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第28話 精霊命珠《エレメンタルメージュ》のありか
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大精霊様と会う事が出来た俺は、皆んなを元に戻す為、精霊命珠と言う物が必要らしい。
何処にあるのか分からない為に、妖精のルマ、雷の精霊のラジュナと共に一度アイゼスト王国へ向かう事となった。
「ねぇねぇ、カケルはどこの国出身なの?」
ルマは最近俺に興味を持ったらしく、色々質問してくる。
「俺は日本って言う国だよ」
「ニホン? 聞いた事ないわね。 でもそこもきっと楽しい国なんだろうなあ~。 いつか連れて行きなさいよ」
ルマは俺の顔の前に出て手を腰に指切りのポーズをしてくる。
指切りって異世界にもあるのか……?
サイズが違うので、小指を出して、’チョン’とルマと合わせた。
「い~い、絶対だからね!」
その夜、食事の準備をしているとルマがのぞいてくる。
「それが人間の食べ物?」
「そうだよ。冒険している時の簡易食さ」
「ふ~ん……、ねえ、私も食べて良い?」
「それは構わないよ」
今日の食事は野菜のかけらと干し肉を鍋で茹でたスープと硬めのパン。 スープに付けて柔らかくして食べる物だ。
「あんまり美味しくないのね」
俺のスプーンからスープをちびちび飲んでいる。
「簡易的な食事だからな。 町に着けば美味しい食事が出来るぞ」
「それは楽しみね」
食事も終わり、その場に座って眠ろうとするとルマが首飾りから出て来た。
「カケルは座って寝るの?」
「そうだな。 本当は横になって寝たいけど、さすがに草の上に直接寝る訳にはいかないからな」
寝てる最中に虫とか来たら嫌だしな。
「それなら私に任せなさいよ」
「ルマに?」
「見てなさい」
ルマは何か呪文を唱え始め、俺の頭上に魔法陣が現れる。
魔法陣から小さい粉のような物が降って俺の体を包み込む。
「ルマ、これは?」
「妖精の粉よ。 これで虫が来なくなるわ」
「マジか! それはありがたいな。 ルマがそんな魔法を使えるなんて思わなかったよ」
「私を誰だと思ってるの! 妖精よ妖精。 このくらい出来てとーぜんよ!」
「そ、そうか、ありがとう。 助かるよ」
「感謝しなさい」
そう言って首飾りの石の中に入って行った。
俺はその場に寝そべり、星空を屋根にして眠った。
「起きて! 早く起きて! 直ぐ起きて! 今起きてーー!!」
ルマは俺の襟元を引っ張り叫んでる。
「……ん?……おはよう……」
「おはよう……じゃないわよ! 前見て!」
周りを見渡すと馬車で襲われたルヴォルに似た魔物に囲まれている。
結界があるから襲っては来ない。
この結界は魔力充填式だ。 そろそろ結界の効果が切れてもおかしく無い。
この魔物はそれを待っているようだ。
ざっと20匹か……、逃げ場は無いな。
戦うしか無い。
道具を全て魔法陣の中に入れ、剣を準備する。
さぁ、くるなら来い!!
その時、一陣の風が俺の横を通り過ぎると魔物を真っ二つに切り裂いた。
「まずは10匹!」
魔物の中に1人の男性が剣を持って舞っていた。
結界が切れ、残りの魔物が襲いかかって来る。
「くっ!」
魔物に剣を構えると、誰かの手が後ろから肩に触れられた。
「大丈夫だから動かないで」
耳元で囁かれ、初めて後ろに誰か居た事に気がつく。
その人が杖を振るうと地面から無数の棘が出現し、残りの魔物全てを串刺しにした。
「あ、あの?」
「ちょっと動かないでね。 エクリシュ!」
「もういるぜ」
俺の直ぐ隣にいつの間にかいる。
そして足元に魔法陣が現れると、アイゼスト城の中にある一室、前にマリウスさんと話をした場所に転移していた。
「ふぉっふぉ、戻ったか」
「マリウスさん!」
いきなりの事で驚いてしまった。
「大精霊には会えたかの?」
「は、はい。 お陰様で皆んなを……、仲間を助けられそうです」
「そうか、それは良かったのお」
「それで、こちらの方達は?」
「そうじゃな、簡単に説明すると、わしと同じG級の冒険者じゃよ」
「え! G級!!」
世界に数人しかいないと言われているG級が3人も揃ってるなんて……。
「こっちの剣士が【エクリシュ】、魔法使いが【ジュリム】じゃ」
マリウスさんに紹介されたエクリシュさんは短髪茶髪の軽装な剣士、ジュリムさんはいかにもな魔法使いの帽子にローブ、帽子から流れ出ている黒髪は腰まであるロングヘアーだ。
マリウスさんの剣技も見えなかったし、ジュリムさんの魔法も凄かった。 転移魔法も使えるなんて流石G級。
「なあ、じいさん、こいつが本当に人型の精霊を召喚出来るのか?」
「そうじゃよ。 報告では4人程召喚出来るとなっておる」
「マジかよ……。 なら本当かどうかイッチョ試してみたいんだが?」
「エクリシュがこう言っておるがどうかの?」
G級を相手に!? それは流石に無理だ。
ラジュナも召喚は出来ないし……。
「すいません。 ……無理です」
「はっ! こんな事だと思ったぜ! 悪いが俺はパスさせてもらう」
「私もマリウス様には申し訳ございませんが、精霊様を確認出来ないと無理ですわ」
エクリシュさん、ジュリムさんは揃って部屋から出て行こうとするが、ルマが扉の前に立って2人を引き止める。
「ちょっと待ちなさいよ! G級だかなんだか知らないけど、こっちの理由も聞かないで出て行こうとするなんてどう言うつもりよ!」
「理由? んなもん関係あるかよ! 今、召喚出来ないなら意味無いって事だ」
「そうですね。 前は召喚出来たかも知れませんが、今、必要な時に召喚出来ないなら意味はありません」
「悪いな、じいさん」
「失礼致します」
エクリシュはルマを摘んで俺に放り投げると、2人共部屋を出て行ってしまった。
「ちょっと! 何するのよ!」
放り投げられたルマはカンカンだ。
「すまんのう」
「いえ、でも何故G級の冒険者が俺を助けに?」
「うむ、それはじゃな……、今各地で魔物の被害が多発しておる。 今まで魔物が出なかった場所やいるはずの無い魔物が急に現れ始めたのじゃよ」
そう言えばこの城に来る間にも魔物に襲われたし、ストークレイルでもイカ退治したしな。
もしかして……、あの2人の仕業か?
「魔物被害が多い場所の原因を探り、止めなければ被害が大きくなるだけじゃ」
「それで俺を?」
「そうじゃよ。 とは言え今は召喚出来ないと言う事は、大精霊様に会いに行った事と関係がありそうじゃの?」
「はい」
「ならば仕方あるまいて」
仲間の為とは伝えたが、精霊が召喚出来ないとは言って無かったからな……。
「マリウスさんにお尋ねしたい事があります」
「なんじゃ?」
「精霊命珠と言う物をご存じでしょうか?」
「精霊命珠じゃと? ん~……、聞いた事があるような……?」
「思い出してください! 仲間を助ける為に必要なんです!」
「なるほどのう……確か……、ここより西にある小さな町【フラウド】で聞いた事があったような……?」
「ここから西ですね! ありがとうございます! 早速向かいます!」
俺はルマを引っ張り、部屋を飛び出した。
「これ! 王に報告はどうするんじゃ!」
「マリウスさん! お願いします!」
手がかりを掴んだなら、ジッとなんてしていられない!
俺は城を飛び出し、城下町で支度を整え、西に向かった。
何処にあるのか分からない為に、妖精のルマ、雷の精霊のラジュナと共に一度アイゼスト王国へ向かう事となった。
「ねぇねぇ、カケルはどこの国出身なの?」
ルマは最近俺に興味を持ったらしく、色々質問してくる。
「俺は日本って言う国だよ」
「ニホン? 聞いた事ないわね。 でもそこもきっと楽しい国なんだろうなあ~。 いつか連れて行きなさいよ」
ルマは俺の顔の前に出て手を腰に指切りのポーズをしてくる。
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サイズが違うので、小指を出して、’チョン’とルマと合わせた。
「い~い、絶対だからね!」
その夜、食事の準備をしているとルマがのぞいてくる。
「それが人間の食べ物?」
「そうだよ。冒険している時の簡易食さ」
「ふ~ん……、ねえ、私も食べて良い?」
「それは構わないよ」
今日の食事は野菜のかけらと干し肉を鍋で茹でたスープと硬めのパン。 スープに付けて柔らかくして食べる物だ。
「あんまり美味しくないのね」
俺のスプーンからスープをちびちび飲んでいる。
「簡易的な食事だからな。 町に着けば美味しい食事が出来るぞ」
「それは楽しみね」
食事も終わり、その場に座って眠ろうとするとルマが首飾りから出て来た。
「カケルは座って寝るの?」
「そうだな。 本当は横になって寝たいけど、さすがに草の上に直接寝る訳にはいかないからな」
寝てる最中に虫とか来たら嫌だしな。
「それなら私に任せなさいよ」
「ルマに?」
「見てなさい」
ルマは何か呪文を唱え始め、俺の頭上に魔法陣が現れる。
魔法陣から小さい粉のような物が降って俺の体を包み込む。
「ルマ、これは?」
「妖精の粉よ。 これで虫が来なくなるわ」
「マジか! それはありがたいな。 ルマがそんな魔法を使えるなんて思わなかったよ」
「私を誰だと思ってるの! 妖精よ妖精。 このくらい出来てとーぜんよ!」
「そ、そうか、ありがとう。 助かるよ」
「感謝しなさい」
そう言って首飾りの石の中に入って行った。
俺はその場に寝そべり、星空を屋根にして眠った。
「起きて! 早く起きて! 直ぐ起きて! 今起きてーー!!」
ルマは俺の襟元を引っ張り叫んでる。
「……ん?……おはよう……」
「おはよう……じゃないわよ! 前見て!」
周りを見渡すと馬車で襲われたルヴォルに似た魔物に囲まれている。
結界があるから襲っては来ない。
この結界は魔力充填式だ。 そろそろ結界の効果が切れてもおかしく無い。
この魔物はそれを待っているようだ。
ざっと20匹か……、逃げ場は無いな。
戦うしか無い。
道具を全て魔法陣の中に入れ、剣を準備する。
さぁ、くるなら来い!!
その時、一陣の風が俺の横を通り過ぎると魔物を真っ二つに切り裂いた。
「まずは10匹!」
魔物の中に1人の男性が剣を持って舞っていた。
結界が切れ、残りの魔物が襲いかかって来る。
「くっ!」
魔物に剣を構えると、誰かの手が後ろから肩に触れられた。
「大丈夫だから動かないで」
耳元で囁かれ、初めて後ろに誰か居た事に気がつく。
その人が杖を振るうと地面から無数の棘が出現し、残りの魔物全てを串刺しにした。
「あ、あの?」
「ちょっと動かないでね。 エクリシュ!」
「もういるぜ」
俺の直ぐ隣にいつの間にかいる。
そして足元に魔法陣が現れると、アイゼスト城の中にある一室、前にマリウスさんと話をした場所に転移していた。
「ふぉっふぉ、戻ったか」
「マリウスさん!」
いきなりの事で驚いてしまった。
「大精霊には会えたかの?」
「は、はい。 お陰様で皆んなを……、仲間を助けられそうです」
「そうか、それは良かったのお」
「それで、こちらの方達は?」
「そうじゃな、簡単に説明すると、わしと同じG級の冒険者じゃよ」
「え! G級!!」
世界に数人しかいないと言われているG級が3人も揃ってるなんて……。
「こっちの剣士が【エクリシュ】、魔法使いが【ジュリム】じゃ」
マリウスさんに紹介されたエクリシュさんは短髪茶髪の軽装な剣士、ジュリムさんはいかにもな魔法使いの帽子にローブ、帽子から流れ出ている黒髪は腰まであるロングヘアーだ。
マリウスさんの剣技も見えなかったし、ジュリムさんの魔法も凄かった。 転移魔法も使えるなんて流石G級。
「なあ、じいさん、こいつが本当に人型の精霊を召喚出来るのか?」
「そうじゃよ。 報告では4人程召喚出来るとなっておる」
「マジかよ……。 なら本当かどうかイッチョ試してみたいんだが?」
「エクリシュがこう言っておるがどうかの?」
G級を相手に!? それは流石に無理だ。
ラジュナも召喚は出来ないし……。
「すいません。 ……無理です」
「はっ! こんな事だと思ったぜ! 悪いが俺はパスさせてもらう」
「私もマリウス様には申し訳ございませんが、精霊様を確認出来ないと無理ですわ」
エクリシュさん、ジュリムさんは揃って部屋から出て行こうとするが、ルマが扉の前に立って2人を引き止める。
「ちょっと待ちなさいよ! G級だかなんだか知らないけど、こっちの理由も聞かないで出て行こうとするなんてどう言うつもりよ!」
「理由? んなもん関係あるかよ! 今、召喚出来ないなら意味無いって事だ」
「そうですね。 前は召喚出来たかも知れませんが、今、必要な時に召喚出来ないなら意味はありません」
「悪いな、じいさん」
「失礼致します」
エクリシュはルマを摘んで俺に放り投げると、2人共部屋を出て行ってしまった。
「ちょっと! 何するのよ!」
放り投げられたルマはカンカンだ。
「すまんのう」
「いえ、でも何故G級の冒険者が俺を助けに?」
「うむ、それはじゃな……、今各地で魔物の被害が多発しておる。 今まで魔物が出なかった場所やいるはずの無い魔物が急に現れ始めたのじゃよ」
そう言えばこの城に来る間にも魔物に襲われたし、ストークレイルでもイカ退治したしな。
もしかして……、あの2人の仕業か?
「魔物被害が多い場所の原因を探り、止めなければ被害が大きくなるだけじゃ」
「それで俺を?」
「そうじゃよ。 とは言え今は召喚出来ないと言う事は、大精霊様に会いに行った事と関係がありそうじゃの?」
「はい」
「ならば仕方あるまいて」
仲間の為とは伝えたが、精霊が召喚出来ないとは言って無かったからな……。
「マリウスさんにお尋ねしたい事があります」
「なんじゃ?」
「精霊命珠と言う物をご存じでしょうか?」
「精霊命珠じゃと? ん~……、聞いた事があるような……?」
「思い出してください! 仲間を助ける為に必要なんです!」
「なるほどのう……確か……、ここより西にある小さな町【フラウド】で聞いた事があったような……?」
「ここから西ですね! ありがとうございます! 早速向かいます!」
俺はルマを引っ張り、部屋を飛び出した。
「これ! 王に報告はどうするんじゃ!」
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