夢ノコリ

hachijam

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スローモーションで走る夢

4.

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何となく疲れた気分で目が覚めた。汗もたっぷりとかいている。

スローモーションで走る夢
みんなに抜かれる
忘れ物を届けようとした人

とりあえず、書いてみて、何だろうこれはと思ってしまう。今は何か分かるけど、後になってどういうことなのか思い出す事が出来るだろうかと気になってしまった。でも、それ以上、書くのも面倒なので、止めにする。

今日はバイトの日なのに、朝からこんな感じで大丈夫なのかなと思う。何か、昨日の事があったから、変なテンションを引きずって寝てしまったからなのかもしれない。昨日の余韻に浸って一日を過ごしたいなんて事を考えつつ、バイトなんだからしっかりしないといけないと思う。そう言えば、この間のカラクリ箱はどうなっただろうか。完全に忘れていた訳では無く、時々、思い出してどうなっていたのか知りたかった事なので、その結果が出ているかどうかはとても気になっていた。

出来れば、自分で開けてみたい、開ける瞬間を見てみたいと思っていたけど、すでに開けられてしまっているのだろうか。そもそも、今日は忙しいのか、下山さんは復帰しているのかとか、考えれば、いろいろと気になる事はあるなと思った。そんな事を思っていたら、少しテンションが上がってきた。良し頑張って働こうという気になる。そうだ、夏になって出かけるとしたら、その為のお金も稼がないといけないのかもしれない。そう考えると、いつもより張り切ってバイト出来る気がした。

気分を新たに張り切ってバイトに向かったけど、その日のバイトはとても暇だった。本当に暇で何もする事が無かった。先週の忙しさもあって、余計に暇に感じたのかもしれない。

今日は下山さんは来ていた。ちゃんと月曜には復帰していたようだった。完全復帰した下山さんの影響は大きく、それまで滞っていた作業が一気に改善されたのだという。やっぱり、下山さんがいないと仕事が回らないんだなと改めて思う。そのまま、下山さんが休んだ分を取り戻そうと張り切って仕事をした結果が、今日の暇さに繋がっているようだ。忙しくても、忙しくなくても時給は変わりないとはいえ、さすがに暇すぎると辛いなと思ってしまう。

一通り、無駄話をして時間をつぶしたが、まだまだ、時間は余っていた。これだけ暇だといても無駄なのではと思うのだが、突発的に仕事が来ることもあって、そのための待機と言う意味合いもあった。待つのも仕事と言うところなんだろけど、暇なのは正直辛かった。
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