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きっと俺のことが嫌で逃げて行ったんですよ
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祐二が会社勤めを再開してしばらくが経った。朝は徳久に見送られ、夜は出迎えられる。夕飯を食べながら今日の出来事を徳久に語って聞かせるのが日課となっていた。
「そういえば、ワシのほうも今日は話があるぞ」
「何かあったのか?」
「訪ね人がおったようでな。誰だかはわからんが、いやーな感じがした。おぬし誰かに恨まれたりしとらんか」
「誰もいないと思うが。塩でもまいておくか」
「そうしておけ。しばらくは気をつけることじゃな」
幽霊は怖くない祐二だが、相手が生身の人間だと勝手が変わるらしい。徳久の心配そうな顔もあって重い腰を上げる。しばらく前から常備されている塩の入った瓶を手に取るとドアを開けた。
「おや、おでかけかい?」
「大家さん。どうしたんですか?」
「そうそう。最近帰ってくるのが遅いからそろそろかと思ってきてみたんだよ」
「……昼間来たのは大家さんですか?」
「いや、それはあたしじゃないねぇ。ところで、出かけるんじゃなけりゃ話を聞いておくれよ」
「はい……じゃあ中にどうぞ」
徳久はもう消えてしまっておらず、大家さんは中に入ると物珍しそうに部屋を見回している。
「見違えるもんだねぇ。最初のころはほんとになんにもなかったのに」
「人間らしい生活をすると物がすぐ増えるので困っています」
「いいことじゃないか! 大事だよそういうのは。最近健康的になってたのはそういうわけだったんだね」
「そんなに違いますか」
「大違い! この前会ったときなんか別人かと思ったくらいだ。ああそうだ、本題に入らないと」
「どうぞ」
かろうじて複数存在するコップにお茶を入れ差し出すと、大家さんはしゃべりすぎたのか一気に飲み干す。
「それでね、今日電話で話があって、テレビ番組でこの部屋を除霊したいっていう話をされたんだけど」
「……なんですかその胡散臭いのは」
「一応ちゃんとしたテレビっぽいよ。調べてみたんだけど、ほら、この番組」
「へぇ」
雑誌の切り抜きを見せられ、祐二は一応はどういう話かは把握した様子。その雑誌の切り抜きを返しながら、ちらりと天井にいるであろう徳久の様子をうかがう。今はまったく音沙汰はないがどんな話を聞いているのだろうか。
「でも、この部屋何も出ませんよ」
「そう言ったんだけどねぇ。とにかく一度見にこさせてくださいってしつこいから、そのうち来るかもしれないよ。あんたのことは喋ってないから、昼間に来てたら会えないけどねぇ」
「会えないことを祈りますよ」
「それじゃ気を付けておくれよ。もししつこかったら警察呼んじゃっていいから」
「わかりました」
最後にはあきれた風の大家さんに、祐二は少し気が重くなる。帰っていくのを見送ってから、塩をまく。
「昼間に来とったやつらが、そのテレビ局とやらの差し金かもしれんの」
「差し金って言い方……。まぁそうだろうな。しばらくは居留守使うか」
「嫌な奴らじゃ。まったく、ワシとて居たくていてるわけではないというのに」
「寝るか……。変な話聞いて疲れた」
「同意じゃ……」
そしてその週は昼間には幾度か訪問があったようだが何事もなく過ぎ、もう諦めたのではないかという願望を抱き始めていた矢先のこと、祐二が会社から帰ってくると、部屋の前に待ち人がいた。スーツ姿の男と、黒いワンピースをきた得体のしれない女性が一人。素通りして部屋に入りたいところだが、ハナヤ教のときのように強引に部屋にあがられでもしたらたまらないと、渋々声をかけた。
「入りたいんで退いてもらえますか」
「家主さんですか! ちょうどよかった! 僕こういうものでして……」
「待ってましたよね……除霊でしたっけ? 大家さんから話は聞きました」
「そうなんです! それで一足先に除霊師の方に来ていただいたんですけど、やはりこの部屋には霊がいると」
「いませんよ。もうどこかにいったそうですから」
目の前にドアがあるのに入れない。早く帰りたい。そのことしか頭にない祐二の返事はそっけない。
「あなたは見えないんでしょう? こちらの方はそういった類のものが見えると」
「必要ありません」
「この部屋は前から霊がいると有名だったそうじゃないですか」
「きっと俺のことが嫌で逃げて行ったんですよ。見たことありませんから」
無下にはねつける祐二に、それまで黙っていた女性が割り込んだ。
「……見えてない方はそれだけで恨みを買う行動をしかねません。わたくしにお任せくだされば万事うまくいきます。近頃うまくいっていないことなどあるのでは?」
「この部屋に来てからいいこと尽くしなので、逆にあんたたちみたいなのを招き入れるほうが悪くなりそうだ」
「まぁ……。また来ますので、ぜひご検討を」
「来ないでもらえると助かるんですが」
「そうは言わずに。それじゃまた」
女性の浮世離れした動作に薄気味悪いものを感じながら、二人が見えなくなるまで見送った祐二。鍵を開けてすぐに塩を手にすると、地面にまかれた塩が目視できるほどにまいた。
「いるか、トク」
普段なら出迎えるはずの徳久がおらず、祐二が呼びかけてようやく天井からそっと顔をのぞかせた。
「……おる。あやつらやっと帰ったか」
「この間来てたのってあいつらか?」
「そうじゃ。薄気味悪い……」
「追い返したけど、あの様子じゃまた来るかもな」
「えらい迷惑じゃ。引きこもって大人しくしておるというのに。朝っぱらから押しかけて来よって」
「そんなにずっといたのか」
「うむ。おぬしが出てすぐくらいか。おそらく出かけるタイミングを狙ったんじゃろうが」
「俺にとってはラッキー、トクにとっては災難だったな」
「まったくじゃ」
徳久にしては声に覇気がなく、いかにあの女性の存在がプレッシャーとなったのかが伺い知れる。祐二はどうしたものかと考えたが、良い案は浮かばずその日は就寝した。
翌朝、またくるのではないかと昨日訪問してきたのと同じ時間まで待ってみたが誰も来ず、徳久の身を案じながら祐二は会社へと向かったのだった。
「そういえば、ワシのほうも今日は話があるぞ」
「何かあったのか?」
「訪ね人がおったようでな。誰だかはわからんが、いやーな感じがした。おぬし誰かに恨まれたりしとらんか」
「誰もいないと思うが。塩でもまいておくか」
「そうしておけ。しばらくは気をつけることじゃな」
幽霊は怖くない祐二だが、相手が生身の人間だと勝手が変わるらしい。徳久の心配そうな顔もあって重い腰を上げる。しばらく前から常備されている塩の入った瓶を手に取るとドアを開けた。
「おや、おでかけかい?」
「大家さん。どうしたんですか?」
「そうそう。最近帰ってくるのが遅いからそろそろかと思ってきてみたんだよ」
「……昼間来たのは大家さんですか?」
「いや、それはあたしじゃないねぇ。ところで、出かけるんじゃなけりゃ話を聞いておくれよ」
「はい……じゃあ中にどうぞ」
徳久はもう消えてしまっておらず、大家さんは中に入ると物珍しそうに部屋を見回している。
「見違えるもんだねぇ。最初のころはほんとになんにもなかったのに」
「人間らしい生活をすると物がすぐ増えるので困っています」
「いいことじゃないか! 大事だよそういうのは。最近健康的になってたのはそういうわけだったんだね」
「そんなに違いますか」
「大違い! この前会ったときなんか別人かと思ったくらいだ。ああそうだ、本題に入らないと」
「どうぞ」
かろうじて複数存在するコップにお茶を入れ差し出すと、大家さんはしゃべりすぎたのか一気に飲み干す。
「それでね、今日電話で話があって、テレビ番組でこの部屋を除霊したいっていう話をされたんだけど」
「……なんですかその胡散臭いのは」
「一応ちゃんとしたテレビっぽいよ。調べてみたんだけど、ほら、この番組」
「へぇ」
雑誌の切り抜きを見せられ、祐二は一応はどういう話かは把握した様子。その雑誌の切り抜きを返しながら、ちらりと天井にいるであろう徳久の様子をうかがう。今はまったく音沙汰はないがどんな話を聞いているのだろうか。
「でも、この部屋何も出ませんよ」
「そう言ったんだけどねぇ。とにかく一度見にこさせてくださいってしつこいから、そのうち来るかもしれないよ。あんたのことは喋ってないから、昼間に来てたら会えないけどねぇ」
「会えないことを祈りますよ」
「それじゃ気を付けておくれよ。もししつこかったら警察呼んじゃっていいから」
「わかりました」
最後にはあきれた風の大家さんに、祐二は少し気が重くなる。帰っていくのを見送ってから、塩をまく。
「昼間に来とったやつらが、そのテレビ局とやらの差し金かもしれんの」
「差し金って言い方……。まぁそうだろうな。しばらくは居留守使うか」
「嫌な奴らじゃ。まったく、ワシとて居たくていてるわけではないというのに」
「寝るか……。変な話聞いて疲れた」
「同意じゃ……」
そしてその週は昼間には幾度か訪問があったようだが何事もなく過ぎ、もう諦めたのではないかという願望を抱き始めていた矢先のこと、祐二が会社から帰ってくると、部屋の前に待ち人がいた。スーツ姿の男と、黒いワンピースをきた得体のしれない女性が一人。素通りして部屋に入りたいところだが、ハナヤ教のときのように強引に部屋にあがられでもしたらたまらないと、渋々声をかけた。
「入りたいんで退いてもらえますか」
「家主さんですか! ちょうどよかった! 僕こういうものでして……」
「待ってましたよね……除霊でしたっけ? 大家さんから話は聞きました」
「そうなんです! それで一足先に除霊師の方に来ていただいたんですけど、やはりこの部屋には霊がいると」
「いませんよ。もうどこかにいったそうですから」
目の前にドアがあるのに入れない。早く帰りたい。そのことしか頭にない祐二の返事はそっけない。
「あなたは見えないんでしょう? こちらの方はそういった類のものが見えると」
「必要ありません」
「この部屋は前から霊がいると有名だったそうじゃないですか」
「きっと俺のことが嫌で逃げて行ったんですよ。見たことありませんから」
無下にはねつける祐二に、それまで黙っていた女性が割り込んだ。
「……見えてない方はそれだけで恨みを買う行動をしかねません。わたくしにお任せくだされば万事うまくいきます。近頃うまくいっていないことなどあるのでは?」
「この部屋に来てからいいこと尽くしなので、逆にあんたたちみたいなのを招き入れるほうが悪くなりそうだ」
「まぁ……。また来ますので、ぜひご検討を」
「来ないでもらえると助かるんですが」
「そうは言わずに。それじゃまた」
女性の浮世離れした動作に薄気味悪いものを感じながら、二人が見えなくなるまで見送った祐二。鍵を開けてすぐに塩を手にすると、地面にまかれた塩が目視できるほどにまいた。
「いるか、トク」
普段なら出迎えるはずの徳久がおらず、祐二が呼びかけてようやく天井からそっと顔をのぞかせた。
「……おる。あやつらやっと帰ったか」
「この間来てたのってあいつらか?」
「そうじゃ。薄気味悪い……」
「追い返したけど、あの様子じゃまた来るかもな」
「えらい迷惑じゃ。引きこもって大人しくしておるというのに。朝っぱらから押しかけて来よって」
「そんなにずっといたのか」
「うむ。おぬしが出てすぐくらいか。おそらく出かけるタイミングを狙ったんじゃろうが」
「俺にとってはラッキー、トクにとっては災難だったな」
「まったくじゃ」
徳久にしては声に覇気がなく、いかにあの女性の存在がプレッシャーとなったのかが伺い知れる。祐二はどうしたものかと考えたが、良い案は浮かばずその日は就寝した。
翌朝、またくるのではないかと昨日訪問してきたのと同じ時間まで待ってみたが誰も来ず、徳久の身を案じながら祐二は会社へと向かったのだった。
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