銀色の魔物

Guidepost

文字の大きさ
114 / 137

113話 ※

しおりを挟む
「ん、ぁ……っ、あ」

 ひたすら背後から尻の穴をオイルでどろどろに解され、尻を持ち上げられた状態を保っていられずにサファルは何度も膝を崩した。柔らかい草の上なので痛くはないが、体勢を留める力を保っていられない。

「可愛いな、サファル……ほら、自分でも扱いて……」
「嫌、むり……も、出ない……」

 オイルでぬるぬるした指が既に何度もサファルのどちらも思い切り勃った胸やペニスを愛撫しており、穴を解されている刺激と相まって即、サファルは頂点へ達していた。だがまたすぐ優しいのに執拗な愛撫を受けて高まらされ、を繰り返していた。その上で「自分で扱いて見せて」と手を誘導し、また硬くなっていたそれをつかまされた。ぬるぬるとしている自分のものと、今の状態に興奮してついサファルは言われた通り扱く。その間もひたすら中を広げられ、指で弱いところを責められてしまい、耐えられずにあっという間に射精した。だというのにまた愛撫され、そろそろおかしくなりそうだった。

「仕方ないな……じゃあ俺を受け入れて」

 欲しい、けれども既に何度達したか分からない状態で受け入れることに怖ささえあった。

「入ってきたら……俺、おかしく、なる……」
「いいよ。なって……」

 囁いたかと思うと、後ろからカジャックのものがゆっくり入ってきた。
 サファルに「お前が理性を留めて」と言ってきたわりに、触れてくる手はとても優しかったし入ってきた今も労るようにゆっくりだ。むしろサファルのほうがまた理性を保っていられない。とはいえ、普段のカジャックならそれこそ優しくサファルを宥め、そのまま眠るよう今頃囁いていたはずだ。こんな風にゆっくりながらにいきなり動きながら「可愛いよサファル」などとは囁いていないし、サファルも夜風を肌に感じながらカジャックを受け入れることにはなっていないはずだ。
 こんな風に外でなんて普段のカジャックならそもそもしないことを思えば、あのカジャックが理性を多少なりとも捨ててくれたのかもと思える。何だかとても求められているような風にさえ感じられた。それが嬉しくてまた軽く達したかもしれない。

「まだ動いたら……、ん、あ」
「痛いか?」
「うう、ん……気持ちいい、けど俺……」
「達すればいい」

 いや、無理。もう出ないって……無理。

 涙目になりながら、サファルは腕を崩した。自分の体を支える余裕などない。膝にも力は入らないが、今は中に入っているカジャックが腰を支えてくれている。
 ひれ伏すように地面にへばりつき、尻だけ突き上げてひたすら突かれる様はだが、こんなに優しく扱われているというのに少し無理やりされているようにさえ感じて、変に興奮した。突っ込まれながら自分の穴がひくひくと収縮するのが分かる。
 散々指で中を解された際に、中でサファルがとても感じるところも散々可愛がられ何度も達している。おかげで通常より感度の上がった体は乳首で達するどころか肌の摩擦ですら簡単に達しそうだ。耳だけでなく、脇の下にもしカジャックのものを突っ込まれていてもきっと呆気なく達していたとサファルは思う。

 脇でイクとか何それ、やらしいな……。

 自分で思っておきながら他人事のように考えつつ、その考えにまたぞくぞくと体が震えた。その上ますますカジャックのものがおかしくなりそうなほどの快楽をひたすら与えてくる。だがもう射精する精がない、と声を枯らしながら喘いだ。

「む、り……っぁ、も、出な、ぁ、あっ」
「でも中、びくびく震えてる……」

 射精しないままイッてるんだよ……!

 頭のどこかでそう言い返しているものの、「しゃ」とか「いっ」といった風にまともに声にはならない。苦しいのか快感なのかさえ分からなくなってきた。

 ううん、違う。めちゃくちゃ気持ちいい。気持ちがよすぎて苦痛さえ感じるくらい、気持ちがいい。

「ん、あっ、カジャ……っあ、あっ」

 理性とかもう分かんない、なんも分かんない。

 カジャックのものがまるで中から背筋を走って脳天まで突き抜けてきそうな気がする。

「こ、わ……っ、あっ、あっ」

 いっそ怖い。

 中はもちろんのこと、全身が性感帯になっていて本当にどこもかしこもやらしい部位になってしまったようにすら思えた。だというのにカジャックは中を熱くて硬い最高にやらしいもので抉りながら手でサファルのものを扱いてくる。ただもう本当に出ないし達することも出来ない勢いなのでかなりきつい。サファルの、敏感過ぎるくらい敏感な部分を無理やり触れられるような怖くて痛いけれども気持ちがいい、といった自分では到達できなさそうな感覚に苛まれている。
 散々出して、もう空っぽのはずなのに体中の液体がペニスに集まってきているようにさえ思える。尿道に、苦痛を開放するかのようなまるで天国への門が開いたかのような快感を覚えた。

「あっ、あっ、は、ぁ……っ」

 ぷしゅ、っという音すら聞こえてきそうな勢いで、自分のものから勢いよく透明な液体が大量に飛び出した。
 耐え難いほどの快楽と、あまりの驚きに自分でも尻の穴が思い切り縮こまったのが分かった。そのせいか、カジャックも予想外だったのか抜く暇もなくといった風にサファルの中、それも奥で達してきた。

 も、俺……今だかつてないくらいぐちゃぐちゃになってる……。多分最悪なんだろ、けど最高にエロくて最高に感じ……た。

 最後にそう思ったことだけはサファルも覚えている。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

Take On Me

マン太
BL
 親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。  初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。  岳とも次第に打ち解ける様になり…。    軽いノリのお話しを目指しています。  ※BLに分類していますが軽めです。  ※他サイトへも掲載しています。

【完結】かわいい彼氏

  *  ゆるゆ
BL
いっしょに幼稚園に通っていた5歳のころからずっと、だいすきだけど、言えなくて。高校生になったら、またひとつ秘密ができた。それは── ご感想がうれしくて、すぐ承認してしまい(笑)ネタバレ配慮できないので、ご覧になるときはお気をつけください! 驚きとかが消滅します(笑) 遥斗と涼真の動画をつくりました! もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。 インスタ @yuruyu0 Youtube @BL小説動画 プロフのwebサイトから飛べます! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。

きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。 自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。 食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。

【完結】抱っこからはじまる恋

  *  ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。 ふたりの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら! 完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました

美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!

人気作家は売り専男子を抱き枕として独占したい

白妙スイ@1/9新刊発売
BL
八架 深都は好奇心から売り専のバイトをしている大学生。 ある日、不眠症の小説家・秋木 晴士から指名が入る。 秋木の家で深都はもこもこの部屋着を着せられて、抱きもせず添い寝させられる。 戸惑った深都だったが、秋木は気に入ったと何度も指名してくるようになって……。 ●八架 深都(はちか みと) 20歳、大学2年生 好奇心旺盛な性格 ●秋木 晴士(あきぎ せいじ) 26歳、小説家 重度の不眠症らしいが……? ※性的描写が含まれます 完結いたしました!

秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~

めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆ ―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。― モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。 だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。 そう、あの「秘密」が表に出るまでは。

仮面の王子と優雅な従者

emanon
BL
国土は小さいながらも豊かな国、ライデン王国。 平和なこの国の第一王子は、人前に出る時は必ず仮面を付けている。 おまけに病弱で無能、醜男と専らの噂だ。 しかしそれは世を忍ぶ仮の姿だった──。 これは仮面の王子とその従者が暗躍する物語。

処理中です...