59 / 150
59話
しおりを挟む
広げられた歪には結局レッドがまず入った。今のところ問題ないという動作を確認し、次にエメリーが入ろうとしたのを押し退けてウィルフレッドは顔をその中へ入れて覗き込む。先ほど村を見て感じた灰色とは違う、実際に灰色をした空間といった様子を見渡していると下のほうから「王子」と呼ぶ声がした。見ればそれなりに下を感じさせる位置にどうやら地面らしきものがあるようでレッドが見上げている。
何だよこの高さ、とウィルフレッドが内心引きつっているとレッドが「下りられるのでしたら俺の方に飛び込んでください」と両手を少し広げるようにして上げてきた。
いや何言ってんだよ無理に決まっているだろうが。せめてロープ下ろしてそれ使って下りるもんだろが普通の人間なら。
元魔王としては少々屈辱的な考えではあるが致し方がない。例え魔王の記憶があっても体が全くついていかないという現実を嫌というほど自ら実感してきている。
ウィルフレッドが微妙な顔でそんなことを思っているとエメリーが「ロープをそこの岩にくくりつけて下ろしましょう」と言ってきた。ルイも「そうだな、そうしよう。では待て。この岩だと心許無い。俺の土魔法で繋ぎやすい岩に変えよう」と早速手を岩にかざしている。
とりあえずよく言ったエメリー。
「ふん、頭のいいエメリーが言うなら仕方がないな。その方法で下りてやろう」
「……ウィルフレッド様を受け止めるのがルイ様でないなどと」
「何だ? エメリー、何か言ったか?」
「ロープで繋いていたほうが帰りも安心かと申しました」
「ああ、なるほど」
確かにそうだなとウィルフレッドが頷いていると抱いたままのフェルが「クフン」と鳴いた。
「何だフェル。安心しろ。俺が貴様を懐に入れて下りてやる」
『……。いえ、我が主からのありがたいお言葉ですが私は大丈夫です』
するりとウィルフレッドの腕から抜けたフェルは小さな体のまま歪に飛び込んでしまった。慌てて中を覗き込むとフェルは軽々と下に着地していた。エメリーが眼鏡を押し上げながら「犬だと高いところから下りられないはずですが、なるほど……そういえば魔獣でしたね」と変に納得している。
主人を置いて行くなどと、生意気なしもべめとウィルフレッドは睨みながら下を見る。とはいえさすがにあの小さな体のままではウィルフレッドを乗せて下りる訳にはいかないだろうし、体を大きくするとまず歪の中に入られないだろう。
ルイが形を変え、結びやすくした岩にロープを繋ぐと、とりあえずウィルフレッドは恐る恐る足から下ろしていった。一応しっかりとロープを持った状態で何とか体全体でロープにしがみつけたものの、今更ながらに「そういえばロープで下りたことなど魔王の時代でもなかった」と気づく。それはそうだろう。高い魔力に素晴らしい身体能力のあった魔王はそんな必要に駆られることなどなかった。
ここからどうやって下りていけばいいのだ……。
頭では分かるというのに実際体はどう動けばいいのか把握出来ていない。必死になってロープにしがみついてはいるが、次第に手が痛くなってきた。よく考えなくとも自らの体を支える腕の力など持ち合わせてもいないし足はあまり器用に動かせない。
上ではルイの心配そうな声が聞こえてくる。そして下からは「そのまま手を離しても大丈夫です。俺が受け止めます。俺を信じて」というレッドの声が聞こえてきた。
分かっている。受け止めると言えばレッドは必ず受け止めてくれるだろう。城のキープで子どもの頃からいつもそう言われていて、そしてウィルフレッドは屈辱を感じながらもいつもレッドを信じて飛び込んでいた。だがキープの高さなど目ではない程度にはここから下までは高い。いくらレッドが強靭な体を持ち、器用で俊敏な動きをしていると言っても上から落ちる大人一人を支えられるものなのか。
とはいえそろそろ手が痛くて痺れて堪らない。内心焦りに焦ってきたウィルフレッドはだが下をそっと窺ってハッとなった。
フェルがいるではないか、と気づく。歪に入るには大きすぎる体でもこの中に入ってしまえば問題ない。レッドに首輪を取ってもらい体を大きくしてもらえばクッションになるのではないか。
……いや違う、駄目だ。首輪は俺や兄上たちしか取れない。
宮中でよもやないとは思うがという前提の元、それでも万が一魔獣であるフェルをよからぬ考えで開放させようとする者がいてはならないからとのむしろ側近たちや重臣たちの意見により、首輪には王族しか取ることの出来ない魔法がかけられていた。例えレッドやエメリーのような側近であっても取ることは出来ない。ちなみにその首輪は一応誰でもつけることができるが、その際フェルが苦しそうに見えてウィルフレッドはあまりつけたくない。
万事休すではないかと、手のひらに何とか力を込めようとしているとロープが変に揺れ出した。慌てて上を見るも、上ではルイがひたすら「もう無理だ。見ていられない。俺がウィルを支える」と真っ青になって飛び込もうとしているのをエメリーが「非常に分かりますがそれでもあなたは残って頂かないとならないのです」と相変わらず冷静そうな勢いで留めている。その光景で幾ばくかは気持ちが冷めたものの、今にも手のひらが滑りそうで完全に冷静になどなれそうもない。とりあえず今度は何とか下を窺うと、あろうことかフェルがロープを口に咥え、揺らしているのが見えた。レッドはウィルフレッドから目を離さないようにしているためか、フェルの行動に気づいていない。
「き、貴様……!」
何を、と言いかけたところでとうとう堪えられず、辛うじて手のひらだけでロープをつかんだ状態でウィルフレッドの体は宙ぶらりんとなった。何も考えられなくなったウィルフレッドの耳に、レッドの声が届いた。
「王子……! 手を離してください。俺が絶対支えます!」
途端、ウィルフレッドは手を離していた。下りようとして飛び込んだ訳ではない体は完全にバランスが崩れたまま落下する。だが何かを考える暇もなく、次の瞬間には既にウィルフレッドはレッドの腕の中にいた。
何だよこの高さ、とウィルフレッドが内心引きつっているとレッドが「下りられるのでしたら俺の方に飛び込んでください」と両手を少し広げるようにして上げてきた。
いや何言ってんだよ無理に決まっているだろうが。せめてロープ下ろしてそれ使って下りるもんだろが普通の人間なら。
元魔王としては少々屈辱的な考えではあるが致し方がない。例え魔王の記憶があっても体が全くついていかないという現実を嫌というほど自ら実感してきている。
ウィルフレッドが微妙な顔でそんなことを思っているとエメリーが「ロープをそこの岩にくくりつけて下ろしましょう」と言ってきた。ルイも「そうだな、そうしよう。では待て。この岩だと心許無い。俺の土魔法で繋ぎやすい岩に変えよう」と早速手を岩にかざしている。
とりあえずよく言ったエメリー。
「ふん、頭のいいエメリーが言うなら仕方がないな。その方法で下りてやろう」
「……ウィルフレッド様を受け止めるのがルイ様でないなどと」
「何だ? エメリー、何か言ったか?」
「ロープで繋いていたほうが帰りも安心かと申しました」
「ああ、なるほど」
確かにそうだなとウィルフレッドが頷いていると抱いたままのフェルが「クフン」と鳴いた。
「何だフェル。安心しろ。俺が貴様を懐に入れて下りてやる」
『……。いえ、我が主からのありがたいお言葉ですが私は大丈夫です』
するりとウィルフレッドの腕から抜けたフェルは小さな体のまま歪に飛び込んでしまった。慌てて中を覗き込むとフェルは軽々と下に着地していた。エメリーが眼鏡を押し上げながら「犬だと高いところから下りられないはずですが、なるほど……そういえば魔獣でしたね」と変に納得している。
主人を置いて行くなどと、生意気なしもべめとウィルフレッドは睨みながら下を見る。とはいえさすがにあの小さな体のままではウィルフレッドを乗せて下りる訳にはいかないだろうし、体を大きくするとまず歪の中に入られないだろう。
ルイが形を変え、結びやすくした岩にロープを繋ぐと、とりあえずウィルフレッドは恐る恐る足から下ろしていった。一応しっかりとロープを持った状態で何とか体全体でロープにしがみつけたものの、今更ながらに「そういえばロープで下りたことなど魔王の時代でもなかった」と気づく。それはそうだろう。高い魔力に素晴らしい身体能力のあった魔王はそんな必要に駆られることなどなかった。
ここからどうやって下りていけばいいのだ……。
頭では分かるというのに実際体はどう動けばいいのか把握出来ていない。必死になってロープにしがみついてはいるが、次第に手が痛くなってきた。よく考えなくとも自らの体を支える腕の力など持ち合わせてもいないし足はあまり器用に動かせない。
上ではルイの心配そうな声が聞こえてくる。そして下からは「そのまま手を離しても大丈夫です。俺が受け止めます。俺を信じて」というレッドの声が聞こえてきた。
分かっている。受け止めると言えばレッドは必ず受け止めてくれるだろう。城のキープで子どもの頃からいつもそう言われていて、そしてウィルフレッドは屈辱を感じながらもいつもレッドを信じて飛び込んでいた。だがキープの高さなど目ではない程度にはここから下までは高い。いくらレッドが強靭な体を持ち、器用で俊敏な動きをしていると言っても上から落ちる大人一人を支えられるものなのか。
とはいえそろそろ手が痛くて痺れて堪らない。内心焦りに焦ってきたウィルフレッドはだが下をそっと窺ってハッとなった。
フェルがいるではないか、と気づく。歪に入るには大きすぎる体でもこの中に入ってしまえば問題ない。レッドに首輪を取ってもらい体を大きくしてもらえばクッションになるのではないか。
……いや違う、駄目だ。首輪は俺や兄上たちしか取れない。
宮中でよもやないとは思うがという前提の元、それでも万が一魔獣であるフェルをよからぬ考えで開放させようとする者がいてはならないからとのむしろ側近たちや重臣たちの意見により、首輪には王族しか取ることの出来ない魔法がかけられていた。例えレッドやエメリーのような側近であっても取ることは出来ない。ちなみにその首輪は一応誰でもつけることができるが、その際フェルが苦しそうに見えてウィルフレッドはあまりつけたくない。
万事休すではないかと、手のひらに何とか力を込めようとしているとロープが変に揺れ出した。慌てて上を見るも、上ではルイがひたすら「もう無理だ。見ていられない。俺がウィルを支える」と真っ青になって飛び込もうとしているのをエメリーが「非常に分かりますがそれでもあなたは残って頂かないとならないのです」と相変わらず冷静そうな勢いで留めている。その光景で幾ばくかは気持ちが冷めたものの、今にも手のひらが滑りそうで完全に冷静になどなれそうもない。とりあえず今度は何とか下を窺うと、あろうことかフェルがロープを口に咥え、揺らしているのが見えた。レッドはウィルフレッドから目を離さないようにしているためか、フェルの行動に気づいていない。
「き、貴様……!」
何を、と言いかけたところでとうとう堪えられず、辛うじて手のひらだけでロープをつかんだ状態でウィルフレッドの体は宙ぶらりんとなった。何も考えられなくなったウィルフレッドの耳に、レッドの声が届いた。
「王子……! 手を離してください。俺が絶対支えます!」
途端、ウィルフレッドは手を離していた。下りようとして飛び込んだ訳ではない体は完全にバランスが崩れたまま落下する。だが何かを考える暇もなく、次の瞬間には既にウィルフレッドはレッドの腕の中にいた。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる