71 / 150
71話
しおりを挟む
既に封じられているとはまさか思いもよらなかった。
いくら努力し、鍛えてもちっとも成長しない訳だ。ただでさえどうやら長年封印されていたせいもあって力が削がれているらしいだけでなく発動や発達も遅く、おそらく封じられなくとも結局大した力ではなかったかもしれないとはいえ、封じられていなければせめて多少の成長くらいは見込めたのではないだろうか。
「許さんからな!」
「別に許しなど乞うていない」
「き、さま……! だいたい俺のことは見極めて問題ないと判断したのであろうが! だったら奪った力返せ」
「別に奪ってなどいない。封じただけだ。あと念のために封じたのは見極めようとする前だ」
「その辺の些細なニュアンスはどうでもいい! 返せ!」
「いや、お前にとっては残念かもしれんが、封じたままにさせてもらう」
「はぁっ? 俺は問題ないのだろうっ?」
「魔王だったとわざわざ報告する必要はないとは判断している。だがお前に力を戻した場合にお前がどう変わるかは見極めていないし不明瞭だ。今回はお前が本当に元魔王だったか明確にしたかっただけだと言っているだろうが」
「こんっのクソ石頭……!」
罵ると、クライドは怒るどころかどこか楽しそうに口元を少し緩めてくる。
「ふ……。さすが元魔王。口が悪いな。ただ単に子どもだというだけでなく魔王だからこその口と性格の悪さという訳か。とても納得させてもらった。……だいたい何故力が必要だ? 何に使いたい。先ほど口にした国を征服するためか。それとも国を守るためか? お前の仕事は国璽尚書だ。書類を管理し、頭を使うどこに封じた力がいる?」
本当にイライラさせられる。
確かに力を使いたいのは国を征服するためだ。
そう言えばせっかく問題なしと判断しているクライドが「危険あり」と判断し、ウィルフレッドの正体をばらされてしまうかもしれない。最悪力を封じられるどころかウィルフレッド自身を封じられてしまうかもしれない。
「……今回の出来事でも分かるだろうが。力がないよりあったほうが国を守りやすい」
「魔力や筋力などで国を守る仕事は他の者がいるだろう。お前の仕事は頭と知識を使うこと。何か間違っているか?」
本当にイライラさせられる。
ただ、上手い反論が思いつかなかった。下手なことを言えば野心を見透かされてしまうかもしれない。ウィルフレッドは仕方なく黙った。
「どのみち私が封じた力など些細なものだ。戻したところで大した違いはない」
「っち」
「かもしれない」
「は?」
「当時お前の器は大したものではなかった。だが今のお前は日々努力だけはしている」
「だけは、が余計だろうが」
「その場合」
「無視かよ」
「大したものではなかった力を戻した際に、積み重ねたものが反応してもしかしたら多少なりとも大きな力となる可能性もなきにしもあらず」
なきにしもあらず──ないとは限らない。少しはあるという意味だ。あまり望みが感じられない。ウィルフレッドは微妙な顔をクライドに向けた。
「そういえば……お前も飲むか?」
見ているとクライドがふと気づいたかのように聞いてくる。
「……聞くのが遅い。どのみちいらん。俺は酒を口にしないことにしている」
「ああ、なるほど。今のお前は酒にも弱いのだな」
またほんの少し楽しそうに口元を緩められた。
「煩い! しかも、にも、とは何だ! 違うぞ。口にしないのはお前の言うように頭を使う仕事をしているのだ、いつだって頭を明瞭にしておくためにだな」
「まあ、どうでもいいことだ」
ほんっとうに、イライラ、させられる。
「それよりもその魔獣についてだが」
いくら飲んでもちっとも変わらない様子のクライドがちらりとフェルを見てきた。
「貴様は何の脈絡もなしにいきなり話題が変わるな。コミュニケーション力に弊害でもあるのではないのか?」
「言葉を話せるのではないのか」
「無視かよ。……というか何故、そう思った」
「元魔王とはいえ、今のお前はまだ今の世界を完全に把握しきってはいないだろうし、そもそも魔力もない。だというのに妙にその魔獣を上手く扱い、そして歪を発見したりもしている。まあ、状況証拠とでも言えばいいか?」
クライドは淡々と述べてきた。ウィルフレッドはフェルを抱き寄せることで間を誤魔化し、フェルに話しかけた。
『否定したほうがよいだろうか』
『それはウィルフレッド様に任せます。ただ、クライドはあなたの正体を知る者。その上で一応今は味方でもあります』
『力を返さないのにか』
『返して万が一あなたに魔王としての片鱗が現れた場合、この者ならおそらく躊躇せずまたあなたを封印するでしょうね。私がついておりますし、今は力に関してはまだ様子を窺う方向でいいのでは』
『……っち』
「クライド。貴様の察しのとおり、フェルは俺と意思疎通が可能だ。それは俺が元魔王だからかもしれないし、誰でも可能かもしれん。それは知らん」
おそらく普通の人間に対しても話せる可能性は高いだろうがあえてウィルフレッドがそう言うと、クライドは少し首を傾けた後にまたフェルを見た。
「……フェル。薬の効きはどうだ」
「おかげ様で大きくならんな。あと薬単品はクソ不味い。肉味にしろ」
「……話せるようだな」
なんて会話だよ。
ウィルフレッドは微妙な顔をした後にクライドを軽く睨む。
「貴様はどのみちとてつもない魔力の持ち主だろうが。普通の人間だと知らんからな?」
「この辺にいる者で確認するつもりはない。今はこれで十分だ。ではそろそろ眠るとしよう」
「……貴様はうっかり殺したいほどマイペースだな」
「うっかりで殺されては堪らんが、な。いいからお前も寝ろ。明日は歪を見に行く」
眠ることに関しては特に反抗する理由もない、とウィルフレッドは頷いた。だが寝所のスペースは一つしか見当たらない。
「貴様はこの中のどこで寝るのだ」
「そこだが」
「そこは俺が使うに決まっているだろう」
「私も使う。何か問題でもあるのか?」
「何故俺が貴様と共に眠らねばならんのだ!」
「この時期はそろそろ、特に明け方は相当冷える。お前はガタガタ震えて結局寝不足のまま調査に付き合うほうがいいのか」
「お前はほんっとうに忌々しいやつだな!」
「元魔王にそう言っていただき光栄の極みだ」
光栄そうな様子が微塵も感じられない様子、というかむしろ鼻で笑ったのをウィルフレッドは見逃していない。だが結局仕方ないとクライドの横で眠った。フェルも同じくウィルフレッドの側で眠る。そのままウィルフレッドは朝までぐっすりだった。
いくら努力し、鍛えてもちっとも成長しない訳だ。ただでさえどうやら長年封印されていたせいもあって力が削がれているらしいだけでなく発動や発達も遅く、おそらく封じられなくとも結局大した力ではなかったかもしれないとはいえ、封じられていなければせめて多少の成長くらいは見込めたのではないだろうか。
「許さんからな!」
「別に許しなど乞うていない」
「き、さま……! だいたい俺のことは見極めて問題ないと判断したのであろうが! だったら奪った力返せ」
「別に奪ってなどいない。封じただけだ。あと念のために封じたのは見極めようとする前だ」
「その辺の些細なニュアンスはどうでもいい! 返せ!」
「いや、お前にとっては残念かもしれんが、封じたままにさせてもらう」
「はぁっ? 俺は問題ないのだろうっ?」
「魔王だったとわざわざ報告する必要はないとは判断している。だがお前に力を戻した場合にお前がどう変わるかは見極めていないし不明瞭だ。今回はお前が本当に元魔王だったか明確にしたかっただけだと言っているだろうが」
「こんっのクソ石頭……!」
罵ると、クライドは怒るどころかどこか楽しそうに口元を少し緩めてくる。
「ふ……。さすが元魔王。口が悪いな。ただ単に子どもだというだけでなく魔王だからこその口と性格の悪さという訳か。とても納得させてもらった。……だいたい何故力が必要だ? 何に使いたい。先ほど口にした国を征服するためか。それとも国を守るためか? お前の仕事は国璽尚書だ。書類を管理し、頭を使うどこに封じた力がいる?」
本当にイライラさせられる。
確かに力を使いたいのは国を征服するためだ。
そう言えばせっかく問題なしと判断しているクライドが「危険あり」と判断し、ウィルフレッドの正体をばらされてしまうかもしれない。最悪力を封じられるどころかウィルフレッド自身を封じられてしまうかもしれない。
「……今回の出来事でも分かるだろうが。力がないよりあったほうが国を守りやすい」
「魔力や筋力などで国を守る仕事は他の者がいるだろう。お前の仕事は頭と知識を使うこと。何か間違っているか?」
本当にイライラさせられる。
ただ、上手い反論が思いつかなかった。下手なことを言えば野心を見透かされてしまうかもしれない。ウィルフレッドは仕方なく黙った。
「どのみち私が封じた力など些細なものだ。戻したところで大した違いはない」
「っち」
「かもしれない」
「は?」
「当時お前の器は大したものではなかった。だが今のお前は日々努力だけはしている」
「だけは、が余計だろうが」
「その場合」
「無視かよ」
「大したものではなかった力を戻した際に、積み重ねたものが反応してもしかしたら多少なりとも大きな力となる可能性もなきにしもあらず」
なきにしもあらず──ないとは限らない。少しはあるという意味だ。あまり望みが感じられない。ウィルフレッドは微妙な顔をクライドに向けた。
「そういえば……お前も飲むか?」
見ているとクライドがふと気づいたかのように聞いてくる。
「……聞くのが遅い。どのみちいらん。俺は酒を口にしないことにしている」
「ああ、なるほど。今のお前は酒にも弱いのだな」
またほんの少し楽しそうに口元を緩められた。
「煩い! しかも、にも、とは何だ! 違うぞ。口にしないのはお前の言うように頭を使う仕事をしているのだ、いつだって頭を明瞭にしておくためにだな」
「まあ、どうでもいいことだ」
ほんっとうに、イライラ、させられる。
「それよりもその魔獣についてだが」
いくら飲んでもちっとも変わらない様子のクライドがちらりとフェルを見てきた。
「貴様は何の脈絡もなしにいきなり話題が変わるな。コミュニケーション力に弊害でもあるのではないのか?」
「言葉を話せるのではないのか」
「無視かよ。……というか何故、そう思った」
「元魔王とはいえ、今のお前はまだ今の世界を完全に把握しきってはいないだろうし、そもそも魔力もない。だというのに妙にその魔獣を上手く扱い、そして歪を発見したりもしている。まあ、状況証拠とでも言えばいいか?」
クライドは淡々と述べてきた。ウィルフレッドはフェルを抱き寄せることで間を誤魔化し、フェルに話しかけた。
『否定したほうがよいだろうか』
『それはウィルフレッド様に任せます。ただ、クライドはあなたの正体を知る者。その上で一応今は味方でもあります』
『力を返さないのにか』
『返して万が一あなたに魔王としての片鱗が現れた場合、この者ならおそらく躊躇せずまたあなたを封印するでしょうね。私がついておりますし、今は力に関してはまだ様子を窺う方向でいいのでは』
『……っち』
「クライド。貴様の察しのとおり、フェルは俺と意思疎通が可能だ。それは俺が元魔王だからかもしれないし、誰でも可能かもしれん。それは知らん」
おそらく普通の人間に対しても話せる可能性は高いだろうがあえてウィルフレッドがそう言うと、クライドは少し首を傾けた後にまたフェルを見た。
「……フェル。薬の効きはどうだ」
「おかげ様で大きくならんな。あと薬単品はクソ不味い。肉味にしろ」
「……話せるようだな」
なんて会話だよ。
ウィルフレッドは微妙な顔をした後にクライドを軽く睨む。
「貴様はどのみちとてつもない魔力の持ち主だろうが。普通の人間だと知らんからな?」
「この辺にいる者で確認するつもりはない。今はこれで十分だ。ではそろそろ眠るとしよう」
「……貴様はうっかり殺したいほどマイペースだな」
「うっかりで殺されては堪らんが、な。いいからお前も寝ろ。明日は歪を見に行く」
眠ることに関しては特に反抗する理由もない、とウィルフレッドは頷いた。だが寝所のスペースは一つしか見当たらない。
「貴様はこの中のどこで寝るのだ」
「そこだが」
「そこは俺が使うに決まっているだろう」
「私も使う。何か問題でもあるのか?」
「何故俺が貴様と共に眠らねばならんのだ!」
「この時期はそろそろ、特に明け方は相当冷える。お前はガタガタ震えて結局寝不足のまま調査に付き合うほうがいいのか」
「お前はほんっとうに忌々しいやつだな!」
「元魔王にそう言っていただき光栄の極みだ」
光栄そうな様子が微塵も感じられない様子、というかむしろ鼻で笑ったのをウィルフレッドは見逃していない。だが結局仕方ないとクライドの横で眠った。フェルも同じくウィルフレッドの側で眠る。そのままウィルフレッドは朝までぐっすりだった。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる