夢ノコリ

hachijam

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文句を言われる夢

2.

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最近の事を考えてみる。いつぐらいから考えればいいんだろうか。良く分からないけど、言われてみると、何だかんだで上手くいっている事が多い気がした。まるで、夢の中の出来事のようだというほど、パーフェクトではないけど、総じて良い結果に終わっている事が多い気がする。

「こんなはずじゃなかったんだよね」

女の子は不機嫌そうに言う。

「もっと、こう…何だろう。つまづいたり、転んだりして…」

もどかしそうに言う。

「とにかく、何でもかんでも、思い通りに行くとは思わないでよね」

そうきっぱりと言われた。思わず、首を傾げる。

「上手くいっちゃだめなの?」

当然のように感じた疑問だ。

「そうじゃないけど…」

そう言われて、今度は女の子の方が戸惑っているようだった。急に形勢が逆転したみたいだ。

「そんなに言われるほど、幸せすぎるって事ないと思うけど」

何か言い訳めいた事を言っている気がした。自分が一番、幸せが続いているのではと思っているのかもしれない。だから、余計にムキになって言っている気がした。

それを見抜かれているかのように女の子に言われる。

「そうかな、ワタシに文句を言われても仕方がないくらいは、幸運続きだと思うけど」

「…」

そう言われると、やっぱり、そうかなと思ってしまい言葉を返せなかった。もし、幸運と不幸がバランス良く訪れるとしたら、これぐらいの不幸で許されるなら、それは我慢しなければいけないのかなと思ったりする。

でも、夢の世界で文句を言われるぐらいの事で、バランスが取れていると言えるのだろうか。何か、不吉な事が起きる前兆何だろうか。でも、不吉な事が起きるほど、幸運だったのかと言われると、それもまた微妙な気もした。

結局、良く分からない。すると、

「あー、スッキリした」

と女の子が言う。少し晴れ晴れとした表情をする。

「ただ、文句言いたかっただけだから、気にしないで」

そんな事を言う。えーっと思うけど、僕は何も言えなかった。

「じゃあね」

そう言うと、女の子は手を振った。そこで目を覚ました。



釈然としない気持ちのままで、目を覚ました。

文句を言われる夢
幸運続き

と、だけ書く。結局、女の子のストレス発散に利用されたという事なんだろうか。でも、僕の夢の中に出てくる女の子が僕に向かってストレスを発散させるというのは、どういう事なんだろう。良く分からなくて、やっぱり、釈然としなかった。

今の自分は幸運続き何だろうか、そうだとすると、何か手痛いしっぺ返しを受ける事があるんだろうか。少し不安に思ってしまう。
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