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新しい人生
ホークside…4
しおりを挟む急いで身支度を済ませ
従者達に指示を出し出迎えの準備にうつる
「部屋は俺の隣で構わん。「あそこは奥様になられる方のっ」
「落人が男でも乙女でも面倒見ると決めたのだ。足の事もある…すぐ行ける距離の部屋が望ましいだろう。乙女なら伴侶に望んだと言ったが好いてもらえる、結婚してもらえるなど…そこまで勘違いはしていないつもりだ。」
セバスティンが悲しげな顔になる
…が突然ハッと閃いた顔をし
かしこまりました、と笑顔で去って行く
謎だが…まぁいい。後はハール達を待つだけ
先に庭園の中心、東屋のそばが拓けてるし
花も満開…うん、充分だと思う
召喚すると思うと緊張で震えてくるが
昨日ハールと考えたセリフだけでも練習しとく
「初めまして異世界の乙女、神託で保護すっ…保護者をたままわ…賜りました、ホーク·シルバーです…クソッ!めちゃくちゃすぎる…」
「プッw……クッ……」「笑いたきゃ笑え、なんなら帰れ」
「ヒィーッwすっ、ングッすまんて!!」
「はぁぁぁ、で?揃ったか?始めるぞ。全員離れてろよ?空から落ちてくるらしいから。」
「は「「「「はいっ!?」」」」」
「な、なんだよ…」
「はいはい!全員落ち着け~いつの間にかホークんとこの落人は価値観が違うって話がお前の部下達に広がってて異世界の乙女なら会話出来るかも、って期待する気持ちも分かってやってよ。」
確かに俺の部下達は、というか俺もそうだが
体がでかく筋肉質だ。
女性と会話した事ない奴もいるだろう。
もちろん女性に人気な奴もいるが…
そもそも男かもしれないだろうが
「まぁ分かったよ…じゃぁ始めるぞ」
「すぅー、はぁー…」
深呼吸で落ち着かせ周りの空気にも
緊張が走る
「我ホーク·シルバー、保護者なり。異世界からの落人よ、安心して来られたし…」
本当は保護者なり。で終わりなんだが安心して来てほしくて言葉を勝手に添える。
そして後は頭にある指示通り両手を空に向かって伸ばし広げる…
何も起こらず不安が募る…が次の瞬間
地面から風が吹き出し花を巻き込み舞い上がる
空に向かって白い光の柱が立った
落ちてくる何かが見える。きっとあれが…
「俺の…落人だ…」
ゆっくりだが近付くにつれうっすら形が
見えてくる。昔から人一倍目が良い俺は
いち早く気付く。
「っ!!!異世界の乙女……………」
「「「「「「「えええぇぇぇぇ!?!」」」」」」」
俺の声が聞こえたのだろう。全員驚いてる
俺も驚いてる。まさか本当に…どうしよう。嬉しくて泣きそうだ…でも歩けない彼女を受け止めなければ…
涙が流れた気がしたが乙女から目が離せない
白いワンピースで裾をヒラヒラさせゆっくり落ちてくる
近付けば近付く程もっと見える。
乙女も目を開きキョロキョロしたかと思えば
こちらを見る。「~っ!!」
彼女は世の男の理想そのものだ。黒くサラサラしてるであろう長い髪、パッチリとした瞳は満点の星空のように黒い瞳の中に輝きがある
体つきはスカートも広がっててパッと見
分からないが俺の勘が夢にまで見た理想だと告げる
だがそんな事は置いといても
目が合った瞬間、囲いたいと…絶対手放せないと
感じた。そうか…これが一目惚れというのか
そう思ったら止まらなかった。
抱きしめて、口付けをし、俺なしでは生きていけないと言う彼女まで妄想してしまう。
「あぁ…言った通りだった…」
昨日の話を思い出し限界まで手を伸ばす
「「「「「「………………………」」」」」」
姿がハッキリと見え全員驚いて息を飲む
手が届いた瞬間に止まらず抱きしめてしまう
あたたかく、柔らかい…
折ってしまわぬ様に、優しく優しく抱きしめ
練習通りのセリフを
「初めまして異世界の乙女…」
落ちてくる中で目が合った時まさかとは
思ったが人生で初めて女性から
目を見て笑顔で挨拶をもらう
あぁネフェルタリア様…ありがとうございます…
色んな人に挨拶をするエアを
片腕で抱いていたが、その間涙が止まらなかった
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