夢ノコリ

hachijam

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マイクのテストをする夢

4.

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高校時代の試験前の事を少し思った。真面目に試験勉強をしていたと堂々と言えるほど、しっかり勉強していたのかは分からないけど、少なくとも、一夜漬けでも何でも、真正面から勉強して乗り切ろうとはしていた。でも、今はそういう事も無いなと思った。

大学一年めの去年、最初の試験はどうしたら良いんだろうと分からないであたふたしていたが、もう今年はそういう事も無くなっていた。良いんだか悪いんだか良く分からないけど、慣れてしまったという感じだろう。

胸を張って良いとは言えない気がするけど、それが事実だった。大学で勉強することの意味があるのかと思ってしまう事もあるけど、よく考えればそれは試験の直前にではなく、普段の講義の中で思わないといけない事だと思ったりする。普段は普段で楽にこなす事しか考えないのだから、試験だからと言って急にそういう事を考えるのも無理だろうと悟ってみたりする。

あれこれ言ったとしても目の前にある試験をどうにかしないと先が見えてこないというのは、大学生の宿命だろう。そう思う事で誤魔化す事にした。バラ色かどうかは分からないけど、去年とは違った夏休みと言うのが控えているのも事実だった。

大学の試験で悩むところのひとつとしては、持ち込みが許可されている試験があるという事だ。他の人は知らないけど、僕は持ち込み許可の試験と言うのを大学で始めて受けて、最初は戸惑った。何を持ち込んだらいいのか良く分からなかったからだ。

持ち込みも試験によって異なる。持ち込みが分かりやすく指定されている物、例えば、教科書とか辞書限定と言った物は分かりやすいし、特別な準備もいらないのでそこまで悩まなくてすむ。

ただ、制限があると悩む。例えば、ノートの持ち込みはOKだけど自筆に限り、コピーはダメとか、もっと限定されてA4の紙一枚とかだと、どう情報を詰め込むのかが重要になる。

後は許可はされていないけど、不正に持ち込みする人もいる。僕はやった事が無いけど、そういうのを企んでいる人は何人か知っている。当人たちの話を聞くと、実際、そんなに役に立たないとか、作っている内に覚えてしまったとか、結局、使う勇気が無かったという人が多かったけど、実際のところは本人しか分からない。念のために言っておくけど、僕自身はやったことはない。これは声を大にして言いたい。

そして、今、悩んでいるのがA4の紙一枚持ち込みの試験の対策をどうするかと言う事である。
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