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第十節 「ふたりの約束、永遠へ」
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春が巡り、僕と紬は無事に志望校へ合格した。高校でも美術部に入り、これまでと変わらず、いや、これまで以上に絵を描くことに夢中になった。制服はやっぱり女子用を選んだ。新しい環境でも最初は好奇の目が向けられたけれど、僕はもう自分を隠さないと決めていた。紬が隣にいてくれること、それが僕の一番の勇気だった。
高校生活は新鮮な刺激に満ちていた。美術部では、個性豊かな仲間たちと切磋琢磨しながら、技術も表現もどんどん深まっていった。紬は変わらず明るく、部活でもクラスでも人気者だった。僕たちは放課後、美術室で並んでキャンバスに向かい、時にはふざけ合い、時には真剣に語り合った。
ある日、部活帰りの夕暮れ、紬がふいに僕の手を取った。「柊、覚えてる? 中学のとき、ふたりで未来の話をしたよね」
「うん、覚えてるよ」
「私、やっぱり柊と一緒に大人になりたい。どんなことがあっても、ずっとそばにいたい」
僕は紬の手をぎゅっと握り返した。「僕もだよ。紬がいてくれるから、どんな自分も好きでいられる。これからも、ずっと一緒にいてほしい」
高校卒業が近づく頃、僕たちはふたりで進学先の大学を決め、同じアパートで暮らし始めた。新しい町、新しいキャンパス。最初は不安もあったけれど、紬と一緒ならどんな場所でも自分らしくいられた。日々の暮らしの中で、僕たちは自然と将来の話をするようになった。「いつか結婚しようね」と、紬が微笑む。その言葉が、僕の心を何度も温めてくれた。
大学卒業の日、僕たちは家族や友人に囲まれて、ささやかな結婚式を挙げた。白いドレスを着た紬と、淡いブルーのタキシードドレスを選んだ僕。ふたりで誓いの言葉を交わしたとき、これまでのすべての迷いや痛みが、優しい光に包まれていくのを感じた。
「柊、これからもずっと一緒にいようね」
「うん、約束するよ。どんなときも、紬とふたりで未来を描いていく」
式が終わったあと、ふたりきりになった控室で、紬がそっと僕にキスをした。「大好きだよ、柊」
「僕も、ずっとずっと大好きだよ」
窓の外には、春の陽射しがやわらかく降り注いでいた。僕たちは手を取り合い、新しい人生へと歩き出す。これからも、不安や困難はきっとあるだろう。でも、ふたりでなら、どんな未来も乗り越えていける。
「紬、これからも一緒に絵を描いていこう。ふたりの毎日を、キャンバスに残していこう」
「うん、ずっと一緒に」
こうして、僕と紬の物語は、永遠の約束とともに新しい一歩を踏み出した。
ありのままの自分を愛し、愛される幸せを胸に――僕たちは、ふたりで未来を描き続ける。
(完)
高校生活は新鮮な刺激に満ちていた。美術部では、個性豊かな仲間たちと切磋琢磨しながら、技術も表現もどんどん深まっていった。紬は変わらず明るく、部活でもクラスでも人気者だった。僕たちは放課後、美術室で並んでキャンバスに向かい、時にはふざけ合い、時には真剣に語り合った。
ある日、部活帰りの夕暮れ、紬がふいに僕の手を取った。「柊、覚えてる? 中学のとき、ふたりで未来の話をしたよね」
「うん、覚えてるよ」
「私、やっぱり柊と一緒に大人になりたい。どんなことがあっても、ずっとそばにいたい」
僕は紬の手をぎゅっと握り返した。「僕もだよ。紬がいてくれるから、どんな自分も好きでいられる。これからも、ずっと一緒にいてほしい」
高校卒業が近づく頃、僕たちはふたりで進学先の大学を決め、同じアパートで暮らし始めた。新しい町、新しいキャンパス。最初は不安もあったけれど、紬と一緒ならどんな場所でも自分らしくいられた。日々の暮らしの中で、僕たちは自然と将来の話をするようになった。「いつか結婚しようね」と、紬が微笑む。その言葉が、僕の心を何度も温めてくれた。
大学卒業の日、僕たちは家族や友人に囲まれて、ささやかな結婚式を挙げた。白いドレスを着た紬と、淡いブルーのタキシードドレスを選んだ僕。ふたりで誓いの言葉を交わしたとき、これまでのすべての迷いや痛みが、優しい光に包まれていくのを感じた。
「柊、これからもずっと一緒にいようね」
「うん、約束するよ。どんなときも、紬とふたりで未来を描いていく」
式が終わったあと、ふたりきりになった控室で、紬がそっと僕にキスをした。「大好きだよ、柊」
「僕も、ずっとずっと大好きだよ」
窓の外には、春の陽射しがやわらかく降り注いでいた。僕たちは手を取り合い、新しい人生へと歩き出す。これからも、不安や困難はきっとあるだろう。でも、ふたりでなら、どんな未来も乗り越えていける。
「紬、これからも一緒に絵を描いていこう。ふたりの毎日を、キャンバスに残していこう」
「うん、ずっと一緒に」
こうして、僕と紬の物語は、永遠の約束とともに新しい一歩を踏み出した。
ありのままの自分を愛し、愛される幸せを胸に――僕たちは、ふたりで未来を描き続ける。
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