26 / 45
26話
しおりを挟む
もしこの世界にインターネットがあれば、フィンリーは今すぐ「楽な死に方」や「記憶を完全抹殺する方法」を検索していただろうと思われる。
「おはようございます」
目の前には朝日よりも眩しい美形の顔があり、太陽よりも眩しい笑顔でフィンリーを見ている。
何が起こったのかと動揺したのは不運にも一瞬だけだった。どうせならそのまま永遠に混乱していたかった。フィンリーは文字通り飛び起きるとその場で土下座した。
「何です、いきなり」
そんなフィンリーに対し、カリッドは横になったまま楽しそうに見てくる。
「お、俺は……いえ、私、はとんでもない、ことをしでかし……」
「何を言っているんです。しでかしたというなら私の側近でしょう。そなたは被害者ではないですか。謝るというのならやはり側近の主である私です。頭を上げてください」
「殿下……」
確かにそれはそうなのだ。何もかもデイリーに薬を盛られたせいだ。とはいえカリッドが伽を申し付けてきたのならまだしも、ひたすらフィンリーが出しただけだ。本当に地獄を見るかというくらいひたすら出た。しかも皇族に対してフィンリーは処理をさせたようなものだ。前世なら間違いなくやらかしたことに対して責任を取らされクビになるような案件だ。現世ならリアルに首をはねられてもおかしくはない。
だというのに「謝るなら私だ」などと、もしかしてカリッドは「俺様」という設定をどこかに置き忘れてきただけでなく、とてつもなくいい人なのではないだろうかとフィンリーは目を輝かせそうになりながらおずおずと頭を上げた。
「そなたを咎めるつもりなど全くありません。気になさらず」
「気にしない、のはちょっと無理が……」
もし咎がないと受け入れたとしても、昨日自分がやらかしたことは永遠に頭から消えてくれないだろう。やはりインターネットが欲しい。今すぐ記憶を完全に消す方法が知りたい。
「あ、そうだ。その、もしかして都合よく記憶を失うような魔法は……」
「魔法を何だと思っているんですか、ありませんね」
「ですよね……」
「フィンリーは昨日のことを忘れたいのですか?」
忘れたいに決まってるだろ……。
思わず手で顔を覆いながら心で言い返しているとカリッドの手がフィンリーの手を退けて覗いてきた。顔が近い。
「あの……」
「私がずっと覚えていても?」
そうだった。一人で抜いたのではないのだから、カリッドにもあの、穴を掘って潜るだけでは心の安寧など到底取り戻せるはずのない記憶が残されているのだとフィンリーは今さらながらに気づいた。
「……俺をお許しいただけるというのなら、ついでにどうかあのことはお忘れください……」
「それは無理です」
「殿下……」
「大丈夫、そなたはとても可愛かったですよ」
「何が大丈夫なんですか……」
カリッドに両腕をつかまれながら、フィンリーは顔を深く下に沈み込ませた。
「フィンリー……」
何かをカリッドが言いかけたところでドアをノックする音が聞こえてきた。ついでに頭上で舌打ちする音も聞こえてきた気がする。
「何だ」
一呼吸の後、カリッドがドアに向かって返事をすると「お休みのところ申し訳ございません。フィンリー様の使いの者が迎えに来られています。いかがいたしましょうか」とくぐもった声が聞こえてきた。
「……お待ちいただきなさい」
「かしこまりました」
やり取りの後、シンとした中でフィンリーはようやく今の状況を鑑みることができた。目を覚ました時点で頭の片隅ではわかっていたことだが、改めて今が朝だと意識できた。カリッドに誘われ植物園を見ていたのは間違いなく昼過ぎのことだ。時間が遡ったのでない限り、一晩ここで過ごしたことになる。
「お、俺、もしかしてその、本当に今さらなんですが、殿下のベッドで一晩厚かましくも眠って……?」
「厚かましくなどと私は思っておりません。気を飛ばされた後ようやく薬の力も薄れたのかぐっすりと気持ちよさそうに寝息を立てて眠っておられましたのでそのまま起こさずにいました。シーツは魔法で綺麗にしましたし、そなたの体は私が拭きました。私は別の部屋で寝るべきでしたでしょうが、警備などの問題もあるので申し訳ありませんが同じベッドで休ませていただきました」
「申し訳ないなどと……というか殿下が体を拭いて……殿下が……」
「それ以上気になさるのなら、私はそなたに『気にするな』と命令せざるを得ないのですが」
「……わ、かりました」
フィンリーはまた手で顔を覆った。どこまで自分はやらかしているのか。あとついでに自分の使いの者とやらが誰か容易に予想がついて慄いている。帰り道、絶対に馬車の中で延々と文句を言われるし、何をしていたのかとひたすら聞かれる。間違いない。絶対にバレたくないとそして思った。
「あの……昨日のこと、は……」
「ん? ああ、もちろん誰にも言いませんよ。私とそなただけの秘密だ。まあ、デイリーは予想ついているかもしれませんけどね……あの者はしかし口外はしないでしょう」
「ありがとうございます。あと改めて、せめてもう一度だけ言わせてください。本当に申し訳ありませんでした」
また土下座しようとして、フィンリーはカリッドに支えられるようにして止められた。
「おやめなさい。公爵家ご子息ともあろう人が簡単に謝ってはいけません」
「相手によります……!」
「私であってもです。でないと私に脅迫されてしまいますよ」
「え?」
「このことが他所にバレたくなければ私の言う通りにしなさい、とかね」
「え」
ほんのり血の気が引きつつ、今もまだ少し近いカリッドを見上げると、カリッドはにっこりと優しげな笑みを向けてきた。
「冗談ですよ。本気になさらないように。ですがそなたが遊びに来てくださったのは本当に楽しかったですよ。是非またご一緒いたしましょう」
「は、い」
頷かざるを得なかったが、今の言葉に含みはないよなとフィンリーは内心ドキドキしつつ思った。
言葉通りの意味でいいんだよな……?
「では使いの方……は多分そなたの犬でしょうね、がお待ちでしょうし、朝の用意をさせましょう」
「は、はい」
つかまた犬って言ったよな。
昨日のことですらまだ受け止め切れていないというのに、フィンリーは妙に落ち着かなくて頭がクラクラとしそうだった。
「大丈夫ですか? ひょっとしてまだ薬が残っているとか? もしくは副作用があるとか……」
「そっ、それはどちらも大丈夫です!」
「そう。それはよかった」
またにっこりと笑い、カリッドはさらりとフィンリーにキスをしてきた。そしてベッドから出ると「誰か」と呼びつけながら水差しのほうへ歩いていった。
「おはようございます」
目の前には朝日よりも眩しい美形の顔があり、太陽よりも眩しい笑顔でフィンリーを見ている。
何が起こったのかと動揺したのは不運にも一瞬だけだった。どうせならそのまま永遠に混乱していたかった。フィンリーは文字通り飛び起きるとその場で土下座した。
「何です、いきなり」
そんなフィンリーに対し、カリッドは横になったまま楽しそうに見てくる。
「お、俺は……いえ、私、はとんでもない、ことをしでかし……」
「何を言っているんです。しでかしたというなら私の側近でしょう。そなたは被害者ではないですか。謝るというのならやはり側近の主である私です。頭を上げてください」
「殿下……」
確かにそれはそうなのだ。何もかもデイリーに薬を盛られたせいだ。とはいえカリッドが伽を申し付けてきたのならまだしも、ひたすらフィンリーが出しただけだ。本当に地獄を見るかというくらいひたすら出た。しかも皇族に対してフィンリーは処理をさせたようなものだ。前世なら間違いなくやらかしたことに対して責任を取らされクビになるような案件だ。現世ならリアルに首をはねられてもおかしくはない。
だというのに「謝るなら私だ」などと、もしかしてカリッドは「俺様」という設定をどこかに置き忘れてきただけでなく、とてつもなくいい人なのではないだろうかとフィンリーは目を輝かせそうになりながらおずおずと頭を上げた。
「そなたを咎めるつもりなど全くありません。気になさらず」
「気にしない、のはちょっと無理が……」
もし咎がないと受け入れたとしても、昨日自分がやらかしたことは永遠に頭から消えてくれないだろう。やはりインターネットが欲しい。今すぐ記憶を完全に消す方法が知りたい。
「あ、そうだ。その、もしかして都合よく記憶を失うような魔法は……」
「魔法を何だと思っているんですか、ありませんね」
「ですよね……」
「フィンリーは昨日のことを忘れたいのですか?」
忘れたいに決まってるだろ……。
思わず手で顔を覆いながら心で言い返しているとカリッドの手がフィンリーの手を退けて覗いてきた。顔が近い。
「あの……」
「私がずっと覚えていても?」
そうだった。一人で抜いたのではないのだから、カリッドにもあの、穴を掘って潜るだけでは心の安寧など到底取り戻せるはずのない記憶が残されているのだとフィンリーは今さらながらに気づいた。
「……俺をお許しいただけるというのなら、ついでにどうかあのことはお忘れください……」
「それは無理です」
「殿下……」
「大丈夫、そなたはとても可愛かったですよ」
「何が大丈夫なんですか……」
カリッドに両腕をつかまれながら、フィンリーは顔を深く下に沈み込ませた。
「フィンリー……」
何かをカリッドが言いかけたところでドアをノックする音が聞こえてきた。ついでに頭上で舌打ちする音も聞こえてきた気がする。
「何だ」
一呼吸の後、カリッドがドアに向かって返事をすると「お休みのところ申し訳ございません。フィンリー様の使いの者が迎えに来られています。いかがいたしましょうか」とくぐもった声が聞こえてきた。
「……お待ちいただきなさい」
「かしこまりました」
やり取りの後、シンとした中でフィンリーはようやく今の状況を鑑みることができた。目を覚ました時点で頭の片隅ではわかっていたことだが、改めて今が朝だと意識できた。カリッドに誘われ植物園を見ていたのは間違いなく昼過ぎのことだ。時間が遡ったのでない限り、一晩ここで過ごしたことになる。
「お、俺、もしかしてその、本当に今さらなんですが、殿下のベッドで一晩厚かましくも眠って……?」
「厚かましくなどと私は思っておりません。気を飛ばされた後ようやく薬の力も薄れたのかぐっすりと気持ちよさそうに寝息を立てて眠っておられましたのでそのまま起こさずにいました。シーツは魔法で綺麗にしましたし、そなたの体は私が拭きました。私は別の部屋で寝るべきでしたでしょうが、警備などの問題もあるので申し訳ありませんが同じベッドで休ませていただきました」
「申し訳ないなどと……というか殿下が体を拭いて……殿下が……」
「それ以上気になさるのなら、私はそなたに『気にするな』と命令せざるを得ないのですが」
「……わ、かりました」
フィンリーはまた手で顔を覆った。どこまで自分はやらかしているのか。あとついでに自分の使いの者とやらが誰か容易に予想がついて慄いている。帰り道、絶対に馬車の中で延々と文句を言われるし、何をしていたのかとひたすら聞かれる。間違いない。絶対にバレたくないとそして思った。
「あの……昨日のこと、は……」
「ん? ああ、もちろん誰にも言いませんよ。私とそなただけの秘密だ。まあ、デイリーは予想ついているかもしれませんけどね……あの者はしかし口外はしないでしょう」
「ありがとうございます。あと改めて、せめてもう一度だけ言わせてください。本当に申し訳ありませんでした」
また土下座しようとして、フィンリーはカリッドに支えられるようにして止められた。
「おやめなさい。公爵家ご子息ともあろう人が簡単に謝ってはいけません」
「相手によります……!」
「私であってもです。でないと私に脅迫されてしまいますよ」
「え?」
「このことが他所にバレたくなければ私の言う通りにしなさい、とかね」
「え」
ほんのり血の気が引きつつ、今もまだ少し近いカリッドを見上げると、カリッドはにっこりと優しげな笑みを向けてきた。
「冗談ですよ。本気になさらないように。ですがそなたが遊びに来てくださったのは本当に楽しかったですよ。是非またご一緒いたしましょう」
「は、い」
頷かざるを得なかったが、今の言葉に含みはないよなとフィンリーは内心ドキドキしつつ思った。
言葉通りの意味でいいんだよな……?
「では使いの方……は多分そなたの犬でしょうね、がお待ちでしょうし、朝の用意をさせましょう」
「は、はい」
つかまた犬って言ったよな。
昨日のことですらまだ受け止め切れていないというのに、フィンリーは妙に落ち着かなくて頭がクラクラとしそうだった。
「大丈夫ですか? ひょっとしてまだ薬が残っているとか? もしくは副作用があるとか……」
「そっ、それはどちらも大丈夫です!」
「そう。それはよかった」
またにっこりと笑い、カリッドはさらりとフィンリーにキスをしてきた。そしてベッドから出ると「誰か」と呼びつけながら水差しのほうへ歩いていった。
2
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
--------------------
※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
憎くて恋しい君にだけは、絶対会いたくなかったのに。
Q矢(Q.➽)
BL
愛する人達を守る為に、俺は戦いに出たのに。
満身創痍ながらも生き残り、帰還してみれば、とっくの昔に彼は俺を諦めていたらしい。
よし、じゃあ、もう死のうかな…から始まる転生物語。
愛しすぎて愛が枯渇してしまった俺は、もう誰も愛する気力は無い。
だから生まれ変わっても君には会いたく無いって願ったんだ。
それなのに転生先にはまんまと彼が。
でも、どっち?
判別のつかないままの二人の彼の愛と執着に溺死寸前の主人公君。
今世は幸せになりに来ました。
猫になった俺、王子様の飼い猫になる
あまみ
BL
車に轢かれそうになった猫を助けて死んでしまった少年、天音(あまね)は転生したら猫になっていた!?
猫の自分を受け入れるしかないと腹を括ったはいいが、人間とキスをすると人間に戻ってしまう特異体質になってしまった。
転生した先は平和なファンタジーの世界。人間の姿に戻るため方法を模索していくと決めたはいいがこの国の王子に捕まってしまい猫として可愛がられる日々。しかも王子は人間嫌いで──!?
*性描写は※ついています。
*いつも読んでくださりありがとうございます。お気に入り、しおり登録大変励みになっております。
これからも応援していただけると幸いです。
11/6完結しました。
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
処刑されたくない悪役宰相、破滅フラグ回避のため孤独なラスボス竜を懐柔したら番として溺愛される
水凪しおん
BL
激務で過労死した俺が転生したのは、前世でやり込んだBLゲームの悪役宰相クリストフ。
しかも、断頭台で処刑される破滅ルート確定済み!
生き残る唯一の方法は、物語のラスボスである最強の”魔竜公”ダリウスを懐柔すること。
ゲーム知識を頼りに、孤独で冷徹な彼に接触を試みるが、待っていたのは絶対零度の拒絶だった。
しかし、彼の好物や弱みを突き、少しずつ心の壁を溶かしていくうちに、彼の態度に変化が訪れる。
「――俺の番に、何か用か」
これは破滅を回避するためのただの計画。
のはずが、孤独な竜が見せる不器用な優しさと独占欲に、いつしか俺の心も揺さぶられていく…。
悪役宰相と最強ラスボスが運命に抗う、異世界転生ラブファンタジー!
婚約解消されたネコミミ悪役令息はなぜか王子に溺愛される
日色
BL
大好きな王子に婚約解消されてしまった悪役令息ルジア=アンセルは、ネコミミの呪いをかけられると同時に前世の記憶を思い出した。最後の情けにと両親に与えられた猫カフェで、これからは猫とまったり生きていくことに決めた……はずなのに! なぜか婚約解消したはずの王子レオンが押しかけてきて!?
『悪役令息溺愛アンソロジー』に寄稿したお話です。全11話になる予定です。
*ムーンライトノベルズにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる