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6章.隠された都市
15.
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「それで、その先は?」
結成までの成り行きを聞いて、ドンゴはどこか嬉しそうだった。やっぱり、どういう事でもコトの活躍が嬉しいようだった。この街だから、そういうことを思うのかもしれないとサントは少し思った。
「はい。私、リラが副団長として、しっかりとコトさんをお手伝いします」
そうはっきりとリラが告げた。これもサントが頭が痛くなりそうな事だった。
前日の結成の時に、最初はサントかファムに副団長として協力して欲しいと頼まれた。乗り気でないサントは最初から拒否し、ファムはその話を聞いて、すぐにリラが良いと提案した。コト、サント、リラとそれぞれ驚きを見せたが、すぐにリラが私がやりたいと言い出した。
戸惑ったのはコトでそれは想定していなかった。しかし、これまでにない盗賊団にするためには、リラみたいな子が相応しいというファムの言葉にすぐに説得されてしまった。サントは反対したがったが、だったら、あんたがやるかいと言われてしまい、躊躇している間にリラに決まってしまった。足りないところはしっかりと私たちで補うからという約束まで、ファムはしていた。サントもしぶしぶ認めるしかなかった。
事の成り行きを思い出して、改めて苦々しい気持ちになるサントだったが、ファムが何を考えているのかも気になっていた。リラをわざと危険な目にあわせようとしているとは思わなかった。その考えを見通せない自分に苛立っている部分も少しあった。でも、もしかしたら、単純にコトに嫌がらせをして楽しんでいるだけのようにも見える。それがはっきりと分からなかった。ファムに直接、尋ねても曖昧に返されて、意地悪い表情を浮かべるだけだった。
「まずは街の清掃から始めたいと思っています」
そう高らかにリラが宣言する。
「清掃?」
急に出てきた単語にドンゴは戸惑う。
「はい、街をしっかりと綺麗にします」
「街を綺麗に?」
何を言っているんだという表情になるドンゴ。
「私たちに任せてください。きちんと、やり遂げます」
また、そうはっきりと言った。
「そうですか。良く分かりませんが…。じゃあ、お願いします。くれぐれも、息子の事はお願いします」
納得は言っていないようだったが、リラの言い方に圧倒されてしまったようだ。ファムはそれを見て、ニヤニヤとしている。
そんなファムを見て、とりあえず、ドンゴに対して嫌がらせをしたかったというのは、リラを副団長に選んだ理由のひとつで間違いないだろうなとサントは確信した。
結成までの成り行きを聞いて、ドンゴはどこか嬉しそうだった。やっぱり、どういう事でもコトの活躍が嬉しいようだった。この街だから、そういうことを思うのかもしれないとサントは少し思った。
「はい。私、リラが副団長として、しっかりとコトさんをお手伝いします」
そうはっきりとリラが告げた。これもサントが頭が痛くなりそうな事だった。
前日の結成の時に、最初はサントかファムに副団長として協力して欲しいと頼まれた。乗り気でないサントは最初から拒否し、ファムはその話を聞いて、すぐにリラが良いと提案した。コト、サント、リラとそれぞれ驚きを見せたが、すぐにリラが私がやりたいと言い出した。
戸惑ったのはコトでそれは想定していなかった。しかし、これまでにない盗賊団にするためには、リラみたいな子が相応しいというファムの言葉にすぐに説得されてしまった。サントは反対したがったが、だったら、あんたがやるかいと言われてしまい、躊躇している間にリラに決まってしまった。足りないところはしっかりと私たちで補うからという約束まで、ファムはしていた。サントもしぶしぶ認めるしかなかった。
事の成り行きを思い出して、改めて苦々しい気持ちになるサントだったが、ファムが何を考えているのかも気になっていた。リラをわざと危険な目にあわせようとしているとは思わなかった。その考えを見通せない自分に苛立っている部分も少しあった。でも、もしかしたら、単純にコトに嫌がらせをして楽しんでいるだけのようにも見える。それがはっきりと分からなかった。ファムに直接、尋ねても曖昧に返されて、意地悪い表情を浮かべるだけだった。
「まずは街の清掃から始めたいと思っています」
そう高らかにリラが宣言する。
「清掃?」
急に出てきた単語にドンゴは戸惑う。
「はい、街をしっかりと綺麗にします」
「街を綺麗に?」
何を言っているんだという表情になるドンゴ。
「私たちに任せてください。きちんと、やり遂げます」
また、そうはっきりと言った。
「そうですか。良く分かりませんが…。じゃあ、お願いします。くれぐれも、息子の事はお願いします」
納得は言っていないようだったが、リラの言い方に圧倒されてしまったようだ。ファムはそれを見て、ニヤニヤとしている。
そんなファムを見て、とりあえず、ドンゴに対して嫌がらせをしたかったというのは、リラを副団長に選んだ理由のひとつで間違いないだろうなとサントは確信した。
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