61 / 150
61話
しおりを挟む
広くはないこの場所であっても魔物は突然現れたような気がしたが、おそらくは先ほど皆が入ってきたように、魔物もどこからかの歪から入ってきているのかもしれない。この空間は魔物が元々生息していた場所というよりは、どこかと襲われた村周辺を繋ぐパイプみたいなもののようにウィルフレッドには思えた。魔物といえども突然泡のように発生するものではない。生息するにはいくら魔物とはいえあまりにこの場所は無機質過ぎる。誰かがあえてこういった場所で魔法なりなんなりで魔物を生み出しているのなら話は違うかもしれないが、そんなことをする人間など長らく魔王として生きていた頃もあまり聞いたことがない。
「おい気を付けろ! こいつらは上で兄上とエメリーが倒していた魔物同様、石化攻撃をしてくるし毒も放つ。しかも毒は石を砕くほど強烈だ。あともしかしたら火を吹いてくるやもしれん!」
「御意!」
「かしこまりました!」
バジリスクも決して弱い魔物ではないが、レッドとフェルの三人だった時と違いエメリーもいる分、今回はさらに楽に片付けることが出来た。
「ウィルフレッド様が魔物にお詳しいので助かります。攻撃方法や弱点を知っていると有利ですしね」
エメリーの言葉でむしろ普通はあまり魔物について知らないのかと今更ながらにウィルフレッドは気づいた。考えれば今の時代はずいぶん魔物も減った上にほぼ弱い魔物しか生息していないと言われている。ミノタウロスやバジリスクといった、少なくとも国周辺には存在しないはずの魔物をわざわざ知識として取り入れるのはそれこそ術者や学者、あとは変わり者くらいなのかもしれない。
……まさか変わり者と思われているんじゃあないだろうな?
じろりとエメリーを睨み上げるとエメリーは分かっていない様子で首を傾げていた。
気を取り直して魔物がどう現れているかについて自分の考えをウィルフレッドが述べると、エメリーは「確かに」と頷く。レッドはこういった時は求められない限り自分の考えを述べないのでまた黙ったままだ。
とりあえずバジリスクが現れた方へ向かうことにした。そのまま歩いていると何度かまた魔物が出てきたが、それらも難なく倒す。いくつか道が分かれ、とりあえず一つ一つ進んではみたが、来た道と何ら特徴──要は何の特徴もないのだが──に変わりがない。道の先にはウィルフレッドたちが入ってきたような歪があり、様子を窺いつつ何とか這い上がった。高さがあったりと、魔物ならいざ知らず、人間の身ではなかなかに出るのは容易ではない。中から外へは大した力もなく歪は広がる。ただ外へ出てみてもおそらくだが魔物が現れた場所ではないかということが分かっただけだった。結局どこから魔物が現れているのか、何故こんな歪があるのかなど分からないままだ。
どの道も結局は元の場所まで戻ることになった。あえて最後に残した、他の道よりかは多少広めの道を今度は進むと、ようやく他と違い少し広くなっている場所に着いた。相変わらず殺風景な何もない空間だがやたら天井が高い。そして一ヶ所だけぽつんと台座のようなものがあり、その上に禍々しさを感じさせてくる淀んだ赤い石が置かれていた。誰がどう見ても怪しさしかない。取った瞬間、よくないことが起こるとしか思えない。だというのにエメリーが少々興奮したように言ってきた。
「あの石を出来れば持ち帰り調べたいのですが」
「……エメリー、好奇心は猫をも殺すという言葉を知らんのか」
ウィルフレッドが呆れたように睨むも、エメリーは眼鏡を光らせながら見返してきた。
「そんなことで死んでしまった猫は好奇心というより心労が身の毒となった心の弱い猫ですよ。それに普通に考えて侵入者を想定していないはずのこの場所であえてこんなあからさまに怪しいものを置く心理を考えてみてください」
「どうだというのだ」
「分かりません!」
「は?」
「分からないからこそ尚更調べたくなるのではないですか」
「っいいから少し待て!」
頭の変にいい学者肌のやつは何故たまにいっそ馬鹿なのかと言いたくなるようなところがあるのだとウィルフレッドは微妙な気持ちになった。するとレッドがぼそりと告げてくる。
「……王子。エメリーがこうなるともう無駄です」
「は?」
「諦めましょう」
「おい」
「どのみち今の状態では分からないままです」
「……ちっ」
舌打ちをしてウィルフレッドは今まで魔物を倒す以外は大人しかったフェルを見た。視線に気づき、フェルは見上げてくる。
『まあ間違いなく強い魔物が現れるでしょうね』
『エメリーの言うようにここは基本的に侵入者を想定していないはずだろう。なのになぜこんな罠……にしてはあからさま過ぎるがまあ、一応、罠をしかけるのだ』
『一つはまさしくその罠のためでしょうね。これが発動することでここを作ったものは異変に気が付くのではないでしょうか』
『ここに侵入した時点では気づかないのか』
『そんなことをしていたら作った者の神経がすり減っていくらあっても足りませんよ』
『ふん……。で、一つは、ってことは他にもあるのだな』
『多分それは──』
フェルが言いかけている途中で激しい地鳴りがした。見ればエメリーが既に石を取り上げている。
あのクソ馬鹿野郎が……! 犬も出来る「待て」すら出来ないのか……!
文句を言う暇もなく、地面が激しく揺れながらひび割れていった。崩れた岩のような石のような土のような地面がそして中心へと集まっては盛り上がっていく。
「クソ……何で俺がこんなのと対峙せねばならんのだ」
盛り上がりはどんどん高く大きくなっていく。そしてそれは人型とも言えるような状態を形成していく。ゴーレムだ。作った主人の命令だけを忠実に守る泥人形であり、元魔王だろうが現役魔王だろうが作った主人以外が命令しても意味がない。また様々な制約があり、それを守らないとただの狂暴化した危険な存在となる。
「エメリー貴様、あとで覚えてろよ! おい、こいつはゴーレムだ。魔法耐性がそこそこある。……俺がフェルと何とかして動かなくする。だから貴様らはゴーレムをひきつけるためにただひたすら無駄に戦え!」
「かしこまりました!」
「王子! あなたをそんな役目に……」
「レッド煩い。反論はなしだ馬鹿者!」
ウィルフレッドはそんなことを言いながら、大きくなっているフェルの背中に乗った。
『高くジャンプできるか』
『お任せください』
ゴーレムはそれこそ儀式や魔法により作られた巨大な人形のようなものだ。額に真理という意味の「אמת」と書くことで完成し動く。その「א」の文字を消せば、死を意味する「מת」となりゴーレムは一旦壊れる。確かその間に体の中にあるコアを完全に壊してしまえば再生されることもないはずだった。
「おい気を付けろ! こいつらは上で兄上とエメリーが倒していた魔物同様、石化攻撃をしてくるし毒も放つ。しかも毒は石を砕くほど強烈だ。あともしかしたら火を吹いてくるやもしれん!」
「御意!」
「かしこまりました!」
バジリスクも決して弱い魔物ではないが、レッドとフェルの三人だった時と違いエメリーもいる分、今回はさらに楽に片付けることが出来た。
「ウィルフレッド様が魔物にお詳しいので助かります。攻撃方法や弱点を知っていると有利ですしね」
エメリーの言葉でむしろ普通はあまり魔物について知らないのかと今更ながらにウィルフレッドは気づいた。考えれば今の時代はずいぶん魔物も減った上にほぼ弱い魔物しか生息していないと言われている。ミノタウロスやバジリスクといった、少なくとも国周辺には存在しないはずの魔物をわざわざ知識として取り入れるのはそれこそ術者や学者、あとは変わり者くらいなのかもしれない。
……まさか変わり者と思われているんじゃあないだろうな?
じろりとエメリーを睨み上げるとエメリーは分かっていない様子で首を傾げていた。
気を取り直して魔物がどう現れているかについて自分の考えをウィルフレッドが述べると、エメリーは「確かに」と頷く。レッドはこういった時は求められない限り自分の考えを述べないのでまた黙ったままだ。
とりあえずバジリスクが現れた方へ向かうことにした。そのまま歩いていると何度かまた魔物が出てきたが、それらも難なく倒す。いくつか道が分かれ、とりあえず一つ一つ進んではみたが、来た道と何ら特徴──要は何の特徴もないのだが──に変わりがない。道の先にはウィルフレッドたちが入ってきたような歪があり、様子を窺いつつ何とか這い上がった。高さがあったりと、魔物ならいざ知らず、人間の身ではなかなかに出るのは容易ではない。中から外へは大した力もなく歪は広がる。ただ外へ出てみてもおそらくだが魔物が現れた場所ではないかということが分かっただけだった。結局どこから魔物が現れているのか、何故こんな歪があるのかなど分からないままだ。
どの道も結局は元の場所まで戻ることになった。あえて最後に残した、他の道よりかは多少広めの道を今度は進むと、ようやく他と違い少し広くなっている場所に着いた。相変わらず殺風景な何もない空間だがやたら天井が高い。そして一ヶ所だけぽつんと台座のようなものがあり、その上に禍々しさを感じさせてくる淀んだ赤い石が置かれていた。誰がどう見ても怪しさしかない。取った瞬間、よくないことが起こるとしか思えない。だというのにエメリーが少々興奮したように言ってきた。
「あの石を出来れば持ち帰り調べたいのですが」
「……エメリー、好奇心は猫をも殺すという言葉を知らんのか」
ウィルフレッドが呆れたように睨むも、エメリーは眼鏡を光らせながら見返してきた。
「そんなことで死んでしまった猫は好奇心というより心労が身の毒となった心の弱い猫ですよ。それに普通に考えて侵入者を想定していないはずのこの場所であえてこんなあからさまに怪しいものを置く心理を考えてみてください」
「どうだというのだ」
「分かりません!」
「は?」
「分からないからこそ尚更調べたくなるのではないですか」
「っいいから少し待て!」
頭の変にいい学者肌のやつは何故たまにいっそ馬鹿なのかと言いたくなるようなところがあるのだとウィルフレッドは微妙な気持ちになった。するとレッドがぼそりと告げてくる。
「……王子。エメリーがこうなるともう無駄です」
「は?」
「諦めましょう」
「おい」
「どのみち今の状態では分からないままです」
「……ちっ」
舌打ちをしてウィルフレッドは今まで魔物を倒す以外は大人しかったフェルを見た。視線に気づき、フェルは見上げてくる。
『まあ間違いなく強い魔物が現れるでしょうね』
『エメリーの言うようにここは基本的に侵入者を想定していないはずだろう。なのになぜこんな罠……にしてはあからさま過ぎるがまあ、一応、罠をしかけるのだ』
『一つはまさしくその罠のためでしょうね。これが発動することでここを作ったものは異変に気が付くのではないでしょうか』
『ここに侵入した時点では気づかないのか』
『そんなことをしていたら作った者の神経がすり減っていくらあっても足りませんよ』
『ふん……。で、一つは、ってことは他にもあるのだな』
『多分それは──』
フェルが言いかけている途中で激しい地鳴りがした。見ればエメリーが既に石を取り上げている。
あのクソ馬鹿野郎が……! 犬も出来る「待て」すら出来ないのか……!
文句を言う暇もなく、地面が激しく揺れながらひび割れていった。崩れた岩のような石のような土のような地面がそして中心へと集まっては盛り上がっていく。
「クソ……何で俺がこんなのと対峙せねばならんのだ」
盛り上がりはどんどん高く大きくなっていく。そしてそれは人型とも言えるような状態を形成していく。ゴーレムだ。作った主人の命令だけを忠実に守る泥人形であり、元魔王だろうが現役魔王だろうが作った主人以外が命令しても意味がない。また様々な制約があり、それを守らないとただの狂暴化した危険な存在となる。
「エメリー貴様、あとで覚えてろよ! おい、こいつはゴーレムだ。魔法耐性がそこそこある。……俺がフェルと何とかして動かなくする。だから貴様らはゴーレムをひきつけるためにただひたすら無駄に戦え!」
「かしこまりました!」
「王子! あなたをそんな役目に……」
「レッド煩い。反論はなしだ馬鹿者!」
ウィルフレッドはそんなことを言いながら、大きくなっているフェルの背中に乗った。
『高くジャンプできるか』
『お任せください』
ゴーレムはそれこそ儀式や魔法により作られた巨大な人形のようなものだ。額に真理という意味の「אמת」と書くことで完成し動く。その「א」の文字を消せば、死を意味する「מת」となりゴーレムは一旦壊れる。確かその間に体の中にあるコアを完全に壊してしまえば再生されることもないはずだった。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる