109 / 275
旅行の前の日の夢
4.
しおりを挟む
同じ夢、しかも、全く同じ夢の続きとして見る夢というのが、どれくらいあるのだろうか。夢の中の夢の記憶は曖昧で、その時に見た事なのか、それ以前の物なのかという区別がはっきりしない事がある。夢日記をつけ始めてからは、意外と同じような夢を見ているようで、見ていないんだなと思う。
それは夢日記をつけ始めたから、区別されるようになって、そう感じる事になったのか、それ以前の夢の記憶がある訳ではないので、はっきりは分からないけど、これだけはっきりと続きと思える夢を見るのは、やっぱり、珍しいのではと思ったりする。
正確に言えば、全く同じというのは語弊があるかもしれない。現実で課題が完成したからなのか、その夢の中でも今度はちゃんと課題は完成していて、ちゃんと提出して、それなりの評価ももらえているという状況になっていた。その夢の中での僕の認識はそんな風に変わっていた。
再び旅行の準備の続きをする。心配事は無くなったのでどこか浮かれた気分になっていた。そうなるともう旅行の目的は遊びに行くというのに変わっていた。だったら服装も変えた方が良いかもしれない。そんな気分になる。
この時期だと、やっぱり、南国のリゾートだろうと思う。過去にそういうところに行ったことも無いのに、そのイメージが浮かんでくる。麦わら帽子にアロハ、浮き輪を抱えて…。その想像が正しいのかはさておき、浮かんでしまったのは仕方ない。僕は早速用意する事にした。当然、水着も用意して、一気に準備が終わった。
荷物を全て旅行鞄に入れて、ちょっと一息ついた。さて、これで準備は万端だ。これで後は明日を待つだけだと思う。途端に何か寂しさを感じる。旅行に行く前、準備をしている時には楽しいと思っているのに、準備が終わってしまうと感じるこの寂しさ、虚しさと言うのは何なんだろうと思った。そんな事を考える僕が珍しいだけなのかもしれないけど、良く感じる事でもあった。
ギリギリまで準備していれば、そういうことを考える余裕が無くてすむけど、ちょっと早く終えてしまうと、そんな風に考えてしまう。時間がちょっと余ってしまい、他にする事が無く、かと言って何かをするというほど時間がある訳でもなく、明日の事を考えればじっとしている方が良いとか思ったりするからだろうか。
そんな風にいろいろと考えてしまうと、旅行に行くのが面倒くさくなってしまう。変な風にテンションが下がっているのを感じて、さっきの浮かれた気分とのギャップで何だか落ち込んでしまった。
それは夢日記をつけ始めたから、区別されるようになって、そう感じる事になったのか、それ以前の夢の記憶がある訳ではないので、はっきりは分からないけど、これだけはっきりと続きと思える夢を見るのは、やっぱり、珍しいのではと思ったりする。
正確に言えば、全く同じというのは語弊があるかもしれない。現実で課題が完成したからなのか、その夢の中でも今度はちゃんと課題は完成していて、ちゃんと提出して、それなりの評価ももらえているという状況になっていた。その夢の中での僕の認識はそんな風に変わっていた。
再び旅行の準備の続きをする。心配事は無くなったのでどこか浮かれた気分になっていた。そうなるともう旅行の目的は遊びに行くというのに変わっていた。だったら服装も変えた方が良いかもしれない。そんな気分になる。
この時期だと、やっぱり、南国のリゾートだろうと思う。過去にそういうところに行ったことも無いのに、そのイメージが浮かんでくる。麦わら帽子にアロハ、浮き輪を抱えて…。その想像が正しいのかはさておき、浮かんでしまったのは仕方ない。僕は早速用意する事にした。当然、水着も用意して、一気に準備が終わった。
荷物を全て旅行鞄に入れて、ちょっと一息ついた。さて、これで準備は万端だ。これで後は明日を待つだけだと思う。途端に何か寂しさを感じる。旅行に行く前、準備をしている時には楽しいと思っているのに、準備が終わってしまうと感じるこの寂しさ、虚しさと言うのは何なんだろうと思った。そんな事を考える僕が珍しいだけなのかもしれないけど、良く感じる事でもあった。
ギリギリまで準備していれば、そういうことを考える余裕が無くてすむけど、ちょっと早く終えてしまうと、そんな風に考えてしまう。時間がちょっと余ってしまい、他にする事が無く、かと言って何かをするというほど時間がある訳でもなく、明日の事を考えればじっとしている方が良いとか思ったりするからだろうか。
そんな風にいろいろと考えてしまうと、旅行に行くのが面倒くさくなってしまう。変な風にテンションが下がっているのを感じて、さっきの浮かれた気分とのギャップで何だか落ち込んでしまった。
0
あなたにおすすめの小説
鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる