夢ノコリ

hachijam

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大食いの夢

3.

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基本的に大学の講義と言うのは眠い物だというのが、僕が講義中に眠くなった時の言い訳だ。中学や高校の時にも眠くて退屈な授業が全くないわけでは無かった。でも、大学の講義はそれをはるかに超えたレベルで眠くなる。わざと眠くなるように仕向けている、眠くさせないとダメだと言われているとか、そんな事を信じたくなるほど眠い時がある。

どうにもならない時は、その眠気に逆らわずに気が付いたら眠っているなんて事もあるのだが、何だか分からないけど、ただひたすら眠気に対抗したくなる時がある。眠くなるくらいだから、講義に集中したいとかそういう理由では無く、ただ、何となく眠気に負けたくないと思ってしまうのだ。

それに勝ったところで何もない。眠気と戦っている最中は、実際、寝ていようが寝ていまいが、講義の中身は頭に入ってこない。それでも何となく負けたくないと思ってしまうのは何なんだろうか。一応、頭の片隅の中には、講義で寝てはいけないという思いがあるからかもしれない。根は真面目だからと言ったら、笑われてしまうのだろうか。とにかく、その日の午後の講義も眠くて、ただひたすら眠気と戦っていた。

何か面白い事でも考えれば、眠気に勝てるかもしれないと思った。面白い事と考えて思い出したのが、夢で見た大食いの事だった。そして、大食いの真似事を以前したことがあるなと思った。高校時代の事である。どういう経緯でそういう話になったのかは覚えていないが、その時のクラスメイトとなぜかどちらがカレーを多く食べる事が出来るのかと言うのが話題になり競争する事になった。

高校の近くにあったカレー屋で特大の大盛りを頼んで食べきれた方が勝ちと言うルールでやった気がする。お互いに特別に大食いに自信があった訳では無かったが、その時には引くに引けない事情がきっとあったんだと思う。今とは思い出せないくらいなので、実際のところは、くだらない事、ただの口喧嘩、見栄の張り合いの末と言うところだったんだろうけど、その時はそれなりに真剣だった。

カレーが好きだったので、多少の大盛りなら大丈夫だと思っていたけど、目の前にその特大の大盛りが出てきた瞬間、やばいと思った。それは相手も同じようだったみたいで、目の前のカレーを見て、戦意を損失していた。結果、大食い勝負と言うところまでたどり着く事も無く、普通にお腹いっぱいまで食べた所でその対決は自然に終わった。ちなみに残ったカレーはその時にいた他の何人かが分けて食べていた。そいつらの方が量的には食べていたのではと言う気がしていた。そんな事を思い出して懐かしくなってしまった。
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