つまらない私は愛されたい

むる

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新しい人生

ホークside…3

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「まったく…いい酒じゃなかったのか?」
従者が片付けてるのに全く動かないハールと護衛

「ハール?おい、邪魔だぞ。」
…動かない

「はぁ、セバスティン。適当にハールと飲む酒を。あと何も食べてないからつまみを、多めに」
セバスティンに指示を出し着替えに屋敷に入る
ハール?動かないから無視だ無視


「…………神託……えっ!!待って!!詳しく聞かせてよ!!」
セバスティンが案内してるしほっとこ

うちによく泊まりにくるせいで
いつの間にかハールの部屋が出来ていた
着替えてその部屋に向かう
主に飲んで寝るだけの部屋だから
テーブルやソファは寛げる様に大きいが
ベッドはダブルと、少し小さめ
もう慣れたがベッドのある部屋で男2人…
なかなか鼻につく。

「早く!座って!聞かせて!はやくっ」
「乾杯。」「あぁもう!乾杯!!で!?」
普段腹黒そうな爽やか笑顔はなく
必死な顔だ
ハールも俺に来た神託に期待しているのだろう
いつもはドアの外にいる護衛も
何故かいるセバスティンも目をギラつかせて
今か今かと待っている。
ちなみにこの護衛達は俺の部下である

「色々言いたいが、まぁいいか…。噂通り夢で白い空間にいて神託があって召喚方法を知った。他に何が聞きたいんだ?」
「で!!?召喚すんの!?なんか、こう…落人がどんな人とか何か言ってなかったの!?」
「お、おぉ。あったが「どんな!?」あぁもう近いんだよ鬱陶しい!!!」
喋る程徐々に近付いてくるなこいつら…

「座って聞かないなら話さん!!お前らもだ!全員座れ!!」
シュンとしつつも続きが気になるのか
ウズウズしながら全員座る

「まず、落人は「俺の!?」うるせぇ!」
「はぁ…まぁ歩けない落人らしい。」
「「「「「「!!!」」」」」」

一気に静まり返る中1人の部下が言う
「あの、閣下はそれでもいいのですか…?あっいや、そのっ」
「あぁ、言いたい事は分かってる。男なら友人に。乙女なら歩けないなど気にもならないだろ?この世界の男ならむしろ自分無しでは生きてけない事に喜ぶ様なことだ」

そう、夢では動揺しててちゃんと考えられなかったがフィルタリアの男は愛に飢え女性や家庭に憧れハーレムで妻を囲い、愛を…そして執着を求めるのだ
話しながら頭が整理されていき
俺と同じく同様する皆を見てやっと落ち着いた
すると実感が湧いてきた

「いやっ喜んではいけないんだけどなっ?ほら、分かるだろ?期待するっていうか、なんと…いうか…」
「な~るほど。さてはお前、今更実感湧いてきて焦ってんだな!?プッ、あはっあはははは!!」
「黙れハール!!お前だってさっきまでっ」
「はぁ~笑った…プッ…くくっ「ん゙ん゙っ」
「それで噂通りなら召喚は自由だそうですが。」

セバスティンが冷静に聞く

「召喚するさ。明日。必ず。」
「いいのか?男の場合一生面倒見る事になるかもしれないんだぞ??乙女の場合拒絶されてみろ。一生なんて絶対に無理だ…」
ハールの言う通りだ。だが期待してしまったもんはしょうがないだろ?

「問題ない。いや、あぁそうか。言ってなかったか…明日迎える落人の元の世界は美醜の価値観が違うんだと。「はっ!?ちょ、ちょっとまて!!」またかよ」

今までで見たことないくらい真剣な顔で
考え事をしてるハール
また待つのか、と呆れる

「ハッ!じゃぁ明日朝陛下に報告して昼前にしよう!どうせお前の部下が駆けつけるだろうし護衛や警備も整えないとだしな!?俺も立ち会う!よし!決定!飲もう!」
「いや別に俺だけで「「「「却下です!!」」」」おぉ…」

そのまま部下は護衛に戻り
セバスティンも仕事に戻った

2人で落人に夢を見、期待し
話に花が咲き夜も更けていく



朝が来た。ハールは既にいない。
早く準備しなくては…

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短編から長編に変更しました
グダグダ長くなってしまいますが
お付き合いください…
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