32 / 275
ヒーローになる夢
7.
しおりを挟む
水族館を後にしたのは、お昼と言う時間帯はとっくに過ぎていた頃だった。さすがにお腹が空いていた。加山さんと赤岡さんも空腹をアピールしていて、三ヶ嶋君もどうするかと考えていたようだった。こういう時、洒落たお店を知っていると点数が上がるのかなと思ったりするのだが、僕がそんなお店を知っている訳も無かった。結局、歩いてお店を探す事になった。
流行の水族館の近くと言う事で、時間帯はずれていても、どこのお店も混んでいた。いくつか見て、どこも混んでいると判断した僕たちは、並んで待つことにした。女性陣の希望でパスタが美味しそうなお店を選ぶ。普段、男同士で店を選ぶときには、こういうお店にはあまり来ないなと思いながら並んでいた。
空腹もあってか、ちょっと加山さんが疲れた表情を見せていた。疲れて気まずい雰囲気になったらやだなと思っていたら、その微妙な変化を察した、三ヶ嶋君が会話を繋げていく。それぞれの関係を話し上手く聞いていく、僕と三ヶ嶋君、赤岡さんと加山さん、そして、僕と赤岡さんの関係と話が進んでいく。
加山さんは僕と赤岡さんが、昔、付き合っていたとか、思いを寄せていたとか、そういう話にしたいみたいで、その事をやたら詮索してきた。いつのまにか疲れた表情はどっかにいってしまった。三ヶ嶋君もそれに乗っかってからかってきたが、赤岡さんはきっぱりと否定していた。そこまで、はっきりと否定しなくてもいいのではと少しだけ思ったけど、それが事実である事に間違いは無かった。
そんな話をしていく中で、待ち時間は過ぎ、食事の時間も楽しく過ぎた。頼んだパスタは絶品、とは言えなかったが、そこそこ美味しかった。ちなみに4人の結論としては、長い時間並んで待つほどでは無かったという物で、食事の後にネタとなって盛り上がってしまった。
この後、どうするんだろうと思っていたら、赤岡さんと加山さんは夕方から別の用事があるらしく、そろそろ移動しなければいけない時間らしい。何だか急にバタバタした感じになった。男2人でその場にとどまる気にもならず、僕たちも、結局、帰ることになる。
4人とも最初は同じ電車で、用事がある2人は途中で降りた。また、今度出かけようという話が最後にあったから、みんなそれぞれ楽しめたんだろうなとは思った。具体的な約束にはならなかったけど、その次は予感させた。一応、今度は6人でと言っておく。すっかり忘れていたが、充との約束をギリギリで思い出したからだ。
そして、その後、しばらくは三ヶ嶋君と2人きりになった。
流行の水族館の近くと言う事で、時間帯はずれていても、どこのお店も混んでいた。いくつか見て、どこも混んでいると判断した僕たちは、並んで待つことにした。女性陣の希望でパスタが美味しそうなお店を選ぶ。普段、男同士で店を選ぶときには、こういうお店にはあまり来ないなと思いながら並んでいた。
空腹もあってか、ちょっと加山さんが疲れた表情を見せていた。疲れて気まずい雰囲気になったらやだなと思っていたら、その微妙な変化を察した、三ヶ嶋君が会話を繋げていく。それぞれの関係を話し上手く聞いていく、僕と三ヶ嶋君、赤岡さんと加山さん、そして、僕と赤岡さんの関係と話が進んでいく。
加山さんは僕と赤岡さんが、昔、付き合っていたとか、思いを寄せていたとか、そういう話にしたいみたいで、その事をやたら詮索してきた。いつのまにか疲れた表情はどっかにいってしまった。三ヶ嶋君もそれに乗っかってからかってきたが、赤岡さんはきっぱりと否定していた。そこまで、はっきりと否定しなくてもいいのではと少しだけ思ったけど、それが事実である事に間違いは無かった。
そんな話をしていく中で、待ち時間は過ぎ、食事の時間も楽しく過ぎた。頼んだパスタは絶品、とは言えなかったが、そこそこ美味しかった。ちなみに4人の結論としては、長い時間並んで待つほどでは無かったという物で、食事の後にネタとなって盛り上がってしまった。
この後、どうするんだろうと思っていたら、赤岡さんと加山さんは夕方から別の用事があるらしく、そろそろ移動しなければいけない時間らしい。何だか急にバタバタした感じになった。男2人でその場にとどまる気にもならず、僕たちも、結局、帰ることになる。
4人とも最初は同じ電車で、用事がある2人は途中で降りた。また、今度出かけようという話が最後にあったから、みんなそれぞれ楽しめたんだろうなとは思った。具体的な約束にはならなかったけど、その次は予感させた。一応、今度は6人でと言っておく。すっかり忘れていたが、充との約束をギリギリで思い出したからだ。
そして、その後、しばらくは三ヶ嶋君と2人きりになった。
0
あなたにおすすめの小説
鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる