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39話
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物騒でしかないことを言ったルカスが立ち上がる。攻略対象ではないもののリースの兄だけに顔はとても整っているのだが、フィンリーからすれば醜い様子にしか見えなかった。
「近寄るな!」
腕に覚えはある。ルカスと正式に格闘しても勝つ自信だってある。だが圧倒的に強いというのでなければそんなものは状況に左右されやすく、絶対に傷つかない自信はフィンリーにはなかった。直接暴力を振るわれたほうが被害として訴えやすいとわかってはいてもありがたくはない。
「そもそも痛い目ってなんだよ。あんた武器なんて持ってないだろ。今まで鍛えてきたわけでもないお坊ちゃんだと思うんだけど格闘なんてできるの? 俺は違うよ? これでも小さい頃から鍛えてきてる」
「じゃあ何故君は怯えているのだろうな」
「そりゃそうだろ! 連れて来られて理不尽なことばかり言われた上に言うことを聞かないとジェイクがどうなるかわからないし俺だってどうなるかわからないってんじゃな! 怯えないほうがおかしいだろ」
敬語なんて使ってられない。マナーなんてくそくらえだとフィンリーも立ち上がってルカスを睨みつけた。
「どんな目に合わせるのが君には効果的なのかな? 武器という形では持ち合わせていないが、あいにく朝食の時に使っていた護身用のナイフなら持っている。それでは君を傷つけることはできないだろうかな?」
前世でも西洋料理の時にナイフは出てきたが、この世界では必ず毎食時にナイフを使う。フィンリーは毎回用意されたものを使うため持ち歩いていないが、護身用を兼ねて食事用としてのナイフを持ち歩く者は確かに多い。
「それとも性的な傷のほうが君にはこたえるのかな」
言った後にフィンリーの表情を見たルカスは今までどちらかといえば素っ気ない様子だったのだが初めてといっていい勢いで笑みを見せてきた。嫌なことにその表情はリースに少し似ている。
「なるほど。どうやらそちらのほうがこたえるらしいな。男の上にまさか未経験ではあるまいに、珍しい人だね、君は」
そのまさかの未経験だよとフィンリーは内心で答えながらルカスを睨みつけた。
「俺ははっきり言って男には興味がないんだが……」
「俺もだよ!」
「リースと仲がいい上に第二王子殿下とも最近やたら親しい君が何を言っているんだか。世間では知られていなくとも俺にはわかるよ。君が女より男のほうが好きなのだということくらい」
この唐変木のクソ野郎が……!
「嫌な勘違いをするな。女が好きに決まってるだろ……!」
「その宣言もどうかと思うが」
また笑みを見せてきたルカスが手を伸ばしてきた。投げ飛ばしてやると思いつつもゾッとして体がすくむ。
「触んな!」
「そこまでだ、ルカス卿」
すくみながらも身構えたところでそんな声がしてすぐに声の主が部屋に入ってきた。
「第二王子殿下……」
「で、んかっ?」
思わずまた変なところで区切ってしまったが、フィンリーは本気で驚いていた。発信装置が発動していることを期待してはいたが、まさかカリッドが来るとは思っていなかった。付き添いのデイリーがカリッドの後ろでフィンリーの「殿下」の呼び方にこっそり笑っているのがわかり、少々微妙な気持ちになりながらも、フィンリーはとりあえずこの隙にルカスから距離を置いた。そして改めてカリッドを見る。カリッドはフィンリーの元へ駆けつけようとして留まり、その場で静かに聞いてきた。
「フィンリー。ご無事でしたか?」
「無事、ですけど……ほんと何で殿下が……」
「あなたの犬から話を聞いて」
犬……。
「ジェイクは大丈夫ですか」
「はい。わんわん吼えて少し煩かったですが元気な証拠でしょうね。とはいえ煩いのはごめんですのでわんこはお留守番です」
カリッドの発言に、ルカスがとてつもなく怪訝そうな顔をしているのに気付き、フィンリーはまた微妙な気持ちになる。
「さて、ルカス卿」
「クリーズ王国の光たる王子、カリッド殿下……」
改めて名前を呼ばれ、ルカスは慌てながらも忠誠を誓うかのように首を垂れた。それを見ながらカリッドは「よい、頭を上げよ」と口にするがいつものような胡散臭い笑みすら浮かべていない。
「ルカス卿。あなたがエーレン卿に対し行ったことを私は全て把握している」
「わ……私は……エーレン卿を弟のリースのことで話があるため我が領地へ招待しただけで……暴力どころか暴言すら吐いておりませんし快適に過ごして頂けるよう丁重にもてなしたつもりです。その……先ほどのことは……確かに私がつい……エーレン卿に対し妙な気持ちを抱いてしまい、粗相をしてしまいそうに……なったかもしれません、が、未遂ですしその、こういったことは当事者同士で解決すべき、こと……では、と……」
妙な気持ちを抱いたと口にした辺りからルカスはとてつもなく苦し紛れといった口調になった。下手をすると命さえ狙われる可能性だったとはいえ、無理をするなとフィンリーは思わず言いたくなる。男に興味がないというのにその男に妙な気持ちを抱いたなどと、フィンリーも興味がないだけにどれほど言いたくないかはわかる。
とはいえ味方になるつもりはない。それに言い逃れをさせるつもりもない。ただ、実際フィンリーはルカスの言うように、今のところ暴力は一切振るわれていないし丁重かはさておき、寝食に不満はなかった。リースのことで話があるというのも歪曲して考えれば間違ってはいないとも言える。どう見ても拉致監禁されていた、という状況ではない上にフィンリーはぐっすり眠って食事もしっかりとってある意味ツヤツヤしている。要はフィンリーの証言だけとなり証拠がない。
冗談じゃないとフィンリーが思っているとカリッドが例の胡散臭い笑みをニッコリと浮かべてきた。その後に見たこともないような冷たい視線をルカスに送る。
「ルカス卿。残念だがそれは通らない。あなたがフィンリーを脅迫したことも、私は把握しているし証拠もある」
カリッドは胸元から小さな何かを取り出した。見れば何やらよくわからない小型の箱に見える。だがそれをカリッドが弄るとフィンリーのポケットから一瞬だが妙な音が聞こえてきた。ひょっとして例のピアス発信装置を受信するものだろうかと思っていると、カリッドがまた何かを弄った。直後『もちろんここであったことは口外無用だ。漏らしてしまったらきっと激しくそれを後悔することになるだろう。また、俺の思惑通りにできないとなった場合もここから帰る途中事故に出会ってしまうかもしれない』と音漏れが酷いながらもルカスの声が聞こえてきた。
「近寄るな!」
腕に覚えはある。ルカスと正式に格闘しても勝つ自信だってある。だが圧倒的に強いというのでなければそんなものは状況に左右されやすく、絶対に傷つかない自信はフィンリーにはなかった。直接暴力を振るわれたほうが被害として訴えやすいとわかってはいてもありがたくはない。
「そもそも痛い目ってなんだよ。あんた武器なんて持ってないだろ。今まで鍛えてきたわけでもないお坊ちゃんだと思うんだけど格闘なんてできるの? 俺は違うよ? これでも小さい頃から鍛えてきてる」
「じゃあ何故君は怯えているのだろうな」
「そりゃそうだろ! 連れて来られて理不尽なことばかり言われた上に言うことを聞かないとジェイクがどうなるかわからないし俺だってどうなるかわからないってんじゃな! 怯えないほうがおかしいだろ」
敬語なんて使ってられない。マナーなんてくそくらえだとフィンリーも立ち上がってルカスを睨みつけた。
「どんな目に合わせるのが君には効果的なのかな? 武器という形では持ち合わせていないが、あいにく朝食の時に使っていた護身用のナイフなら持っている。それでは君を傷つけることはできないだろうかな?」
前世でも西洋料理の時にナイフは出てきたが、この世界では必ず毎食時にナイフを使う。フィンリーは毎回用意されたものを使うため持ち歩いていないが、護身用を兼ねて食事用としてのナイフを持ち歩く者は確かに多い。
「それとも性的な傷のほうが君にはこたえるのかな」
言った後にフィンリーの表情を見たルカスは今までどちらかといえば素っ気ない様子だったのだが初めてといっていい勢いで笑みを見せてきた。嫌なことにその表情はリースに少し似ている。
「なるほど。どうやらそちらのほうがこたえるらしいな。男の上にまさか未経験ではあるまいに、珍しい人だね、君は」
そのまさかの未経験だよとフィンリーは内心で答えながらルカスを睨みつけた。
「俺ははっきり言って男には興味がないんだが……」
「俺もだよ!」
「リースと仲がいい上に第二王子殿下とも最近やたら親しい君が何を言っているんだか。世間では知られていなくとも俺にはわかるよ。君が女より男のほうが好きなのだということくらい」
この唐変木のクソ野郎が……!
「嫌な勘違いをするな。女が好きに決まってるだろ……!」
「その宣言もどうかと思うが」
また笑みを見せてきたルカスが手を伸ばしてきた。投げ飛ばしてやると思いつつもゾッとして体がすくむ。
「触んな!」
「そこまでだ、ルカス卿」
すくみながらも身構えたところでそんな声がしてすぐに声の主が部屋に入ってきた。
「第二王子殿下……」
「で、んかっ?」
思わずまた変なところで区切ってしまったが、フィンリーは本気で驚いていた。発信装置が発動していることを期待してはいたが、まさかカリッドが来るとは思っていなかった。付き添いのデイリーがカリッドの後ろでフィンリーの「殿下」の呼び方にこっそり笑っているのがわかり、少々微妙な気持ちになりながらも、フィンリーはとりあえずこの隙にルカスから距離を置いた。そして改めてカリッドを見る。カリッドはフィンリーの元へ駆けつけようとして留まり、その場で静かに聞いてきた。
「フィンリー。ご無事でしたか?」
「無事、ですけど……ほんと何で殿下が……」
「あなたの犬から話を聞いて」
犬……。
「ジェイクは大丈夫ですか」
「はい。わんわん吼えて少し煩かったですが元気な証拠でしょうね。とはいえ煩いのはごめんですのでわんこはお留守番です」
カリッドの発言に、ルカスがとてつもなく怪訝そうな顔をしているのに気付き、フィンリーはまた微妙な気持ちになる。
「さて、ルカス卿」
「クリーズ王国の光たる王子、カリッド殿下……」
改めて名前を呼ばれ、ルカスは慌てながらも忠誠を誓うかのように首を垂れた。それを見ながらカリッドは「よい、頭を上げよ」と口にするがいつものような胡散臭い笑みすら浮かべていない。
「ルカス卿。あなたがエーレン卿に対し行ったことを私は全て把握している」
「わ……私は……エーレン卿を弟のリースのことで話があるため我が領地へ招待しただけで……暴力どころか暴言すら吐いておりませんし快適に過ごして頂けるよう丁重にもてなしたつもりです。その……先ほどのことは……確かに私がつい……エーレン卿に対し妙な気持ちを抱いてしまい、粗相をしてしまいそうに……なったかもしれません、が、未遂ですしその、こういったことは当事者同士で解決すべき、こと……では、と……」
妙な気持ちを抱いたと口にした辺りからルカスはとてつもなく苦し紛れといった口調になった。下手をすると命さえ狙われる可能性だったとはいえ、無理をするなとフィンリーは思わず言いたくなる。男に興味がないというのにその男に妙な気持ちを抱いたなどと、フィンリーも興味がないだけにどれほど言いたくないかはわかる。
とはいえ味方になるつもりはない。それに言い逃れをさせるつもりもない。ただ、実際フィンリーはルカスの言うように、今のところ暴力は一切振るわれていないし丁重かはさておき、寝食に不満はなかった。リースのことで話があるというのも歪曲して考えれば間違ってはいないとも言える。どう見ても拉致監禁されていた、という状況ではない上にフィンリーはぐっすり眠って食事もしっかりとってある意味ツヤツヤしている。要はフィンリーの証言だけとなり証拠がない。
冗談じゃないとフィンリーが思っているとカリッドが例の胡散臭い笑みをニッコリと浮かべてきた。その後に見たこともないような冷たい視線をルカスに送る。
「ルカス卿。残念だがそれは通らない。あなたがフィンリーを脅迫したことも、私は把握しているし証拠もある」
カリッドは胸元から小さな何かを取り出した。見れば何やらよくわからない小型の箱に見える。だがそれをカリッドが弄るとフィンリーのポケットから一瞬だが妙な音が聞こえてきた。ひょっとして例のピアス発信装置を受信するものだろうかと思っていると、カリッドがまた何かを弄った。直後『もちろんここであったことは口外無用だ。漏らしてしまったらきっと激しくそれを後悔することになるだろう。また、俺の思惑通りにできないとなった場合もここから帰る途中事故に出会ってしまうかもしれない』と音漏れが酷いながらもルカスの声が聞こえてきた。
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