが、それを知る者は誰も居ない。
「そのことなんだがな……」
そして、海軍将校に問い詰められた空軍将校はある「噂話」を遂に白状した。その、「噂話」とは……。
「それ、ゲーリング国家元帥は御存知なんですか?」
「知ってるならばこんなひそひそ声で話すかよ」
「あっ、あー……」
……ゲーリング追放計画であった。それが、政局からなのかあるいはドイツからなのか、それともこの世からなのかは、まだ誰も知らない。
「ま、そういうことだ。一説には、なんだがな……」
そして、この「噂話」にはまだ続きがあった。それは……。
「……本当ですか、それ」
「さてな、あくまで噂だ。でなくば、総統自らの口から「ワルキューレ作戦」への指図が出るわけ無かろう」
「うわぁ…………」
……「ワルキューレ作戦」とは本来ヒトラー暗殺計画なのだが、なぜかヒトラーはそれを知っており、それを逆にゲーリング相手への罠に仕組みを変えるように命じていた。それだけ、ゲーリングという存在はこの当時危ういものだったようだ。
……かくて、1939年9月。クリーグス・マリーネはキールを出航、一路バルト海へ向かいスオミの援護砲撃に向かった。その艦隊の内訳は主力艦艇だけでもビスマルク、ティルピッツ、アトミラール・グラーフ・シュペー、シャルンホルスト、グナイゼナウ、アドミラル・シェーア、そして国名を冠したドイッチュラントとドイツの大型艦艇がほぼそろい踏みであった。
そして、現地時間に直して9月11日10時45分。クリーグス・マリーネは作戦を開始した! ……後に「グロリアス・フロッテ」と称されるドイツの大型艦艇が一同に顔を合わせた敵要塞拠点、レニングラードに対する一大砲撃作戦である……。
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