夢ノコリ

hachijam

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ヒーローになる夢

7.

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水族館を後にしたのは、お昼と言う時間帯はとっくに過ぎていた頃だった。さすがにお腹が空いていた。加山さんと赤岡さんも空腹をアピールしていて、三ヶ嶋君もどうするかと考えていたようだった。こういう時、洒落たお店を知っていると点数が上がるのかなと思ったりするのだが、僕がそんなお店を知っている訳も無かった。結局、歩いてお店を探す事になった。

流行の水族館の近くと言う事で、時間帯はずれていても、どこのお店も混んでいた。いくつか見て、どこも混んでいると判断した僕たちは、並んで待つことにした。女性陣の希望でパスタが美味しそうなお店を選ぶ。普段、男同士で店を選ぶときには、こういうお店にはあまり来ないなと思いながら並んでいた。

空腹もあってか、ちょっと加山さんが疲れた表情を見せていた。疲れて気まずい雰囲気になったらやだなと思っていたら、その微妙な変化を察した、三ヶ嶋君が会話を繋げていく。それぞれの関係を話し上手く聞いていく、僕と三ヶ嶋君、赤岡さんと加山さん、そして、僕と赤岡さんの関係と話が進んでいく。

加山さんは僕と赤岡さんが、昔、付き合っていたとか、思いを寄せていたとか、そういう話にしたいみたいで、その事をやたら詮索してきた。いつのまにか疲れた表情はどっかにいってしまった。三ヶ嶋君もそれに乗っかってからかってきたが、赤岡さんはきっぱりと否定していた。そこまで、はっきりと否定しなくてもいいのではと少しだけ思ったけど、それが事実である事に間違いは無かった。

そんな話をしていく中で、待ち時間は過ぎ、食事の時間も楽しく過ぎた。頼んだパスタは絶品、とは言えなかったが、そこそこ美味しかった。ちなみに4人の結論としては、長い時間並んで待つほどでは無かったという物で、食事の後にネタとなって盛り上がってしまった。

この後、どうするんだろうと思っていたら、赤岡さんと加山さんは夕方から別の用事があるらしく、そろそろ移動しなければいけない時間らしい。何だか急にバタバタした感じになった。男2人でその場にとどまる気にもならず、僕たちも、結局、帰ることになる。

4人とも最初は同じ電車で、用事がある2人は途中で降りた。また、今度出かけようという話が最後にあったから、みんなそれぞれ楽しめたんだろうなとは思った。具体的な約束にはならなかったけど、その次は予感させた。一応、今度は6人でと言っておく。すっかり忘れていたが、充との約束をギリギリで思い出したからだ。

そして、その後、しばらくは三ヶ嶋君と2人きりになった。
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