54 / 275
宿題をする夢
3.
しおりを挟む
その日の大学の講義は割と淡々と終わってしまった。昨日の食事の時の話を引きずるのかなと少し思っていたけど、そんな事は無かった。昨日、話したことでちょっとモヤモヤした気分が晴れたというところだろうか。実際の所、何が解決した訳でも、進展した訳でも無かったが、そんなものかもしれない。
課題についても特別に問われる事は無かった。ただ、講義の終わりにそろそろ課題の提出が近づいてきている事は念を押されていたので、ちゃんとやらないといけないなと言う気分にはさせられた。
なので、その日の講義の終わりには三人で課題をやる事になった。三ヶ嶋君はこういう課題は着実に進めるタイプなので大体の目処は立っているようだった。最後の部分をもう少し考えるかどうか悩んでいるようだった。僕はその時によってムラがあるのだが、今回の課題に関しては比較的順調に進んでいる。無難な結論に終わりそうだが、それで良いかなと思っている。
充はギリギリまでやらないタイプで、まだ本格的に取り掛かっているとは言い難いようだ。一応、頭の中ではあれこれと考えているみたいだけど、それが具体的にはまとまっていないようだ。外からその様子を見ていると、大丈夫なのかなと思ってしまうのだが、結果的にはちゃんと間に合わせるといういつものスタイルと言うところなのかもしれない。一気に仕上げる姿を見ると、頭の中ではいろいろと考えているんだろうなと言う気にはなる。
ほとんど無駄話も無く課題を片づける事になる。黙々と作業していたら、あっという間に二時間ぐらい過ぎていた。今日はこのぐらいかなと思う。後、二つ、三つ、資料を集めれば、一応、形にはなりそうだなと思う。時間があれば、ちょっと別の資料を探してみるのも良いのかもしれないと思っていた。三ヶ嶋君はまだ集中して作業をしていて、充は課題の資料をいろいろと眺めていた。
そろそろ帰る時間かなと思う。その前に後足りていない分の資料があるか、図書室の書庫を覗いていくかと思った。見つからなければ、学校外の図書館に行くか、別の方法を考えないといけないかもしれない。だとしたら、少なくともあるかどうかは確認しておいた方が良いと思った。まだ、書庫は閉まっていない時間だったが、そろそろ閉まる時間になってくるので急いだ方が良いかもしれない。
二人にそう言うと、三ヶ嶋君は黙って頷き、充は自分も探したい資料があると言い、結果、僕と充の二人で書庫に行くことになった。
課題についても特別に問われる事は無かった。ただ、講義の終わりにそろそろ課題の提出が近づいてきている事は念を押されていたので、ちゃんとやらないといけないなと言う気分にはさせられた。
なので、その日の講義の終わりには三人で課題をやる事になった。三ヶ嶋君はこういう課題は着実に進めるタイプなので大体の目処は立っているようだった。最後の部分をもう少し考えるかどうか悩んでいるようだった。僕はその時によってムラがあるのだが、今回の課題に関しては比較的順調に進んでいる。無難な結論に終わりそうだが、それで良いかなと思っている。
充はギリギリまでやらないタイプで、まだ本格的に取り掛かっているとは言い難いようだ。一応、頭の中ではあれこれと考えているみたいだけど、それが具体的にはまとまっていないようだ。外からその様子を見ていると、大丈夫なのかなと思ってしまうのだが、結果的にはちゃんと間に合わせるといういつものスタイルと言うところなのかもしれない。一気に仕上げる姿を見ると、頭の中ではいろいろと考えているんだろうなと言う気にはなる。
ほとんど無駄話も無く課題を片づける事になる。黙々と作業していたら、あっという間に二時間ぐらい過ぎていた。今日はこのぐらいかなと思う。後、二つ、三つ、資料を集めれば、一応、形にはなりそうだなと思う。時間があれば、ちょっと別の資料を探してみるのも良いのかもしれないと思っていた。三ヶ嶋君はまだ集中して作業をしていて、充は課題の資料をいろいろと眺めていた。
そろそろ帰る時間かなと思う。その前に後足りていない分の資料があるか、図書室の書庫を覗いていくかと思った。見つからなければ、学校外の図書館に行くか、別の方法を考えないといけないかもしれない。だとしたら、少なくともあるかどうかは確認しておいた方が良いと思った。まだ、書庫は閉まっていない時間だったが、そろそろ閉まる時間になってくるので急いだ方が良いかもしれない。
二人にそう言うと、三ヶ嶋君は黙って頷き、充は自分も探したい資料があると言い、結果、僕と充の二人で書庫に行くことになった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる