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第41話 ルマの異変
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全ての精霊命珠を集め、大精霊様の元へ戻れば皆んなが元に戻れる。
俺は気分上々で歩いていた。
「皆んなが戻ったら、旅の話しをしてやらないと……俺が強くなっている事にも驚くかも知れないな」
ジャングルを抜け、コンデルミに向けて歩きながらルマに話しかけるがルマは答えない。
「ルマ疲れたのか? 疲れたなら首飾りで休んでていいぞ」
「……、……、……違うわよ!」
「そんなに怒鳴らなくても……、まだ驚かせた事根に持ってるのか?」
「そうじゃ無いわよ!」
ルマは俺の頭を蹴飛ばすと、先に飛んでいってしまう。
「なんだよ、ルマの奴」
『今のは翔さんが悪いですよ』
俺? ルマに何かしたか?
『……、わからないなら良いです』
さっぱり分からん……。
コンデルミに近づくにつれ、ルマの口数が少なくなってきた気がする。
「ルマ、コンデルミに着いたらアイジャに会えるかも知れないな。 ちゃんと女王様やってるんだろうか?」
「そうね……」
う~ん……、やはりルマの機嫌が悪い。
「美味い物も食べてから戻ろうな」
「……そうね……」
……、そっとしておこう……。
ルマは戦いではちゃんと援護してくれるし、体調が悪いわけでもない。
それでも前と比べたら元気が無いように感じた。
その状態のまま、コンデルミに到着した。
「アイジャに挨拶でもして、旅支度を整えたら船に乗るぞ」
「……そうね……、おやすみ」
最近のルマは寝るのも早く、いつもの笑顔が無い。
宿の天井を見ながら、どうしたもんかと考えていると、ラジュナが声をかけてきた。
『翔さん』
どうしたラジュナ?
『翔さんは他の精霊達のために一生懸命精霊命珠を集めて来ましたね』
そうだな。
『この旅は誰と一緒でしたか?』
ラジュナとルマだろ?
『他の精霊達と色々な所へ行って、別れる時はどんな想いでした?』
そりゃ悲しいし、悔しかったさ。
『では、他の精霊達が甦り、この旅が終わったらルマさんとはどうなりますか?』
どうって……?
『もしかしたら、妖精の森へ戻らなくてはいけなくなるかも知れません』
それって……。
『もうわかりましたね』
そうか……、大精霊様の元に行けば、皆んなは復活するかも知れないけど、ルマは妖精の森へ帰らないといけないかも知れない。
そうなると色々な場所や美味しい物が食べられなくなるから落ち込んでいたのか。
『…………、違います! もう! なんで分からないんですか! もう良いです!!』
ラ、ラジュナ?
おーい……。
ラジュナもなにやら怒らせてしまったようだ……。
そして夜が開けると、宿の扉が勢いよく開かれ、城の兵士達がゾロゾロと部屋に入ってきた。
「な、なんだ?」
「アイジャ女王陛下の命により、カケルを城へ連行する」
「お、おい、俺は何にもしてねぇーぞ! 昨日コンデルミへ来たばかりだし!」
「抵抗すると罪が重くなるぞ!」
そして俺は手枷をはめられ、城へ連行された。
ルマは部屋にいなかったようだから無事だと思うが……。
「女王陛下、大罪人、カケルをお連れしました!」
扉が開かれると、目の前には玉座に座ったアイジャがいる。
そして横にはトーマさんもいる。
「皆の者、はずせ」
「はっ!」
アイジャの一言で大臣、兵士が王座の間から出て行く。
「あ、あの~、アイジャ、俺何かしたか?」
「無礼者! 女王陛下とお呼びしろ!」
トーマさんに頭をグイグイ押された。
なんで俺がこんな事に……。
「久しぶりじゃの。 前は世話になった」
「え~と、女王陛下、何故俺は捕まっているのでしょうか?」
「身に覚えが無いと?」
「はい、まったく」
「カケルは我の友人じゃが、我にはもう1人大切な友人がおる。 誰だかわかるか?」
「ルマですか?」
「そうじゃ、カケルは我の大事な友人に深く傷をつけた。 よって、罪人としてここに呼び出されたのじゃ」
「待ってくれ! 俺はルマに酷いことをしたつもりは無い!」
「と、言っておるが?」
アイジャの後ろからひょいとルマが顔を見せる。
「ルマ! そんな所で何やってんだ! あちこち行けなくなるのは残念だけど、今は一刻も早く戻らないと行けないんだ!」
「……はぁ……、トーマ、カケルの首を刎ねよ」
「はっ!」
トーマさんは腰の剣をスラリと抜く。
「ちょ! ちょっと待ってくれ! ルマ! 俺の何が気に入らないんだ! 言ってくれないと分からないだろ!」
「カケル、本当にわからんのか?」
「え、ええ……」
「はぁ~……」
「トーマ、もう良い、手枷を外してやれ」
手枷を外してもらい、やっと自由になれた。
「ふ~、やれやれ……、ルマ、帰るぞ」
しかしルマは顔をフイッと背けると、窓から外へ飛んでいってしまった。
「おい! ルマ! ……勝手にしろ!」
「カケル! お主はルマの事をどう思っておる?」
「ルマですか? 大事な仲間ですよ」
「では、その大事な仲間が急にいなくなったらどうじゃ?」
「寂しいですね」
「では妖精の森でルマと別れる事になったらどうじゃ?」
「そりゃ寂しいですよ。 でも今はやらないと行けないことがあります」
「なるほど、その為にはルマとは別れても良いと言うことか?」
「違います。 勿論少しの間は別れる事になるかも知れません。 でも必ず迎えに行きます」
「と、言う事らしいぞ。 ルマの考え過ぎとカケルの考え無さ過ぎと言うわけじゃな」
ルマが窓から飛んでくると、俺の顔に抱きついて来た。
「絶対迎えに来なさいよ! 約束破ったら承知しないからね!」
「大丈夫じゃ、約束破ったら我が首を刎ねてやるわ」
「おいおい……、ルマ、そんな事を気にしてたのか。 皆んなが戻ったらまた旅をする予定なんだ。 勿論ルマだって大切な仲間だからな。 大精霊様がなんと言おうが連れていくさ」
その言葉に安心したのか、ルマの久しぶりの笑顔が見れた。
「よろしい、カケル、ルマ、よくぞ戻った。 我……、私は嬉しいぞ」
アイジャは駆け寄って俺とルマに抱きついた。
「カケルにもらったブローチはちゃんと着けておるからな」
そう言うと、アイジャは胸に着けているブローチを見せた。
「カケル、後5年したら必ずまた会いに来るのだぞ。 その時は……わ、私も母に似て美しくなっておるはずじゃからな。 トーマ、後は任せた」
「かしこまりました。 ではカケル殿こちらへ」
城の前まで出ると、トーマさんが、路銀と新しいギルドカードを手渡して来た。
「これは?」
「ここからアイゼストまでの旅費と、更新出来ていなかったギルドカードです」
ギルドカードにはAランクと書かれていた。
「旅の無事を祈ってるぞ」
こうして城を後にし、港から船に乗って、ルマと旅をして来た道を戻るのだった。
「しかしルマ、いつアイジャの所に行ったんだ?」
「昨日の夜ね。 カケルが寝ている隙に、アイジャちゃんの所に行って、夜通し話しをしたわ」
女王様の寝室に忍び込むとは……。
「アイジャちゃんは何も変わって無かったわよ。 だからカケルが酷いと話ししたら、アイジャちゃんも乗ってくれてね。 カケル首跳ねられちゃう所だったね」
「勘弁してくれよ…。 でも、さっき言った事は本当だ。 必ず旅をしような」
「絶対よ」
船に揺られながら俺とルマは指切りをし、今夜は手を繋いで眠った。
俺は気分上々で歩いていた。
「皆んなが戻ったら、旅の話しをしてやらないと……俺が強くなっている事にも驚くかも知れないな」
ジャングルを抜け、コンデルミに向けて歩きながらルマに話しかけるがルマは答えない。
「ルマ疲れたのか? 疲れたなら首飾りで休んでていいぞ」
「……、……、……違うわよ!」
「そんなに怒鳴らなくても……、まだ驚かせた事根に持ってるのか?」
「そうじゃ無いわよ!」
ルマは俺の頭を蹴飛ばすと、先に飛んでいってしまう。
「なんだよ、ルマの奴」
『今のは翔さんが悪いですよ』
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「ルマ、コンデルミに着いたらアイジャに会えるかも知れないな。 ちゃんと女王様やってるんだろうか?」
「そうね……」
う~ん……、やはりルマの機嫌が悪い。
「美味い物も食べてから戻ろうな」
「……そうね……」
……、そっとしておこう……。
ルマは戦いではちゃんと援護してくれるし、体調が悪いわけでもない。
それでも前と比べたら元気が無いように感じた。
その状態のまま、コンデルミに到着した。
「アイジャに挨拶でもして、旅支度を整えたら船に乗るぞ」
「……そうね……、おやすみ」
最近のルマは寝るのも早く、いつもの笑顔が無い。
宿の天井を見ながら、どうしたもんかと考えていると、ラジュナが声をかけてきた。
『翔さん』
どうしたラジュナ?
『翔さんは他の精霊達のために一生懸命精霊命珠を集めて来ましたね』
そうだな。
『この旅は誰と一緒でしたか?』
ラジュナとルマだろ?
『他の精霊達と色々な所へ行って、別れる時はどんな想いでした?』
そりゃ悲しいし、悔しかったさ。
『では、他の精霊達が甦り、この旅が終わったらルマさんとはどうなりますか?』
どうって……?
『もしかしたら、妖精の森へ戻らなくてはいけなくなるかも知れません』
それって……。
『もうわかりましたね』
そうか……、大精霊様の元に行けば、皆んなは復活するかも知れないけど、ルマは妖精の森へ帰らないといけないかも知れない。
そうなると色々な場所や美味しい物が食べられなくなるから落ち込んでいたのか。
『…………、違います! もう! なんで分からないんですか! もう良いです!!』
ラ、ラジュナ?
おーい……。
ラジュナもなにやら怒らせてしまったようだ……。
そして夜が開けると、宿の扉が勢いよく開かれ、城の兵士達がゾロゾロと部屋に入ってきた。
「な、なんだ?」
「アイジャ女王陛下の命により、カケルを城へ連行する」
「お、おい、俺は何にもしてねぇーぞ! 昨日コンデルミへ来たばかりだし!」
「抵抗すると罪が重くなるぞ!」
そして俺は手枷をはめられ、城へ連行された。
ルマは部屋にいなかったようだから無事だと思うが……。
「女王陛下、大罪人、カケルをお連れしました!」
扉が開かれると、目の前には玉座に座ったアイジャがいる。
そして横にはトーマさんもいる。
「皆の者、はずせ」
「はっ!」
アイジャの一言で大臣、兵士が王座の間から出て行く。
「あ、あの~、アイジャ、俺何かしたか?」
「無礼者! 女王陛下とお呼びしろ!」
トーマさんに頭をグイグイ押された。
なんで俺がこんな事に……。
「久しぶりじゃの。 前は世話になった」
「え~と、女王陛下、何故俺は捕まっているのでしょうか?」
「身に覚えが無いと?」
「はい、まったく」
「カケルは我の友人じゃが、我にはもう1人大切な友人がおる。 誰だかわかるか?」
「ルマですか?」
「そうじゃ、カケルは我の大事な友人に深く傷をつけた。 よって、罪人としてここに呼び出されたのじゃ」
「待ってくれ! 俺はルマに酷いことをしたつもりは無い!」
「と、言っておるが?」
アイジャの後ろからひょいとルマが顔を見せる。
「ルマ! そんな所で何やってんだ! あちこち行けなくなるのは残念だけど、今は一刻も早く戻らないと行けないんだ!」
「……はぁ……、トーマ、カケルの首を刎ねよ」
「はっ!」
トーマさんは腰の剣をスラリと抜く。
「ちょ! ちょっと待ってくれ! ルマ! 俺の何が気に入らないんだ! 言ってくれないと分からないだろ!」
「カケル、本当にわからんのか?」
「え、ええ……」
「はぁ~……」
「トーマ、もう良い、手枷を外してやれ」
手枷を外してもらい、やっと自由になれた。
「ふ~、やれやれ……、ルマ、帰るぞ」
しかしルマは顔をフイッと背けると、窓から外へ飛んでいってしまった。
「おい! ルマ! ……勝手にしろ!」
「カケル! お主はルマの事をどう思っておる?」
「ルマですか? 大事な仲間ですよ」
「では、その大事な仲間が急にいなくなったらどうじゃ?」
「寂しいですね」
「では妖精の森でルマと別れる事になったらどうじゃ?」
「そりゃ寂しいですよ。 でも今はやらないと行けないことがあります」
「なるほど、その為にはルマとは別れても良いと言うことか?」
「違います。 勿論少しの間は別れる事になるかも知れません。 でも必ず迎えに行きます」
「と、言う事らしいぞ。 ルマの考え過ぎとカケルの考え無さ過ぎと言うわけじゃな」
ルマが窓から飛んでくると、俺の顔に抱きついて来た。
「絶対迎えに来なさいよ! 約束破ったら承知しないからね!」
「大丈夫じゃ、約束破ったら我が首を刎ねてやるわ」
「おいおい……、ルマ、そんな事を気にしてたのか。 皆んなが戻ったらまた旅をする予定なんだ。 勿論ルマだって大切な仲間だからな。 大精霊様がなんと言おうが連れていくさ」
その言葉に安心したのか、ルマの久しぶりの笑顔が見れた。
「よろしい、カケル、ルマ、よくぞ戻った。 我……、私は嬉しいぞ」
アイジャは駆け寄って俺とルマに抱きついた。
「カケルにもらったブローチはちゃんと着けておるからな」
そう言うと、アイジャは胸に着けているブローチを見せた。
「カケル、後5年したら必ずまた会いに来るのだぞ。 その時は……わ、私も母に似て美しくなっておるはずじゃからな。 トーマ、後は任せた」
「かしこまりました。 ではカケル殿こちらへ」
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「これは?」
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「旅の無事を祈ってるぞ」
こうして城を後にし、港から船に乗って、ルマと旅をして来た道を戻るのだった。
「しかしルマ、いつアイジャの所に行ったんだ?」
「昨日の夜ね。 カケルが寝ている隙に、アイジャちゃんの所に行って、夜通し話しをしたわ」
女王様の寝室に忍び込むとは……。
「アイジャちゃんは何も変わって無かったわよ。 だからカケルが酷いと話ししたら、アイジャちゃんも乗ってくれてね。 カケル首跳ねられちゃう所だったね」
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