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35.幸福感
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キスしてしまった自分は間違っていたのだろうか、やはり兄を苦しませてしまうだけだったのだろうかと一晩中悶々と考えた挙句、気を取り直して笑顔で挨拶をした利央は朝からさらに打ちのめされていたはずだった。
キスしようとしたら口を覆われ拒絶されたのだ。打ちのめされない強靭な精神はまだ高校生である利央に持ち合わせられるものではない。
それでもまだはっきり言われてはいない、と何とか無理やり立ち直り、洗面所で気合いを入れた後には小さな幸せがまず待っていた。
律の為に料理を作るのは楽しいし嬉しいが、やはりこうして昔から食べてきた律の料理を食べられるのは幸せで堪らない。口に入れるとじゅわりと卵の汁と出汁があふれる律の出汁巻きを咀嚼しながら、利央は幸せも噛みしめていた。
すると律に名前を呼ばれた。顔を向けると何故か律は明後日な方向を見ている。
律は話をする時、大抵相手の顔を、目を見て話す。きちんと目を見てにこやかに話してくれる律が好きだと利央は思っている。
だから顔を逸らしたまま利央に話しかける律が珍しい上に、まさか本当に「嫌いだ」と言われるのでは、いやそうではなく具合が悪いのを隠そうとしているのでは、と気になってしまい、つい「何」とそっけない言い方しかできないまま律をジッと見た。
「す、好きだから。俺」
顔を逸らされたまま律が言ってきた言葉が最初よくわからなかった。
好き、て、出汁巻きが? ああ俺も好きだけど。
一瞬思ったのはそんな事だった。
だがずっと顔を逸らしている律はいつもと違う。その上だんだんと律の耳が赤くなっていくのが見えた。
え、ちょっと待って。
待って。
律は利央を弟としてしか見ていないと思っていたし、大事に思ってくれているのはわかるが、そういう対象には到底まだまだ考えすら及ばないだろうと利央は思っていた。むしろ無理なのだろうなと思い始めていたところだった。
さっきだって口を覆って俺を拒絶してただろ……?
利央はポカンとする。
ずっと見つめてきた、ずっと大好きな兄のことは何でもわかると思っていた。だが今ほど律がよくわからないと思った事はない。
でも。
よくわからないが、それでも律は「好き」だと利央に言った。それは聞き間違いではない。それも様子からして、弟に言う「好き」と別物としか思えない。
「兄貴、ほんと? あの、いいの? あの……だって、俺、弟……」
情けないが、ちゃんと言葉にできない。律はだがいつもの優しい笑みを浮かべ利央を抱きしめてきた。
「弟としても利央としても、りおが好きだよ。それだけはわかるから」
律が抱きしめてきた手から、腕から、体から、温かいものが流れ込んでくる。
もしかしたらまた律は利央に気を使っているのかもしれない。弟に対してまで色々心を配ってくる人だから、と利央は思う。
だが普段ほわんとしていても、真面目で実際はしっかりしている律がいい加減な気持ちで人の気持ちを弄ぶようなことを、いくら弟に対してでもしないのを利央は知っている。
利央は何も言えなかった。その代わり思いきりぎゅっと律を抱き返す。
好きだ。
利央は泣きそうな気持ちで思った。
ずっと淡々とした態度で接してきた。でも昔から例えようもないほど大事な律への思いはどんどん膨れ上がり続けていたのだと改めて実感する。
律は利央のような思いではないかもしれない。それでも弟である利央を受け入れてくれたのは間違いない。
向き合い受け入れてくれただけでも幸せすぎた。これからゆっくりと沢山好きになってもらえばいい。
しばらく無言で抱き合った後、ようやく二人は冷めてしまった朝食を食べた。冷めていてもそれらはとても美味しかった。
その後律が仕事へ行ってから、利央はそわそわと落ち着かなくなった。律がいなくなってしまえば、夢を見ていたのだとしか思えない。
だが顔はにやける。どうしようもない。
だって嬉しい。
「……でも、調子に乗らないようにしないと、な……」
掃除機をかけながら利央は思った。両思いなのだという実感はまだない。律の好きは、弟というだけでなく利央という一人の人間を好きだという好きだ、と律は言っていたようなものだ。
だがそれを言うなら、いつも態度がよくないとわかっているものの利央は隣の翔や亨も好きだし、翼や涼だって好きだ、人として。
屁理屈ではあるが、どうしても律の「好き」がやはり未だにピンとこない。
とはいえ律は利央の気持ちを「受け入れる」という態度を示してくれた。だから遠慮はもちろんしない。ただ調子に乗って、律の気がひけるようなことや怯えさせるようなことにだけはならないようにしようと思う。
掃除機を二階へ運び、自分の部屋と律の部屋を開け放つ。そして敷きっぱなしの自分の布団をベランダに干してから思い出したように一階にまだ置いたままの律の布団を取りに行き、それも干す。
……他意は、ない。
利央は一人、そっと思った。今日はいい天気だから干しただけだ。
実際何も考えずに干した後で何となく一人、恥ずかしくなって見ている者も突っ込みを入れる者もいないというのに心の中で言い訳する。
干した後、律が寝ていた布団にもたれかかり、律の匂いを感じて利央はホッとした。
うん、変な意味なんてないし別にまだそこまでは。
改めてそう思いつつも、また律が「好きだ」と言ってくれた時のことと律の匂いに包まれて幸せを感じている自分に対し我に返る。利央は「乙女かよ……」と呆れたように呟きながらベランダから中へ戻った。
今日は予定では宿題をそれなりにやってしまおうと思っていたのだが、どうにも気持ちが落ち着かないので掃除を終えた後にそのまま買い物へ向かった。
途中で双子に会い、翼に「利央の顔が何だか変」だと失礼なことを言われたのでボソリと「ブラコン」と言い返したら、どちらが変なのだと笑いたくなるほどムッとしつつ「違ぇし」と赤い顔をしていた。その横で涼はただニコニコ笑っていた。
買おうと思っていた食料を手に入れ、ほくほくと家に返りつつ利央はふと涼を思う。
全然似てはいないけれども、どこか律と雰囲気というか何かが被るなと微笑した。
柔らかくておだやかな感じ。だけれどもやはり兄らしくどこかしっかりしているところとか。
やはり「兄」なのだなあと思ったところで、今度は亨を思い出す。
「……亨兄は、なー」
微笑からさらにおかしく笑いながら、利央は買って来たものを冷蔵庫や棚にしまっていく。
それでもいざとなると亨も頼りがいがある。やはり兄は兄なのだろうなと何となく考えた。
それでも自分は律が安心して頼れる存在になりたいと利央はやはり思う。
夜、律が帰ってくると利央は「お帰り」と律の唇に軽くキスした。律は「うん」と今回は逃げることなく照れくさそうに受けてくれる。
台所から夕食を運びつつ、風呂から出た律に利央はまだ気になっていることを思いきって聞いてみようと思った。
「あの、さ……」
「ん?」
律は「しょうが焼きだー」と嬉しそうに豚の生姜焼きを見た後で利央を見てきた。グラスに入れた茶を持ってきながら、利央はとりあえず座る。そして続けた。
「今朝、さ……。その、俺がキスしようとしたら兄貴、すっごい嫌そうに避けたよ、ね? あれ、何で……? 俺、てっきりかなり嫌われたんか、と」
「ああ、あれ!」
利央が聞いた言葉に律は苦笑しだす。
理由を聞けば何てことなかった。利央は大好きな律が歯を磨いていようがいまいが気にしないが、本人は気になるのかもしれない。
おかしそうに言う律に気をよくして、利央は思いきってもう一つ、もっと気になることを聞いてみた。
「あの、兄貴は、さ。……何で急に、その、俺を受け入れようと……思えたんだ?」
「え」
律は困ったような顔をしてきた。
「あ、悪い。変なこと聞いた? 俺」
「いや、そうじゃないけど……何て言うかうーん、ちょっと言いにくくて」
少し顔を赤くする律が兄ながらにかわいくて、利央はもうそんな顔をしてくれただけでも十分だと思っていると「実は、ね」と律が俯き気味に言ってきた。
「そ、の。何でかわかんないけど俺、夢の中でりおとその、だ、抱き合ってて……えっと、く、詳しくは覚えてないし多分知らないから実際詳しい内容なんてなかっただろけど……って何言ってんだ俺……」
「え」
前に利央が見たような夢を、律も見たのだろうかと利央はポカンとした。
もしそうなら、そしてもしそれで多少なりとも気持ちを自覚するというか気持ちが固まったのなら、何というシンクロだろうと実際夢を見て自覚した利央は変に嬉しくなる。
「ま、まあそれでその、ああ俺、りおと抱き合ってても嬉しかったなって思って……」
恥ずかしい話だから言いにくかったんだよ、と言いながら赤い顔をした律は照れ笑いを見せてきた。
「恥ずかしくなんてないよ。ありがとう、兄貴。ほんと俺、嬉しい」
「うん」
律がさらにニッコリ笑う。
かわいい。また抱きしめたい。
そう思いつつも今かなりテンションが上がってしまっているのでここで抱きしめたらそのまま押し倒しそうだと利央はぐっと堪えた。代わりにそういえば、と思い律を見た。
「夢精は? した?」
「……は? しないよ」
今度は何言っているのだと律が苦笑してくる。
「……ああ、そうですよね」
精進しよう。利央は思った。
キスしようとしたら口を覆われ拒絶されたのだ。打ちのめされない強靭な精神はまだ高校生である利央に持ち合わせられるものではない。
それでもまだはっきり言われてはいない、と何とか無理やり立ち直り、洗面所で気合いを入れた後には小さな幸せがまず待っていた。
律の為に料理を作るのは楽しいし嬉しいが、やはりこうして昔から食べてきた律の料理を食べられるのは幸せで堪らない。口に入れるとじゅわりと卵の汁と出汁があふれる律の出汁巻きを咀嚼しながら、利央は幸せも噛みしめていた。
すると律に名前を呼ばれた。顔を向けると何故か律は明後日な方向を見ている。
律は話をする時、大抵相手の顔を、目を見て話す。きちんと目を見てにこやかに話してくれる律が好きだと利央は思っている。
だから顔を逸らしたまま利央に話しかける律が珍しい上に、まさか本当に「嫌いだ」と言われるのでは、いやそうではなく具合が悪いのを隠そうとしているのでは、と気になってしまい、つい「何」とそっけない言い方しかできないまま律をジッと見た。
「す、好きだから。俺」
顔を逸らされたまま律が言ってきた言葉が最初よくわからなかった。
好き、て、出汁巻きが? ああ俺も好きだけど。
一瞬思ったのはそんな事だった。
だがずっと顔を逸らしている律はいつもと違う。その上だんだんと律の耳が赤くなっていくのが見えた。
え、ちょっと待って。
待って。
律は利央を弟としてしか見ていないと思っていたし、大事に思ってくれているのはわかるが、そういう対象には到底まだまだ考えすら及ばないだろうと利央は思っていた。むしろ無理なのだろうなと思い始めていたところだった。
さっきだって口を覆って俺を拒絶してただろ……?
利央はポカンとする。
ずっと見つめてきた、ずっと大好きな兄のことは何でもわかると思っていた。だが今ほど律がよくわからないと思った事はない。
でも。
よくわからないが、それでも律は「好き」だと利央に言った。それは聞き間違いではない。それも様子からして、弟に言う「好き」と別物としか思えない。
「兄貴、ほんと? あの、いいの? あの……だって、俺、弟……」
情けないが、ちゃんと言葉にできない。律はだがいつもの優しい笑みを浮かべ利央を抱きしめてきた。
「弟としても利央としても、りおが好きだよ。それだけはわかるから」
律が抱きしめてきた手から、腕から、体から、温かいものが流れ込んでくる。
もしかしたらまた律は利央に気を使っているのかもしれない。弟に対してまで色々心を配ってくる人だから、と利央は思う。
だが普段ほわんとしていても、真面目で実際はしっかりしている律がいい加減な気持ちで人の気持ちを弄ぶようなことを、いくら弟に対してでもしないのを利央は知っている。
利央は何も言えなかった。その代わり思いきりぎゅっと律を抱き返す。
好きだ。
利央は泣きそうな気持ちで思った。
ずっと淡々とした態度で接してきた。でも昔から例えようもないほど大事な律への思いはどんどん膨れ上がり続けていたのだと改めて実感する。
律は利央のような思いではないかもしれない。それでも弟である利央を受け入れてくれたのは間違いない。
向き合い受け入れてくれただけでも幸せすぎた。これからゆっくりと沢山好きになってもらえばいい。
しばらく無言で抱き合った後、ようやく二人は冷めてしまった朝食を食べた。冷めていてもそれらはとても美味しかった。
その後律が仕事へ行ってから、利央はそわそわと落ち着かなくなった。律がいなくなってしまえば、夢を見ていたのだとしか思えない。
だが顔はにやける。どうしようもない。
だって嬉しい。
「……でも、調子に乗らないようにしないと、な……」
掃除機をかけながら利央は思った。両思いなのだという実感はまだない。律の好きは、弟というだけでなく利央という一人の人間を好きだという好きだ、と律は言っていたようなものだ。
だがそれを言うなら、いつも態度がよくないとわかっているものの利央は隣の翔や亨も好きだし、翼や涼だって好きだ、人として。
屁理屈ではあるが、どうしても律の「好き」がやはり未だにピンとこない。
とはいえ律は利央の気持ちを「受け入れる」という態度を示してくれた。だから遠慮はもちろんしない。ただ調子に乗って、律の気がひけるようなことや怯えさせるようなことにだけはならないようにしようと思う。
掃除機を二階へ運び、自分の部屋と律の部屋を開け放つ。そして敷きっぱなしの自分の布団をベランダに干してから思い出したように一階にまだ置いたままの律の布団を取りに行き、それも干す。
……他意は、ない。
利央は一人、そっと思った。今日はいい天気だから干しただけだ。
実際何も考えずに干した後で何となく一人、恥ずかしくなって見ている者も突っ込みを入れる者もいないというのに心の中で言い訳する。
干した後、律が寝ていた布団にもたれかかり、律の匂いを感じて利央はホッとした。
うん、変な意味なんてないし別にまだそこまでは。
改めてそう思いつつも、また律が「好きだ」と言ってくれた時のことと律の匂いに包まれて幸せを感じている自分に対し我に返る。利央は「乙女かよ……」と呆れたように呟きながらベランダから中へ戻った。
今日は予定では宿題をそれなりにやってしまおうと思っていたのだが、どうにも気持ちが落ち着かないので掃除を終えた後にそのまま買い物へ向かった。
途中で双子に会い、翼に「利央の顔が何だか変」だと失礼なことを言われたのでボソリと「ブラコン」と言い返したら、どちらが変なのだと笑いたくなるほどムッとしつつ「違ぇし」と赤い顔をしていた。その横で涼はただニコニコ笑っていた。
買おうと思っていた食料を手に入れ、ほくほくと家に返りつつ利央はふと涼を思う。
全然似てはいないけれども、どこか律と雰囲気というか何かが被るなと微笑した。
柔らかくておだやかな感じ。だけれどもやはり兄らしくどこかしっかりしているところとか。
やはり「兄」なのだなあと思ったところで、今度は亨を思い出す。
「……亨兄は、なー」
微笑からさらにおかしく笑いながら、利央は買って来たものを冷蔵庫や棚にしまっていく。
それでもいざとなると亨も頼りがいがある。やはり兄は兄なのだろうなと何となく考えた。
それでも自分は律が安心して頼れる存在になりたいと利央はやはり思う。
夜、律が帰ってくると利央は「お帰り」と律の唇に軽くキスした。律は「うん」と今回は逃げることなく照れくさそうに受けてくれる。
台所から夕食を運びつつ、風呂から出た律に利央はまだ気になっていることを思いきって聞いてみようと思った。
「あの、さ……」
「ん?」
律は「しょうが焼きだー」と嬉しそうに豚の生姜焼きを見た後で利央を見てきた。グラスに入れた茶を持ってきながら、利央はとりあえず座る。そして続けた。
「今朝、さ……。その、俺がキスしようとしたら兄貴、すっごい嫌そうに避けたよ、ね? あれ、何で……? 俺、てっきりかなり嫌われたんか、と」
「ああ、あれ!」
利央が聞いた言葉に律は苦笑しだす。
理由を聞けば何てことなかった。利央は大好きな律が歯を磨いていようがいまいが気にしないが、本人は気になるのかもしれない。
おかしそうに言う律に気をよくして、利央は思いきってもう一つ、もっと気になることを聞いてみた。
「あの、兄貴は、さ。……何で急に、その、俺を受け入れようと……思えたんだ?」
「え」
律は困ったような顔をしてきた。
「あ、悪い。変なこと聞いた? 俺」
「いや、そうじゃないけど……何て言うかうーん、ちょっと言いにくくて」
少し顔を赤くする律が兄ながらにかわいくて、利央はもうそんな顔をしてくれただけでも十分だと思っていると「実は、ね」と律が俯き気味に言ってきた。
「そ、の。何でかわかんないけど俺、夢の中でりおとその、だ、抱き合ってて……えっと、く、詳しくは覚えてないし多分知らないから実際詳しい内容なんてなかっただろけど……って何言ってんだ俺……」
「え」
前に利央が見たような夢を、律も見たのだろうかと利央はポカンとした。
もしそうなら、そしてもしそれで多少なりとも気持ちを自覚するというか気持ちが固まったのなら、何というシンクロだろうと実際夢を見て自覚した利央は変に嬉しくなる。
「ま、まあそれでその、ああ俺、りおと抱き合ってても嬉しかったなって思って……」
恥ずかしい話だから言いにくかったんだよ、と言いながら赤い顔をした律は照れ笑いを見せてきた。
「恥ずかしくなんてないよ。ありがとう、兄貴。ほんと俺、嬉しい」
「うん」
律がさらにニッコリ笑う。
かわいい。また抱きしめたい。
そう思いつつも今かなりテンションが上がってしまっているのでここで抱きしめたらそのまま押し倒しそうだと利央はぐっと堪えた。代わりにそういえば、と思い律を見た。
「夢精は? した?」
「……は? しないよ」
今度は何言っているのだと律が苦笑してくる。
「……ああ、そうですよね」
精進しよう。利央は思った。
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