106 / 275
旅行の前の日の夢
1.
しおりを挟む
明日から急に旅行に行くことになった。とは言え、当然のように夢の中での話だ。僕は旅行鞄を広げ、何を持っていけば良いのか悩む。そもそも、何で旅行に行くのかが良く分かっていなかったし、場所もどこなのか分からなかった。
とりあえず、必要な物は何だろう。着替えは間違いなく必要になると思う。旅行鞄の大きさから、日帰り旅行では無い事は間違い無いようだった。遊びで行く旅行なのか、仕事なのかも分からなかった。
大学生の僕が普段する事もネクタイを持っていく必要があるのか無いのかで悩んでいた。夢の中の僕が大学生のままであれば、ネクタイなんて必要のない気もするけど、それは夢の中なので、自分がどんな役割を演じているのかはっきりとしなかった。とりあえず、目についた服を2、3着入れて、それでどうにかなるだろうと納得する事にした。これでまずは着替えについては安心できると思った。
他に何が必要かなと考える。長い時間移動するとなると、その間、時間をつぶす物が必要かもしれない。本とか入れておいた方が良いだろうか。何人かで良く旅行だったら、暇つぶしにトランプとか役に立つかもしれないと思った。旅館でトランプ大会なんてのも楽しそうだなと想像したりする。
でも、一人だったら必要ないかと思う。旅行先でトランプ占いをひとりでする光景を浮かべて、ちょっと寂しいなと思ったりしたけど、本だけで暇がつぶせなければトランプがあっても良いかもしれないなんて事も思ったりした。
トランプ以外に遊ぶ道具は必要ないだろうか。この時期だと、海とか行くのかもしれない。それだったら、水着とか、必要かなと考えたりする。もしかして、季節が逆の所に行くのかもしれないと少しだけ思う。そうなるとスキーとか必要なんだろうか。
その前に寒い所に行くのであれば、格好もそれなりの格好をしなければいけないのかもしれないと思う。慌てて荷物を用意すると、量だけが増えていく。これ全部、必要なのかと急に思い始めて馬鹿らしくなってしまった。
結局、シンプルに考える事にして、遊び道具はトランプだけにする事にした。旅先で必要になったら、そこで買えば良いと割り切る事にした。そもそも、夢なのだから、必要な物があれば、その都度用意されているだろうと思ったりもした。何だか都合が良いように考えているけど、最近、そういう風に思えるようになったのは、何だか夢を見る事に慣れてきたからかもしれないと少しだけ思った。
とりあえず、必要な物は何だろう。着替えは間違いなく必要になると思う。旅行鞄の大きさから、日帰り旅行では無い事は間違い無いようだった。遊びで行く旅行なのか、仕事なのかも分からなかった。
大学生の僕が普段する事もネクタイを持っていく必要があるのか無いのかで悩んでいた。夢の中の僕が大学生のままであれば、ネクタイなんて必要のない気もするけど、それは夢の中なので、自分がどんな役割を演じているのかはっきりとしなかった。とりあえず、目についた服を2、3着入れて、それでどうにかなるだろうと納得する事にした。これでまずは着替えについては安心できると思った。
他に何が必要かなと考える。長い時間移動するとなると、その間、時間をつぶす物が必要かもしれない。本とか入れておいた方が良いだろうか。何人かで良く旅行だったら、暇つぶしにトランプとか役に立つかもしれないと思った。旅館でトランプ大会なんてのも楽しそうだなと想像したりする。
でも、一人だったら必要ないかと思う。旅行先でトランプ占いをひとりでする光景を浮かべて、ちょっと寂しいなと思ったりしたけど、本だけで暇がつぶせなければトランプがあっても良いかもしれないなんて事も思ったりした。
トランプ以外に遊ぶ道具は必要ないだろうか。この時期だと、海とか行くのかもしれない。それだったら、水着とか、必要かなと考えたりする。もしかして、季節が逆の所に行くのかもしれないと少しだけ思う。そうなるとスキーとか必要なんだろうか。
その前に寒い所に行くのであれば、格好もそれなりの格好をしなければいけないのかもしれないと思う。慌てて荷物を用意すると、量だけが増えていく。これ全部、必要なのかと急に思い始めて馬鹿らしくなってしまった。
結局、シンプルに考える事にして、遊び道具はトランプだけにする事にした。旅先で必要になったら、そこで買えば良いと割り切る事にした。そもそも、夢なのだから、必要な物があれば、その都度用意されているだろうと思ったりもした。何だか都合が良いように考えているけど、最近、そういう風に思えるようになったのは、何だか夢を見る事に慣れてきたからかもしれないと少しだけ思った。
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる