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第13話 カードゲームの行方
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エルザの発案で俺と一緒に寝る事をかけたカードゲームが始まろうとしている。
俺は1人で寝たいのだが、皆んなやる気になっている為何も言えない。
だが、俺も参加して俺が勝てば1人で寝れる!
ここは負けられん!
カードゲームはこの国共通のようで、普通に道具屋に売っていた。
シャルがルールブックを読み、皆んなに説明をする。
「こちらのカードゲーム【冒険者への道】のルールを説明しますね」
━━━━━━【冒険者への道】━━━━━━━
全部で130枚あるカードを職業カード65枚、魔物カード65に分けます。
どちらも良くシャッフルして、職業カードを1人5枚まで配ります。
残りの職業カードと魔物カードは山札として場に置きます。
職業の種類は5種類。
戦士、剣士、魔法使い、獣使い、弓矢使いです。
職業カードのギルドランクはA~Fまでカードが各2枚あり、Sランクが各職業1枚。
職業相性と言うものがあります。 結構重要ですね。
戦士 > 弓矢使い
剣士 > 獣使い
魔法使い> 戦士
獣使い > 剣士
弓矢使い> 魔法使い
この相性では強い方が(Sランク以外)ランク関係無く勝てます。
Sランクはどのカードに出しても勝てます。
Sランクが同じ魔物に出た場合、もう一枚出してランクの高い方か相性の強い方が勝ちです。
スライム 10枚 ランクF
ゴブリン 10枚 ランクE
ドリルラビット 10枚 ランクF
オーク 8枚 ランクC
山賊 8枚 ランクE
盗賊 4枚 ランクC
ゴーレム 5枚 ランクB
スケルトン 5枚 ランクB
ドラゴン 2枚 ランクS
シーブルウィード2枚 ランクA
魔物にもランクが有り、スライムならFランク、スケルトンならBランクとなりますので、魔物のランクより高いか、同じランクを出して下さい。
職業の山札が無くなり、誰かの手札が無くなった所で終了です。
1番魔物を倒した方が優勝となります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「大体わかったからやってみようぜ」
「そうですわね、まずは一度やってみましょう」
「兄ちゃん……説明が全然わからないんだけど……」
「と、とにかく練習で一度やってみましょう」
俺もなんとなくしかわからないけど、やってみるか。
まず、シャッフルした職業カードを皆んなに5枚配る。
そして場に残りの職業カードと魔物カードを置く。
魔物カードは3枚まで山札から場に出す。
そして皆んな一斉に場にある魔物カードへ職業カードを出すと言うわけだ。
そこで魔物よりランクが高く、他の皆んなよりもランクの高い職業カードを出した人が魔物を討伐したと言う事になる。
俺の手札は[戦士C][魔法使いA][剣士F][剣士B][弓矢使いC]とSランクカードが無いけどまずまずかな?
そしてゲームスタート。
場に出た魔物カードは[スライム][スライム][ゴブリン]の3枚。
「「せーの!!」」
俺は2枚場に出ている[スライム]を[剣士F]で取ろうとしたが、シャルと被りシャルは[魔法使いE]で取られた。
この場の魔物カードを取ったのはシルク、マリス、シャルの3人だ。
マリスはまだルールが良くわかっていないのか、[ゴブリン]に[戦士B]のカードを使っていた。
職業カードの山札から引くのは自由な為、引かないで次に回すと言う事も出来る。
俺はカードを1枚引き、[獣使いB]を引いた。
2巡目、場に出た魔物カードは[山賊][ゴブリン][ドラゴン]の3枚。
ここでシャルの説明が入る。
「この[ドラゴン]のカードは自分の討伐数に加えたら、特殊カードとして使用出来ます。 [ドラゴン]の特殊効果は他の特殊カードの無効化ですが、使用すると魔物カードの山札に戻さなくてはいけません」
魔物カードにもそんな能力があるのか。
そんな[ドラゴン]を取ったのはSランクカードを使用したマリスだった。
俺も今回は[剣士B]を使い[山賊]をゲットした。
2巡目の魔物カードを獲得したのは俺、エルザ、マリス。
3巡目、場に出た魔物カードは[盗賊][ゴーレム][ドリルラビット]の3枚。
この[盗賊]カードは特殊効果があり、他のプレイヤーの手札を1枚奪えると言う物だ。
後に使えるはずなので、是非とも欲しい。
「「せーの!!」」
俺の出したカードは[獣使いB] それに対してエルザが[弓矢使いB] マリスは[剣士B]を使う。
この場合3人共同じBランクの冒険者カードを使用している為、本来はもう一度冒険者カードを出して決めるのだが、マリスの出した[剣士B]は俺の[獣使いB]より相性が強い為に、マリスに軍配が上がった。
くそーー!!
4巡目、冒険者カードを引いた俺の元にSランクカードが来た!
やったぜ!!
次にドラゴンが出たら使ってみようと思った矢先、マリスが「兄ちゃんのカードちょうだい」と[盗賊]のカードを使いSランクカードを俺の手札から引き当て持って行ってしまった……。
「やったぁ! 兄ちゃんありがとう!」
そんなマリスを見て皆んな察したんだろう。
「今回は練習ですから……」
「あたしも狙っとけばよかったぜ」
「翔さん、頑張りましょう」
皆んなありがとう……。
そんな感じで練習は進み、1位マリス、2位シャル、3位俺、4位シルク、5位エルザとなった。
「ここからが本番だろ? あたしは負けねーぜ」
「わたくしだって負けませんわよ」
「もっかい1位取るからね」
「私も頑張ります」
そして本番が始まった。
俺のカードは[戦士S][魔法使いC][魔法使いF][弓矢使いB][弓矢使いC]となかなか良い。
よし! Sランクカードが来たぜ!!
場に出た魔物カードは[ゴブリン][オーク][シーブルウィード]の3枚。
[シーブルウィード]は討伐すると次の場に魔物カードを2枚追加で出す特殊効果がある。
[シーブルウィード]を取れば次の場は魔物カードが5枚となる。
他の皆んなと重なる割合が少なくなる。
俺は[戦士S]を使い[シーブルウィード]の討伐に成功した。
同じ[シーブルウィード]に[剣士A]を出したエルザからは「いきなりS出すなよ~」と文句を言われたが、これも勝負だ。
勝負は中盤に入り、なかなかの接戦となる。
今の所1位はシャル、2位シルク、3位エルザ、4位俺、5位マリスとなっているが5位のマリスと1位のシャルの差は5枚しか無い。
つまり俺もまだまだ1位を狙えるってわけだ!
シャルが[ドラゴン]を取り、エルザが[盗賊]で手札が3枚しか無い俺の手札を狙ってきたが、運良く[弓矢使いF]を取って行った。
「翔もっと良いカードくれよ~」
「エルザが自分で引いたんだから文句は無しだぞ」
マリスが[盗賊]を取った時は何故かシャルに[盗賊]の特殊効果を使用し、シャルは[ドラゴン]のカードで無効にした。
てことは、シャルSランクカードを持っているな。
そして最終戦、激闘の末に勝ったのはなんと俺!!
「勝ったぜ~!!」
その場でガッツポーズを決める。
「翔さんお強いですね」
2位のシャルに褒められた。
まぁ、伊達に地球でカードゲームしてなかったからな。
だがこれで1人で寝られる!!
「さて、翔が勝っちまったからな、仕方ねーよな」
お、エルザが珍しく諦めてるな。
「そうですわね」
シルクも俯いて残念そうだ。
「にい~ちゃん~」
マリスは指を咥えて俺をじっと見つめている。
「よっし! 今日は全員で寝るぞーー!!」
「もちろんですわ!!」
「わ~い!!」
「え? え?」
シャルだけ意味が分からず困惑している。
「俺勝ったじゃん! それに明日は大変な日になるかも知れないだろ!」
「あたし達の勝負なのに翔が邪魔しに入るからだろ!」
「そうですわ! 翔様が勝たなければ良かっただけです」
んな無茶な……。
「兄ちゃん、一緒に寝ようね」
3人は俺と寝る気満々だ。
「わ、私は魔法陣に戻りますね」
唯一明日の大変さを汲み取ってくれたシャルだけが戻ると言ってくれる。
「ダメですわ! 本来ならシャルが1位なのですから」
「そうだぜー、翔の言う事は無視だ無視。 シャルには翔の特等席にしてやるからよ」
「え! そ、それはちょっと……」
シャルは遠慮してくれるが、俺はまた狭いベッドへ引き摺り込まれるのだった。
そして……、右手にエルザが抱きつき、腕には山の感触と手のひらは太ももに挟まれ、左にはシルクが抱きつき、腕が山に沈む。
俺のお腹辺りには左右でマリスとシャルが抱きついている。
こんなんで寝られる訳がないと思っていたが、疲れからかグッスリと眠ってしまった。
朝目が覚めるとシャルを残して他の皆んなは居なくなっており、シャルだけが俺を抱き枕の用に引っ付いている。
「ん……、おはようございます……」
シャルは目を擦りながら寝ぼけた顔で俺を見るとボーッと考えている。
「お、おはよう」
俺も挨拶した時にはシャルも自分がどういう状態か気がついたようで……。
「キャァ! すいません、すいません!」
飛び起きてペコペコ頭を下げてくる。
「あの、他の皆さんは……?」
そう言えばどこに行ったんだ?
『あたしらは魔法陣の中に先に戻ったぜ』
『今回はシャルに譲りましてよ』
『シャルは兄ちゃんと寝るの初めてだからね』
言い方ぁ!!
「皆んなは魔法陣に戻ったみたいだ」
「そ、そうでしたか、私だけ寝てしまってすいません」
「いいんじゃないか?」
シャルには言ったのだが、そそくさと魔法陣の中に戻って行った。
『もぅ~、皆さん言ってくれればいいのに~』と3人に文句言ってるのが頭の中で聞こえた。
そして俺は準備も済ませ、朝食も食べ、いざゴブリン退治のためにギルドへ!!
俺は1人で寝たいのだが、皆んなやる気になっている為何も言えない。
だが、俺も参加して俺が勝てば1人で寝れる!
ここは負けられん!
カードゲームはこの国共通のようで、普通に道具屋に売っていた。
シャルがルールブックを読み、皆んなに説明をする。
「こちらのカードゲーム【冒険者への道】のルールを説明しますね」
━━━━━━【冒険者への道】━━━━━━━
全部で130枚あるカードを職業カード65枚、魔物カード65に分けます。
どちらも良くシャッフルして、職業カードを1人5枚まで配ります。
残りの職業カードと魔物カードは山札として場に置きます。
職業の種類は5種類。
戦士、剣士、魔法使い、獣使い、弓矢使いです。
職業カードのギルドランクはA~Fまでカードが各2枚あり、Sランクが各職業1枚。
職業相性と言うものがあります。 結構重要ですね。
戦士 > 弓矢使い
剣士 > 獣使い
魔法使い> 戦士
獣使い > 剣士
弓矢使い> 魔法使い
この相性では強い方が(Sランク以外)ランク関係無く勝てます。
Sランクはどのカードに出しても勝てます。
Sランクが同じ魔物に出た場合、もう一枚出してランクの高い方か相性の強い方が勝ちです。
スライム 10枚 ランクF
ゴブリン 10枚 ランクE
ドリルラビット 10枚 ランクF
オーク 8枚 ランクC
山賊 8枚 ランクE
盗賊 4枚 ランクC
ゴーレム 5枚 ランクB
スケルトン 5枚 ランクB
ドラゴン 2枚 ランクS
シーブルウィード2枚 ランクA
魔物にもランクが有り、スライムならFランク、スケルトンならBランクとなりますので、魔物のランクより高いか、同じランクを出して下さい。
職業の山札が無くなり、誰かの手札が無くなった所で終了です。
1番魔物を倒した方が優勝となります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「大体わかったからやってみようぜ」
「そうですわね、まずは一度やってみましょう」
「兄ちゃん……説明が全然わからないんだけど……」
「と、とにかく練習で一度やってみましょう」
俺もなんとなくしかわからないけど、やってみるか。
まず、シャッフルした職業カードを皆んなに5枚配る。
そして場に残りの職業カードと魔物カードを置く。
魔物カードは3枚まで山札から場に出す。
そして皆んな一斉に場にある魔物カードへ職業カードを出すと言うわけだ。
そこで魔物よりランクが高く、他の皆んなよりもランクの高い職業カードを出した人が魔物を討伐したと言う事になる。
俺の手札は[戦士C][魔法使いA][剣士F][剣士B][弓矢使いC]とSランクカードが無いけどまずまずかな?
そしてゲームスタート。
場に出た魔物カードは[スライム][スライム][ゴブリン]の3枚。
「「せーの!!」」
俺は2枚場に出ている[スライム]を[剣士F]で取ろうとしたが、シャルと被りシャルは[魔法使いE]で取られた。
この場の魔物カードを取ったのはシルク、マリス、シャルの3人だ。
マリスはまだルールが良くわかっていないのか、[ゴブリン]に[戦士B]のカードを使っていた。
職業カードの山札から引くのは自由な為、引かないで次に回すと言う事も出来る。
俺はカードを1枚引き、[獣使いB]を引いた。
2巡目、場に出た魔物カードは[山賊][ゴブリン][ドラゴン]の3枚。
ここでシャルの説明が入る。
「この[ドラゴン]のカードは自分の討伐数に加えたら、特殊カードとして使用出来ます。 [ドラゴン]の特殊効果は他の特殊カードの無効化ですが、使用すると魔物カードの山札に戻さなくてはいけません」
魔物カードにもそんな能力があるのか。
そんな[ドラゴン]を取ったのはSランクカードを使用したマリスだった。
俺も今回は[剣士B]を使い[山賊]をゲットした。
2巡目の魔物カードを獲得したのは俺、エルザ、マリス。
3巡目、場に出た魔物カードは[盗賊][ゴーレム][ドリルラビット]の3枚。
この[盗賊]カードは特殊効果があり、他のプレイヤーの手札を1枚奪えると言う物だ。
後に使えるはずなので、是非とも欲しい。
「「せーの!!」」
俺の出したカードは[獣使いB] それに対してエルザが[弓矢使いB] マリスは[剣士B]を使う。
この場合3人共同じBランクの冒険者カードを使用している為、本来はもう一度冒険者カードを出して決めるのだが、マリスの出した[剣士B]は俺の[獣使いB]より相性が強い為に、マリスに軍配が上がった。
くそーー!!
4巡目、冒険者カードを引いた俺の元にSランクカードが来た!
やったぜ!!
次にドラゴンが出たら使ってみようと思った矢先、マリスが「兄ちゃんのカードちょうだい」と[盗賊]のカードを使いSランクカードを俺の手札から引き当て持って行ってしまった……。
「やったぁ! 兄ちゃんありがとう!」
そんなマリスを見て皆んな察したんだろう。
「今回は練習ですから……」
「あたしも狙っとけばよかったぜ」
「翔さん、頑張りましょう」
皆んなありがとう……。
そんな感じで練習は進み、1位マリス、2位シャル、3位俺、4位シルク、5位エルザとなった。
「ここからが本番だろ? あたしは負けねーぜ」
「わたくしだって負けませんわよ」
「もっかい1位取るからね」
「私も頑張ります」
そして本番が始まった。
俺のカードは[戦士S][魔法使いC][魔法使いF][弓矢使いB][弓矢使いC]となかなか良い。
よし! Sランクカードが来たぜ!!
場に出た魔物カードは[ゴブリン][オーク][シーブルウィード]の3枚。
[シーブルウィード]は討伐すると次の場に魔物カードを2枚追加で出す特殊効果がある。
[シーブルウィード]を取れば次の場は魔物カードが5枚となる。
他の皆んなと重なる割合が少なくなる。
俺は[戦士S]を使い[シーブルウィード]の討伐に成功した。
同じ[シーブルウィード]に[剣士A]を出したエルザからは「いきなりS出すなよ~」と文句を言われたが、これも勝負だ。
勝負は中盤に入り、なかなかの接戦となる。
今の所1位はシャル、2位シルク、3位エルザ、4位俺、5位マリスとなっているが5位のマリスと1位のシャルの差は5枚しか無い。
つまり俺もまだまだ1位を狙えるってわけだ!
シャルが[ドラゴン]を取り、エルザが[盗賊]で手札が3枚しか無い俺の手札を狙ってきたが、運良く[弓矢使いF]を取って行った。
「翔もっと良いカードくれよ~」
「エルザが自分で引いたんだから文句は無しだぞ」
マリスが[盗賊]を取った時は何故かシャルに[盗賊]の特殊効果を使用し、シャルは[ドラゴン]のカードで無効にした。
てことは、シャルSランクカードを持っているな。
そして最終戦、激闘の末に勝ったのはなんと俺!!
「勝ったぜ~!!」
その場でガッツポーズを決める。
「翔さんお強いですね」
2位のシャルに褒められた。
まぁ、伊達に地球でカードゲームしてなかったからな。
だがこれで1人で寝られる!!
「さて、翔が勝っちまったからな、仕方ねーよな」
お、エルザが珍しく諦めてるな。
「そうですわね」
シルクも俯いて残念そうだ。
「にい~ちゃん~」
マリスは指を咥えて俺をじっと見つめている。
「よっし! 今日は全員で寝るぞーー!!」
「もちろんですわ!!」
「わ~い!!」
「え? え?」
シャルだけ意味が分からず困惑している。
「俺勝ったじゃん! それに明日は大変な日になるかも知れないだろ!」
「あたし達の勝負なのに翔が邪魔しに入るからだろ!」
「そうですわ! 翔様が勝たなければ良かっただけです」
んな無茶な……。
「兄ちゃん、一緒に寝ようね」
3人は俺と寝る気満々だ。
「わ、私は魔法陣に戻りますね」
唯一明日の大変さを汲み取ってくれたシャルだけが戻ると言ってくれる。
「ダメですわ! 本来ならシャルが1位なのですから」
「そうだぜー、翔の言う事は無視だ無視。 シャルには翔の特等席にしてやるからよ」
「え! そ、それはちょっと……」
シャルは遠慮してくれるが、俺はまた狭いベッドへ引き摺り込まれるのだった。
そして……、右手にエルザが抱きつき、腕には山の感触と手のひらは太ももに挟まれ、左にはシルクが抱きつき、腕が山に沈む。
俺のお腹辺りには左右でマリスとシャルが抱きついている。
こんなんで寝られる訳がないと思っていたが、疲れからかグッスリと眠ってしまった。
朝目が覚めるとシャルを残して他の皆んなは居なくなっており、シャルだけが俺を抱き枕の用に引っ付いている。
「ん……、おはようございます……」
シャルは目を擦りながら寝ぼけた顔で俺を見るとボーッと考えている。
「お、おはよう」
俺も挨拶した時にはシャルも自分がどういう状態か気がついたようで……。
「キャァ! すいません、すいません!」
飛び起きてペコペコ頭を下げてくる。
「あの、他の皆さんは……?」
そう言えばどこに行ったんだ?
『あたしらは魔法陣の中に先に戻ったぜ』
『今回はシャルに譲りましてよ』
『シャルは兄ちゃんと寝るの初めてだからね』
言い方ぁ!!
「皆んなは魔法陣に戻ったみたいだ」
「そ、そうでしたか、私だけ寝てしまってすいません」
「いいんじゃないか?」
シャルには言ったのだが、そそくさと魔法陣の中に戻って行った。
『もぅ~、皆さん言ってくれればいいのに~』と3人に文句言ってるのが頭の中で聞こえた。
そして俺は準備も済ませ、朝食も食べ、いざゴブリン退治のためにギルドへ!!
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