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悲劇再び

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「ふう、終わったぞー」
声がする方をクラスのみんなはみた
「おお!!神威おまえってすごい人だったんだな!」
「ありがとう!王乃さんのおかげでたすかったよ!」
クラスのみんなは感謝する。が、一人だけ、違ったことを口にした
「でも、そんな強いってことは気分次第で私たちが殺されちゃうかもしれないってことでしょ!ちょっと怖いよ」
一人だけ怯えていた
「俺はそんなことはしない!」
神威は否定するが、
「た、たしかに…」
「怖いかも」
とクラスメイトが1人また1人と怯えはじめた

「やはり、こうなってしますのですね
なんと悲しいお方だ」
シリアスがだれにも聞こえない声でつぶやいた。
神威の力はこの地球、いや全ての世界をも一瞬で消せるほど、そんな存在が身近にいて怖くないはずがない。それゆえにみなはおびえているのだ

神威様、そんなあなたを見ているだけでなにもできなくて申し訳ございません。
そんなあなたを見ているだけでわたしは、わたしは、殺したくなる!

「ん?」
神威は一瞬殺気を感じ後ろを向いた

ブシュ

そこには…
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