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41話
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「何でそういうことをするんです」
何とかもがいて唇から逃れると、フィンリーはドン引きしたようにカリッドを見た。
「したいからですが?」
「ああ、そうでしょうとも……! 殿下……いくら殿下とはいえ、由緒正しい方のマナーとして相手の許可なくそういうことをなさっていいんですか」
「申し訳ありません、フィンリー。ですがそなたがあまりに可愛くて私はどうにも我慢できそうにありません」
「……っ、それはしてください……! あとブランケットから俺を逃してください」
「それもできそうにありません」
「何でだよ……!」
思わず素で即返してしまい、慌ててフィンリーは顔を背けながら「失礼しました」と呟いた。
「そ、そもそも何故殿下がわざわざ来てくださったのですか。リースやジェイクではなく」
皆で押し寄せないのは目立たないよう迅速に対応できるようにだろうとはわかるが、その中で何故カリッドが来たのかがわからない。
「……フィンリーは彼らに迎えに来て欲しかったのでしょうか」
「いや、そういうことを言ってるのではなくですね」
しゅんとしている相手を見て、何故この人はゲームの世界では俺様だったのだろうか、その俺様は本当にどこへ行ってしまったのかと改めて不思議に思う。いや、所々漏れ出ているカリッドのろくでもなさそうな性格からは確かに自分中心的なところなどが見いだせるのだが、偉そうな態度や相手のことは二の次といった俺様の特徴たる特徴がどうしても見つけられない。
「……そうですね、私が直々出向くことにしたのは、何よりもそなたの無事を確認したかったというのもあります。ですが、それがベストだからです」
「ベスト?」
「はい。第二王子である私が直接あの場を目の当たりにし、やり取りを魔導具を通してとはいえ聞いていたことを知らしめたわけです。どうあっても言い逃れなどできないでしょう」
確かに、とフィンリーは頷いた。例の魔導具があれば十分な証拠にはなるとはいえ、自分やジェイクだけだと信憑性に欠けるかもしれないし、リースはルカスの実の弟だ。やはりできれば第三者のほうがいいだろうし、それが貴族派が推している第二王子となればかなり強力な証言者となる。
「納得していただけました?」
「……はい」
「よかった。では続きをしても?」
「……、って何の続きだよ……!」
思わずまた粗野な言い方になってしまったが、カリッドは楽しそうに笑っていた。
リースはカリッドが向かうことに対しすぐ納得したようだが、ジェイクは最後まで不満そうだったらしい。カリッドが楽しそうに「躾の偏った犬ですよね」と笑っていたのが何とも複雑だ。皇族に対しての無礼な振る舞いを笑って許してくれるのは大変ありがたいが、その物言いは相変わらず引っ掛かりしかない。
「……殿下に対して失礼と承知で申し上げますが……」
「はい」
「ジェイク卿は確かに少々態度にアレなところはあるかもしれません、が、俺の身内と言っても過言ではない存在で……」
「ああ、これは申し訳ない。そうですよね」
わかってもらえたのだろうか。
「可愛いわんちゃんにすみません」
わかってねぇぇぇぇ!
フィンリーは相変わらずブランケットにくるまれたまま、盛大なため息を吐いた。
無事、見知った土地へ戻ってきたのは夜もずいぶん更けた頃だった。途中、カリッドに「このままご自分の屋敷へ戻られますか、それとも明日になさいますか」と聞かれた。正直なところ今すぐにでも自分の部屋でゆっくりと休みたかったが、義母と義妹にだけは極力心配をかけたくない。
「あの、殿下がご存じかはわからないのですが」
「なんなりと聞いてください」
「俺の母と妹は今回のこと……」
「安心なさってください。そなたのい──ジェイク卿からそれは確認しております。外出なさっているのは知っておられますが、事情はまだ何も知らないようです」
今犬と言いかけてやめたよなとフィンリーはそっと思った。一応、先ほどのやり取りを気にかけてはくれているらしい。
「……よかった。リースとジェイクはまだ俺がこうして帰っていること、知らないのでしょうか」
「早馬を先に出してますので連絡はもう届いているかと。彼らもやきもきしてそなたが無事であるという連絡を待っていたでしょうしね」
「ありがとうございます。その、では、厚かましいお願いなのですが、別の場所へ連れていってもらえないでしょうか。明日の朝、戻ります。そうですね、ジェイクの実家か……」
「私の屋敷へお連れしましょう」
「いやそれはちょっと」
「遠慮はいりませんよ」
「遠慮とかじゃなくて」
「大丈夫、怖くないですよ」
「何そのあやすような感じ……!」
ひたすら「それはちょっと」と濁しつつ断っていたというのに、カリッドは意に介さないといった様子で自分の屋敷へ馬車を走らせた。
ああ、前にも思ったな……こういうとこは俺様っぽい感じ残ってるって……。
連れてこられたのは以前デイリーによって薬を盛られ飛ばされた場所ではなく、少々こじんまりとした雰囲気の場所だった。暗くてあまり見渡せないが、どこか田舎の素朴な家といった様子に見える。
「ここは?」
「ペイザージュ離宮、私のちょっとした別宅です」
カリッド曰く、親しい人と過ごすサロンや密会に使う場所を屋敷の敷地内に作っているらしい。確かにとてつもなく広大な敷地だけに、前回見せてもらった植物園だけでなく公園や庭園だけでも前世でいう緑地公園並みの広さはあるだろう。他にこういったこじんまりとした宮殿や離宮を作ってもまだ余りあるスペースさえありそうだ。
「ですので気兼ねなくぐっすりお休みになられますよ」
あんたと一緒でか? とフィンリーは身を強ばらせた。そんな考えを知ってか知らずか、カリッドが「風呂にゆっくり浸かられるといい。広くはありませんが、心地よい空間を堪能できるかと思います」と笑みを向けてきた。
「……は、ぁ」
「さて、では私は屋敷に戻ります。また明日の朝、こちらへご挨拶に参りましょう」
「え、あ……」
フィンリーが使いそうな部屋などの場所を簡単に説明すると、カリッドはフィンリーの手を取り、甲へそっと唇を押し付けた後その場から立ち去って行った。残されたフィンリーは、ほんの少数である使用人によって風呂へ案内され、言っていたように心地のよい時間を過ごし、その後軽食と飲み物を用意してもらい、気が付けば手入れの行き届いたこれまたこじんまりとした寝室のふかふかしているベッドで横になっていた。
「……快適なんだけど」
ぼそりと呟くと、ぼんやり手の甲を見る。
まさかあっさり紳士的な対応をするだけで出ていくとは思っていなかった。
「いや、ありがたい、んだけど、さ……」
とりあえず精神的に疲れたしと、フィンリーは深呼吸をして眠りについた。
何とかもがいて唇から逃れると、フィンリーはドン引きしたようにカリッドを見た。
「したいからですが?」
「ああ、そうでしょうとも……! 殿下……いくら殿下とはいえ、由緒正しい方のマナーとして相手の許可なくそういうことをなさっていいんですか」
「申し訳ありません、フィンリー。ですがそなたがあまりに可愛くて私はどうにも我慢できそうにありません」
「……っ、それはしてください……! あとブランケットから俺を逃してください」
「それもできそうにありません」
「何でだよ……!」
思わず素で即返してしまい、慌ててフィンリーは顔を背けながら「失礼しました」と呟いた。
「そ、そもそも何故殿下がわざわざ来てくださったのですか。リースやジェイクではなく」
皆で押し寄せないのは目立たないよう迅速に対応できるようにだろうとはわかるが、その中で何故カリッドが来たのかがわからない。
「……フィンリーは彼らに迎えに来て欲しかったのでしょうか」
「いや、そういうことを言ってるのではなくですね」
しゅんとしている相手を見て、何故この人はゲームの世界では俺様だったのだろうか、その俺様は本当にどこへ行ってしまったのかと改めて不思議に思う。いや、所々漏れ出ているカリッドのろくでもなさそうな性格からは確かに自分中心的なところなどが見いだせるのだが、偉そうな態度や相手のことは二の次といった俺様の特徴たる特徴がどうしても見つけられない。
「……そうですね、私が直々出向くことにしたのは、何よりもそなたの無事を確認したかったというのもあります。ですが、それがベストだからです」
「ベスト?」
「はい。第二王子である私が直接あの場を目の当たりにし、やり取りを魔導具を通してとはいえ聞いていたことを知らしめたわけです。どうあっても言い逃れなどできないでしょう」
確かに、とフィンリーは頷いた。例の魔導具があれば十分な証拠にはなるとはいえ、自分やジェイクだけだと信憑性に欠けるかもしれないし、リースはルカスの実の弟だ。やはりできれば第三者のほうがいいだろうし、それが貴族派が推している第二王子となればかなり強力な証言者となる。
「納得していただけました?」
「……はい」
「よかった。では続きをしても?」
「……、って何の続きだよ……!」
思わずまた粗野な言い方になってしまったが、カリッドは楽しそうに笑っていた。
リースはカリッドが向かうことに対しすぐ納得したようだが、ジェイクは最後まで不満そうだったらしい。カリッドが楽しそうに「躾の偏った犬ですよね」と笑っていたのが何とも複雑だ。皇族に対しての無礼な振る舞いを笑って許してくれるのは大変ありがたいが、その物言いは相変わらず引っ掛かりしかない。
「……殿下に対して失礼と承知で申し上げますが……」
「はい」
「ジェイク卿は確かに少々態度にアレなところはあるかもしれません、が、俺の身内と言っても過言ではない存在で……」
「ああ、これは申し訳ない。そうですよね」
わかってもらえたのだろうか。
「可愛いわんちゃんにすみません」
わかってねぇぇぇぇ!
フィンリーは相変わらずブランケットにくるまれたまま、盛大なため息を吐いた。
無事、見知った土地へ戻ってきたのは夜もずいぶん更けた頃だった。途中、カリッドに「このままご自分の屋敷へ戻られますか、それとも明日になさいますか」と聞かれた。正直なところ今すぐにでも自分の部屋でゆっくりと休みたかったが、義母と義妹にだけは極力心配をかけたくない。
「あの、殿下がご存じかはわからないのですが」
「なんなりと聞いてください」
「俺の母と妹は今回のこと……」
「安心なさってください。そなたのい──ジェイク卿からそれは確認しております。外出なさっているのは知っておられますが、事情はまだ何も知らないようです」
今犬と言いかけてやめたよなとフィンリーはそっと思った。一応、先ほどのやり取りを気にかけてはくれているらしい。
「……よかった。リースとジェイクはまだ俺がこうして帰っていること、知らないのでしょうか」
「早馬を先に出してますので連絡はもう届いているかと。彼らもやきもきしてそなたが無事であるという連絡を待っていたでしょうしね」
「ありがとうございます。その、では、厚かましいお願いなのですが、別の場所へ連れていってもらえないでしょうか。明日の朝、戻ります。そうですね、ジェイクの実家か……」
「私の屋敷へお連れしましょう」
「いやそれはちょっと」
「遠慮はいりませんよ」
「遠慮とかじゃなくて」
「大丈夫、怖くないですよ」
「何そのあやすような感じ……!」
ひたすら「それはちょっと」と濁しつつ断っていたというのに、カリッドは意に介さないといった様子で自分の屋敷へ馬車を走らせた。
ああ、前にも思ったな……こういうとこは俺様っぽい感じ残ってるって……。
連れてこられたのは以前デイリーによって薬を盛られ飛ばされた場所ではなく、少々こじんまりとした雰囲気の場所だった。暗くてあまり見渡せないが、どこか田舎の素朴な家といった様子に見える。
「ここは?」
「ペイザージュ離宮、私のちょっとした別宅です」
カリッド曰く、親しい人と過ごすサロンや密会に使う場所を屋敷の敷地内に作っているらしい。確かにとてつもなく広大な敷地だけに、前回見せてもらった植物園だけでなく公園や庭園だけでも前世でいう緑地公園並みの広さはあるだろう。他にこういったこじんまりとした宮殿や離宮を作ってもまだ余りあるスペースさえありそうだ。
「ですので気兼ねなくぐっすりお休みになられますよ」
あんたと一緒でか? とフィンリーは身を強ばらせた。そんな考えを知ってか知らずか、カリッドが「風呂にゆっくり浸かられるといい。広くはありませんが、心地よい空間を堪能できるかと思います」と笑みを向けてきた。
「……は、ぁ」
「さて、では私は屋敷に戻ります。また明日の朝、こちらへご挨拶に参りましょう」
「え、あ……」
フィンリーが使いそうな部屋などの場所を簡単に説明すると、カリッドはフィンリーの手を取り、甲へそっと唇を押し付けた後その場から立ち去って行った。残されたフィンリーは、ほんの少数である使用人によって風呂へ案内され、言っていたように心地のよい時間を過ごし、その後軽食と飲み物を用意してもらい、気が付けば手入れの行き届いたこれまたこじんまりとした寝室のふかふかしているベッドで横になっていた。
「……快適なんだけど」
ぼそりと呟くと、ぼんやり手の甲を見る。
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