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微妙なキリン
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スタートを切る。皆が長さを考え調整しつつ走っている中、かなりのスピードを保ったまま走り続ける。そしてダントツの速さで、颯一はゴールを決めた。
「そうちゃん、体育は成績よさそうだな」
見ていた渉がニコニコ言う。
「……あ? 『は』って何だよ『は』って! そこは気を使って『も』とか言えよ。………………ていうか何でお前がここにいんだよ……!」
「え? だって同じ学校だし」
「……同じ学校だろうがクラスどころか学年違うだろうが馬鹿! 今授業中だろ……? 何でこう、ちょくちょく俺の授業風景の中に溶け込んでんだよおかしいだろうが!」
普通に授業の時間真っ盛りの今、友悠と颯一は中距離走を走り終えたところだった。
「あれだ、俺も今体育だから」
「……お前は体育館だろ……」
「俺の授業を把握してくれているのか! さすが将来の嫁だな、そうちゃん。さすがだ」
「ホントお前くたばれ」
ドン引きしながら颯一が言い放っている。
何してくるかわからない勢いの渉だが、これでも古風なのか何なのか人が大勢いる中で颯一に基本妙なことしてこない。変なことは言ってはいるが。だからか颯一も走って逃げなかった。一応。
「そうちゃんってでも、そんなに運動できたっけ?」
くたばれと言われようが気にも留めず、渉が聞いている。
「……お前何気に失礼だよな。くそ、ああそうだよ、スポーツも至って普通だったよ悪かったな!」
「ああ、やっぱり」
「やっぱりって何だよ、ほんっとムカつく。当たってるだけにムカつく」
「んん? でも走るの、速いよな」
「お前のせいで何か運動だけは得意になっちゃったんだよ!」
逃げ回っているせいでなと颯一は口にしなかった。実際逃げ回っているわけだが「逃げているせいだ」と口にするのはなんとなく悔しいのかもしれない。
実際この目の前にいる男に再会してからの運動量は、今まで生きてきた中で行った運動量を遥に凌ぐ量だと思うとこの間颯一は言っていた。
「え、俺のため運動好きになったってことか? そうちゃん、まったく」
「は?」
「嬉しいがあれだ、結婚するまでは清い体でないとな」
「は?」
颯一はポカンと渉を見る。そしてたっぷりと間を空けた後で顔を引きつらせている。
「マジ病院いって頭の中診てもらえよ」
「俺の心配をそんなにしてくれるなんて! ああもう結婚しよう今すぐ……!」
呆れたように颯一が言うと、渉がなぜそう受け取るのか不明な勢いで言ってきて颯一を抱きしめた。
「……っぎゃ……っ! っくそ、てめぇっ」
ある意味本当に渉のおかげで運動能力が上がったのであろう颯一が、すかさず腕を振り上げ自由になったその手で渉の鳩尾辺りをついた。
「っぐ……。そうちゃん……鳩尾は駄目、だ……さすがに不意を打たれると軽くでもここは辛い……」
「わかっててやってんだよ馬鹿!」
その頃にはようやく渉がいるのに気づいた体育教師がやってきた。だが呆れたように渉を見た後で「馬見塚、いい加減体育館に戻れ。でないと先生知らんからなー」と言っただけである。
「そんな、先生、それだけ……っ?」
颯一が微妙な顔をして突っ込んでいる。
友悠もわかっている。最初の頃は先生方もそれなりにもっと驚き呆れて渉に注意したり叱ったりしていた。だがだんだんあまり何も言わなくなってきた。最初は理事長の息子だからかと思ったが、多分もう諦めているからのように思える。その上、渉はちょくちょく授業を抜けていても成績はいつも上位三位には入っているらしかった。それでも颯一はやはり突っ込まずにはいられないようだ。
「……込谷、悪いな。先生にも限界があってな」
「何の限界ですか……っ」
友悠は少し離れたところで彼らのやりとりを顔を引きつらせながらずっと見ていた。そんな友悠に、昼休み学食で颯一が言ってきた。
「あいつ何であんな頭悪いのに頭いいんだろう」
「……いや、何だろう、ね」
何とも答えようがないので苦笑しながら、友悠はトレーに希望のおかずを置く。寮にある食堂と違い、学校側にある食堂は完全に機能的だ。寮ではおかずは毎日1種類だけと選べないが、生徒たちは自炊してもいいことになっている。学校では自炊は当然できないが、ある程度おかずが選べ自分で皿に取っていく感じになっていた。そして会計のところであらかじめ買ってある磁気カードを出す。
見かけたことある学園ものの携帯小説では磁気カードではなくクレジットカードの機能がついた学生証を各テーブルにスキャンさせ、多種類あるメニューから選ぶとウェイターが運んできてくれるというのがあった。それを友悠は微妙な顔をして思い出す。この学校もそれなりに金持ち学校ではあるが、そんな生徒様扱いしてくれるような制度など、どこを探しても一ミリ程度もなかった。
だいたい理事長の息子も同じように磁気カードで会計しているしね……。
何気にテーブルへ着いた後、渉を発見してしまっていた友悠は微妙な表情で思っていた。あと、どうか見つかりませんようにとも。
渉は背が高くかなり見た目がいいので目につきやすいというのもある。現に周りでも「あ、馬見塚先輩だ」「カッコいい」などと言った声がちらほらと聞こえてくる。
「ほんとカッコいいよね」
「あの人になら抱かれてもいいかも」
「マジかよお前ー。でもわかるわ」
「だろぉ」
そんな声を、友悠と颯一は少々青い顔で聞いていた。
「……なあ、とも」
「ん? 何?」
「……ここって、男子校だよ、な?」
「……あーそうだねぇ……」
「男子校って男しかいないよな」
「まあ男子校ってだけにねぇ……」
「……抱かれてもって何だよカッコいいて何だよ何ていうかもうほんと意味わかんねぇんですけどほんとマジ」
ボソリと呟くようにではあるものの一息で言われ、そこに颯一の心の底からの思いを感じた。
「まあ、ある意味、男子校だから、ねぇ……」
友悠はただそうとしか言えない。
「はぁ……。……せめてあの変態バカが古風なヤツでよかった」
「古風?」
友悠は首を傾げた。
「ん? うん。だって言ってくることやしてくること、大抵キモくはあるけどさ。ところどころで古風なんだよな。『結婚までは駄目だ』とかさ。今時さあ、そんなの聞かないだろ? まあほんとそれはありがたいんだよな」
颯一の話を聞いて、これでガンガン来るタイプなら、今頃確かに颯一の貞操は危なかったかもしれないとは友悠も思った。
「でも……」
「ん?」
「あの人が今まで何もしたことない童貞だとは思えないけどな」
むしろ渉が童貞って方が気持ち悪い気がすると、何気に失礼な勢いで友悠は思った。ちなみに目の前の友人、颯一が童貞でもそれはそれで全然おかしくないし多分そうなのだろうなとは思っている。実際本人も以前、渉に話の流れのせいでもあるが『童貞だ』と泣く泣く宣言していた。
「……あー。そーなんかな……」
颯一が微妙な表情になった。
「どうしたの?」
「……いや、何ていうか。幼馴染に先越されてるってのがちょっと微妙なだけで。歳も一つしか変わんねーし」
「あー……。……っ」
頷きかけた友悠だが、次の瞬間には顔を引きつらせていた。
「ん? どしたの? とも」
無邪気に首を傾げてくる颯一に、友悠は内心「今だけはせめて、そんなかわいらしい感じで聞いてこないで」と少々泣きそうになりながら思う。
こちらに気づいてニコニコ満面の笑顔の渉が颯一に抱きつき、友悠に「死ね」と言うまで多分後十秒。
「そうちゃん、体育は成績よさそうだな」
見ていた渉がニコニコ言う。
「……あ? 『は』って何だよ『は』って! そこは気を使って『も』とか言えよ。………………ていうか何でお前がここにいんだよ……!」
「え? だって同じ学校だし」
「……同じ学校だろうがクラスどころか学年違うだろうが馬鹿! 今授業中だろ……? 何でこう、ちょくちょく俺の授業風景の中に溶け込んでんだよおかしいだろうが!」
普通に授業の時間真っ盛りの今、友悠と颯一は中距離走を走り終えたところだった。
「あれだ、俺も今体育だから」
「……お前は体育館だろ……」
「俺の授業を把握してくれているのか! さすが将来の嫁だな、そうちゃん。さすがだ」
「ホントお前くたばれ」
ドン引きしながら颯一が言い放っている。
何してくるかわからない勢いの渉だが、これでも古風なのか何なのか人が大勢いる中で颯一に基本妙なことしてこない。変なことは言ってはいるが。だからか颯一も走って逃げなかった。一応。
「そうちゃんってでも、そんなに運動できたっけ?」
くたばれと言われようが気にも留めず、渉が聞いている。
「……お前何気に失礼だよな。くそ、ああそうだよ、スポーツも至って普通だったよ悪かったな!」
「ああ、やっぱり」
「やっぱりって何だよ、ほんっとムカつく。当たってるだけにムカつく」
「んん? でも走るの、速いよな」
「お前のせいで何か運動だけは得意になっちゃったんだよ!」
逃げ回っているせいでなと颯一は口にしなかった。実際逃げ回っているわけだが「逃げているせいだ」と口にするのはなんとなく悔しいのかもしれない。
実際この目の前にいる男に再会してからの運動量は、今まで生きてきた中で行った運動量を遥に凌ぐ量だと思うとこの間颯一は言っていた。
「え、俺のため運動好きになったってことか? そうちゃん、まったく」
「は?」
「嬉しいがあれだ、結婚するまでは清い体でないとな」
「は?」
颯一はポカンと渉を見る。そしてたっぷりと間を空けた後で顔を引きつらせている。
「マジ病院いって頭の中診てもらえよ」
「俺の心配をそんなにしてくれるなんて! ああもう結婚しよう今すぐ……!」
呆れたように颯一が言うと、渉がなぜそう受け取るのか不明な勢いで言ってきて颯一を抱きしめた。
「……っぎゃ……っ! っくそ、てめぇっ」
ある意味本当に渉のおかげで運動能力が上がったのであろう颯一が、すかさず腕を振り上げ自由になったその手で渉の鳩尾辺りをついた。
「っぐ……。そうちゃん……鳩尾は駄目、だ……さすがに不意を打たれると軽くでもここは辛い……」
「わかっててやってんだよ馬鹿!」
その頃にはようやく渉がいるのに気づいた体育教師がやってきた。だが呆れたように渉を見た後で「馬見塚、いい加減体育館に戻れ。でないと先生知らんからなー」と言っただけである。
「そんな、先生、それだけ……っ?」
颯一が微妙な顔をして突っ込んでいる。
友悠もわかっている。最初の頃は先生方もそれなりにもっと驚き呆れて渉に注意したり叱ったりしていた。だがだんだんあまり何も言わなくなってきた。最初は理事長の息子だからかと思ったが、多分もう諦めているからのように思える。その上、渉はちょくちょく授業を抜けていても成績はいつも上位三位には入っているらしかった。それでも颯一はやはり突っ込まずにはいられないようだ。
「……込谷、悪いな。先生にも限界があってな」
「何の限界ですか……っ」
友悠は少し離れたところで彼らのやりとりを顔を引きつらせながらずっと見ていた。そんな友悠に、昼休み学食で颯一が言ってきた。
「あいつ何であんな頭悪いのに頭いいんだろう」
「……いや、何だろう、ね」
何とも答えようがないので苦笑しながら、友悠はトレーに希望のおかずを置く。寮にある食堂と違い、学校側にある食堂は完全に機能的だ。寮ではおかずは毎日1種類だけと選べないが、生徒たちは自炊してもいいことになっている。学校では自炊は当然できないが、ある程度おかずが選べ自分で皿に取っていく感じになっていた。そして会計のところであらかじめ買ってある磁気カードを出す。
見かけたことある学園ものの携帯小説では磁気カードではなくクレジットカードの機能がついた学生証を各テーブルにスキャンさせ、多種類あるメニューから選ぶとウェイターが運んできてくれるというのがあった。それを友悠は微妙な顔をして思い出す。この学校もそれなりに金持ち学校ではあるが、そんな生徒様扱いしてくれるような制度など、どこを探しても一ミリ程度もなかった。
だいたい理事長の息子も同じように磁気カードで会計しているしね……。
何気にテーブルへ着いた後、渉を発見してしまっていた友悠は微妙な表情で思っていた。あと、どうか見つかりませんようにとも。
渉は背が高くかなり見た目がいいので目につきやすいというのもある。現に周りでも「あ、馬見塚先輩だ」「カッコいい」などと言った声がちらほらと聞こえてくる。
「ほんとカッコいいよね」
「あの人になら抱かれてもいいかも」
「マジかよお前ー。でもわかるわ」
「だろぉ」
そんな声を、友悠と颯一は少々青い顔で聞いていた。
「……なあ、とも」
「ん? 何?」
「……ここって、男子校だよ、な?」
「……あーそうだねぇ……」
「男子校って男しかいないよな」
「まあ男子校ってだけにねぇ……」
「……抱かれてもって何だよカッコいいて何だよ何ていうかもうほんと意味わかんねぇんですけどほんとマジ」
ボソリと呟くようにではあるものの一息で言われ、そこに颯一の心の底からの思いを感じた。
「まあ、ある意味、男子校だから、ねぇ……」
友悠はただそうとしか言えない。
「はぁ……。……せめてあの変態バカが古風なヤツでよかった」
「古風?」
友悠は首を傾げた。
「ん? うん。だって言ってくることやしてくること、大抵キモくはあるけどさ。ところどころで古風なんだよな。『結婚までは駄目だ』とかさ。今時さあ、そんなの聞かないだろ? まあほんとそれはありがたいんだよな」
颯一の話を聞いて、これでガンガン来るタイプなら、今頃確かに颯一の貞操は危なかったかもしれないとは友悠も思った。
「でも……」
「ん?」
「あの人が今まで何もしたことない童貞だとは思えないけどな」
むしろ渉が童貞って方が気持ち悪い気がすると、何気に失礼な勢いで友悠は思った。ちなみに目の前の友人、颯一が童貞でもそれはそれで全然おかしくないし多分そうなのだろうなとは思っている。実際本人も以前、渉に話の流れのせいでもあるが『童貞だ』と泣く泣く宣言していた。
「……あー。そーなんかな……」
颯一が微妙な表情になった。
「どうしたの?」
「……いや、何ていうか。幼馴染に先越されてるってのがちょっと微妙なだけで。歳も一つしか変わんねーし」
「あー……。……っ」
頷きかけた友悠だが、次の瞬間には顔を引きつらせていた。
「ん? どしたの? とも」
無邪気に首を傾げてくる颯一に、友悠は内心「今だけはせめて、そんなかわいらしい感じで聞いてこないで」と少々泣きそうになりながら思う。
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