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第31話 風の谷
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精霊命珠を求めて旅をする俺と妖精のルマ。
赤い精霊命珠はG級冒険者のジュリムさんに助けられ、手にする事が出来た。
そして今はアイゼスト王国よりずっと北の山岳地帯にある町【マナシュラ】を目指している。
「暇ね~」
俺の肩に座っているルマはあくびをしながら話してきた。
「魔物に襲われるよりは良いだろ」
「そうだけど……、暇ね~」
アイゼストに戻るよりフラウドの町からの方が近い為に、食料を買い込み、目指している。
この3日間は魔物もぷよぷよとしたスライムが主に出てくるだけで、戦闘は問題なく勝っている。
一度ダンゴムシをデカくしたような魔物に襲われた時は剣が通りにくく、ラジュナに力を借りて倒すことが出来た。
マナシュラの町は崖に町があるとの事で、岩場の道がどんどん狭くなり始める。
「こんな狭い道を行くのか……」
命綱など無く、1人分の細い道。 下を見るだけでたまヒュンする……。
「なによ、情けないわね。 ほら早く行くわよ」
飛んでいるルマは俺を急かす。
「ルマは飛んでるんだから良いよな……。 なあ、妖精の魔法で飛ぶ事とか出来ないか?」
「そんな都合の良い魔法なんて無いわよ」
「そうかぁ……」
前の世界では妖精の粉で飛ぶなんて話しもあったんだけどな。
「ほら、頑張れ! 頑張れ!」
俺は下を見ないように進む。
崖の道をゆっくり進むと急に突風が吹き出した。
「うお! 凄い風だ!」
「きゃっ!」
突風でルマが吹き飛ばされそうになる。
「中に入ってろ!」
「そうするわ!」
俺の首にかけてある首飾りの宝玉へ入っていった。
強風に気をつけながら進むと帆に風を受けて回転する風車が見えてくる。
あそこがマナシュラか?
細い道を下って行くと、やっと少し広い道へと出た。
そこから見える風車が立ち並ぶ景色は素晴らしいものがある。
「ルマ、ここなら風も強く無いから出てきて大丈夫だぞ」
「よっと。 へ~……、なかなか良さそうな場所じゃない」
ルマも風車が立ち並ぶ景色に感動しているようた。
「この町では何が食べられるかしらね」
……どうやらルマは花より団子のようだ。
マナシュラの町はそれほど大きく無く、時折強い風が吹く。
石を積んで作られた家や風車があり、町の奥からは滝の音が聞こえてくる。
俺は宿を探すが見当たらない。
外にいる人もいないので、近くの家を訪ねる事にした。
「すいませ~ん、どなたかいらっしゃいませんか?」
扉をノックすると、家の中から女性が出てきた。
「戻ってきたの!? あら? あなたどちら様?」
「お聞きしたいのですが、この町に宿はありませんか?」
「あなた旅の方?」
「はいそうです。 それで宿を探しているのですが?」
「どこから来たの?!」
「え? 山を越えてですけど?」
「そう……」
女性は何か残念そうに顔を俯かせている。
「ごめんなさいね、宿はこの町には無いわ。 でも町長の家なら泊まらせてくれるかもしれないわ」
「助かりました、 ありがとうございます」
町長の家の場所を聞き、家を後にする。
「それにしても何にも無い町ね」
ルマは町を見て文句を言っている。
「そう言うなよ。 それにしても……」
「なに?」
「まだ昼過ぎなのに人がいない」
「ご飯でも食べてるんじゃ無い?」
それにしては生活音も聞こえない。 外に人が全くいないのも変だ。
町長の家の前まで着くと、町の入口の方から大きな音が聞こえ、剣や槍を持った男達が逃げてくる。
「逃げろーー!!」
「ボルボルの大群だーー!!」
町の入口より高い場所にある町長の家から入口の辺りが見える。
入口だけ強固な壁で塞いでいるようだ。
男達が急いで扉をカンヌキで閉め、数人がかりで抑える。
ドォン!! と音と共に入口の扉が壊され、食人植物の魔物【ボルボル】が町に入ってきた。
男達はボルボルに応戦しているが、相手になっていない。
「なんじゃあんた?! はよここから逃げるんじゃ!」
家から出てきたご老人に腕を引っ張られる。
「カケル! 早く逃げなきゃ!」
ルマにも腕を引っ張られるが……、ここで逃げて良いのか?
「……いや、俺も戦う! ルマは町の人と逃げてくれ!」
俺は町の入口に急ぐ。
「ん~……もう! 仕方ないわね! ちょっと待ちなさいよ~!」
魔物ボルボルは植物の魔物で、蔓を鞭のように使い攻撃している。
「俺も戦います!」
「君は?」
「冒険者です!」
「そうか! 助かる」
俺は剣で魔物の蔓を切り裂く。
俺でもなんとか勝てそうだ!
魔物の数は多いが、町の人達と数を減らしていけた。
「気をつけてくれ! ボルボルは毒を吐き出すぞ!」
「わかりました!」
毒は厄介だな。
「カケル! 私に任せて!」
ルマは妖精の魔法を俺にかけてくれる。
「これで一度だけ毒を無効に出来るわ!」
「助かる」
俺はボルボルに向かって走り出した。
ボルボルの蔓の鞭を躱し、剣で切っていく。
ボルボルの体は切れやすいのか、剣が切れるのかわからないが、スパスパと切って倒していく。
「これなら何とかなるぞ!」
時折吐く毒を躱しながら最後の1匹を切り倒した。
「カケルやるじゃん!」
離れていたルマが飛んできて頭を撫でる。
ちょっとやめてくれ。
町の人もこれで一安心だと思い、一緒に戦っていた人達の元に向かうが、男性陣は警戒を解いていない。
「まだだ! まだなんだよ!」
男性は怯えている。
まだボルボルが残ってるって事か?
「出たぞー!!」
声のする方向を振り向くと、地面が急に盛り上がり、巨大なボルボルが現れた。
巨大なボルボルは太くて長い蔓を振り回し、町の男性を吹き飛ばしていく。
「退避! 退避だ! 急いで崖の上に登れ!」
男性達は武器を捨て、一目散に崖まで逃げ出した。
巨大なボルボルは町に入ると農作物を荒らし、家々を破壊して追ってくる。
「これじゃ崖に登る前に追いつかれるぞ!」
巨大なボルボルの蔓が届かない高さまで登るには時間がかかる。
「俺が時間稼ぎます!」
「お、おい! 無茶だ!」
俺だってあんなデカい奴をどこまで相手に出来るかわからない。 でもここで逃げる訳にはいかない。
精霊命珠を手に入れるまでは!
巨大なボルボルの蔓は威力こそ凄いが、割と大振りだ。
何とか躱せるはずだ!
ラジュナ頼む!
『わかりました』
走りながら呪文を唱え、剣に電撃を纏わせる。
巨大ボルボルの振り下ろしきった蔓に剣を振り下ろすが、こいつは硬い。
ラジュナの電撃もアース線のように地面に流れてしまっているようで、ほとんどきいていない。
「なら突き刺せばどうだ!」
蔓を躱しながら本体まで辿り着き剣を突き刺した。
ラジュナの電撃が巨大ボルボルの体を走るが、巨大ボルボルの体が硬く、剣が内部まで届いていない。
少しづつ削るしか無い。
蔓を躱しながらボルボルの体に剣で切り、電撃で表面を焦がす程度のダメージを与えていく。
これじゃこっちの体力が尽きそうだ。
『私が戦います』
ラジュナはそう言うが理由がある以上召喚は出来ない。
もう少し粘ってみるさ。
上から振り下ろされる蔓に気を取られ、足元が疎かになっていた。
細い蔓で足を払われ転がる。
大振りの鞭ならなんとか躱せる。 だが、巨大ボルボルは鞭では無く、口を開けて黒く濁った毒を吐き出した。
「しまっ! 」
バシャっと全身に毒を浴び、地面に落ちた毒はジューと言う音を立てて溶けている。
俺は体制を立て直すと全身の毒はすっかり流れ落ちた。
ルマの妖精の魔法のおかげか。
効果は一度だけと言っていた。
もう一度魔法をかけてもらうか? その時間を巨大ボルボルは与えてはくれないだろう。
今度は蔓と足元に注意しながら巨大ボルボルに攻撃をするが、さっき切り付けた場所はもう回復してしまっている。
これではキリがない。
どうするか? やはりラジュナを召喚して戦ってもらうか?
ラジュナの電撃が強くても地面に流されては効果が薄い。
ならどうする……。
考えながら戦っていると、巨大ボルボルは毒を手当たり次第に撒き始めた。
当たる事はなかったが、辺りが毒の瘴気に覆われていく。
巨大ボルボルはこれが狙いか……。
息をするだけで毒が体内に微量ずつ入ってくる。
目眩と全身から力が抜けていく。
「カケル! 今魔法をかけるわ!」
ルマが飛び込んでくる。
毒の瘴気の中に飛び込んできたルマは体が小さいせいか、毒の回りも早く、飛ぶスピードも落ち、地面に落ちる。
「ルマ!」
俺はルマの元に向かい、毒が回ってグッタリしているルマを抱えた。
すると頭上に魔法陣が現れ、光の粒が降り注ぐ。
「これ……で……」
ルマは抱えた手の中で倒れてしまった。
「ルマ!」
大丈夫だ、何とか息はしてる。
ルマを毒の瘴気の外まで連れて行こうとしたが、巨大ボルボルの攻撃が止まらない。
くそっ!!
ルマが口から吐血した。
「ルマ!!」
ルマの吐血に気を取られ、巨大ボルボルの吐いた毒が俺達に届こうとしていた。
赤い精霊命珠はG級冒険者のジュリムさんに助けられ、手にする事が出来た。
そして今はアイゼスト王国よりずっと北の山岳地帯にある町【マナシュラ】を目指している。
「暇ね~」
俺の肩に座っているルマはあくびをしながら話してきた。
「魔物に襲われるよりは良いだろ」
「そうだけど……、暇ね~」
アイゼストに戻るよりフラウドの町からの方が近い為に、食料を買い込み、目指している。
この3日間は魔物もぷよぷよとしたスライムが主に出てくるだけで、戦闘は問題なく勝っている。
一度ダンゴムシをデカくしたような魔物に襲われた時は剣が通りにくく、ラジュナに力を借りて倒すことが出来た。
マナシュラの町は崖に町があるとの事で、岩場の道がどんどん狭くなり始める。
「こんな狭い道を行くのか……」
命綱など無く、1人分の細い道。 下を見るだけでたまヒュンする……。
「なによ、情けないわね。 ほら早く行くわよ」
飛んでいるルマは俺を急かす。
「ルマは飛んでるんだから良いよな……。 なあ、妖精の魔法で飛ぶ事とか出来ないか?」
「そんな都合の良い魔法なんて無いわよ」
「そうかぁ……」
前の世界では妖精の粉で飛ぶなんて話しもあったんだけどな。
「ほら、頑張れ! 頑張れ!」
俺は下を見ないように進む。
崖の道をゆっくり進むと急に突風が吹き出した。
「うお! 凄い風だ!」
「きゃっ!」
突風でルマが吹き飛ばされそうになる。
「中に入ってろ!」
「そうするわ!」
俺の首にかけてある首飾りの宝玉へ入っていった。
強風に気をつけながら進むと帆に風を受けて回転する風車が見えてくる。
あそこがマナシュラか?
細い道を下って行くと、やっと少し広い道へと出た。
そこから見える風車が立ち並ぶ景色は素晴らしいものがある。
「ルマ、ここなら風も強く無いから出てきて大丈夫だぞ」
「よっと。 へ~……、なかなか良さそうな場所じゃない」
ルマも風車が立ち並ぶ景色に感動しているようた。
「この町では何が食べられるかしらね」
……どうやらルマは花より団子のようだ。
マナシュラの町はそれほど大きく無く、時折強い風が吹く。
石を積んで作られた家や風車があり、町の奥からは滝の音が聞こえてくる。
俺は宿を探すが見当たらない。
外にいる人もいないので、近くの家を訪ねる事にした。
「すいませ~ん、どなたかいらっしゃいませんか?」
扉をノックすると、家の中から女性が出てきた。
「戻ってきたの!? あら? あなたどちら様?」
「お聞きしたいのですが、この町に宿はありませんか?」
「あなた旅の方?」
「はいそうです。 それで宿を探しているのですが?」
「どこから来たの?!」
「え? 山を越えてですけど?」
「そう……」
女性は何か残念そうに顔を俯かせている。
「ごめんなさいね、宿はこの町には無いわ。 でも町長の家なら泊まらせてくれるかもしれないわ」
「助かりました、 ありがとうございます」
町長の家の場所を聞き、家を後にする。
「それにしても何にも無い町ね」
ルマは町を見て文句を言っている。
「そう言うなよ。 それにしても……」
「なに?」
「まだ昼過ぎなのに人がいない」
「ご飯でも食べてるんじゃ無い?」
それにしては生活音も聞こえない。 外に人が全くいないのも変だ。
町長の家の前まで着くと、町の入口の方から大きな音が聞こえ、剣や槍を持った男達が逃げてくる。
「逃げろーー!!」
「ボルボルの大群だーー!!」
町の入口より高い場所にある町長の家から入口の辺りが見える。
入口だけ強固な壁で塞いでいるようだ。
男達が急いで扉をカンヌキで閉め、数人がかりで抑える。
ドォン!! と音と共に入口の扉が壊され、食人植物の魔物【ボルボル】が町に入ってきた。
男達はボルボルに応戦しているが、相手になっていない。
「なんじゃあんた?! はよここから逃げるんじゃ!」
家から出てきたご老人に腕を引っ張られる。
「カケル! 早く逃げなきゃ!」
ルマにも腕を引っ張られるが……、ここで逃げて良いのか?
「……いや、俺も戦う! ルマは町の人と逃げてくれ!」
俺は町の入口に急ぐ。
「ん~……もう! 仕方ないわね! ちょっと待ちなさいよ~!」
魔物ボルボルは植物の魔物で、蔓を鞭のように使い攻撃している。
「俺も戦います!」
「君は?」
「冒険者です!」
「そうか! 助かる」
俺は剣で魔物の蔓を切り裂く。
俺でもなんとか勝てそうだ!
魔物の数は多いが、町の人達と数を減らしていけた。
「気をつけてくれ! ボルボルは毒を吐き出すぞ!」
「わかりました!」
毒は厄介だな。
「カケル! 私に任せて!」
ルマは妖精の魔法を俺にかけてくれる。
「これで一度だけ毒を無効に出来るわ!」
「助かる」
俺はボルボルに向かって走り出した。
ボルボルの蔓の鞭を躱し、剣で切っていく。
ボルボルの体は切れやすいのか、剣が切れるのかわからないが、スパスパと切って倒していく。
「これなら何とかなるぞ!」
時折吐く毒を躱しながら最後の1匹を切り倒した。
「カケルやるじゃん!」
離れていたルマが飛んできて頭を撫でる。
ちょっとやめてくれ。
町の人もこれで一安心だと思い、一緒に戦っていた人達の元に向かうが、男性陣は警戒を解いていない。
「まだだ! まだなんだよ!」
男性は怯えている。
まだボルボルが残ってるって事か?
「出たぞー!!」
声のする方向を振り向くと、地面が急に盛り上がり、巨大なボルボルが現れた。
巨大なボルボルは太くて長い蔓を振り回し、町の男性を吹き飛ばしていく。
「退避! 退避だ! 急いで崖の上に登れ!」
男性達は武器を捨て、一目散に崖まで逃げ出した。
巨大なボルボルは町に入ると農作物を荒らし、家々を破壊して追ってくる。
「これじゃ崖に登る前に追いつかれるぞ!」
巨大なボルボルの蔓が届かない高さまで登るには時間がかかる。
「俺が時間稼ぎます!」
「お、おい! 無茶だ!」
俺だってあんなデカい奴をどこまで相手に出来るかわからない。 でもここで逃げる訳にはいかない。
精霊命珠を手に入れるまでは!
巨大なボルボルの蔓は威力こそ凄いが、割と大振りだ。
何とか躱せるはずだ!
ラジュナ頼む!
『わかりました』
走りながら呪文を唱え、剣に電撃を纏わせる。
巨大ボルボルの振り下ろしきった蔓に剣を振り下ろすが、こいつは硬い。
ラジュナの電撃もアース線のように地面に流れてしまっているようで、ほとんどきいていない。
「なら突き刺せばどうだ!」
蔓を躱しながら本体まで辿り着き剣を突き刺した。
ラジュナの電撃が巨大ボルボルの体を走るが、巨大ボルボルの体が硬く、剣が内部まで届いていない。
少しづつ削るしか無い。
蔓を躱しながらボルボルの体に剣で切り、電撃で表面を焦がす程度のダメージを与えていく。
これじゃこっちの体力が尽きそうだ。
『私が戦います』
ラジュナはそう言うが理由がある以上召喚は出来ない。
もう少し粘ってみるさ。
上から振り下ろされる蔓に気を取られ、足元が疎かになっていた。
細い蔓で足を払われ転がる。
大振りの鞭ならなんとか躱せる。 だが、巨大ボルボルは鞭では無く、口を開けて黒く濁った毒を吐き出した。
「しまっ! 」
バシャっと全身に毒を浴び、地面に落ちた毒はジューと言う音を立てて溶けている。
俺は体制を立て直すと全身の毒はすっかり流れ落ちた。
ルマの妖精の魔法のおかげか。
効果は一度だけと言っていた。
もう一度魔法をかけてもらうか? その時間を巨大ボルボルは与えてはくれないだろう。
今度は蔓と足元に注意しながら巨大ボルボルに攻撃をするが、さっき切り付けた場所はもう回復してしまっている。
これではキリがない。
どうするか? やはりラジュナを召喚して戦ってもらうか?
ラジュナの電撃が強くても地面に流されては効果が薄い。
ならどうする……。
考えながら戦っていると、巨大ボルボルは毒を手当たり次第に撒き始めた。
当たる事はなかったが、辺りが毒の瘴気に覆われていく。
巨大ボルボルはこれが狙いか……。
息をするだけで毒が体内に微量ずつ入ってくる。
目眩と全身から力が抜けていく。
「カケル! 今魔法をかけるわ!」
ルマが飛び込んでくる。
毒の瘴気の中に飛び込んできたルマは体が小さいせいか、毒の回りも早く、飛ぶスピードも落ち、地面に落ちる。
「ルマ!」
俺はルマの元に向かい、毒が回ってグッタリしているルマを抱えた。
すると頭上に魔法陣が現れ、光の粒が降り注ぐ。
「これ……で……」
ルマは抱えた手の中で倒れてしまった。
「ルマ!」
大丈夫だ、何とか息はしてる。
ルマを毒の瘴気の外まで連れて行こうとしたが、巨大ボルボルの攻撃が止まらない。
くそっ!!
ルマが口から吐血した。
「ルマ!!」
ルマの吐血に気を取られ、巨大ボルボルの吐いた毒が俺達に届こうとしていた。
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