夢ノコリ

hachijam

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二者択一の夢

5.

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女性陣、3人は一緒にやってきた。きっとそうだろうなと思ったけど、案の定そうだった。逆に1人1人別々に来たら、どう対応して良いのか迷っていただろうなと思っていた。どの席に座るか、座らせるかが重要だ、なんて話を前に充が言っていたのを、その時、思い出したけど、思い出すのが遅かった。そういう準備をしておくために早めに集まったのではとか思っている内に何となく席が決まってしまった。

男性陣3人と女性陣3人が向かい合う形になり、男性陣3人は奥の席で、右から僕、充、三ヶ嶋君と言う順番だった。それに対して、女性陣は僕の前に赤岡さん、その隣、充の前が岬と呼ばれていた子、そして、その隣、三ヶ嶋君の前が加山さんだった。この間の事も考えると自然な席順のような気がした。

充の仕切りでまずはお互いに自己紹介をする。僕と三ヶ嶋君と赤岡さんと加山さんはすでに分かっていたので、ちょっと変な感じもしたが、初めての2人もいたので、改めてと言う感じで自己紹介をした。こういう時、気の利いた事が言えたら良いなと思ったりするけど、そんな事は出来ずに無難にする。みんなそんな感じだった。

充だけがちょっと受けを狙った感じで、場違いな雰囲気が漂った。一瞬、変な空気になりそうだったが、三ヶ嶋君がフォローを入れて、大事に至らずに済んだ。沢島岬と言うのが、岬と呼ばれていたこの子の名前らしい。僕は名前を間違えないように覚えた。充は慣れ慣れしさ全開と言う感じで、女の子を下の名前で呼んでいた。僕はそんな事は出来ないので苗字でさん付けで呼ぶことにした。いつもと同じと言えば、同じというところだろう。

自己紹介を終えて、ちょっとひと段落と言う感じで、少し落ち着いた気分になれた。充の少しテンションの高い感じが逆に落ち着いた雰囲気にさせてくれるのは助かったけど、女の子3人がどういう反応をしているのかも気になった。一番興味を示しているのが加山さんだった。それに乗せられて、更にテンションを上げている充と言う感じだった。赤岡さんも反応はしているが、それほど積極的ではない。ちょっと安心したような気持になる。沢島さんはとても冷たい視線を送っていた。まだ、場に慣れていないのか、もともとこういう人なのか、充の話に全く興味が無いのか、それとも、全く違う理由なのか、あるいはそのすべてなのか、分からないけど、とても冷ややかな視線だった。大丈夫なのかなとちょっとだけ不安になった。
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